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Yamagata Tour (その1)〜 L'atelier de Charlotte

弘前から仙台まで高速バスで約4時間20分。
12時には仙台駅前に到着するはずだったのに、仙台市内付近で事故があり、トンネル内は大渋滞。仙台駅に隣接しているホテルメトロポリタンのロビーで待ち合わせている Rimbeauさん に、「ちょっと遅れます」とメール。バスターミナルに着いたのが12時30過ぎ。ようやく落ち合った我々、シャルロット・サミットの参加者一行は、高速バスに揺られて約1時間10分に山形市内に到着しました。
シャルロット・サミットの会場は、山形駅から歩いて5分ほどの場所にある『しゃるろっと工房』という名のフレンチ・レストラン。
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ラトリエ・ドゥ・シャルロット 
山形県山形市香澄町2-8-1 フォーラム1F


Yamagata Tour (その1)〜 L\'atelier de Charlotte  _b0069502_19115246.jpg"Charlotte"(シャルロット)という名前にピンと来た人もいると思いますが、これはフランスの映画女優、シャルロット・ゲンズブールのこと。
85年に公開された少女映画の大古典ともいうべき『なまいきシャルロット』のヒロインとして日本でも知られていますね。
オーナーシェフ、斉藤さんは自分が愛してやまないシャルロットからお店の名前を取り、ミニ・シャルロット博物館とでもいうべきフランス料理店を経営しています。

Yamagata Tour (その1)〜 L\'atelier de Charlotte  _b0069502_19243851.jpg店内に入ると、真っ先に目に入るのがこの超特大ポスター。
ソフィー・マルソーの『ラ・ブーム』と並んでフランス少女映画の金字塔的存在である『なまいきシャルロット』。原題は"L'effonteé"(厚かましい、無礼な、という意味)なんですね。
いまや2児の母親となり、中堅女優、そして歌手として活動しているシャルロットですが、ファンの心には未だにこの当時の彼女が住んでいるのではないでしょうか?「やっぱりシャルロットと言えば、コレでしょ!」という感じ?
実は恥ずかしながら私、未だにこの「なまシャル」をちゃんと観たことなかったのです。衛星放送の映画劇場でオンエアされたのは観たものの、途中からだったので話の粗筋はわかりますが、前半の部分とか知らないところがあって、気にはなっていたのです。で、今回のシャルロット・サミットで昨年のバーキン・オフ以来1年振りに再会するRimbeauさんにリクエストしてしまいました。
Rimbeauさん、コ*ーありがとう!

Yamagata Tour (その1)〜 L\'atelier de Charlotte  _b0069502_1913045.jpg店内にはいたるところにシャルロットの写真があって、ご両親であるジェーン・バーキンやゲンズブールの姿も。それ以外にもフランス関連のポスターや映画のチラシ、そしてCDがギャラリーのように展示されてあって、まさにシャルロット好き、おフランス好き、映画好き、音楽好きにはたまらない宝石箱のような空間。誰かに自慢したいような誰にも教えたくないような隠れ家的なお店なのです。

