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The Irrepressibles の新作がもうすぐ!
かつて、このブログでも紹介していた、イギリスのインディー系バンド The Irrepressibles。

過去ログ The Irrepressibles "Mirror Mirror"

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デビューアルバム"Mirror Mirror"はその名の通り、万華鏡のように妖しく退廃的な世界観で私を魅了しましたが、10月には新作アルバムがリリース予定されているそうです。

アルバムタイトルはド直球に "NUDE"
これはイメージであって、正式なジャケ写ではないかも知れません。
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私が知らぬ間に、5月にはシングルとビデオクリップも発表されていました。
映像は、これまたゲイ・フレンドリーで大胆ですが、サウンドは彼ららしいバロックテイストで美しい。80'S風味も踏襲している。
これはアルバムの出来映えに期待できそうです。

"ARROW"



そして、今月には2枚目のシングルとビデオクリップのリリース。
その名も"NEW WORLD"



実はこの情報、元 Frankies Goes To Hollywood のHolly Johnson のTwitterで知ったのです。

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ホリーさんのツイッター

ホリーさん、このビデオクリップお気に入りのようです。
まさか、彼もThe Irrepressiblesを聴いているとは知りませんでした。


"NUDE” も恐らくiTunes storeでダウンロード購入できると思うのですが、公式フェイスブックで
CD等を販売しているらしく、プレオーダー受付してました。
この手のコアなアーチストはCD媒体が入手困難になるでしょうから、こんな風に公式ストアで買えるのはありがたいですね♪

The Irrepressibles オフィシャル・フェイスブック

もちろん、CDまで欲しいとは思わないけどサウンドは気になる、と言う方は是非、iTunes Storeで検索して見てくださいな。
80年代のブリティッシュ・ポップが好きだった、という人にはキュンとなるはずです。
しかし、ボーカルの彼、確かまだ20代なんだよな...。
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by marikzio | 2012-08-28 14:59 | Other Music | Comments(0)

バルセロナ☆雑感
いい加減、このバルセロナ紀行もファイナルといたしませう。
私にとっては初めての初めてのバルセロナ、初めてのスペイン。しかし、「バルセロナはカタルーニャ独自の文化と立ち位置にあり、スペインであって、スペインではない」という人もいます。結局バルセロナしか見ていない自分にとっては何とも言えませんが、やはりこの国はキリスト教、それもカトリックの色がとても強い国であり、ヨーロッパは大概そうだと思いますが、中世の雰囲気というか佇まいが現在と同居して、これは北米とかオセアニアにはないものだな、だから自分は欧州に惹かれ続けるのだな、ということを実感しました。

★バルセロナは何気に港町!

それも地中海に面していたりする。私にとってはニース以来、6年ぶりの地中海。
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ランブラス通りを海側に向かって歩き、突き当たった所にコロン(コロンブス)の塔があります。
結構大きいので、遠くからでも見えます。
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日本でタコを食すのはごく当たり前ですが、欧州ではあまりタコを食べません。
しかし、地中海に面した地域では、割と食べられているらしい。
地元のバールでプルポ・ア・ラ・ガリェイガ(ガリシア風タコ)を。要するにタコの切り身を茹でたもので、日本でもありそうです。横にあるのは日本酒ではありません。「タサ」という白い茶碗みたいなのに白ワインがつがれています。
バールのお兄さん達はハイテンションで、まるで大阪の漫才をライブで見ているようでした。まさに、スペイン語版どつき漫才!?

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スペインでは一日4回か5回、食事をすると言われています。
朝は軽〜く、パンとコーヒー。もちろん、それだけじゃ昼までもたないので、昼食までの中間にあたる時間にバルでタパス(おつまみ的なお惣菜)などの軽食を。そしてお昼はレストランか自宅でガッツリ時間をかけて楽しみ、夕食は何と夜の9時か10時頃に軽くつまむのが一般的。日々の活動の合間に食事をする、というより食事の間に活動しているみたいな。なんか、そんなちまちま口にしてるぐらいなら、毎回しっかり食べて回数を減らした方が時間と手間の節約になるだろ、なんて私なんかは思ってしまうのですが、何を食べても美味しいスペインのこと、魚も野菜もフルーツも豊富、しかも割安ですから、自然に食べる回数が多くなってしまうのでしょうね。
ちなみに、バルセロナで有名なものに"パン・コン・トマテ"があります。要するにトマト・パンと言う事なんですが、トーストしたパンにニンニクをこすりつけ、次に輪切りにしたトマトをなすりつけて真っ赤なパンの出来上がり。朝、バールでカフェ・コン・レチェ(カフェオレ)と一緒にオーダーしてみましょう♪
ま、普通にお家でも出来そうですけどね。

ランブラス通りを歩いていると、登場するサン・ジュセップ市場。ボケリーア市場とも言われています。実は12世紀からあるという非常に歴史的に古い市場です。生ハムやお肉、お魚、野菜、チーズなど何でもあります。まさにバルセロナ市民の台所。

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たぶん、レイアール広場だったと思う。
常に観光客で賑わっている熱いスポット、だそうですが、私は一度しか訪れていません。
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★ランチはたいした事なかったエルス・クアトロ・ガッツ

"Els Quatre Gats"(スペイン語で「4匹の猫」)という名のバール。パリに渡る前のピカソが足繁く通ったと言われる伝説のスポット。その時代からずっと営業していたというわけでなく、20年くらい前に復活したお店なので、レプリカみたいなもんなんですが、お店の雰囲気は高級感あって素敵です。もっとも、4Gatsは高級店ではなくて、ビアホールのような大衆的な所だったようですが、これだけの内装はたいしたもの。
本当はもっと写真をとってお見せしたかったんですが、こんな暗い写真しか撮れませんでした。
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なので、画像はこちらで見てみてくださいな。

