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The Irrepressibles "Mirror Mirror"
どうぞ、未知の扉を開けることをためらわないでください。
ロンドンを拠点に活動する音楽集団、The Irrepressibles。絢爛たるオーケストレイションと妖美なメロディラインはまさにバロック。ロココ趣味のコスプレ、妖艶で高音が裏返るボーカルがある者には郷愁を憶える。"Mirror Mirror"、その名のとおり万華鏡のような音空間で心を惑わす。これは、まさに irressibles(抗いがたい)な魔法なのです。

b0069502_11474035.gif"Mirror Mirror"
1. My Friend Jo
2. I'll Maybe Let You
3. In Your Eyes
4. Anvil
5. Forget The Past
6. Knife Song
7. My Witness
8. Nuclear Skies
9. Splish! Splash! Sploo!
10. The Tide
11. Transition Instrumental
12. In This Shirt


長年の下積み活動を経て、2010年、ようやくメジャーデビューを果たしたThe Irrepressibles。
グループの顔であり、プロデューサーでもあるJamie McDermottを筆頭に10人メンバーで編成されるオーケストラバンド。バロックオペラを現代風にアレンジしたサウンドが彼らの特徴、というだけあって、そのビジュアルは貴族風というよりまるでサーカス。
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その中でもとりわけ目を引くのがボーカルのJamie McDermottさんなんですが、彼がまた、ちょい太めで年齢不詳!
影響を受けたアーチストとして、David BowieやKate Bush、 Antony & The Johnsonsなどを挙げていますが、ニューロマ路線に失敗したのか、わざと狙ってやってるのか...?

b0069502_205528.jpg公式サイトはいきなりJamie さんのドアップ写真で驚かせますし、このキャラの立ちっぷりは、故フレディ・マーキュリーさんぐらいのインパクト。
Jamieさんの歌唱法って、この発声、この声の張り上げ方、聴く人によってはどこか懐かしくて、胸がキュンとするんですよね。彼の声を「ビリー・マッケンジーに瓜二つだ」(私はこの人知りません)と書かれている方もいらっしゃいましたが、私的にはシンプル・マインズのジム・カー系統の声だと思いました。そっくりとはいいません。タイプ的、傾向的に似ているというか。とにかく、自分はこの人の紡ぎ出す世界観、嫌いではありません。
私がこのバンドの存在を知ることになったのは、数日前に投稿した Mylène Farmer - Lonely Lisa (clip officiel) のビデオクリップ を監督したRoy Raz というアーチストが他に手がけたというクリップ作品を見たのがきっかけです。
このRoy Raz さん、かなりゲイ・コンシャスな作風に傾倒しているとみえて、その傾向が甚だしい作品も紹介させて頂いたんですが、それがThe Irrepressibles の"In This Shirt"だったんですね。
その時、この楽曲の質の高さに驚いてしまい、iTunes Store で即ダウンロード。
ネットで検索してみたところ、昨年の秋にこのデビューアルバムをリリースしたばっかりで、ヒットチャートに上るようなものではないものの、ライブが好評でヨーロッパ各地で精力的に活動しているらしい。まだ日本での知名度もほとんどないに等しいのだけれど、このビジュアル、サウンドは絶対に日本人好みのはずです。クィーンも日本で最初に火が点いたように、日本で話題になる日が来るかも知れません。

私がお気に入りのクリップ PAG - THE LADY IS DEAD (song by: THE IRREPRESSIBLES - "IN THIS SHIRT") はすでに紹介済みなので、"In This Shirt" ライブバージョンを。
これはご本人達の華麗なパフォーマンスが堪能できます。



大舞台、クィーン・エリザベス・ホールでも演奏してます。



フランスのパレ・ロワイヤルでも登場。
インタビューもあり。謎の男、Jamie McDermottに迫る!?

