オフ・ブロードウェイ・ミュージカル -Tubes-
ニューヨーク滞在5日目の夜はBlue Man Groupによる「Tubes」。
文字通り、顔を始め全身の皮膚を青くした3人の男たちが繰り広げるパフォーマンス。
上演会場はいつものタイムズ・スクエア周辺のブロードウェイではなくグリニッチ・ヴィレッヂにあるアスター・プレイス劇場。
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アスター・プレイス劇場の内装は変わっていて、チューブの形をした柱や管など至る所に張り巡らされていました。
少し早めに行ったのですが、とても人気のある演目だそうで、すでに開演を待ち受ける若い人たちでいっぱい。日本人や韓国人などアジア系の人が多かったような。

このショウのチケットは人に頼んで取ってもらったのですが、私の席はポンチョ席でした。
『ポンチョ席』と言うのは最前列〜2、3列目までの席で、雨がっぱみたいなのが置かれています。「必ずこれを着て観てね」と会場係の女の子に私は言われました。「パフォーマンス中はステージから水とか食べ物とかいろんな物が飛んでくるから」というような説明を受けました。ひぇ〜、大変だ。何が飛び出すやら...。
そして各列に長い紙テープが1本ずつ配られます。今の時点では何に使うのかわからないのですが、「この紙は毎回再利用しています。」と書かれていました。
私の近くにはいかにもティーン・エイジャーなアメリカ人のうるさい男女のグループ。「Oh! I Love ポンチョ!」とはしゃぐ女の子。
開演前だと言うのに何だか憂うつ。う〜ん、何もこんな前の席で取ってくれなくても良かったのに。取り合えず透明のポンチョに袖を通し、フードを目深に被ってスタンバイ。
私の一つ置いて隣にちょっと太めだけど(いや、ちょっとじゃなくてかなり太め)、とてもハンサムな男の子がいたのだけれど、その太めハンサム君とその友人が会場のスタッフから何か話しかけられていました。英語だからよくわからなかったけど、何か頼みごとをしていたようです。ハンサム・デブ君とその友人はこれから始まるというのに会場からいなくなりました。

さて、いよいよ3人のBLUE MANの登場です。
b0069502_20363786.gif大きなドラム(太鼓?)みたいなのを叩く3人。そのドラムに蛍光色のドロドロした液体を注ぎ、すごい勢いで叩くとしぶきがあがって、彼らの顔や身体に蛍光色の液体がべったり。そこでどっと沸く会場。しらけるものではないけれど、別に腹を抱えて笑うほどでもないかな。
b0069502_20365424.gifこの演目はストーリーもなければ台詞もありません。奇妙な音楽にのせて奇妙な動きと表情をした3人の青い男たちが様々な芸を展開させていきます。私たちに言語のハンディはありません。笑いのツボは人によって違うので何とも言えませんが、見ていて退屈するというものではないです。

それにしても、この男たち、予想していた以上に不気味なのです。服装といい、ぬぼーっとした動作といい、何かする度にお互い顔を見合わせる表情といい、青い塗料の下にある顔立ちも全くわからなくて、ほんとに正体不明なのです。
そうしているうちにステージ上のモニターに、会場へ入ってくる先程のハンサム・デブ君とその友達が映し出されました。「Too Late!」とテロップが入っています。どうやら遅刻して入ってきた客の役を頼まれていたようです。

会場の中から観客を一人連れ出して、パフォーマンスに参加させたり、子どもの口の中に胃カメラを入れたり、彼らのオイタはとどまることを知りません。その間、ステージからいろんな物が飛んできて、それを頭から浴びることになりました。
会場からまた一人客を連れ出してバックステージへとさらって行きました。それをカメラが追い、その映像がステージのモニターに映し出されます。
バックステージに拉致された男の子はつなぎみたいな衣服を着せられ、逆さに吊られてしまいます。ペンキを体中に塗られ、大きな1枚の紙に体をぶつけられ、それによって紙に色や模様が着く、というような趣向でした。

b0069502_2161675.jpgそうこうしているうちにクライマックスが近づいてきて、3人の男たちの芸も最初の馬鹿馬鹿しいものからグレードアップして、見せ場がぐっと多くなります。この頃になるとすっかり私も惹きつけられて、ステージから目が離せなくなっていました。どんな風な芸なのか?と言われても具体的に説明できなくて、とにかくかっこイイとしか言うほかありません。想像を絶する、というかうぉぉ、やるじゃん!というか自分の語彙の貧弱さを情けなく思います。

圧巻なのはラスト!最初に座席に配られていた紙テープが後ろの席から洪水のようにぐわーっと押し寄せて来るのです。天井からも紙テープがジャンジャカ降りてきて、会場は紙テープの山、山、山...。私の席は前の方だったのですが、振り向いて後ろの席を見ると津波のように紙テープの大群がこちらに向かってくる様は壮観です。後ろの人たちはすでに紙テープの中に埋もれてしまっています。とうとう私まで紙テープの中に埋もれてしまいました。首から下は紙。頭にまで紙テープが積もっています。
嗚呼、こんな体験は初めて!すっかり度肝を抜かれ、観客は皆、高揚した色を顔に浮かべていました。ブルーマン、こんなふぁんたぁすてぃっく!な夜をありがとう!!!

会場にパンフレットはなかったけれど、CDやその他のグッズが売られていました。私はCDは買いませんでしたが、一番上の目の写真がプリントされたTシャツを購入。しかし未だに外に着て歩いたことはありません。
アジア系の女の子が嬉々としてブルーマンの一人と記念撮影をしていました。ステージの上でも間近でもやはり青い男は不気味だったので、私は写真を撮る気にはなれず、そのまま会場を後にしました。

BLUE MAN GROUPの公式サイト
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by marikzio | 2005-01-30 22:13 | marikzio、NYへ行く | Comments(2)
Commented by anche-io at 2005-01-31 02:29
いや〜ん、あんき〜お怖〜い。(/_;)
この人たちって、一時期何かのCMに出てましたよね。「インテル入ってる?」だったかな。目の中にひまわりがあるの、いいですね。
Commented by marikzio at 2005-01-31 17:00
ショーが終わった後、お客さんがまだいっぱいいるのに、裏方スタッフが出てきて、さっさと後片付けを始めたのが印象的でした。
なにしろ、バナナを潰してペースト状にしたようなものが一杯飛び散っているから、早めに拭かないと後が残って大変なのでしょうね。毎回こんな事をしてるのか、ごくろうさんです、ね。
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