よ〜く、目を細めて見ると、4匹の猫ちゃん達がいます。

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観光スポットとしてかなり有名なのに、予約なしの飛び込みでもランチにありつくことができました。
しかも、15ユーロ〜というお手頃価格。
最初に出てきたサラダ。上に乗っかっているのはお肉ではなく、チーズです。肉並みに濃いお味でした。

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ん〜、でも、ランチの中でこのサラダが一番美味しかったかも...。
メインの鶏肉ちゃんが、カレー味仕立てだったんですが、口にしても関心するほど美味でもないって言うか、なんかこの程度だったら何処でも食べれそうだよね、ってゆー代物だったと言うか...。
おまけに、締めのデザートであるモノを選んで、どんなケーキが出てくるんだろ?って思ってたら、あーた、

スイカですよ、スイカ!!

スイカをサイコロ状に切ったものが出て来た!!!(涙)


「だって、スペイン語も満足に知らないで注文したアンタが悪い」ってお思いになるかも知れませんが、日本だったら、スイカをデザートに出すレストランなんてないですよね!ある意味カルチャー・ショック!?
そりゃあ、さすがに私でも"tarta de chocolate"(チョコレート・ケーキ)とか、"helado"(アイスクリーム)とか、これはクレーム・ブリュレかな?と察しがつくものもメニューにありましたが、何か名前が美味しそうな響きだな〜、と思ったのが裏目に出ました。しかし、他のテーブルでチョコレートケーキがサーブされてるのを見ましたが、何かもっさりして美味しくなさげでした。だから、下手にケーキ頼んで胸焼けするより良いかも?と自分を慰めて4Gatsを後にしたのでした。

あ、そうそう、バルセロナで是非食してみたかったスィーツが、タルタ・デ・サンチアゴ。4Gatsの次の日に入ったカフェ・レストランで、デザートメニューにあったので、しっかり頼んでみました。タルタ・デ・サンチアゴはガリシア地方サンティアゴ名物のケーキでベースがアーモンドのケーキ。と言っても、アーモンドは姿形もなく砕かれており、しっとりした食感で食べているうちにお腹にずっしり来ます。食べ応えがあって、とっても美味しい。
ちなみに、スペインで有名な三大巡礼地の一つ、サンティアゴ・デ・コンポステラの名物菓子なんだとか。

★バルセロナで人気スポットは長蛇の列

バカンスシーズンで、あちこちのレストランがお休みで何となく閑散としているパリに対し、バルセロナは欧州やその他の地域からツーリストが押し寄せる観光シーズン真っ盛り!
一番人気のガウディ建築は普通に炎天下で数時間待ち、なんてのが珍しくありません。サグラダ・ファミリアなんかは、出発前に公式サイトからチケットを購入しておくのがある意味常識らしいです。
もちろん、人気で行列必至なのはガウディだけではありません。ピカソ美術館でも見ておこうっと〜、と呑気に歩いて行ったら、とんでもなく人が並んでいて、ひっくり返りそうになりました。ピカソ美術館ってパリにもあったような気がするけどな〜、あの例のキュビズムな作風はパリに行ってからでここで展示されてるのは普通めの絵ばっかりのハズなのに、それでも見たいもんなのかな〜、ピカソって言うだけで見たいもんなのかな〜、ま、私も見ておこうと思ったぐらいなんだから、そりゃ他の奴らだって見ようと思うよな〜、と思いながら後にしました。
そして、「バルセロナは水族館が凄い面白いのよ!」とオススメされていたので、ピカソがダメならそこ行ってみよう、と向かってみたんですが、海岸沿いの灼熱の太陽に直火にされながら、水族館がある場所までかなり歩いたあげく、これまた行列になっていたので、そこで力尽きてしまいました。

これは、カタルーニャ音楽堂。世界遺産にも指定されています。
是非とも見学したくて何度か足を運んだんですが、いつもクローズしていました。内部見学はツアーのみで、そのツアーを申し込むのも事前に情報収集が必要だったみたいです。

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バルセロナ最後の日は、カタルーニャ音楽堂を諦め、ピカソ美術館を断念し、水族館の前で気力を失う、という不発の一日でした。あ、午前中はグエル公園で修行僧のような汗をかいたけど。これだったら、日本人向けのモンセラット半日ツアーを利用した方がよっぽど有意義に過ごせたわ〜、と思ったものでした。

★やはりバルセロナはスピリチュアルな街

あちこちに素敵な古い教会があって、キリスト者でなくても癒されました☆

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★バルセロナ男子はマッチョ率高し!

さすがラテン系のお国。
タンクトップの下に隆々とした肉体美をちらつかせる男性多かったです。バルセロナの後、パリに寄ったのですが、パリ男子がみんな草食系に見えてしまいました(笑)。
あと、タトゥー入れてる男子多かったですね。小さなお子さん連れてるパパさんでも入れ墨入り。本物かどうかわかりませんが...。
女子は、モデルのようにスタイルが良くてお顔も美しい人多かったですね。バルセロナ、美女率高し。欧米圏にしては肥満の人少ない方だと思います。
と、言うのも、地中海付近のお料理はオリーブオイルが主な為、バターをほとんど使わないそうです。上質のオリーブオイル、新鮮な魚介類、豊富なフルーツなど美味しくて体に良いものを食べているので、コレステロールも低いそうです。スペインと言えば生ハムも良く食べますが、アメリカとかに比べたら遥かに健康的なのです。
私もパリに来てから、いきなりフォアグラとか食べちゃって、お腹に重かったです。

