Gregory Lemarchal が逝く
2007年 05月 02日
フランスのリアリティー番組『スター・アカデミー4』の優勝者、グレゴリー・ルマルシャル君が4月30日、嚢胞性線維症で亡くなったことを今日知りました。5月13日の誕生日を目前にして、まだ23歳の若さでした。
当ブログでも、彼の記事を書いてます。
Gregory Lemarchal "Je Deviens Moi"
グレゴリーはスタアカ4代目チャンピオン。好感の持てる爽やかなキャラクターと抜群の歌唱力で順調に票を伸ばし、男性としては初の勝利者となる。大手レーベルと契約し、人気作家マルク・レーヴィのテキストで、大物プロデューサーが手がけたデビュー・アルバム "Je Deviens Moi"は、首位を走っていた大御所ミレーヌ・ファルメールの"Avant Que L'Ombre..."を蹴落として、初登場1位をマーク。
数ヶ月で国民的アイドルに成長するも、どこか芸能界に馴染みきれないようなイモっぽさの残るグレゴリー。今風のアップテンポな楽曲よりも、おじさん風味のバラードの方がしっくり来るような古風さ。しかし、インタビューで語る時の目の輝き、安定した語り口にスターとしての器を見ていただけに、この訃報はショッキングでした。
嚢胞性線維症は遺伝性の難病。特定の分泌腺に異常な分泌物が産生し、それによって組織や器官、特に肺や消化官が損傷を受けることによって死に至ることの多い病気です。日本人には稀ですが、白人の発生率が高いそうです。医療の発達により、寿命が伸びて来たと言っても、30代ということだそうです。
グレゴリーは生後20ヶ月の時に発症したらしく、幼少の頃から重い病気を抱えていたわけですが、歌手になりたいという思いを捨てずに、12歳の頃からオーディション番組に参加し続けました。そして、ついにスタアカで夢を実現させるのですね。感激で崩れる彼の泣き顔が印象的です。まさに感無量、というところでしょうか?
You Tube Victoire de gregory lemarchal
Vido Clips
Ecris l'historie
これがデビュー・シングル?
いかにも初々しい佇まいで健気に歌ってますが、自分はこの曲が一番好きです。
A corps perdu
大病を抱えていたのに、よくもこんな声が出たもんだ。まさに奇跡、天使の歌声。
je suis en vie
アイドル路線で熱唱。
Et Maintenant
スタジオでは、こんな渋い曲を歌うことが多かったみたいです。
えらい迫力。拳振り上げてます。
なんと、あのエレーヌ・セガラと歌ってます。
しかし、ちょっとイマイチかも。グレゴリー君、キーが非常につらそうなのです。
Rien N'est Comme Avant
スタアカ初代チャンピオン、Jeniferとの共演。
Donne-moi le temps
彼のリリース作品は、デビュー・アルバム"Je Deviens Moi"と ライブDVD "Olympia 06"。TF1はグレゴリーの特別追悼番組を放映するみたいです。
まさに地上に降りた天使だったグレゴリー。天国でも、あの素晴らしい歌声を響かせて欲しいものです。合掌。
悲しいことですよね・・・。23歳の若さで・・・。
難病を抱えながらも、気高く歌に捧げて・・・。天国でも天使の歌声を思う存分披露していることでしょうね。
グレゴリー君もあっという間に有名になって、ツアーやって、何だかなぁと思ってたのですが、彼の場合残された時間も短かったことを思えば、短いなりに精一杯生き抜いたよ、と胸が熱くなります。
ビデオ観てると、「この人のどこが病気なの?」と首を傾げたくなるぐらい生き生きしてますよね。
折角、私の記事を見つけて頂いたのに、ショッキングな内容ですみません。
でも、グレゴリー君、素敵ですよね。
天国にいる彼もきっと喜んでますよ。フランスでは未発表曲を収めたアルバムも発売されたようですが、日本で買うのは難しいでしょうねぇ。
私も今日グレゴリー君のことを知り、同時にもう亡くなってしまったことも知り、こんないい子がどうして・・・とお葬式のときの映像を見ながら泣いてしまいました。
Star Academyのオーディション風景で、最初は適当に聞いていた審査員達が次第に目を丸くしてグレゴリー君の歌に聞き入っていく様や、優勝したときの泣きながらすべての人にお礼を言っていた姿、そしてお葬式・・・
なんか人生の走馬灯を見ている気分でした。
でももともと病気だということを承知で歌の世界に入っていったのなら、彼にとって燃焼しつくした人生だったのでしょうか。
でももう少し彼の歌を聴いていたかったです・・・
折角コメント頂いたのに、お返事遅くなってすみません。m(__)m
そして、この記事をお読み頂いてありがとうございます。
お葬式映像をご覧になったのですか!
ほんと、グレゴリー君は会ったことないけれど、どこか古風で清潔感のある子だったので今時珍しいな、と思ってました。
重い病気を抱えながら、あんな美しい声で歌えるなんて奇跡です。
殺伐とした現代社会に何かを伝えたくて、彼は地上に降りて来た天使だったのでは?という気がしています。
2006年秋、たまたま南仏を観光中にたくさんのスターが参加するイベントに遭遇しましたが、会場外に集まったやじ馬の若い女性から一番声援を浴びていたのが彼でした。近くの人に尋ねてその名前を初めて知りました。またフランス語の勉強を再開しようと思ってここにたどり着いたのですが、彼がもう亡くなったときいて、今も信じられない気分です。こんど、CDを買おうと思います。
何と生前のグレゴリー君を生でご覧になったのですね!それは貴重な経験です。やはり天使の歌声だったのでしょうか。
確か追悼版のCDもリリースされてたので、是非とも彼の純粋さに酔いしれてみてくださいな。
この記事、1年も前なのに、未だにコメントをもらいます。それも、今日初めて彼の存在を知ったのに、今は亡き人だったんですね、という趣旨の。
グレゴリー君の歌声って、やはりすごい力だったんですね。
短い人生でしたが、歌声を残せて良かったと思います。
ほんとにもったいないことです。あんな若さで逝ってしまうなんて!
これから少しでも多くの友達に彼の声を伝えていきたいと思います。
彼亡き後も、こうして本人の声に魅せられる者が後を絶たない、ということは、グレゴリー君は今も生きてる、とも言えますよね。素晴らしいことだと思います。
恥かしながらグレゴリー君の訃報今日知りました。
私はポルトガルに住んでいて今一時帰国中ですがポルトガルに
在住中はケーブルテレビでフランスの音楽番組を時々見ていました。(チャンネル名は忘れてしまいました)
そこで初めてグレゴリー君の歌を聞き、正統派でしっかりと歌う
彼の歌に魅せられました。
いまどきの歌手はブレるように歌うので嫌いです。
その中で彼の歌声はとても心にぐっとくきて心に残ります。
フランスの空港で彼のCDを買いよく聞いていますが
まさか亡くなっていたなんて全然知りませんでした。。。
本当にびっくりし悲しいです。
これからも彼のCDを大切にしたいと思います。
長々と失礼しました。
亡くなってもなお、世界で誰かの心を掴んでいるということは、グレゴリー君の声、まだまだ生き続けてる、ってことですね。
彼を発掘した番組、出身者を次から次へとCDを出させるので「旬なうちに使い捨てか?」と思ったこともあるのですが、彼の場合、命が限られてたのですから、音源が残ってて良かったですね。
この人は今風の楽曲より、昔の曲の方が似合ってたようですね。もっと歌ってもらいたかった。