"Duetti" Philippe Jaroussky & Max Emanuel Cencic with William Christie
久々の投稿ですが、音楽の新規開拓です。それも、何と!今まで話題に出たこともなかったクラッシック。
前回の記事でも触れたように、最近、私はわけあって、声楽曲の"Lascia ch'io pianga"、そして、"Voi che sapete"(オペラ『フィガロの結婚』劇中のアリア)の動画を探しておりました。
で、"Lascia ch'io pianga"で人気カウンターテナーのPhilippe Jarousskyを見つけ、そして、"Voi che sapete"で、コレを見つけてしまいました。



この人もカウンターテナーですね。
シルクハットと帽子にスパンコールの入ったシャツ。お洒落なんだけど、クラシック系の歌手らしからぬ不思議な出で立ち。でも、彼の演奏を聞いているうちに全身に漂う雰囲気と親しみやすい笑顔に引きつけられてしまい、この人が激しく気になってしまいました。

b0069502_16433026.jpg彼の名は、Max Emanuel cencic(まっくす・えまぬえる・ つぇんちっち)。クロアチア人でヨーロッパで活躍するカウンターテナー。指揮者の父と声楽家の母の元に生まれたサラブレット。ウィーン少年合唱団に在籍中はボーイ・ソプラノを務め、1992年にソロ活動を始める。1996年までソプラノとして活動し、2001年まで活動停止後、カウンターテナーとして再デビュー。
35歳の現在、円熟期を迎え、バロックやオペラの舞台など、着実にキャリアを積んでいる実力者、という感じでしょうか。

iTunes storeで彼の作品を検索したところ、何とPhilippe Jarousskyとのコラボ作を発見!何という偶然か。これは、私に買えと言わんばかりの企画モノでしょう。

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1. Duetto: 'Pietoso Nume arcier'
2. Recitativo: 'Consolati'
3. Duetto: 'Se l'idolo che adoro'
4. Aria: 'Quanto mai saria pi bello'
5. Recitativo: 'Irene, che ne dici'
6. Aria: 'La costanza nell'amore
7. Francesco Bartolomeo Conti: Aria 'Quando veggo un'usignolo'
8. Duetto: 'Chi d'Amor'
9. Duetto: 'Bella si ma crudel'
10. Sinfonia
11. Recitativo 'Ecco che il primo albore'
12. Aria 'La pecorella contenta'
13. Recitativo 'Pastor gentil'
14. Aria 'Se andr senza il Pastore'
15. Recitativo 'Chiaro, e limpido fonte'
16. Aria 'Al partir della fronte serena'
17. Recitativo 'Voi pur leggiere aurette'
18. Aria 'Un solo respiro'
19. Recitativo 'Mirtillo, a che si cerca'
20. Duetto 'Dunque voi cristalli erranti'
21. Recitativo 'M, che pianger Mirtillo?'
22. Duetto 'La nobile luce'
23. Duetto No.1: 'Veggio Fille/Parlo a Clori'
24. Alessandro Scarlatti: 'Nel cor del cor mio'





"Voi che..."のビデオでは「イケメンなのに髪の毛が残念なことになっちゃったんだなぁ。でも、これはこれで中性的な妖しさがあるから許す」などと思ってましたが、"Duetti"では奇麗な髪が復活してましたね。あるじゃん、髪。スキンヘッドの時代があったのは、作風のイメージの為だったのかなぁ。
超美形だけど、どこか堅さが残るJarousskyに対し、Cencicは適度にこなれていて洗練された大人の余裕があります。お洒落度高し。
しかし、どちらも女声のようなカウンターテナー、ってことで音だけ聴いてるとどっちがどっちの声なのかわかりません。元々、クラッシック曲に対するリテラシーのない私、収録されてる曲もみんな同じ楽曲に聞こえてしまうのですが、不思議と何度も聞き込んでしまいます。カストラートのような美声に癒されているのでしょうか?
トラック6の"Aria: 'La costanza nell'amore"が一番気に入ってます。レチタティーボも出色。本当に映画音楽のようなドラマ性のある歌曲で演奏がまた超一流というか超絶なんです。ストイックな女声なのに聞き込むほどに、じわじわと滲む色香。なんかヤバいかも...。
ある意味危険です。