★スペイン語の壁

もちろん、本格的にスペイン語を習ったことはありませんが、ブルーシャ西村さんのスペイン語本 を何回も読んだり、『NHKラジオ まいにちスペイン語』の電子テキストを購入したり、自分なりに準備して行きました。でも、思うように喋れなかったです...。いざ、口にしようとすると照れがあるのか、あうあうって感じになって、スムーズに行きませんでしたね。
ま、フランス語だって、会話が成立するようになったのは、ネイティブの先生とレッスン受けるようになってからだし、やはり語学はその言葉を話す人と実際にやり取りする訓練が必要だな〜と実感しました。
たいした会話も出来ないのに、フランス語が通じるパリに来てホッとしたぐらいです。フランス語がもの凄くありがたく感じました。(笑)
でも、せっかく開いたスペイン語の扉。旅が終わったところでやめてしまうのではなく、そのうち、スカイプとかでスペイン語のレッスンを受けて見ようかな、と目論んでおります。

と言うわけで、私の束の間のバルセロナ旅行はこれでおしまいです。
今後、再びスペインの地を訪れるかどうかはわかりませんが、これを機会に何かスペインともご縁が出来たような気がしています。
バルセロナよ、スペインよ、またいつの日か。

Hasta Luego!

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by marikzio | 2012-08-26 20:26 | 絶賛☆Barcelona | Comments(2)

グエル公園
すんません、まだまだ引っ張るガウディ・ネタ。
さてさて、今日のお題は『グエル公園』。バルセロナと言えば、ここを真っ先にイメージする人も少なくないのではないでしょうか?ウディ・アレンの映画『恋するバルセロナ』でも、この公園が登場していたような...。
でも、実はあまり行きたくないスポットでもありました。だって、連日炎天下だし、郊外にあるし、この手の公園って、やたら広くて延々延々と歩き続けて汗だくになるのが目に見えてるので。
だからと言って、潔くスキップする気にもなれず、やはりグエル公園を見ずして日本には帰れない!
と、ばかりに旅行疲れで重くなった体を引きずり、メトロ3号線に乗り込みました。

Vallcarca駅を出ると、そこは閑静な住宅街。標識が示す通りに進んで行くと、観光客らしい人々の波があってわかりやすいです。が、突如エスカレーター登場。エレベーターが終わると、かなり急勾配になっていて、その坂を自力で登って行きます。emoticon-0101-sadsmile.gif それからまた、エレベーター。そして急な坂。
バルセロナはフランス人観光客が非常に多くて、あちこちでフランス語が飛び交っています。でも、私の仏語力が及ばなくて、何を言ってるのか聴き取れないのが悲しい。道に犬のウンコらしきものが潰れた状態で落ちていたので、それをまたいでやり過ごすと、後ろからフランス女子達の悲鳴と叫びがあがり「attention! attention!」と大騒ぎしていました。くそっ、犬の糞ぐらいで大騒ぎすんなよ。パリはそれで有名だったくせに。

そんなこんなで、やっと入り口らしき所に到着。とは言っても、タルト菓子みたいなお家が並ぶ、テーマパークみたいな正面入口ではなく、地味な裏口の一つ。山道を歩いているとひょっこり現れる、「○○はこちら!」みたいなやつ。しかも、まだ坂道になっていました。
ガイドブック『地球のあるきかた』にはグエル公園のちょっとした全体地図が案内されていたので、それによると、この道は位置的に「ゴルゴダの丘」に向かっているらしい。ゴルゴダの丘って、確かエルサレムにあったと思うんですが、そこは信仰深いガウディのこと、自分がプロデュースする、この大型公園の中に創りたかったのでしょうね。

ここは展望スポットにもなっていて、この十字架小山に上がると、バルセロナの街一帯が見晴らせます。大道芸人もいらっしゃって、「ぼろろ~ん、ぼろろ~ん♪」と中近東風味の音楽を大音量で流し、異国っぽい演出をしていました。

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自分も登ってみた。

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ゴルダゴ詣でを終え、有名な正面入口をめざすことに。
出たー!お菓子な家達。

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メインの中央広場へ続く階段。
あまりに混み混みだったので、有名なカメレオンのオブジェはカメラに収めませんでした。

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中央の階段を上って行くと、こんな風なドームになっております。
優美で凝ったタイル。こんな風にディティールに拘り、モザイクを多用するのが、いかにもガウディ・デザイン。(まぁ、モザイクはガウディ弟子が担当したらいしですが)

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この通路もね~。まさにファイナル・ファンタジーの世界。
ガウディさんって、どれだけ引き出しがあった人なんでせうか...?

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グエル公園は、資産家でガウディのスポンサーのグエル氏が郊外に超高級庭園住宅を造ろうと、目論んだ一大プロジェクト。自分が住む住宅も公園にあり、そこで生涯を終えています。公園内にはガウディの自宅もあり、生涯独身だった彼は、そこで自分の父親と姪を呼び寄せて暮らしました。
しかし、思うように物件が売れず(60軒の予定がたった3軒)、この大計画は失敗に終わりました。だって、不便そうだもんな~。
しかし、この公園も世界遺産として認定され、バルセロナを代表する観光スポットとして、また誰でも気軽に立ち寄れる憩いの場として、人々に愛され続けています。


