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『魔道祖師』

2021年1月からWOWOWで放映されている中国製アニメ『魔道祖師』(日本語吹き替え版)にドハマり中です。
古代中国を設定とした壮大なダークファンタジー。妖魔や邪気が蔓延る世界で、それらを退治する"仙師"達の物語。『鬼滅の刃』で言う鬼殺隊のような存在でしょうか?
仙師達はそれぞれ違う一族に属しており、それらは仙門百家と呼ばれ、その中でもランキング5位に入る5大世家が幅を利かせ世を統治してしている、というのがこの物語の背景。
『魔道祖師』_b0069502_16261467.jpg
主人公の青年、魏 無羨(ウェイ・ウーシェン)はお調子者で自由奔放な性格。浮浪児だったところを五大世家の一つ、雲夢江氏に養子として迎えられ、仙師としての教育を受けます。勤勉なタイプではありませんが、仙師としては天才的な技量を持ち、多彩な術を駆使する最強無敵のキャラに成長。魏 無羨は、怨念を操りそれを武器にできないか?と思いつき、「鬼道」と呼ばれる究極の技を体得します。しかし、それは仙師の世界では決して使ってはいけない禁じ手。ある事件をきっかけに仙門百家を敵に廻し、彼は討伐され、この世を去ってしまいます。
しかし、その13年後、「献舎」という禁断の術により、他の人物の肉体を借りて再び現世に舞い戻ることになるのです。

もう一人の主人公が藍 忘機(ラン・ワンジー)。五大世家の一つである藍家の第二公子で高潔な人物。魏 無羨とは正反対の真面目で実直、品行方正な性格でストイックに修行を究める孤高の仙師。そんな彼が当然、魏 無羨と気が合う筈がありません。オープンマインドな魏 無羨は「そんなつれなくするなよ。俺たち仲間だろっ」とばかりに引っ付いていくんですが、その度に藍 忘機はフンって感じで突っ撥ねるといいましょうか。それでもこの二人の魂はどこかで深く繋がっていて、この運命の糸こそが本編の最大の核となるブロマンス・ストーリー。

それにしても、とにかく驚いたのがチャイニーズ・アニメのクオリティの高さ!目を見張るものがあります。世界中が熱狂したというのも激しく納得です。
Amazon primeでも配信しています。未見の方は是非!
何と言っても登場人物が美形揃いで眼福、眼福なのです。



原作は墨香胴臭作のネット小説。日本語訳は今年5月に出版予定されています。
同作は『陳情令』というタイトルで実写ドラマ化もされており、WOWOWでもオンエアされていたようなのですが、全然チェックしていませんでした。激しく後悔。
オリジナルでは何と主人公2人はカップルとして結ばれますが(魏 無羨が受け)、アニメや実写ドラマではその設定は外してありますので、それが苦手な人も安心してお楽しみください。
それ的シーンは出てきませんが、魏 無羨が悪戯して藍 忘機に春画本を見せた時に藍が烈火の如く怒ったり、魏が藍の所に連れて来たウサギがその場で交尾を始めた時に、藍が「穢らわしい」と言ったり、セクシャリティを暗示させるような場面はあります。


by marikzio | 2021-03-02 18:07 | Animation | Comments(0)

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