つ、ついにあの禁断の映画を...
「Viera+DIGA購入して映画三昧している毎日」の続きなんですが、7月のプログラムの中に、とある禁断のラインナップを見つけてしまいました!!!

映画 『変態村』原題(Calvaire)
監督 ファブリス・ドゥ・ヴェルツ Fabrice du Welz
2004 フランス・ベルギー
b0069502_13244781.jpg


これ、かなり前に自分が「見たい!見たい!!」って騒いでいた作品です。(汗)

過去記事 『変態村』が気になる

『変態村』って、身もフタもないタイトルなんですが、原題の"Calvaire" は『受難』という意味でキリスト教から来ているらしい。
老人ホームなどを周り歩いている、若き二流歌手、マルクが次の訪問先に向かう途中、森の中で車が動かなくなってしまい、近くの村のはずれにある元ペンションで宿をとる。しかし、その元経営者である爺さんが、何故かマルクを数年前に逃げて行った自分の奥さんだと勘違いし、彼に奥さんのワンピースを着せ、頭を丸刈りにして、監禁してしまいます。しかし、それより更に恐ろしいのはその村に住むおじさん達。何しろ、揃いも揃って、みんな○○○なんですから...。
さあ、青年マルクの運命はいかに....!?


見た人からの話では「あれは何だったのか、わけがわからん映画」ということだったのですが、ホント、ワケワカで危険な作品でした。何で、あれがメジャーな形で公開されるのかわからん。それでもって、果敢にも、あんな映画に出演しようという俳優さんたちの気持ちがわからん。
いいんでしょうかね?ご自分の役者人生に傷がついたりしなかったんですかね??
「俺は何やってんだろう???」と我に返ったりしなかったんでしょうか?????


内容はあまりにも荒唐無稽過ぎるので、詳細を語るのはこちらでは控えます。
でも、「やっぱり、どーしても気になるっ!」という方は、↓のページをご覧下さいませ。

変態村 WIKIPEDIA  


それでも、この映画の中で唯一私が絶妙だ、と思ったのは村の男達による不気味な舞のシーン。この2分弱の短いシーンの中に、この作品のエッセンスがギュギューッと詰まっているような気がして、ここだけでも観る価値ありです。
一見いい加減なピアノの伴奏、なかなかミステリアスでいいですね。不気味でありながらも笑える、独特の空気感を盛り上げてます。



んで、この『変態村』の直後にオンエアされていたのが、『変態島』。変態つながり、ってことでしょうか?
"変態"がタイトルにつく映画を立て続けに見た、と書くと、私の人格が疑われてしまいそうですが、これ、エマニュエル・ベアールが出演してるんですよー。共演はルーファス・シーウェル。
b0069502_1452389.jpg

タイトルだけ聞くと、誤解されてしまいそうですが、全然『変態島』な内容じゃないですよ!
監督が前述の『変態村』と同じファブリス・ドゥ・ヴェルツさんだから、そこに無理矢理関連づけただけ!いくら何でも、フランスを代表する大女優、ベアールですよ。共演も有名な俳優さんなのに、この扱いは酷いなぁ、と思いました。

この2作品の配給元は、一部で有名なアルバトロス。
マニアックなアート系映画やエロス映画を日本に紹介してる通好みなレーベルで、日本でも大ヒットした『アメリ』が有名ですね。
いい映画も扱うけど、ベアトリス・ダルが妊婦のお腹を裂く『屋敷女』とかキワモノ作品も多いらしく、またインパクトを狙った変な邦題をつけることも多いです。
私は『変態島』のDVDパッケージは手に取って見ていませんが、ネットの書き込みによると、「5分に1度は登場する変態シーン」とか、「妖艶なベアールによるエロチック・スリラー」とか、扇情的な宣伝文句を連ねていて、いらん期待を持たせて買わせようとしている意図がプンプンだそうです。実際は全く別物の内容でしたよ。これだけ中味とタイトルが乖離しているものも珍しいような。

ストーリーは、半年前に津波で愛息を失った夫婦(ベアールとシーウェル)が、東南アジアにバカンスに来ていて、偶然見てしまったミャンマー国境にある子供たちだけの島のビデオの中に「行方不明の我が子なのでは?」という光景に妻が釘付けになってしまう。なんとしても、その島に行って、愛する息子を助け出そう、とする社会派サスペンス。
自分の子供?とは言っても、遠目に歩いている子供の後ろ姿だけだったし、その程度の情報で、治安の悪い危険な異国で行動に移すのは無謀、というもの。しかし、その時、すでに妻の精神状態は常軌を逸しているし、物語が進むにつれて、その錯乱ぶりが顕著になって行くんですね。そんな妻に夫は振り回され、夫婦はいかにも胡散臭い地元の水先案内人に大金をボラれながらも、危険な秘境の島へと足を踏み入れて行く...。