公園の中で出会ったおネコ様。
かわい~emoticon-0152-heart.gif

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逃げられんうちに、と思ってiPhone を構えたら、「にゃお~ん」と鳴いて、向こうから寄って来ました。
「きゃわゆい~」年甲斐もなく、こんな台詞が口をついて出て、撫でて見ました。しかし、見ると耳にたくさんキズがついて毛も抜けて痛々しそうです。他の観光客にも、ゴロゴロすり寄って行ってしっぽを撫でられていました。これだけ愛想が良いのも、お腹を空かせていて、なんか食べ物がないかおねだりしていたのかも知れない、と思うと胸が痛みます。
綺麗で人なつこいネコちゃんなので、心優しい誰かに保護されることをお祈りします。

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やはり予想どおり、というか予想以上に疲れました、グエル公園。
地元の人にとってはリフレッシュするのに丁度良い場所だと思うのですが、体力勝負の観光客にとっては、時間とスタミナをかなりの割合で取られます。
ま、とりあえずここを訪れたので悔いはないですけど。

そうそう、『ゴルゴダの丘』で検索してたら、こんな画像が出て来ました...。
救世主って、やはり十字架にかけらるのが運命なのよねぇ。

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by marikzio | 2012-08-22 12:10 | 絶賛☆Barcelona | Comments(2)

ゴシック地区
観光客やお土産屋さんで常にごったがえしているランブラス大通りから、少し左右に広がる古い市街地。カテドラル大聖堂やサンタ・マリア・デル・マル教会など数世紀に渡りバルセロナ市民に愛され続けてきた教会や世界遺産に登録されているカタルーニャ音楽堂など有名な建築物が点在している地区です。もちろんお土産やさんや飲食店もたくさんあるけれど、古いヨーロッパ特有の情緒に溢れてていて、バルセロナを訪れたら、ぜひ散歩してもらいたい通りです。

バルセロナの人々はこの街で祈り、生活し、街もまた何世代にも渡る人々の人生の有り様を見つめて来ました。バルセロナ市民の精神そのもの、とさえ言われるカテドラル教会へと続く通り。
まるで中世時代の世界へタイプスリップしたかのような独特の空気感。まさに、"ゴシック"としか呼び様のない佇まいです。

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アーチの真下でよく見ると4人の聖女がこちらを見守っています。
「ここからは神聖な場所ですよ~。お気を鎮めなさい。」と言われているかのような...。

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巨大なカテドラル教会。1298年に建築され、完成までに150年かかったという大作!
「バルセロナと言えばガウディ。バルセロナと言えばアートな建築」というイメージを持たれている方は多いと思うのですが、このカテドラルだって、バルセロナを始めとするカタルーニャ地域の文化の結晶であり、その精神の象徴とも言える存在。
サグラダ・ファミリアにも圧倒されましたが、しかし、このカテドラルが放つ重厚感というか、神々しさがもう半端ないんです。

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聖堂へと続く回廊。
この天井の高さ。アーチの美しさ。精霊が漂っているような清浄された空気に満たされています。こういうのを見ると、つくづくこの国ってカソリックの国なんだな、と実感します。

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中庭も美しい。

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中庭で戯れるアヒルさんたち♪
若い僧侶さん達が毎日エサやってるのかしら?

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ヨーロッパの大きな教会にありがちですが、大聖堂の左右には小さめな祭壇や礼拝堂の小部屋があって、ところどころでお祈りできます。
モンセラットの有名な黒いマリア様もおられました。膝に幼子イエスを抱え、右手に玉?のような何かを持っていらっしゃる。もちろん、これはレプリカで、本物のご本尊はモンセラットの修道院まで行かないとお会いできません。

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木造の黒いマリア様、山中の洞窟で発見され、カタルーニャの守護聖母として地域で慕われて来ましたが、一説によると、この地域はキリスト教が普及する前から根ざしていた地母神信仰があり、それを象徴するための地母神像が多く作られていた、との事。しかし、キリスト教が国教となってからはそれらの像は邪教のものとされ、次々と処分されて行き、中には燃やされるのを免れるために、山中に隠されたのが出て来たのではないか?とも言われているようです。
と、なると、数世紀に渡って「幸せをもたらすマリア様」と世界中の熱心な信者に信仰されてきた黒いマリア様は、もともと異教のものであり、キリスト教側から"邪教のもの"とされ撤廃されまくった対象だったのが、時代を超えて、今こんな風になって、と考えると不思議な感じです。
モンセラット、半日ツアーも出てるからどうしようか迷ったんですが、結局見に行きませんでした。でも、やっぱり行っておけば良かったなぁ。私も黒いマリア様に触れてパワーをもらいたかったです。

実は凄いエピソードを持つのに地味な存在の『王の広場』。
ゴシック様式の古い建物に囲まれた、隙間のような空間。正面にあるのが王宮だったとか。
王宮の前にある階段はコロンブスが新大陸を発見した旅から帰って来た時に、それを報告するためにイザベル女王と謁見した所。今となっては、観光客の腰掛けスポットみたいですが。
私もこの階段で一休みして、遙か歴史の世界にスリップしておりました。

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突然話変わりますが、カテドラルの中でカップルと思しき二人連れの男の子達が。
どちらも似たような雰囲気の繊細な美少年風で、手を、というより指を握り合って歩いておりました。
「日本で半ズボンを履く男の人は多いですが、スペイン人で半ズボンをはいて歩く人はゲイです。」と聞いたことがありますが、彼らは二人とも半ズボン姿で、しかもおみ足がひきしまり、肌がすべすべしておりました。並んで歩く二人の後ろ姿からは「ウフフフフ...」という幸せそうな忍び笑いが聞こえてくるようで、カソリックって確か同性愛ガッツリ厳禁のハズだよなぁ、こんな所来て大丈夫なんだろうか?といらん心配をしてしまいました。最近はそうでもないのでしょうか?

