ブロードウェイ・ミュージカル -AIDA-
NY滞在最終日の夜の観劇は「AIDA」。
ヴェルディの有名なオペラをELTON JOHN&TIM RICEのコラボレートにより、現代的なミュージカルとして復活させたもので、制作はディズニー。
会場のパレス劇場は今まで見た劇場の中で最も大きく、設備も豪華な所でした。
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現代のメトロポリタン美術館のエジプトブース。多くの人々が行き交う中、ふと、古い牢獄の前で足を止める二人の若い男女。お互い顔も知らないのに、二人はハッとしたように相手の顔に見入ってしまいます。彼らは遠い過去に結ばれていたような気がする。
その時、一番最初の曲、"EVERY STORY IS A LOVE STORY''が始まり、歌声が響き渡ります。そこで展示品の一つがくるりと回転し、観客の方に向くのですが、歌っているのは後のファラオとなる、エジプト王女のアムネリス。牢獄の前で立ち止まった男女はこの物語で宿命の恋に落ちる、アイーダとラダメスの生まれ変わりだったのです。

物語はここで一気に古代エジプトへタイムスリップ。
エジプトの若き将軍ラダメス(Adam Pascal)は敵国ヌビアの捕虜を連行し、自分の国に凱旋します。その中に一人だけ毛色の違うヌビア女性、アイーダ(Simone)がいました。物怖じせず、誇り高い彼女に驚くが、エジプト王女アムネリス(Felicia Finley)に献上。アイーダは王女の侍女として仕えることになりますが、実はヌビア王国の王女だったのです。
エジプトのファラオは自分が生きているうちに、将軍ラダメスと自分の娘を結婚させることを決意、ラダメスはアムネリスと婚約することになりましたが、心のどこかで気が進みませんでした。
ラダメスはアイーダの気高い精神と愛国心に深く心を打たれ、そしていつしか二人は愛し合うようになっていたのです。
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一方、それとは知らないアムネリス。ラダメスに恋い焦がれ、婚礼を心から楽しみにしている彼女。典型的なお姫様であるアムネリスをこのミュージカルでは魅力溢れる人物として扱っています。お姫さま役のFeliciaのチャーミングなことと言ったら!
高音でころころした歌い方で、アイドルっぽい(と感じた)。決して下手なのではなく、いわゆるディズニー歌唱なのですよ。このミュージカルはディズニー・プロデュースなのですから、やはりディズニー映画に出てくるようなキャラクターがなくてはいけないのです。冒頭で一番最初に歌うのも彼女だし、アムネリスのファッション・ショーみたいなシーンもふんだんに出てきます。ヒロインはアイーダだけど、この劇ではアムネリスに相当重点を置いている、と見ました。オリジナルの歌劇では、こんなふうに描かれてはいないと思います。
プールサイドにいるシーンが出てくるのですが、ステージ・バックが円形のプールを真上から見たようなセットで、そこで背泳ぎしている人物が空中に吊られてプールの中を泳いでいるように見せる演出が印象的でした。
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敵国の捕虜、王女の侍女として仕えながらも、祖国ヌビアの復興への思いを捨て切れないアイーダ、捕虜になってしまった父である国王を逃亡させる計画を立てます。ラダメスは我が身の危険もかえりみず、愛するアイーダを助けようとします。
しかし、結局はアムネリスに全てを知られてしまい、婚約者に裏切られた王女はラダメスとアイーダに共に牢獄に入ることを命じるのでした。

狭くて暗い牢獄で共に死を迎えることになったアイーダとラダメス。ここの場面の演出がまた見事で、二人の入った牢獄がみるみるうちに小さくなって、ステージが暗転するのです。幕は開かれたままなのに、どうやって消えて行くのか不思議です。
そして、最後は再び現代の美術館。一目で惹かれあったアイーダとラダメスの生まれ変わりがお互いに言葉を交わす所で物語は終わります。(この辺が記憶が定かでない。話をしなかったかも。)

とにかく、国境も人種も、そして時空をも越えたロマンチックなラブ・ストーリー。これぞ、ブロードウェイの王道。ディズニー系列のミュージカルはこの他に「ビューティー&ビースト」、「ライオン・キング」がありますが、さして見たいと思いませんでした。でも、何故か「アイーダ」だけは観ておきたいと思ったのです。
アイーダ役のシモーヌも写真より美しく、気が強くて情熱的なアイーダ役がハマっていました。歌声も素晴らしかったです。ラダメス役のアダム・パスカルもハンサムで素敵。彼のみならず軍服姿の凛々しいダンサー達がたくさん出てきて見所は多かったです。
しかしながら、この「アイーダ」、残念ながら昨年クローズしてしまったようです。見られる時に観ておいて良かったと思っています。

ブロードウェイではありませんが...劇団四季「アイーダ」関連ページを参考までにご覧ください。
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by marikzio | 2005-03-13 23:02 | marikzio、NYへ行く | Comments(0)
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