これまた大きなCDラック。フルコースの料理を待ちながら会話に興じつつも、ついつい目を走らせてしまう。その度に「あ、あの映画のサントラもあったんだ!」と新しい発見があったり。CDジャケットって、並べて見ると結構パワーがあって、ずっと眺めてても飽きないんですよね。
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ここはトイレです。カメラに収まりきれなかったので、いまひとつわかりにくいかと思いますが、あらゆる素敵なモノで溢れてます。小粋なオブジェや写真、本、チラシ...。
トイレであることを忘れてしまいそうな小部屋。自分の部屋のご不浄は純粋に用事を足す為だけの場所であるので、「自分家のトイレはまさにこんな感じだった」という斉藤さんの感性に脱帽。
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厨房は奥まったところにあって、テーブルからは見えないものだと想像してましたが、ご覧のとおり、カウンターに座れば、シェフの包丁さばきをライブで眺めることが出来ます。このカウンターにもお手製のシャルロットコースターがずら〜っと貼られていたり、冷蔵庫にも何気なくゲンズブールの切り抜きが貼っていたりとても粋。どこから見られてもサマになるように、ということを意識してるなぁ、と感じました。私はちょうどカウンター側に背を向けていたのであまりよく見なかったのですが、向かい側に座っていたRimbeauさんは必殺料理人、斉藤さんの姿を眺めていました。狭い厨房の中を非常にきびきびと手際よく動き回っておりました。
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今回、このしゃる城でサミットをするきっかけとなったのは1年前に遡る、渋谷オーチャードホールでのジェーン・バーキンのコンサートのためのオフ会。
オフ会集合場所になったのはBunkamuraの地下にあるカフェ、ドゥ・マゴ。ミレーヌ関連で何年も前からネット上でつながりのあったRimbeauさんや丼ちゃんと遂に感動のご対面を果たした場所でもあるのですが、その中の参加者に山形でフレンチ・レストランを経営しているという斉藤さんがいました。私は斉藤さんとほとんどお話することはなかったのですが、Rimbeauさんが交流を深めておりまして、「山形のしゃる城で晩餐会をしよう!」プロジェクトが発足しました。
今回の山形オフ・シャルロット・サミットに参加したのは Rimbeauさん、hiroさん、わん吉さん、そして私の4名でした。
hiroさんは今年の春からブログを始めたばかりだそうですが、7月に京都でのオフお茶会に参加したのを機に何度かRimbeauさんとお会いしているようです。映画や舞台、そして旅の話題を中心にブログを書かれていますが、実際にお会いして見ると、お洒落でありながら、人当たりのいいほんわかとした人でRimbeauさんととても気が合うようでした。まるで学生時代からの友達同士のようで見ていて微笑ましかったです。
一年ぶりにお会いするRimbeauさん。最近は写真や自作の動画をご自分のブログに載せているので、久しぶりに会った、という感覚はなかったのですが、もともと痩せ形だったのが更にスリムになってびっくりしました。最近、一人暮らしを始めて痩せた、とブログに書かれていましたが、まるでダンサーみたいになっていました。相変わらずお茶目な愛されキャラで、お会いして癒されました。
もう一方のわん吉さんですが、ブログのコメントや掲示板で書き込みされたのも見たことがないので、私は全く存じ上げない方でした。秋田市の方でシャンソン愛好会なるものに所属しているそうですが、最近あまり顔を出してないとか。

この日のラトリエ・ドゥ・シャルロットは予約で埋まってしまい、お店に入れなかった方もいました。シェフの斉藤さんと給仕の女性一人で非常に忙しそうに立ち回っていて、しばらくはお話するどころではありませんでしたが、趣向を凝らした前菜、見た目よりボリュームがあって食べ応えのあるメインデッシュに舌鼓を打ちました。
料理のことはあまり詳しくないのでRimbeauさんのように解説出来ないのですが、自分が一番驚いたのがベーコンの汁から作ったという白いブランマンジェが人参スープに浸っているという一品。「この白くてフワフワしたものがベーコン?」と不思議に思いましたが、口にしてみると確かにベーコン味。冷たいブランマンジェが温かい人参スープに溶けかかっているというもの不思議な味わいでした。あと、ちょっと意外に思ったのが、パスタが出て来たこと。「フレンチにパスタ?」と思いましたが、「斉藤さんのパスタが食べたい!」というRim坊ちゃまの思いが届いたのかも。
前半戦は「まだまだイケる!」と余裕綽々でしたが、メインの前にこのパスタの登場にちょっと情勢が変わりました。でもパスタ好きなので得した気分です。

Rimbeauさん 前菜攻撃!!!

そして、そして...。これはRimbeauさんが特別にオーダーしたもの。
何だと思いますか?
カエルですヨ、カエル!! ケロケロ。
フランス料理にあるのは知ってましたが、フランス人でも敬遠する人は敬遠します。ほんのちょっぴりもらって食べてみました。筋肉の繊維みたいなものが鶏肉みたい。これが両生類のお肉だなんて不思議な触感です。
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前菜、そしてメインディッシュに続いて更に圧巻だったのがデザート攻撃。エスプリ ド ヤマガタ(ココナッツ・ミルクプリンの上にレンズ豆がのっかったもの)で本日の晩餐会終了、と思ったら、次にデザート各種が載ったプレートが。おいおい、サービスし過ぎでないかい?と思いつつも食い意地のはった私はペロリと完食。
「世は満足じゃ」とお腹をさすっているところに、「赤い風船も行きますか?」と斉藤さんが聞いて来て、下の写真にあるプレートが我々の前に。正面にパリのエッフェル塔、わかりますか?ここまで作り込まれると食べるのが勿体ないぐらいなのですが、さすがにお腹いっぱいになってしまって残ってしまいました。
うぅうう、ごめんなさい...。
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ディナータイムは21時までだったのに、結局23時過ぎまで居座ってしまった私たち。シャルロットの思い入れが詰まった希有な存在のレストランですが、地元客のほとんどは女優シャルロット・ゲンズブールのことを知らなくて「この人誰なんですか?」とかシェフはロリコンでは?と誤解されそうになることもあるとか。
「彼女の価値をわかって欲しいよね」と言っていたのが印象に残りました。
それでも、ローカルの雑誌やテレビで紹介され、地元では気の利いたお洒落なスポットとして定着しているようです。弘前にもフレンチ系のレストランはいくつかありますが、このようにシャルロットや映画などテーマにこだわった、ある意味マニアックなレストランはないので、残念です。
斉藤さん、素敵なお土産もありがとうございます。お菓子は食べるのが勿体なかったけれど、形が崩れてしまわないうちに慌てて汽車の中で食べました。