で、また同性愛カップルついでにお話しますが、バルセロナからパリへ戻るために格安航空のEasyjetにチェックイン・搭乗し、狭い通路で大勢の客と一緒に待っていた時のこと。
目の前にこれまた若い男同士のカップルと思しき二人組が。今度は指でなく堂々と手を握っていたので、ああカップルなんだな、と判断したわけです。でも、カテドラルとかその他の観光地ならゲイカップルだろうと普通のカップルだろうといちゃつくことはあるでしょうが、朝の10時で、これから飛行機に乗ろうと大勢の人々が狭い空間でひしめきあっている中で、お年寄りも子供もいる中で、男同士で手を繋いでるなんて勇気あるなぁ、と思って見てたんですが(見るなよ!)、彼らは見つめ合い、むちゅ~emoticon-0152-heart.gifとやったのでございます。ま、普通のバカップルなら狭い場所だろうが何だろうがやると思うんですが、だけど、あんた達ゲイカップルでしょ、いいの?こんなに堂々として、とおばさんはいらん心配をしてしまいました。そのうちの一人が相手の後ろから抱きつき首筋にこれまたチュ~emoticon-0152-heart.gifemoticon-0152-heart.gif。まるで初期のフランソワ・オゾンの映画を観ているようでした。
しかし、彼らが全然目に入らぬかのように無反応な人々。さすが、スペイン人もフランス人も大らかなんですな。

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...と、話が脱線してしまってすみません。
とにかく、カテドラルとゴシック通り、素敵ですよ。時間が止まったかのような異空間に癒されます。
でも、スリ・ひったくり多発スポットなのでご注意を!
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by marikzio | 2012-08-21 14:13 | 絶賛☆Barcelona | Comments(1)

グエル邸
実は、カサ・バトリョよりも、カサ・ミラよりも、ガウディ建築の中でここが一番心打たれました。
バルセロナ随一の目抜き通りランブラスを海側に向かって進み、リセウ劇場を過ぎてから、やや小さな通りを入ったところにある、Palau Gell 。
ガウディの生涯最大のスポンサーであるエウゼビ・グエイ氏の為に作られた豪奢なお屋敷です。1890年に建設され、1906年にグエル氏がグエル公園内の住居に引っ越すまで、ここで生活しました。モダン・キュビズムを全面に打ち出した奇抜なカサ・バトリョとカサ・ミラと同じ設計者とは思えないほど、パラウ・グエルは別物。アルハンブラ宮殿をモデルにした、と言うそうで、灰色の大理石をたくさん使った古典的で優雅な佇まいの中に、大広間に黄金色の礼拝堂をしかけるなど、その重厚な美しさと宗教的な気高さに圧倒されます。これは、ガウディ初期の傑作。初期でこんなとんでもないモノを創ってたんですね。

重厚な構えのエントランスから入ると、目の前にはこのように階段が。ここもオーディオガイド付きなので、見学者達はまたもや携帯片手のキャリアウーマン風。実はこの下は地下になっていて、そこも見学できました。馬を休ませておく目的のために作られて、床が汚れても綺麗に洗い流せるように工夫もされていたそうです。

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2階に上がってもまだ階段。
皆さん、「もう、忙しくて忙しすぎて、やってらんないわぁ~」的風情。
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もし、知り合ったばかりのお友達に「うちに来ない?」なんてお呼ばれして、こんな家だったりしたら、たまげてしまいますなぁ。グエルさん家はお子さんが9人いたそうですから、羨望の的であったことでしょう。

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階段を上ったところに、これまた豪華絢爛なスペースがあり、サロンへと続く入り口となっております。この窓!このランプ!!贅を尽くしてるのに下品にならないのは全体的に落ち着いた暗めの色調でまとめられてるせいでしょうか?

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と、思ったらこの大広間はキンキラキンですよ~!
果てしなく高い吹き抜け天井と黄金の礼拝堂。この金色の小部屋は普段は扉を閉めておき、ミサをする時に開かれていました。そ、それにしても、おうちミサって、どうなん!?
家族も大家族だったし、使用人もたくさんいたでしょうから、ニーズに沿っていたかも知れませんね。

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大広間から一家の住居スペースへと続く階段。
一見、我々がイメージするガウディ建築とかけ離れた印象を与えるグエル邸ですが、細かい装飾やオブジェ、天井の色などを見るとかなり個性的。ガウディ色を見ることができます。
私の写真がいまいちなんですが、ガウディが建築したお屋敷や施設はどこを切り取ってもアートになるんです。

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自宅にパイプオルガン...。
専属のオルガン奏者もいたのでしょうか?

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お約束の屋上アート。
ガウディはこんなところにも手を抜かない建築家でしたが、この下の屋根裏部屋スペースにも様々な工夫が施されていました。
屋根裏部屋は使用人のための住居でしたが、彼らの生活音がグエル一家住居スペースに届いて邪魔になることがないよう設計されていたそうです。例え召し使いでも、こんなお屋敷で生活出来たなんて羨ましい?

