アメリカ自然史博物館
2006年 09月 12日
恐竜の骨格標本、あらゆる地域の動植物や民族、そして鉱物など多数の化石、標本、資料を展示している、世界でもトップクラスの自然科学博物館です。
前回NYを訪れた時はメトロポリタン美術館やグッゲン・ハイム美術館を優先し、ここに来ることはなかったのですが、ガイドブックに「ここを省略してしまう旅行者も多いが、それは大きな誤り。学術的にも非常に重要な資料をこれだけ多岐にわたってコレクションしている博物館は他に例を見ない。」と書かれていたので、ならば今回はここを見学しよう、ということにしたのです。
エントランスに入ると警備のおじさんに手荷物検査を受けました。
ちょっと古代ローマ風の大ホールの真ん中には巨大な恐竜の骨格標本がどーんとあって、ダイナミックな景観です。メインエントランスのフロアは2階。正面には"AFRICAN MAMMALS"のホールがありましたが、まずは最上階の4階に上がって順繰りに降りて行こうと、恐竜フロアをめざしました。
恐竜ホールはちびっ子達に一番人気。まさに気分はジュラシック・パーク!?
3階、ダーウィン・コーナーにいたイグアナ君。Alive!
英語なので、あまり解説を読まなかったのですが、ダーウィン・コーナーは彼が生きた時代背景や、当時使用していた生活品などの展示、結婚や家族のエピソードまであって興味深そうでした。
実物大?の象さんたち。
「野生の王国」という昔のテレビ番組を思い出しました。
「オレに惚れるなよ」と妖しい流し目を送っているように見えたナントカゴリラ君。
「北米大陸に住む動物たち」での熊さん。
熱帯雨林地方の森。
その他には"アフリカンな人々"、"インディアンな人々"、"オセアニアンな人々"など、各地域のネイティヴ民族の衣装や生活用品、美術品などの資料展示。
"海底の世界"フロアもあって、巨大クラゲとかサメとかヒトデみたいな標本が天井から吊るされていて、海底にいるような雰囲気を演出していました。
これは、撮影が下手でわかりにくいかも知れませんが、空中に浮かぶシロナガスクジラ。彼だけで1ホール使い切っちゃう、ってことは実物は相当大きいということですね。
しかし、正直、ガイドしてくれる方がないと、何が何だかわからん、という感じです。所詮、ホンモノじゃないんだし、要するに標本がデカいだけ、という印象。しかし、これだけの物を作っている、ということは相当のお金がかかっているハズだし、学術的にも価値のある場所であることは間違いないです。
ちびっこ達は純粋に興奮して、目を輝かせていましたよ。
そして、私、またしても大失敗をやってしまいました。(号泣)
別館になっている、ローズ・センターを見るのを忘れてた~~~!!
ローズ・センターとは"宇宙"コーナー。プラネタリウムやスペース・ショーなど、かなり見応えあったと思います。例によって、ガイドブックをチラ見する程度で、見逃せないスポットをちゃんとチェックしとかなかった...。
そのことに気づいたのは、ホテルに帰った夕方。残りの人生のうちで、あと何回NYに来れるかを考えたら、明日、行き直そうかとも考えましたが、それだけのためにまたあそこまで行くのも面倒なので、潔くあきらめることにしました。限られた時間内であれもこれも、と思っても、結局限界ってもんが出てくるもんなので。
NYの自然史博物館に行こうと思ってる方は、別館ローズ・センターをお見逃しなく!!
AMERICAN MUSEUM OF NATURAL HISTORY