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このCencicがオペラ作品に出演しているのも発見!
Aribert Reimannの『Media』(2010)。現代的な演出と解釈、そしてCenicのコスチューム・プレイにやられ、amazonでこの作品のブルーレイがあったので、思わずオーダーしてしまいました。
まさか、この期に及んでクラッシック歌手にハマるとは...。


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# by marikzio | 2012-07-01 16:49 | Other Music | Comments(0)

Lascia ch'io pianga -私を泣かせてください-
ものすっごく久しぶりの投稿です。
このところ、投稿する度に「久しぶりです」と挨拶しているパターンになってますが...。
もう、すっかりなりを潜めちゃってる感がありますが、それでも訪れてくれている人はいる。ありがたいことです...。

さて、さっそく本題に入りましょう。

先日、ようやくシャルロット・ゲンズブールの『Antichrist 』を観る機会に恵まれましたが、いやー怖かった。あんな怖いシャルロット見たの、初めてです。森の中で半狂乱(って言うかすっかり狂ってましたね)になって、「アンタ、どこにいんのっ?」と旦那を探しまわる姿、直視できなかったです...。
と、それはさておき、この映画のプロローグとエピローグにあたる部分に、ヘンデルの有名なアリアが流れていたのにはビックリしました。

「Lascia ch'io pianga -私を泣かせてください-」

実は、この曲が大好きで、ラース・フォン・トリアーもまた、粋な計らいをするのぅ、とほくそ笑んでしまいました。
あのサラ・ブライトマンも歌っているので、知っている方も多いと思います。



で、ようべつさんで、何か面白いものはないかいな?と探してみたところ...
学生の頃に見た映画『Farinelli カストラート』の中でも歌われていたんですね。
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ファリネッリは、18世紀イタリアに実在したソプラノ歌手。美声を守るために去勢したカストラートで、映画の中では10歳の頃に落馬した事故のために失った、という設定になってました。
当時の私にはクラッシックに対するリテラシーが全くなく(今もですが)、この作品を観に行ったのも、"カストラート"というワードに釣られて行ったようなものです。でも、この作品を楽しむには、クラッシック音楽はもちろん、当時の貴族文化とか歴史に知識・興味がないとその素晴らしさがわかりませんね。若き日のエルザ・ジルベスタインも出てるじゃないですか!
もう一度、じっくり観たい作品です。



そして、コレも見つけてしまいました。



この曲って、女性が歌うイメージが強かったのですが、カウンターテナーの男性が歌ってもかなりサマになりますね。
それにしても、誰、この人、いやん素敵!と思い、久々にときめいてしまったかも...053.gif
ああ、年甲斐もない...。

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Philippe Jaroussky
1978年2月13日生まれのフランス人カウンターテナー歌手。端正な美貌とズバ抜けた技巧の持ち主。その佇まいで世界を魅了し続けている実力派。
もちろん、カストラートではないでしょうけど、周りにいる演奏者も美形揃いで、そっち系の匂いもそこはかとなく漂わせております...。
彼だったら、オペラ『フィガロの結婚』劇中の「Voi che sapete」もハマるハズだ、と思い探してみましたが、残念ながらありませんでした...。

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こんなジャケ見せられたら、買いたくなってしまいますねぇ。
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# by marikzio | 2012-06-17 13:00 | Other Music | Comments(2)

魅惑的なクリップ -ANGGUN - ECHO [YOU AND I]-
フランス人に帰化したインドネシア出身の歌姫、Anggunのビデオクリップ。

Mylene Farmer のLonely Lisa を製作した新進気鋭の映像作家 Roy Razによる作品。冒頭では、Jean-Paul Gaultier がゲスト出演。
さすが、ゲイ・フレンドリーなタッチがお得意のRaz。イケメン軍人の肉体美の群れに映える、Anngunのパフォーミングはまさにゲイ・ディーヴァの貫禄。
なんと、 fabulousで輝かしい!