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バルセロナ生まれのエウゼビ・グエイ(1846-1918)は大資産家であり、政治家としても活動。ガウディと親交を結び、彼の生涯最大のスポンサーでもありました。裕福な環境のもとに生まれたエウゼビは、バルセロナ、フランス、イギリスで法学、経済学、応用化学を学び、実業家として、その手腕を発揮。また、1875年にはバルセロナ市議員に選出、1878年には州議会議員、そしてスペイン上院議員となりました。また、彼はカタルーニャの文化後援者としても積極的で、サン・ジョルディ王立美術アカデミー会員となり、カタルーニャ愛国者の団体セントル・カタラーの総裁となり、そんな流れでガウディと出会い親密になって行ったのかも知れません。
文化的なものに非常に感心・理解が深い人物であり、彼の子供達も高い教育を受けて育ちました。後にアルフォンソ13世によりグエイ伯の称号が与えられ、現在グエイ家の子孫はコミャリス候の称号を名乗っています。一ブルジョワから貴族の仲間入りを果たしたグエル家、ほんとに凄い家系ですね~。

アントニ・ガウディがエウゼビ・グエイ氏と運命の出会いを果たしたのは若干26歳の時。グエイ氏と仕事をしたことがきっかけに、バルセロナの富豪達からオファーが入り、ガウディ作品群の一部は世界遺産登録され、現在もバルセロナで生き続け、この街の象徴にもなっていますね。
彼は非常に敬虔なクリスチャンであり、多くの宗教施設に携わり、まだ建設中の大作サグラダ・ファミリアはその神髄とも言えるでしょう。それ以外の建築物にしても非常に画期的であるうえに理にかなっていて、現代建築にも通用する構造、また美術的・芸術的にも類を見ない完成度の高さなど、まさに神業。しかし、生涯独身だったそうです。もぉ、名門で金持ちのスポンサーが何人もいながら、何で周りが世話してやらなかったんかー!?と思うのですが、女性恐怖症だった、という説も。彼の生涯は信仰と建築に捧げられたのですね。所謂、芸術家肌で浮き世離れしていたのかも知れません。
しかし、これだけの功績を残していながら、路面電車に轢かれ、その3日後に息を引き取る、という壮絶な最期を迎えています。享年73歳。ミサへ向かう途中での事故であり、晩年はあまり身なりに気を使わなった為、浮浪者と間違われて対応が遅れたと言われています...。


それでも、後世に名を残し、今も作品群が世界的遺産として生き続けているというのは素晴らしい。彼の精神性の高さの賜ですね。今後も世を照らし、道に迷う人々を導いて行ってくれるでしょう。
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by marikzio | 2012-08-20 10:39 | 絶賛☆Barcelona | Comments(0)

カサ・ミラ
「世界遺産に認定されている集合住宅」として日本でも、テレビで紹介されたことがあるのでご存知の方も多いと思います。『ラ・ペドレラ(石切場)』という異名でも知られるカサ・ミラ。ガウディが54歳の時に設計しました。

カサ・バトリョと同じブランドストリートのグラシア通りにあります。大都会のど真ん中にお住まいがあるって、凄いですねぇ~。
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ググッと寄ってみました。
カサ・バトリョほど絢爛豪華ではありませんが、このなだらかな曲線、個性的なフォルムなど、テイストは共通してますね。夢の中でしか存在しないような巨大なオブジェが、忽然とビジネスストリートに姿を現しているかのような光景。
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それにしてもさ、バルセロナの建築って、「カサ~なんとか」ってのが多すぎ!実は私、混乱してまして、観光中も目的とは違う地点をいつの間にか目指して歩いて行ってわけわかんなくなったり、という場面が少なからずありました。ブログにアップした時も思い切り名前を勘違いして表記しているのに気づいて、慌てて直したり(赤っ恥)。
これ、ガウディ作品でもガウディじゃない人のにでも、"カサ~"とついてるから余計わかんなくなくなっちゃう。
ちなみに カサ(Casa)とはスペイン語で"家"のこと。「カサ・バトリョ」もバトリョさんの家ってそのままだし、このカサ・ミラだって、実業家のペレ・ミラさんとその奥様の邸宅として作られたものだから、ミラさんの家ってことなんですよね。
余談になりますが、スペイン語で「mi casa es tu casa」(私の家は君の家だよ)という表現がありますが、スペイン人が友人や知り合いを招いておもてなしする時に使う言葉らしいです。どうぞ、くつろいでいって、という感じなのでしょうが、一度でいいから言われてみたいものですぅ。

ここも受付窓口まで少し行列になっていましたが、まだ午前中だったのでそれほど待たなくて済みました。オーディオガイド付きでしたが、カサ・バトリョみたいに日本語版はありませんでしたので、ここは思い切ってフランス語版にしてみました。いや、なに英語版にしたって私の理解度は似たようなもんです。結局フランス語ガイド、わかったようなわからないような...(苦笑)。

受付が終わると、エレベーターで屋上へ直行!
住民だったら、毎朝ここに上って散歩するだけでいい運動になりそうです。

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屋上からパティオを見下ろすの図。
ここを降りて屋根裏階はガウディ建築の博物館になっていました。
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アパートのうちの一戸をモデルルームのように公開していましたが、アパートの1室にしては、間取りも多く、下手すれば小さな一戸建てより広いかも知れません。
ショールームは20世紀初期のちょいお金持ち家庭の部屋を再現。
子供部屋なんかもありましたが、調度品とかがあまりにも古めかしくて、当初は超高級住宅だった、というイメージが沸きません。旧式の不便な住居というだけ、という気がしなくもない。
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ちなみにカサ・ミラでは新規入居者を受け入れていないとか。空き室がないという話もあるし、住んでいる住民は50年以上も前から数世代に渡って暮らしているので、今更出て行く人もないとか。
「世界遺産の中に住んでるなんて、博物館で寝泊まりしてるようなもので落ち着かないんじゃないか?」と思う人も多いでしょうが、住民にしてみれば、「おじいちゃん、おばあちゃんとずっと暮らしてきた、慣れ親しんだ我が家」でしょうからね。