子供を津波で失ったばかりなのに、リゾート地にバカンスに出かけて行く親がどこにいるか?
原始的な高床式の住居しかない島に、ヒラヒラのワンピースとサンダルで向かう人がどこにいるか?と、突っ込みたい箇所もありますが、ベアール様の色香なしには耐えられないような、ビジュアル的にもストーリー的にも重苦しい作品。彼らが行き着いた島には、たった二人の老人と、文明生活からかけ離れた野性的で食人族みたいな子供達が大勢いました。何でこんなに大勢の子供達がいるんだろう?そして案内人は殺され、夫も子供に腹を裂かれ(ギャーッ)、そして、妻はこの野生児達と共存して生きることになるのだろうか?それとも、いずれ...。
原題「Vinyan」は「怒れる魂」とでも言うそうで、この怖い子供達はすでにこの世の存在ではなかったのかも...。

作品的には悪くなかったんですけど、ベアールほどのスターなら、もっと仕事を選べたんじゃないの?という気がしました。まだ知名度はそれほどではなくて、野心的な若い女優さんなら、それもアリかな、と思うけど。
ベアールさんが落ち目なのか、この、新進映画監督ファブリス・ドゥ・ヴェルツさんが、結構有望株でこれからどんどん大きくなっていく人なのか?
右上がりと右下がりのグラフの線がちょうど交差したっていうこと?
でも、やっぱりベアールは美しかったですよ。すっぴん顔でさえも少女のように可憐。さすがは元祖フェロモン女優。 
[PR]
by marikzio | 2010-07-29 13:41 | Movie | Comments(4)
Commented by ZDM1000R at 2010-07-30 16:46 x
『La Boite Noire』に引き続きこちらも見てしまいました(^^;
後で題名を見たら『変態村』だと・・変態と言うかキチガイ!?
この妙なダンスのシーンと曲調が映画を象徴してますね。
最後に、雪景色になって絶叫が聞こえて終わった意味が解りません。
がしかし、こんな映画でも絵がキレイだった。
Commented by marikzio at 2010-07-31 11:38
ZDM1000Rさん、こんにちは。こちらも見てしまったのですね。

作者サイドとしては、このダンスシーンも『受難』と言うタイトルもそれなりに意味があるみたいなんですけどねぇ。
映像のクオリティーはなかなかだったと思います。
Commented by brown_pot at 2010-07-31 13:24
marikzioさん、ごぶさたしております!
あまりにインパクト大なタイトルの作品を取り上げていらしたので、ついコメントせずにはいられず、失礼いたします〜。
2本とも、ある種の冒険魂が揺さぶられる作品ですね。最近はそんな冒険もしなくなっていた私ですが、どちらも激しく気になります!
特にエマニュエル・べアール出演作品・・・marikzioさんのおっしゃるようにグラフの線が交差したということなのかもしれませんね。でも、どんな経緯での出演であれ、こういうちょっと脇道にそれた作品を持つ俳優さんのほうが面白い気がします。
邦題をつけた方のセンスがまた何とも興味深いです(笑)。これも映像作品のひとつの“売り方”なのでしょうね。
Commented by marikzio at 2010-07-31 15:57
brown_potさん、お久しぶりぶりっです。

「ちょっと脇道にそれた」、言い得て妙ですね。そして、即物的な二文字に揺さぶられてしまう、日本人の心理。
この監督さん、評価する人は評価するので、自信を持って?脇道に逸れることが出来るのでしょう。機会がありましたら、是非。
ベアールさんの方は、比較的マトモな?心理的スリラーって感じです。
<< 映画 『La Boite No... ブルーレイ&WOWOW三昧な日... >>


marikzio=mahのブログにようこそ。私の好きな音楽や映画を紹介しています。
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
カテゴリ
ブログパーツ
最新のコメント
通りすがりです。 ペイ..
by 通りすがり at 23:57
https://www...
by Two-Tribes at 01:02
https://www...
by Two-Tribes at 23:51
シリーズ恋物語 「エロス..
by りゅう at 16:21
就小说艺术的角度而言,这..
by 安全套 at 01:47
I like the h..
by Cheap Snapbacks at 07:20
Hi there ver..
by Louis Vuit at 13:44
It¡¦s in poi..
by Pandora Charms at 17:50
millefeuille..
by marikzio at 14:01
あけましておめでとうござ..
by millefeuille at 20:50
☆Link☆
タグ
以前の記事
検索
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