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Calogero "L'embellie"

"Pomme C" から2年。もう新作ですか。
カロジェロ、5枚目のスタジオ盤は"L'embelli"(ろんべり)。前作をそれほど激しく聞き込んだわけではなかったので、今回は別に買わなくてもいいかな?とは思ったのですが、「やっぱり色男のカロ様だしぃ」(なんじゃ、そりゃ)と、言うことでやはり気になって取り寄せてみました。
聴いてみて、こりゃビックリ。大半がオーケストラ、というゴージャスなアレンジ。トラック1の"La fin de la fin de monde"(『世界の終わりの終わり』)なんて行進曲みたい。お馴染みの甘く切ないカロ様節が壮大なサウンドに乗ってダイナミックに生まれ変わってます。

Calogero \"L\'embellie\"_b0069502_2131927.jpg1 La Fin De La Fin Du Monde
2 C'est Dit
3 L'ombre Et La Lumiere
4 Je Me Suis Trompe
5 La Bourgeoisie Des Sensations
6 J'attends
7 Passage Des Cyclones
8 Nathan
9 Tu Es Fait Pour Voler
10 Tu N'as Qu'a M'attraper
11 Il Conte
12 L'embellie



カロジェロと言えば、多様なアーチストとのコラボで有名。曲は作るけど、自分で詞を書いた作品は割と少なくて、ほとんどが他のミュージシャンの書き下ろし。今作もDominique A,Grand Corps Malade,Kent,Marc Lavoine,Dick Annegarn,Jean-Jacques Goldman など錚々たる顔ぶれ。中でもスラムのGrand Corps Malade とは、これまた異色の組み合わせ。さすが美味しいところを持って来ますね。人が書いた詞でありながら、しっかり自分の中の一部として歌い込んでいるところが素晴らしい。
前作"Pomme C"でほぼ大半の詩を担当していたZAZIEの名前がクレジットになかったのは意外でしたが、本作で1曲だけカロ自身が詞と曲を書いてます。
"Je Me Suis Trompe" でも、これ、日本語に訳すと何だか笑わずにいられません。
「私、間違えた!」 ですから...。
『Tromper』という言葉には「騙す、あざむく」という意味があるので、一瞬、「私、騙された!」と叫んでいるのかと思いました。どうした?詐欺にでも遭ったのか???と思いましたが、これは「間違えました」の固定表現ですね。

まずはシングル第1弾、"C'est dit"。
この動画はオフィシャルなんですが、埋め込み禁止になってたので、リンクで貼ります。

Daily motion CALOGERO - C'EST DIT

カロジェロってイタリア系じゃなかったですか、確か。
勿論イタリア語で歌ってはいないし、これぞラテン男!というほどの美形でもありませんが、鳥肌が立つほど悲しげでロマンチックな旋律、ハスキーでありながら結構音域のあるボイスって、やはり長靴の国の男子の血を感じさせますね。(ちょっと無理矢理?)
「Tiziano Ferroが好き」とイタリア本国の人に告白すると、「オ〜ゥ、甘いねぇ」とからかわれるそうですが(miharuさん談)、Tiziほどのド直球さではないにしても、彼の音楽も実はかなり甘い。苺酒とかカシス酒とか果実酒の類ぐらい甘い。2nd のジャケ写なんてお耽美路線が顕著でしたから。
私としては"Passage Des Cyclones"のようなクールな曲がお気に入り。そう言えば、ロックっぽい楽曲が少ないような。でも、1曲1曲がとても緻密に作られてるので作品としては完成度高いです。だけど、お子ちゃまコーラスが飛び出す、あの曲だけはちょっと苦手かな...。

Calogero \"L\'embellie\"_b0069502_20543367.jpg

Calogero \"L\'embellie\"_b0069502_20544634.jpg

では、過去のビデオクリップをちょっとご紹介。
前作のアルバムタイトルにもなってるこの曲。「Pomme」はフランス語でリンゴという意味ですが、あのアップルさんのことだったんですね。ネット恋愛をテーマにした歌。Zazie作詞です。

You Tube CALOGERO - Pomme C

「無重力」を意味するタイトル。
確かにエレベーターの中も無重力と言えなくもない。閉鎖的空間の中で際限なくエスカレートする内なる妄想。カロ様のようなフェロモン系でも、こんな悶々とした思いに捕らわれることあるのでしょうか?実は彼、妄想族とか?