カサ・バトリョよりほどの華やかさはなくて、地に足がついてる感がありました。
やや地味な印象を持ってしまったので写真はあまり撮りませんでした。

この方のブログに結構写真が残されていまして、雰囲気がうかがえます。

「癒しを求めてぶらぶらと」 ~カサ・ミラ 家賃15万円の住居~
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by marikzio | 2012-08-17 10:11 | 絶賛☆Barcelona | Comments(0)

カサ・バトリョ
カタルーニャが産んだ偉大な建築家アントニ・ガウディ。
モデルニスモ(アール・ヌーヴォー)期建築の騎手として、サグラダ・ファミリア教会などの宗教施設や公園の装飾などに携わり、バルセロナを中心に地域に大きく貢献しましたが、個人邸宅や高級アパートメントなど、住居の世界にもその無類の才能を発揮しました。

そのうちの一つがカサ・バトリョ。
ブランド店が立ち並ぶ、バルセロナ随一のおハイソなスポット、グラシア通り。そこの一角にどどん!と位置するバトリョ様の豪邸。
まるで絵本の世界から飛び出して来たような、その外観が当然周囲にとけ込むはずなく異彩を放っております。
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お隣のお宅もほら、こんなにエレガントで素敵なのにぃ~。

b0069502_19353647.jpgここもまた、サグラダ・ファミリアに負けず劣らずの人気スポットなので、朝一で、サンドイッチ片手に出かけて行きました。
バトリョ前に着いたのは開館30分前。当然開いているはずがなく、1階ガラス張りの売店はまるで高級ブティックのショーウィンドウみたい。おばさんがせっせせっせとお掃除しています。
目の前にベンチがあったので取りあえず腰掛けてここで朝食。開館待ちの客は私以外に一人か二人。
受付入り口らしいドアの向こうにも職員らしき若い男性達が何人かいて、熱心に窓磨きをしています。スペイン人って時間にルーズでマイペース、ってイメージがあるけど、こうして見ると彼らもなかなかの働きものです。
カサ・バトリョはごく当たり前に通りに面しているので、その前を人が通ります。なので、開館時間以外は当然、看板や人を並ばせる為のロープ等は貼られておらず、職員は開館直前になって、受付を作るのです。若いイケメンの職員が什器をゴロゴロ何本も出して来て並ばせ、看板を立てました。きっと終わったら終わったで、みんな手作業で片付けるんだろうな。

b0069502_19362366.jpg開館時刻となり、観光客もポツポツと集まって来て、オープン。
入館料が1*ユーロ(忘れた)とちょっと高いなと思ったものの、オーディオガイド付きと言うことで、日本語版をお願いしました。
エントランスを抜けると、すぐにこんな階段になっていて、オーディオガイドの説明を聞きながら優雅に階段を上り...、という風に行きたかったのですが、このガイドの使い勝手が最初わからなくて戸惑いました。それにしても、皆さん忙しそうです。片手でオーディオガイド機を携帯のように耳に当てながら、もう一方の手で写真撮影。自分自身を写してもらうときでさえ、片時も携帯が手放せないキャリア・ウーマン風。自分はとてもそんな煩わしい芸当は出来ないと思ったので、ひと通りゆっくり楽しんでから廻り直して撮影することにしました。
カサ・バトリョは1887年に建築された、大繊維業者ジュゼップ・バッリョ・イ・カザノバスの個人邸宅。ガウディはバトリョ氏から増改築を依頼され、1904年から1906年にかけて工事を施行。
いったい、もとはどんな家だったのでしょうか?


カサ・バトリョはその外観から「骨の家」と渾名されましたが、設計者ガウディ自身のコンセプトは海あるいは深海だったのでは?とされています。
このサロンなんて、まさに海の底にいるようですね!
随所に見受けられる曲線もおよそ建物らしくありません。ガウディは曲線を取り入れることによって、自然に近づき、家の中というより大自然の中で暮らしているふうな錯覚を狙っていたのかも知れません。
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この家の特徴の一つとして、にふんだんに使われているタイル。
これは、廃棄された瀬戸物を砕いて再利用しているとかで、現在のエコの精神にかなっています。
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ガウディがこの家で特に拘ったのが採光と換気システム。
吹き抜けの壁のタイルの色味が上に行くほど濃いのは、光が強い上部と弱い下部、どちらも同じ明るさに感じるように計算されたものなのだそうです。
換気システムもごく簡単なものですが、当時としては他の建築家にはなかった発想で、現代建築にも十分通用する理念であり、ガウディの作品は一見奇をてらったようでも、非常に理にかなって実用的なアイディア、デザインが随所に盛り込まれているそうです。

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ここが、屋上でござい~。
一見無意味な形の煙突(オブジェ)も、ちゃんと実用的な意味というか機能があって、無駄がないように作られているそうです。もちろん、人の目を楽しませるということも大きな目的にはなっていると思います。

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それにしても、こんなお家で寝起きする生活って想像出来るでしょうか?
こんな突拍子もない家を造らせたバルティ家って、途方もないお金持ちだったのでしょうね。
実は2002年まで、このカサ・バトリョは外観のみの見学で内部は公開されていなかったそうです。これ見応えある観光資源を勿体ない!個人住宅だから、という理由もあるみたいで、現にガウディ作の住居は他にも点々と存在しますが、住居ということで中には入れません。
内部を公開するようになったのは、建物を維持する費用稼ぎの目的もあるのでしょうね。
今もバトリョはアパートとして人が住んだり、事務所として使われているそうです。

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by marikzio | 2012-08-16 12:14 | 絶賛☆Barcelona | Comments(0)