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# by marikzio | 2012-03-20 19:30 | French Music | Comments(2)

毎日、少しずつ、Progrèsのために
フランス語を独学で初めて、何年経ったんだろう...。
ひょっとして10年近くの月日が流れてしまったかも知れないな~(汗)。
それなのに、仏会話はおろか、フランス語放送のニュースや映画の台詞もまともに聴き取れない自分って...(涙)。
仏検4級と3級は勉強を始めてから約半年、一発で合格出来たものの、その次の2級に何年もかかってしまった。まあ、途中でブログ書きとかその他のネット生活で忙しくなってしまい(?)、仏語学習のモチベーションが下がってしまった、と言うこともあるけど(言い訳)。検定すら受験しないようになってしまいました。
数年前に生粋のフランス人が教えてくれる教室を見つけてから、フランス語熱が再燃したものの、仏検2級のレベルと言うものは、やはり立派な受検フランス語なので、日常会話とは違った訓練が必要。それで、またボチボチ受けるようになりましたが、すっかり落ち癖が定着してしまい、「ま、今度もダメだろうな」と1ヶ月近くになっても勉強する気が起こらず、サボろうかな?と考えながら受けた2011秋季試験がまさかの合格。
人間、のらりくらりながら、続けていると、いつかはトンネルを抜け出すもんなんだな、と言うことを実感。そうです、何事も地道に続けることが大事!!
急いだってしょうがないんです。亀さんやカタツムリだって、歩みはゆっくりでも着実に進んでいますよね。

と、言うわけで、今は準1級をめざして少しずつ準備しています。
仏検準1級は秋季の11月。それまでに、準備が整っているとは思いませんが、「今回は受けない」と思った瞬間に勉強しなくなると言うことがこれまでの経験でわかっていますので、不十分でも、試験の申込みはしたいと思います。
しかしながら、私が日々、フランス語にさく時間はほぼ1時間程度。その上、机の前にじっと座っているのが苦手。そんなどうしようもない怠け者の私に救世主となってくれているのがiPhoneなんですよね。iPhoneは何処にでも持って歩けて、ちょっとした隙間時間を有効利用させてくれるので、とても重宝しています。


今、毎日利用しているツールはPodcast Chocolat TV5monde のアプリ


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フランス語Chocolat

ショコラはかなり前にも、ここのブログで紹介したことがありますが、ゆっくり聴く時間が取れず、ついていけなくなっていたので結局、月850円の有料会員をやめてしまいました。毎週土曜日の更新にあわせてiTunesにダウンロードし、パソコンとiPodを繋いで同期するのも面倒だったし、PDFファイルをプリントアウトできるのも良いんですが、プリントしたテキストがどんどん溜まってしまい、保管にも困っていました。音源ファイルも蓄積するとパソコンやiPodの容量をかなり逼迫するんですよね。
でも、フランス語関連の最新の情報を常に提供してくれること、そこに登場するフランス語圏の人々のインタビューは、教材のための内容も音声も整えられたものではなくて、まさに生きたフランス語。あのソースはやはり貴重だなぁ、と思っていました。
今のiPhoneやiPod touchはネットに直接繋がるから、パソコンなしで手軽に最新のプログラムをダウンロードできる、嵩張っていたPDFファイルもiPhoneのアプリに収納すれば、プリントアウトすることなく、いつでも好きな時にチェックできるのではないか?と言うことに気づき、利用を再開してみることにしました。ChocolatのPDFファイルは、あっさりiBookに収まり、整理できています。仕事の合間に聴いて、PDFを開いています。
しかしながら、ショコラのインタビュー、相変わらず難しい。
当番組では、「初級者から上級者まで対応しています。ご自分のレベルに合わせて使い方を工夫してください」と言うコンセプトのようです。


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フランスやフランス語圏の様々な番組を放送している、フランス語国際公共総合チャンネル、TV5MONDE。
日本語版公式ページ に会員登録すると、24時間オンラインでフランス語のニュースやビデオを閲覧することができるサービスですが、月1.200円は億劫だし、そんなに時間を確保できるわけではありません。
が、このTV5MONNDOが運営、制作しているiPhone、iPad用アプリが出てたんですねー。

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TV5MONDE:iPhoneアプリ

毎週、フランス語による国際ニュースを3件ピックアップし、そのビデオと音声が視聴できます。そして、そのテキストの中から時事単語を10~20個ほどピックアップし、単語の意味や綴りをゲームでテストして行く、というもの。
ゲーム感覚で、難しいボキャブラリーを身につけられるんですよ、奥さん。
これって、上級をめざすフランス語学習者にうってつけのプログラムじゃないですか?