Calogero : Actualites

Calogero-MySpace
Commented by miharu at 2009-05-11 09:17 x
この方ルックス的に好みです☆
どうして長靴の国の血の方はこうもかっこいいのでしょう。

TIZIについて補足
先日もイタリア人男子に
何故 イタリア語を勉強しているのか?の質問を受けたので
「TIZI が好きだから」と答えると
本当か?! 甘い。。甘すぎる。。MIHARU といつもの答えの他
その後
「BELNINI(バロックの彫刻家」が好きだから
と答えると
TIZIはいわなくてよろしい
BELNINIが好きだからと今後は答えなさいね
とくに 初対面の方には
とアドバイスが・・・

えーー(T_T)
Commented by marikzio at 2009-05-11 13:43
miharuさん、こんにちは☆

あ~、私も聞いたことあります。イタリア人に「Tiziano Fero のファンです」と言うと、微妙な顔をされる、って。彼の書く詞もまた文法的に微妙なのだとか。
彼の存在って、あまり初対面では言及しない方が無難な類のものなんですね。徐々にうち解けたら「実は...」とカミングアウトするのがいいのかも。日本だって、外国人が「パフィーのファンでニホンゴ勉強シマシタ」なんて言ったら引いてしまいますもん。ま、例えが極端過ぎますか。

こればかりは現地で肌で感じてみないとわからないですよね。
Commented by miharu at 2009-05-11 22:52 x
こんばんわ
marikzioさん

私にTIZIの存在を教えてくれた女性は
イタリア北部出身大学卒の高校の英語の先生 50歳
彼女が目をきらきらさせて教えてくれたんですよ~

女性同士の楽しみとしておいた方がいいのかな
彼の話題は

でも 日本ではTIZIが好きと叫んでおきます☆
Commented by marikzio at 2009-05-12 09:10
miharuさん、おはよーございます♪
その女性、若い人なのかと思ったら、大人の女性だったのですね。素敵です。お目々キラキラマダム、素敵です☆

ところで、Tiziって、そんなに甘いかなぁ??と昨日、CDを聴きながら考えておりました。私的に甘いは「肩につくかつかないぐらいのブロンドヘアがくりんくりんの巻き毛。素肌にV字のセーターorシャツ」みたいなのが甘くてキザな男、というイメージがあるので。あと古いところでフリオ・イグレシアスとか若い時の草刈正男とか(どんな例えなんじゃ)。
Tiziなんて、ずっとスッキリしてますよ。
これでもかっ!とばかり甘い言葉を吐きまくるイタリア男子(偏見?)から見ても、「けっ、キザ野郎!」と言われる彼って、どれだけ...?

ここは日本なので、私も臆面もせず「Tiziが好き!」と叫んでおきます☆
Commented by miharu at 2009-05-12 15:21 x
こんにちわ
何故TIZIがイタリア男子に嫌われるかというと。。。
○○疑惑があるのも一つだとのことですが。
ああ、さすがカトリックの総本山があるところ。。。

私も彼はルックスはスッキリというのが好きなのですが


もしかしたたら
イタリア人男子を敵にまわすほど
カッコいいのかもしれない
だってCDの売り上げを見ればわかること

顔よし 歌よし 多言語を操る彼
女子には人気なので
男子の敵でしょう たぶん

甘いと表現されるのは
歌詞が甘い とのことです

男子に好まれるのは
人生を朗々を歌うとか そんなやつだよなあ。。たしか

>これでもかっ!とばかり甘い言葉を吐きまくるイタリア男子(偏見?)
これができないとイタリア男子じゃないと思います(笑)
中学生も おね-さんの心を傾けさせること
いいますから

Commented by marikzio at 2009-05-12 23:13
miharuさん、ご解説ありがとうございます。
なるほど、カトリックなお国だから○○ファビアも多いんでしょうね。アモーレな国だから、大概のことは認められていそうなのに。
男を敵に廻す男。彼に同性の親友がいるのかがちょっと心配...。結構謎に包まれてるとこ、ありそうですから。

>>これでもかっ!とばかり甘い言葉を吐きまくるイタリア男子(>偏見?)
>これができないとイタリア男子じゃないと思います(笑)
>中学生も おね-さんの心を傾けさせること
>いいますから

なんて素敵な文化なんでしょう (^_^)b
Commented by jasouyouqui at 2009-05-13 17:26
marikzioさん、miharuさん、こんにちは。
はあ、そういう事なんですね。じゃあ男でTizianoが好きって、もっての他なんでしょうか?自分だけじゃなくてイタリアの男性がですよ。
まあ、あの国の○○って美形かクマしかいないって聞いたことがあるんでなんとも言えませんが。

よくFerro Vs Nekってのを見ますが”甘い”対決だったりするんですか?

