恐怖の怪人ペイルマン
2007年 10月 09日
レビューを書こうと思っていますが、なかなか時間がないので、レビューの予告編的?投稿です。
『パンズ・ラビリンス』には山羊の角と下半身を持った奇怪な姿をした牧羊神パンを初め、人間の形をした球根マンドラゴラなど、幻想的キャラが登場するのですが、その中でも極めつけにグロテスクなのがこいつです。
たるんだ全身の皮膚、溶けたようにつるんとして目玉のない顔面など、不気味なこと、このうえありません。こんなのが追いかけて来たら...、ゾォ〜〜〜。
現実世界に生きるヒロインが牧羊神パンに「あなたは魔法の国のプリンセスの生まれ変わりかも知れない」とたぶらかされ、「王国に帰るためには満月の夜までに乗り越えなければならない3つの試練がある」と言われ、課せられた2つ目のミッションを遂行する場面に、このペイルマンが登場します。
パンから手渡された白いチョークで壁に扉を描くと、それは"どこでもドア"のように別世界へとつながる。その世界には豪華な食卓があって、目のない化け物がテーブルについています。それをスルーして、秘密の金庫からあるものを持って来なくてはいけないのですが、「テーブルに並んでいるご馳走や飲み物は一切口にしてはならない」と言われていたにもかかわらず、少女は誘惑にかられて葡萄を口にしてしまうのですね。
Child Eating Pale Man from Pan's Labyrinth
この女の子がつまみ食いなんかしなかったら、妖精ちゃんも犠牲になることなく無事に帰れたかも知れないのに、と思うとマジで腹が立ったのですが、こんな強烈キャラを用意しておきながら、何事もなく済まされるハズがありませんよね。このペイルマン、子どもが大好物のようです。このキャラには元ネタがあるに違いない、と思い「怪物ペイルマン」でググッてみましたが、特に何も出て来ませんでした。
この場面、劇場で観た時はほんと怖かったのですが、こうして冷静に見てみると、老人みたいなヨタヨタした歩き方とか結構コミカルで笑えます。
特製"ペイルマン・ストラップ"もあります。おひとつ、どうどす?
と、いうわけで『パンズ・ラビリンス』レビューをお楽しみに。
ジュディ・ディンチ+ケイト・ブランシェットの『あるスキャンダルの覚え書き』も準備中です。
『パンズ・ラビリンス』映画レビュー
『あるスキャンダルの覚え書き』映画レビュー
『バンズ ラビリス』は只今こちら大阪では上映中ですが私の中では切ってしまった作品です。
興味を持った作品ではあったのですが、ようような条件で切ってしまうんですよね。
場所、時間、日程・・・。
『あるスキャンダルの覚え書き』は観ました。
私の好きな部類の映画でした。ああいうオチも大好き。
marikzioさん、楽しみに待ってますねぇ~!
>興味を持った作品ではあったのですが、ようような条件で切ってしまう>んですよね。
>場所、時間、日程・・・。
確かに、ある程度の条件がそろわないと見送ってしまう映画ありますよね。私も最近、バンデラスの「レッスン」をようような条件で切りました。
見られても「なんかイマイチ」という作品もありますけどね。
でも、「パンズ・ラビリンス」は観ないと勿体ないですよ。もしご都合がつきましたら是非!
「あるスキャンダル...」面白かったけど、あのヒロイン、重すぎませんか?
「私は男に触れられたことがない」という台詞は強烈でした...。
>「私は男に触れられたことがない」・・・私はありますよ。
あっ深い意味のじゃありません(爆!)。
映画は年々質が落ちていってますね。
なんかこう○曜サスペンス劇場のノリじゃ困るワケですよ。
家で適当にカウチポテト状態でいいじゃん!みたいなのは。
私の最新版大ヒットはリメイク映画『ウィッカーマン』です。
これは今年1~2番の映画かも。
あのぉ~観に行ったはいいが、何これ?はイヤですよね。
中にはどれって言いませんけど宣伝でかえって犯人バレバレの映画なんかも。
だけどそういう場合、演技が楽しみな役者さんに気持ちを集中すれば良いワケで・・・なんらか糧にして映画を楽しんでます。
公式サイト見たら面白そうでした。
かるろす まこうさんも幅広く映画ご覧になってますね。
縁あって見ることが出来た映画のなかにも"外れ"って、時々ありますが、そのハズレ映画を特集して取り上げるのもある意味一興かも知れませんわ。