オドレイちゃんの 『Hors de prix』
2009年 07月 20日
"Hors de prix" by Pierre Salvadori
邦題『プライスレス 〜素敵な恋の見つけ方』(2006)
主演 オドレイ・トトゥ Audrey Tautou ガド・エルマレ Gad Elmaleh
日本では2008年3月の公開だったんですね。全然知りませんでした。
それはさておき、舞台は世界有数のリゾート地、コートダジュール。高級ホテルのウェイターとして働く青年ジャン(ガド・エルマレ)の前に若くて蠱惑的な美女(オドレイ・トトゥ)が現れた。
何と二人は出会った夜のうちにスウィート・ルームでベッドイン。しかし、夜が明けるとその美女の姿は消えていた...。
その1年後、二人は思わぬ形で再会を果たします。ジャンがホテルのレストランで給仕している中、いかにも金持ちそうな初老の男性と一緒に現れたイレーヌ。彼女は裕福な生活を得るために、お金持ち男性とあらば近づいていく、というようなことをしている女性でした。イレーヌがジャンを誘惑したのも従業員である彼を高級ホテルにステイする裕福な青年だと勘違いしたからなのです。
あの夜以来、イレーヌのことを忘れられなくなっていたジャン。彼は、従業員ではない風に装い再び関係を持ってしまいます。客室で二人でいるところを同僚に発見され、ジャンは職を失いますが、それでもイレーヌを追いかけることをやめられず、彼女の求められるままに散財。当然彼はあっという間に一文なし。
ところが、そんな彼に目をかけてくれるお金持ちマダムが現れ、奇しくもジャンはイレーヌと同じような道を歩むことになるのです。今や同業者となったイレーヌとジャン。二人は共犯者のような、師弟関係のような不思議な繋がりで結束して行くのですが...。
殿方の心を捉えることにかけては百戦錬磨のイレーヌ。気の利いた会話や駆け引きの巧さはもちろん、何と言ってもそのウルウルの眼差しで見つめられたら男はたちまち骨抜きにされてしまいます。それでいながら、彼女は2回も大失態をやらかして窮地に立たされる。ジャンとの逢瀬がバレて、結婚目前でありながらあっさりと捨てられてしまうのです。若さと美貌を武器に大量のブランド品を男に買わせることが出来ても、その実態はスーツケース1つで、高級ホテルのバーを彷徨い歩く流れ者のような生活。彼女のアイデンティティって一体...?
所謂、なんてこともないラブ・コメディーなんですが、見所はたくさん詰まってます。ゴージャスなホテル、太陽が眩しい海岸、そして洗練されたファッション。特にオドレイ・トトゥの小悪魔的セクシーぶりは必見!
オドレイちゃんと言えば、私的にはどうしても『アメリ』、『愛してる、愛していない』、『ロング・エンゲージメント』などの不思議ちゃんな役どころのイメージがつきまといます。あと、トルコ系移民の女の子を演じた『堕天使のパスポート』も。特に、『アメリ』の時のあのヘアがあまりにも強烈で、髪を伸ばしたら「なんだ、案外普通じゃん」なんて書き方をしている雑誌もみかけました。日本でも話題になった『ダヴィンチ・コード』で「むむっ、今までのイメージと違うぞ!」と思いましたが、こんな風に妖艶な役だってちゃんと出来ちゃうわけです。もともとは凄い美人さんですから。
劇中で彼女が身にまとう、背中と胸元が大きく開いたドレスには何度もドキッとさせられました。
彼女のドレス、AZZARO(アザロ)なんだそうです。このブランドのことはよくわかりませんが、「ここ一番!」って時に決めたいイブニングとして昔から定評があるとか。すごい大胆なのに、全然下品さを感じさせない優雅さは見事。まぁ、オドレイちゃんが決して豊満ではない、ということもあるんですかね。これがブリュームたっぷりなハリウッドの女優さんだったら、「胸元ばっかりに目が行く」なんてことになるのかも知れませんが、彼女はとってもスタイリッシュに着こなしていて素敵でした。
Site Officiel HORS DE PRIX
日本語公式サイト「プライスレス 素敵な恋の見つけ方
『Coco avant Chanel』、日本公開がほんとに楽しみです。不思議ちゃんを卒業して、より成熟した彼女の魅力に出会えるのでしょうか?
これは、あまりにも有名なパルファン、Chanel NO.5のCMです。これを作ったのは『アメリ』のジャン・ピエール・ジュネですね。
おおお!美人でカコイイですねえ~♪
お顔が、なんとなくミレーヌに似てますねえ~♪♪~(^^;)
あー目福
これ、良さそうですね、観てみます。
こんな感じのシチュエーションに憧れます(自分が有閑マダムになってってことですが・汗)
オドレイ・トトゥって「アメリ」しか知らなくて「ダヴィンチ・コード」を観た時は
びっくりしました。かなりメジャーな人だったんですね。
そしてこの美貌・・・ファッションも楽しめる映画なんだろうなぁ。
「ダヴィンチ・コード」ではここまで美しいとは思いませんでした。
CMも美しい・・・うっとり・・・
そうです、オドレイちゃん、可愛いイメージがあったけど、すごい美人なんですよねぇ。ミレーヌに似ているとは思いませんでしたけど...、私は。
miharuさん
NO5のCM、すごい美しいですよね。この監督さん、結構エグめの作品で有名だったんですけど、この映像はファンタスティックで美しい。彼女の雰囲気にとても合ってると思います。
Kotoさん、こんばんは。
私は『ダヴインチ・コード』の時の彼女もすごく可愛いと思いましたが、あれはどちらかというと知的でクールなイメージでしたよね。ラブリーっぽさが売りの人かと思ってたら、このセクシーさ。『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイとちょっと被るような気がしました。
よく考えてみると、このCMって、長めなんですかねー?
最近、TV観ない人なので、イマイチわからないのですがー
すごく長いCMに感じました~
まるで、映画のワンシーン!予告編~みたいなwww
流石、おフランス~ですね!(^^)
たぶん、これはロングバージョンだと思います。でも、ショート版はYou Tubeでは見つけられませんでした。
メイキングなら見られたのですが...。^_^;
ま、せっかく綺麗な映像ですから長く観たいですよね♪
あら、"Hors de prix"日本で公開してたんですね。しかもDVDが出ていたとは全く知りませんでした。教えて頂き有難う御座います♪
この映画のサントラCamille Bazbazが担当してるので購入してよく聞いてたんですが映画の方は多分公開しないだろうな~と思って忘れていました。ブックレット見てて気になってたオドレイちゃんのドレス、AZZAROってブランドなんですね。右側の白いヤツを見て気になってたんですが、知ることが出来てちょっとスッキリしてます♪
ドレスもホテルも景色も全てがゴージャスで美しい映画ですよ。ストーリーはともかく、ほんと女優さんのための作品です。