Calogeroの「無重力」、昔はOPENDISCでアクセスするとイタリア語
ヴァージョンがDL出来ました(今はもうないですけど)。
新作、まだ来ていません。日本のユ○バー○ル経由で来るのが白紙状態になっているのでお預けです~。
Commented by miharu at 2009-05-13 20:23 x
こんばんわ
marikzioさま

上のTIZINの写真なんですか?
素敵過ぎます☆

フランスへいった暁には
是非北イタリアへ行ってくださいね~
(フランス語がしゃべれるイタリア人男子率多し)

>アモーレな国だからこそ
そうなんですよねえ、、
できちゃった婚も意外と認められてるし
まっとう以外は迫害されていますね

フランスは○○認められていますよね?

(昔の知人で美男子フランス人二人組が記憶から離れません
一人は イタリア系 もう一人はコロンビア系
イタリア系はイタリア嫌いだったなあ。。)

jasouyouquiさんこんばんわ
>男でTizianoが好きって、もっての他なんでしょうか?

もってのほかだと思います(涙)

イタリアで男子の車に乗せてもらった時
TIZI聞きたいとCDもっていったけど
拒否されました
(それ以外のお願いはすべて聞いてくれたのにい~)

Nekyou tubeでみてみました
黒髪 青い目
これぞイタリア人女子の好みのルックスですよ♪
甘い対決の意味がわかります(笑)








Commented by marikzio at 2009-05-13 20:48
jasouyouquiさん、ぼんそわ!

>じゃあ男でTizianoが好きって、もっての他なんでしょうか?自分だけじゃなくてイタリアの男性がですよ。
まあ、あの国の○○って美形かクマしかいないって聞いたことがあるんでなんとも言えませんが。

カロ様、まだなんですか〜?
私はfnacで買いました。OliviaはM...INさんですけど。

イタリア男子にとって、Tiziはタブー?
あのレコードの売り上げは購買層が女子だけではないと思うんですけどねぇ。
男の人の場合は「Tiziが好き」なんて言うと、女子とは別の意味で危険かも知れません(笑)

Commented by marikzio at 2009-05-13 20:59
miharuさん、ぶぉなせ〜ら♪

そうです。素敵でしょ♡
気のせいでしょうか、最近のTiziって、胸板厚くないですか?
彼、あまり薄着じゃないんで、体型わかりにくいんですが、"BREATH GENTLE"のPVで「あれ、結構あるのかな?」と思う場面があったので。
やっぱ、鍛えてるんでしょうかね?それとも....。

>フランスは○○認められていますよね?

私はフランスとイタリアは割とおおっぴらに認められてるものだとばかり思ってました。
フランスはPINK TVというゲイ専門のケーブルテレビがあったり、パリ市長さんもゲイだったような。

NEKは女子に人気があることで有名ですよね。
イタリアのスティング、と形容されていたのも見たことあります。

Commented by marikzio at 2009-05-13 22:57 x
ぶおなせ~ら♪
marikzioさん
本日アテネフランス英語科に申し込みしてしまいました(汗)

パリ市長 ゲイ???!
えーーー!
でも聞いたことある
だから
イタリアとフランスは仲悪いのか?!

私の知る範囲ですが
ゲイの存在はイタリアでは認めてもらえないような。。
(隠れ人口はいると推測されますが)
女子 男子 の正しい濃厚な恋が良しとしていますね

>Tiziって、胸板厚くないですか?
>やっぱ、鍛えてるんでしょうかね

胸板厚いとういうか
男子の色香が濃くなったと思ってました

ラテン系男子はどの人も胸板厚いですが
(そこでころっといってしまった日本女子)

遠くからめでている分は
彼がかっこよければ良しとします♪




Commented by marikzio at 2009-05-14 14:10
ぼんじょるの♪

アテネフランセ、レッスンが始まったら、どんなところか教えてくださいね。

おフランスのゲイ事情はよくわかりませんが、自分はこんなことをネタにしてましたね。さすがフランス、開けてるとは思います。

http://marikzio.exblog.jp/4133337/

しかし、ここのコメント、元記事からそれてしまってますね。(笑)
by marikzio | 2009-05-07 20:54 | French Music | Comments(12)

marikzio=mahのブログにようこそ。私の好きな音楽や映画を紹介しています。


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