グィド・クレパクスの『O嬢の物語』
2007年 05月 23日
今年は作者ポーリーヌ・レアージュことドミニク・オーリ女史の生誕100年目に当たるのだそうです。その極限とも言えるエロス的世界を、イタリアン・エロティック・コミックの巨匠であるグィド・クレパクス(1933〜2003)がコミック化させ、これまた氏の代表作となっているのがこれです。
『O嬢の物語1』
『O嬢の物語2』
これは96年にトレヴィルから出版され、絶版となっていた日本語版の再編集版。
装丁も変わり、監訳者・巌谷國士の新原稿を加え、クレパクス追悼資料・図版を補遺として収録しているそうです。全2巻。
いかにもヨーロッパらしい、濃度の高い画風ですね。コミックとしてだけでなく、美術作品としても評価できる質だと思います。でも、このフクロウさん怖すぎ〜!!!
さすがの私もこれには手が出ません。
すぐに入手困難になると思うので、ご興味ある方はお早めに。
エディシォン・トレヴィルによる内容プレビュー
ここまでマニアではありません。
『エマニエル夫人』であるとか『マダム・クロード』『ビリティス』『シビルの部屋』、はたまた『愛の妖精 アニー・ベル』など、あの頃はエロもの大流行でしたよね?
私が知らないだけかもしれませんが、こういうソフト・ポルノっていうべきかアート・ポルノっていうべきなのか・・・作られてないんでしょうか?
未公開ビデオで馬鹿馬鹿しそうなエロものは目に入るのですが興味をひきそうなのがないようです。
ああいう映画が普通の映画館であったのも一時期の流行でしかなかったのでしょうか?
まあ大人になった今、‘過激な描写がある’っていう宣伝があると、あんた普段、映画館なんか足運ばんやろというオッサンと一緒になるなんて御免ですけどね(笑)。
絵は、もちろん素敵です。
確かに今は、子供の頃話題になったようなお色気映画って見かけないですね。70年代から80年代初頭って、エロ映画を見に行くことが、恥ずかしいけど、どこか心トキメく時代だったんでしょうね。
観るのには若すぎました。
『エマニエル夫人』はTVで何とか観ましたけど、
『O嬢の物語』となるとちょっとぉ~家族の目が、トホホ・・・。
あそこまで行くと、TV放送は真夜中だったでしょうか?
なぜかケーブルTVでもやってくれません。
PS.全然関係ないですけど『レガシー』観たいです。
目隠し&手首を縛られた女の人の写真が怖過ぎたのです。あと、かなり後にネットで読んだレビューで「『エマニエル夫人』の監督が2匹目のどじょうを狙った駄作」と書かれていたのを見て、余計見る気がしなかったんですね。
『エマニエル夫』もそんなに面白いと思わなかったので。今、You Tubeで見ると、結構おしゃれな映像なんですけどね。
『レガシー』という映画は知りませんでしたが、70年代のホラー映画なんですね。なかなか面白そうです。
久しぶりに時間が出来たので色々と徘徊していたら、
なんとも衝撃的・刺激的な画像がっっっ( ̄□ ̄;)。
Rimbeauさんのところの「團十郎さん」にも度肝を抜かれましたが、
marikzioさんの「O嬢…」もなかなか。。。
フクロウが夢に出てきてウナされてしまいそうですよ…(;o;)。。。
相変わらず、おバカな記事ですみません。私は『O嬢の物語』って言うと、澁澤氏訳による小説なんですが、映画を思い浮かべる人、結構多いみたいですよ。Jadeさんはご存知でしたか?
私はパリにあるアングラな博物館でフクロウのお面をかぶったボンテージ姿のマネキンを見て来ました。このブログにもかなり前にアップしてますけど...。