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ハイ、聴いてもさっぱりわかりません。
しかも、単語の意味の説明は日本語じゃなく、フランス語か英語なので、どーうしても日本語で確かめたい場合は、辞書アプリをiPhoneのマルチタスク機能で呼び出して確認してます。
毎週、ニュースが更新されますが、過去ニュースはアーカイブとして保存されません。しかも、その更新と言うのが、大概は土曜日か日曜日なのだと思うのですが、水曜日にやっと更新されていたこともあったり(環境によるのかも知れませんが)、結構アバウト。
これは、ショコラ以上にハードルが高いですが、完璧を目指さずに、楽しみながら毎日少しずつやるだけでも、力がつくのではないのかな?と期待しています。

それにしても、iPhoneって、何て便利!
忙しいと言うより、時間の使い方が下手な私の為に、スキマ時間を有効資源に変えてくれる、まさに船を漕ぐオールのようなもの。やはりジョブズ氏が残した功績は大きい。
ところが、こんな便利なiPhoneにも弱点が...。
スマホの画面って、下手するとガラケーより目に負担かけませんか?私だけ??
うちの父も母も○眼ではなかったので、私も何とか大丈夫かな?と思いたかったのですが、パソコンの前にいる時間も多くて日々、目を酷使しているので、かなり疲れやすくなって来ました。007.gif
これは、自宅にいる時はなるべくiPadにするとか、無駄にパソコンやiPhoneを弄らないように心がけないといけないなぁ、と思います。
目や体に負担をかけない為にも、少しずつ、亀のようにゆっくり行きたいと思います。
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# by marikzio | 2012-03-14 12:07 | n'importe quio! | Comments(2)

-Blue Valentine- by Derek Cianfrance
今やアカデミー賞ノミネート常連女優になりつつあるミシェル・ウィリアムズと最近、あちこちで名前を見かけるライアン・ゴズリングの共演作です。
よくある若い夫婦の甘い恋の始まりとその愛が破綻するまでの時の流れを淡々と綴ったドキュメンタリー風作品。

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Blue Valentine 邦題 『ブルーバレンタイン』
2010年 アメリカ
監督:Derek Cianfrance
出演:Michelle Williams 、Ryan Gosling


ディーン(ライアン・ゴズリング)とシンディ(ミシェル・ウィリアムズ)は結婚して10年くらいは経とうとしているカップル。二人の間には幼い一人娘のフランキーがいます。
ディーンは子煩悩ですが、上昇志向が強いタイプとは言えず、特に定職にもつかず漠然とした毎日を送っています。これは二人が出会った当時、運送屋のアルバイトをしていた頃とほとんど変わっていません。その隙間を埋めるべく、シンディは医療関係の資格を取り、病院勤務と主婦業をこなす、という多忙な日々。そんな夫婦ではバランスが取れるハズもなく、二人の間にはどこか不協和音が聞こえ始めている。とうに妻の愛は冷めていたのだが...。

b0069502_14452734.jpg全体的にスピード感もなく淡々として、そこに登場する場面は日常よくあるような出来事。シンディの化粧っ気のない疲れた風情と前髪前線が後退し、少々小太り気味のディーンの容姿が年齢を重ねていることを感じさせます。と、思いきや、ブロンドのロングヘアがキラキラの、お色気溢れるシンディがスクリーンに登場。そして就活をする若い印象のディーンも。
まともに働いたことさえないディーンが掴んだ仕事は運送屋のアルバイト。「自分みたいに学もなく、稼ぎのいい仕事でもない男は女達に相手にされないよなぁ」と呟くような場面もありますが、仕事先で行った老人ホームで祖母の世話をするシンディに一目惚れ。高嶺の花と知りつつも、抑えきれなくなったディーンは自分が見初めた美女に猛アタック。
一方、シンディは「将来は医者になりたい」と考える志の高い女子学生。ところが、クラスメイトの男子の目配せ一つで体を許してしまうような緩さがありました。後に明らかになりますが、初体験は13歳、性交渉を持った人数は20人超えという奔放加減。彼女なりに問題を抱えていたと思いますが、そこはストーリーの核心でもないので、はっきりとは描かれていません。正直、あまり恋愛対象にはならないようなディーンでしたが、彼のド真剣なアプローチと情熱に突き動かされ、二人の仲は親密に。ところが、シンディの妊娠が発覚。中絶手術も受けようとしましたが、結局は二人は夫婦となり、新しい家族を作ることを決意したのです。
しかし、いつしか二人の間には言い争いが多くなり、どこか冷ややかな空気が流れている。未だシンディを愛しているディーンは何とか、結婚前のラブラブな関係を復活させたいと思い、妻に久しぶりに水入らずで過ごしたいと、ある提案をするのですが...。
これといってドラマチックな展開もないし、重いトーンの場面が延々と続く作品。二人が出会ったばかりの頃、そして現在と時系列を交錯させて進行する、という斬新な趣向と主演二人の力量がなかったら、とても最期まで観られなかったと思います。