HP
南欧料理 ラトリエ・ドゥ・シャルロット

シェフ 斉藤さんのブログ
シャルロットの日記帳 〜魚のような風になる
Commented by myleneky at 2008-11-23 15:24 x
ノーコメント

エー 何と書き出したら良いのか判らないので ノーコメントでした
はじめまして オーナーから、こちらにコメント入れるように指示がありましたので、コメント入れました

myleneに絡んだ時にまた乱入します 
ウーン 今回は書き込みしないほうがよかったかな ?

PS
カエルは一度 食べてみたいです
Commented by marikzio at 2008-11-24 21:18
mylenekyさん、こんばんは。そしてコメントありがとうございます。

>ウーン 今回は書き込みしないほうがよかったかな ?

そんなことないですよ。コメントは気軽にコミュニケーションが取れるツールですから。
Mylene関連でまた書き込んでみてくださいな。

mylenekyさんはカエルにご興味があるんですか?
私は触るのも嫌なので、一口食べるのも一大決心でした。
Commented by myleneky at 2008-11-24 23:16 x
こんばんは
気軽にコミュニケーションが取れる,ので照れずに書いてみます
そうです カエルに興味あります
skypの画像がカエル(名前:ケロロオヤジ)になってるので、チョットしたカエルブームです・・・ケロケロ

ところで全然marikzioサンに、関係ない話ですね 御免なさい
ねにせ得意技は、人のふんどしで相撲を取る事ですから

今度はもっとフレンチ全般の勉強してからコメントしたいです
Commented by myleneky at 2008-11-24 23:43 x
勉強してきました

ニキータは、子供の時カエルの物真似が得意だった・・・ケロケロ

Commented by シャル at 2008-11-25 12:48 x
marikzioさん こんにちは
随分と長い文章と長い道のりからのご来店ありがとうございました。
それにしても短い時間でしたが楽しかったですね
皆さんとお会いして同じ匂いを感じましたし、あらためて心はひとつと思った次第です。
これからもよろしくお願いいたします。
これも何かの縁、私のブログに勝手ながらリンクを貼らさせてもらいました。
Commented by hiro at 2008-11-25 22:53 x
marikzioさん、こんばんは。
あれからもう1週間が過ぎたんですね。私は旅の疲れ、PCはトラブル続きと私の周りはすべて不調でございます(笑)Rimbeauさんとは出会った時からお互い笑顔で、ご指摘のように昔からの友達のような感覚(私だけ?)で、わずか4ヶ月で数えること(旅行も入れて)もう8回は会ってます。Rimbeauさんは私と皆さんとのかすがい的な存在です。斉藤さんの料理、私は一眼レフで撮影したのに皆さんの方が綺麗に撮れているのは何故? フラッシュがキツすぎて少し白飛びしてます。
Commented by marikzio at 2008-11-26 21:39
シャルさん、リンクありがとうございます☆
こちらも記事には貼らせて頂きましたが、改めてバーにリンクさせて頂きました。
一期一会という言葉がありますが、シャルさんやRimbeauさんとは1度ならず2度顔を合わせた、というのは私的に喜ばしいことです。
クリスマス・シーズン、うれしい悲鳴な反面、体力勝負ですね。
シャルさんのお体もミキシングマシーンも壊れないようお祈りしています。それと、生シャルロットにも遭遇出来ますように...!
Commented by marikzio at 2008-11-26 21:46
hiroさん、先日はありがとうございます。
体調とPCは回復されたでしょうか?
ラ・フランスは美味しく頂けましたか?
私の写真、いつも同じ角度で単純だなぁと反省。ついつい食い意地が張って撮影がおそろかになってしまいました。
またいつか皆さんで映画の話などに興じたいものです♪
by marikzio | 2008-11-22 22:44 | いや〜ん、VACANCE | Comments(8)

marikzio=mahのブログにようこそ。私の好きな音楽や映画を紹介しています。


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