サグラダ・ファミリア
何と言っても、バルセロナ最強スポットと言えば、サグラダ・ファミリア教会でしょう。
あまりの人気ゆえに、炎天下で3時間並ぶの必至!と聞いたので、開館時刻9:00を目指して行きました。
メトロを降りて地上に出るとすぐに勇壮な姿が目の前に!
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当然ながら、ガッツリ建設中。
着工は1882年。設計者のガウディの死後も工事は続けられています。何しろ完成までに300年かかると言われた、果てしなく壮大な、一大叙事詩のような未完の大作(笑)。
建設中でありながらも、この堂々たる風格と芸術性の高さでユネスコの世界遺産にも登録されていますね。
が、この十数年間に状況が変わってしまい、建築技術の向上や資金・資材・重機等の投入が大幅に増大したことにより、工事の進捗が劇的に伸びて、ガウディ死後100周年にあたる2026年には完成する、と公式に発表されたそうです。しかし、スペインもギリシャほどではないにしても絶賛恐慌中!で国家財政は火の車。さて、どうなりますことやら...。

教会の外側は入り口が3つあって、「生誕のファサード」、「受難のファサード」、「栄光のファサード」と名付けられ、キリストが辿る運命のエピソードを彫刻にして構成されています。
現在拝むことが出来るのは、「生誕のファサード」と「受難のファサード」。「栄光のファサード」は建築中で廻って見ることが出来ませんでしたが、「生誕」と「受難」の部分だけでも十分に見応えがあり、人生の中で一度は見ておくべきものでしょう。

「受難のファサード」での十字架にかけられるイエス。
その下には、裏切り者のユダのエピソードや最期の晩餐の場面などのストーリーが繰り広げられています。人物の顔が角張っているというか平坦なんですが、制作途中だからなのか、あえてそういうテイストにしているのかは不明。
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「生誕のファサード」
繊細な彫りが息を呑む美しさです!
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働くイエス。
少年イエスも、大工さんだったお父っつあんの仕事をこんな風に手伝ってたのですね!
美少年だわぁ。emoticon-0152-heart.gif
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そして、聖堂内部へ...。
大聖堂というより森の中にいるよう。とにかく、天へ天へ、光の方向へ吸い込まれて行くようです。
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ご本尊、キリストの磔刑像。
まるでパラシュートに乗って、空中を舞い降りているかのように見えます。
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内部に関しては、工事現場の雰囲気はほとんどなくなっていました。
大聖堂は柱にしろ天井にしろ、あらゆる部分が懲りに凝っていて、それを全て写真に収めていたらキリがありません。祭壇の下のガラス窓を覗くと、地下にも礼拝堂があって、それは一般の人は出入り出来ないようでした。ここの檀家(信者?)が羨ましい!
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iPhoneでササッと動画を撮ってみました。
カメラワークがぐるぐるして、見えづらいかも知れません。You Tubeに上げたら、画質が落ちて更にわかりにくくなってしまいました。
雰囲気だけでも伝わると良いのですが。



いつまでも、この空間に身を置き浸っていたいと思いましたが、そこはツーリストの哀しいさだめ、限られた時間をここばかりに費やすわけにはいきません。
って、ことで次の目的地へ。

サン・パウ病院!
サン・パウ病院はサグラダ・ファミリアから通りを歩いて10分くらいのところにあります。

こ、これが病院って、それはもう反則でしょう!
逆に、ちゃんとした医療が受けられるのかどうか微妙に心配ですけど。
もう、こんなミュージアム級の建物が病院としてまかり通るなんてぐらいのもんですって。
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これはガウディ大先生の作品ではなく、ガウディと同じバルセロナ出身のリュイス・ドメネク・イ・ムンタネー作であり、彼の代表作カタルーニャ音楽堂と並び世界遺産に登録されています。
さっき、『ガウディ大先生』と書きましたが、ドメネクはバルセロナ建築学校で教鞭を執っていて、その教え子の中にガウディがいたそうなので、実はガウディの恩師だったのですね。

しかし、残念ながら、このサン・パウ病院は2009年から大改装中でして、今現在は病院として機能していないのはおろか内部を見学することもできません。(びぇーん)
中身の一部を廻るツアーもあるみたいですが、ろくに下調べもせずに来てしまったので、そんなツアーに申し込む気力もつてもなく、正面の写真だけ撮ってその場を後にしました。
この病院の再開はいつになるのでしょうか?
スペインのことだからなー、いつになることやら...。
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by marikzio | 2012-08-16 10:11 | 絶賛☆Barcelona | Comments(2)

絶賛☆Barcelona プロローグ
東京成田から上海浦東空港で乗換し、

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パリ、シャルル・ド・ゴールで5時間程、待機した後、Easyjetに搭乗して約2時間後、

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私はバルセロナのランブラス大通りに、いた。

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でも、やっぱりBCNと言えば、


近代建築の巨匠、アントニ・ガウディ!!

サグラダファミリアとか!
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カサ・バトリョとか!
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カサ・ミラとか!
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でも、凄い建築はガウディだけじゃない。

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こんなお城のような建物は元総合病院。
一泊だけでも入院してみたい?


巨大な摩訶不思議オブジェは、いかにも芸術都市バルセロナ

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そして、中世の世界へタイムスリップしたかのようなゴシックな通り

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バルセロナの多様な魅力と言ったら、それはもう一言では語り尽くせない。
わずか3・4日のショートステイ、そして全ショットをiPhoneで済ませたという超手抜きなレポですが、宜しかったらお付き合いくださいませ。

それでは、『絶賛☆Barcelona』
もうすぐ、はじまりはじまり!!emoticon-0160-movie.gif
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by marikzio | 2012-08-16 00:01 | 絶賛☆Barcelona | Comments(0)


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