Scissor Sisters "Night Work"
東日本大震災があってからというもの、被災者でもないのに、全体的に気分が下降気味↓になってしまい、ミレーヌの新作クリップすらチェックする気が起きませんでした....。
Zazie の7枚組アルバムとか、Nolwen Leory のえらく気合いの入った新作"Bretonne"もお取り寄せして見たものの、今の私にはなんかボリューミーで、お腹にもたれそうな気がして食指が動きません。かと言って、他の音楽を新規開拓する意欲も沸かず、でも、通勤中の車の中では、やっぱり何か音楽が必要!ということで、震災後しばらく私が聞いていたものは.....。

Scissor Sisters "Night Work"
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Night Work
Whole New Way
Fire With Fire
Any Which Way
Harder You Get
Running Out
Something Like This
Skin This Cat
Skin Tight
Sex and Violence
Night Life
Invisible Light


震災が起こる数ヶ月前に購入してたんですけどね。車のナビのHDDに録音して、何度か聴いたりしてたんですが、いつの間にか聴かなくなってました。
「とりあえず、何も考えなくて元気が出るもの」と思い、再び聴き始めたんですが、それが聞き込むごとにジワジワと半中毒状態になって来て...。
これ、過去記事 でも取り上げたことあります。ベストヒットUSAでインタビューを受け、ビデオクリップも紹介されているのを見て気に入ってしまい、その勢いでCDを買いました。
私は英語圏の音楽をほとんど聴かないので、彼らの存在をずっと知らなかったのですが、日本でも人気、ってことで何度か来日を果たし、フジロックフェスティバルでも演奏しているほどメジャー。なので、ご存知の方もたくさんいますよね。
Scissor Sisters はNYを拠点に活動するインディーズ系出身バンド。クラブやダンスフロアなど一部のアンダーグラウンドなシーンでコアな人気を集めていましたが、9.11の影響で彼らが活動していた場所が次々に閉鎖。ロンドン公演をしたところ、これが思わぬ幸運を呼び、イギリスの大手レーベルとの契約を果たします。今や本国より、本国よりイギリスで超人気であることで有名。
ビージーズを思わせる70年代風サウンドとルックス、そして大胆なセクシャルさに満ちあふれた芸風、それでいてニューヨーカーらしい先端を行くセンスが見事にハマり、サブカルチャー側から一気に第一線のメジャーシーンへと踊り出た彼ら。
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彼らのスタイルというのがまた、ハードゲイっぽかったり、ドラッグクィーン風だったりと、1歩間違うと明らかに違う域に行ってしまう、というかなりギリギリの危ういものであるのもかかわらず、絶妙なバランスを保ってます。そのさじ加減、その魅力が、もう何ともたまらなくて。
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それにしても、このバンドの最大の特徴はフロントのお二人の個性に尽きるでしょう。
リードボーカルのJake ShearsとAna Matronic。彼と彼女のハンパない色香と言ったら、それはもう、ホントに...。二人はとあるハロウィン・パーティで出会ったそうですが、その瞬間、お互いのコスプレっぷりに惚れ込んでしまい、一緒に音楽をやることになったそうです。
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ジェイクは、元男性ストリッパー。かなり早くからゲイであることをオープンにしており、欧米のアングラなクラブに出没する、まさに「世界のゲイシーンを股にかける男」。端正なお顔立ちに加え、鍛え抜かれた見事なボディーを惜しげもなくさらしてパフォーマンスする、まさに"魅せゲイ"の達人(笑)。アルバム"Night Work"のジャケになってる扇情的なお尻のアップはご本人のモノかと思いきや、写真家の巨匠、故ロバート・メイプルソープの作品なのだとか。このお尻の持ち主はバレエダンサー(だったかな?)。
この写真を使うことを周囲に反対されたそうですが、この作品が好きで好きでたまらなかったジェイクはそれを押し切っての英断。この写真はアルバムのコンセプトだけでなく、Scissor Sisters というバンドの存在そのものを見事に象徴していますよね。これ見ただけで、彼らが、彼らの音楽がどんな性質のものなのか一目でわかってしまうような。
ちなみに、Jake Shears は、ミレーヌ・ファルメールに曲を提供するかも!?という噂 が一時流れたことがありましたが、結局噂の域を出ないで終わりましたね。どちらもゲイ層の支持率が高いミュージシャンなので、ファンの願望も強かったのでしょう。私も期待してたんですが。

一方、相方(?)のAna Matronic は匂い立つような妖艶美女で、ジェィクに負けず劣らず欠かすことのできない存在。
Scissor Sisters はゲイとバイセクシャルが集まったバンド、と最初聞いたので、じゃあ、アナさんはどちらも愛せる人なんだな、と思ったのですが、『元男性』という話も聞こえて来まして、「ええっ、トランスセクシュアルなの!?う~ん、この完璧すぎる美しさは天然モノであって欲しかったな。どこ見ても女性そのものなのに、惜しいな~」と思いました。そしたらば、アナの父親はゲイだけど、彼女自体はストレートでご結婚もされてる、とのこと。ゲイクラブに入り浸り、自らもその筋のクラブを経営したりなど、その世界に身を置くようになったのは、疎遠になってしまった父親の存在に少しでも近づきたい、という切ない娘心から、というのだから何とも複雑。
自らドラッグ・クィーン顔負けの完璧なメイク、完璧な衣装で究極の女装(?)を実現。確かに、あのスタイルって、一般女性にはないものですよね。入れ墨入りのむちっとした立派な二の腕、豊満なお胸も、ドラッグ・クイーン的好みだし。女でありながら、女に化けることに徹し、その結果、アンドロジナス的存在になってしまうことがジェンダー概念を覆してしまっている。まさに、生きるパラドックス、それがアナ・マトロニックなのです。
ちなみに、他メンバー2人は実はストレート、という噂もあり、そうなると、メンバーの中でゲイはジェイクだけ、ってこと!?
ちなみにバンド名のScissor Sisters は"レズビアン"という意味があったり、そういう名前の体位があったりするそうな(随分アクロバティックなんでせうね)。


2006年のシングル『ときめきダンシン』。
このビデオクリップ、テレビでも流れてて、面白い!と思いましたが、敢えて追求しませんでした。当時は英語圏のヒット曲について行けなかったし(今でも)、あまりにもキンキン・ギラギラし過ぎて(今でも)、ビージーズのテイスト丸出しのサウンドだったので(今でも)、「最初のインパクトだけで自分はすぐに飽きちゃうかな~」と思ってしまいました。
この頃のジェィク、濃すぎますよね。今も充分濃ゆいですが、現在の方がスッキリしてて若く見えます。



"Any Which Way"のクリップが大好きなのですが、それは過去記事で紹介済なので、"Invisible Light"をば。
これも、ウルトラかっこ良い曲です!ジェイクのエロエロなボーカルにしびれます。



日本の公式サイト見たら、ななななんと2月に来日してライブやってたみたいですね。知らなかった...(涙)。しかも、ジェイクのこんな写真集まで出て、サイン会までやってたって話だ。
むぅ、きっとまた来るわ。そん時は逃がさないわよ~。

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by marikzio | 2011-05-11 11:18 | Other Music | Comments(0)
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