ミシェル・ウィリアムズって、セクシーだけど男達に翻弄される薄幸の美女、というイメージが強い気がします。欧米男性に人気が高いブロンド系、あまり賢くなさそうなトロンとした眼差し、ムチッとしたボディー。子役からこの世界に入ったと言いますが、お子様の時からすでにフェロモン満開で危ない雰囲気はありました。ドラマシリーズ『ドーソンズ・クリーク』で主人公が恋するNY出身の女子高生役で出た時は、ティーンとは思えない妖艶さで「うわ、この子、恐るべし!」と思ったものです。その後、『ブロークバック・マウンテン』で隠れゲイの夫を愛する人妻役でアカデミー助演女優賞を受賞。その時の共演者であるヒース・レンジャーと婚約し、一人娘までもうけますが、結局、婚約は解消。ヒース・レンジャーは自殺(?)し、彼女の人生も、まさに映画のよう。
2012年のアカデミー女優賞にノミネートされた『マリリン7日間の恋』で演じたマリリン・モンローはまさにハマり役で、これぞ21世紀のセックスシンボル像を体現してるのではないでしょうか?本作観てないけど。
『ドーソンズ・クリーク』での共演仲間にケィティ・ホームズがいますが、ケィティはトム・クルーズと結婚し、不能だと思われていた(?)トムの子どもを妊娠し、出産。今では女優というよりゴシップセレブとして定着してる感がありますが、ミシェルは子役アイドル路線に甘んじることなく、インディーズ系のマイナーな作品に積極的に参加して、演技の質を高めてきた強者。
本編の後半部分ではひたすらヒステリックになり、興奮状態で「もう一緒にいたくないの!出てって!!」とわめき散らすだけで夫の言い分に耳を貸さないシンディの姿に心を刺されました。嫌悪感とか、その他もろもろの感情に押し流されてる人って、理路整然と話すことが出来なくなるんですよね。ミシェル自身は、もう少し口が立つ人だと思いますが、「嫌だ!」とか「出てけ!」とか「別れて!」しか口をついて出てこない極限状況だったのか、それとも、本当は別れる決定的な理由などないのに、今の自分にはお荷物でしかないから、それしか言うことが出来なかったのか、と考えさせられる熱演でした。

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私はこれをWOWOWの放送で観たのですが、この映画の放送枠に登場する二人の紹介者のうちの一人が「この女の子、男を見る目がないよね~。運送屋のバイトのお兄ちゃんなんて最初から合うわけない。この作品はね、娘を持つ父親が、その娘がろくでもなさそうな男を連れて結婚したい、と言って来た時にね、この映画をビデオに残しておいて、こんな結果になっちゃうよ~、と見せてやればいい。そういう教材素材として非常に優れた作品」とコメントしたのにはびっくりしました。いくら何でも、公共の電波で言って良いことと悪いことがあるだろ、って思いましたが。
まあ、確かに、医者をめざしているような子がこんな将来性の薄い男と仲良くなっていいのか?と漠然と思いましたけどね、私も。妊娠しちゃって、結局いろんな事を諦める羽目になって、数年後に不満が大爆発したって、そんなの最初から予想できただろ、なんて言ってしまったら、身もフタもないわけですよね。
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# by marikzio | 2012-03-13 14:07 | Movie | Comments(0)


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