The Irrepressibles en concert au Palais Royal

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The Irrepressibles Official Website

The Irrepressibles on MySpace
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by marikzio | 2011-06-05 20:10 | Other Music | Comments(4)

Lady Gaga "Born This Way"
若干25歳にして、今や「世界で最も影響力のある有名人の一人」に挙げられるLady Gaga。
世界中で脅威的ビックセールスを続けている怪物歌姫が放つ3rdアルバム"Born This Way"は前2作より更にプログレッシヴで、聴くほどにそのゴリゴリで荒々しい魅力にとりつかれていく危険な作品。趣味がいいんだか悪いんだかわからんジャケも相変わらずですね。しかも、髪の毛食べてるし、まるでメデゥーサみたいです。

"Born This Way"

b0069502_20384931.jpg1. Marry The Night
2. Born This Way
3. Government Hooker
4. Judas
5. Americano
6. Hair
7. Scheisse
8. Bloody Mary
9. Black Jesus - Amen Fashion
10. Bad Kids
11. Fashion Of His Love
12. Highway Unicorn (Road To Love)
13. Heavy Metal Lover
14. Electric Chapel
15. The Queen
16. You And I
17. The Edge of Glory


私がレディ・ガガという存在を初めて目にしたのは、2009年の某ミュージック番組で来日アーチストとして出演した時。銀髪ロン毛のカツラを被り、20年前を思わせるハイレグっぽい衣装で、奇抜というか宇宙人みたいな印象を受けました。非常に露出度の高い格好だったのですが、セクシーというより、血が通ってないマネキンみたいだし、顔の造作がわかりにくいようなどぎついメイクとか、「この人は自らをオブジェ化してる」としか思えませんでした。隣に座っているタモリさんが、どう対応したらいいのかわからなくて、目に見えて困惑してるし、その後、もちろんパフォーマンスを見せてくれましたが、とにかくエキセントリックさばかりが目についてしまい、「こんな人がおるんやなぁ」ということしか感じませんでした。
昨年、2度目の来日を果たした時も、美しいんだか不美人なんだかわからない奇抜なメイクと服、予測の付かない言動も相変わらずで、私のファースト・インプレッションは揺るぎませんでした。しかし、音楽、声、パフォーマンスに関しては、「この人って、実はかなり高い教育を受けて来た人なんじゃないのかなぁ」思うようになり、あまりにメジャー過ぎて抵抗はありましたが、けばけばしくて無機質なアーチスト、Gagaが急速に気になっていったんです。
iTunes store で、"The Fame Monster"をダウンロード。この人は歌唱力があるというより、表現力、センスが抜群ですね。20代前半とは思えないような、パンチの効いたハスキーボイスかと思えば、艶のある高声も得意。音域があるので、80年代、90年代調のエレクトリックサウンドから、情緒的なラテン風もこなす。悪趣味な衣装、過激な演出に度肝を抜かれつつも、その毒性にハマっていくのは、彼女のレベルがとても高く、芸術的なものに昇華できているからではないでしょうか?ファッション面、美術面に関しては"ハウス・オブ・ガガ"という専門的スタッフがついているそうですが、技術的な面でもかなりのところに達してないと、エグさ、どぎつさばかりが悪目立ちして、とても鑑賞に堪えられるものではないでしょう。

ブレイク後、イギリスのあるトーク番組に出演した時に彼女は「アルバム"Fame"は私の子どものようなもの。どの曲も競争しあって甲乙つけ難くて、これが1番!って決められないのよ」と語っていましたが、私にとっては3作目の"Born This Way"が、どの子も競い合ってアピールし迫ってくる、という感じです。収録曲17トラック、80分というボリューム、毎日憑かれたように聴きまくって、まさにオーバードーズ状態。

一足先に、第1段シングルとして発表された"Born This Way"。
そのリリックが先行して発表された時、ガガはファンに向けて「覚悟はいい?」なんて問いかけてた割に、歌詞そのものは、「みんな、生まれながらにしてスターよ☆」と普通に前向きなものでした。んがっ、このビデオクリップが、またとんでもなかった。(笑)
「私はこうやって生まれたの!」というタイトルだけあって、女体とか出産をイメージさせ、それこそ、観るのに覚悟がいります。それにしても、相変わらず下着みたいなカッコで踊るの好きですね。



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シングル第2段の"Judas"。
キリストを愛してしまう、マクダラのマリアという設定が好きです。このクリップ作品はガガ自身がすべてプロデュースし、超大作映画が作れるぐらいのお金がかかっているそうですね。ゴージャスなのはいいですが、前回のツアーが派手派手過ぎて、実は大赤字だった、という話もあるので、大丈夫なんでしょうか??



ガガことステファニー・ジョアン・アンジェリーナ・ジャーマノッタはマドンナと同じ、イタリア系アメリカン。大先輩マドンナは、地方出身者で貧しい家に育ちましたが、ガガは生粋のニューヨーカーであり、裕福な実業家の家庭に生まれ、かのヒルトン姉妹も在籍していた名門のお嬢様学校に入学しています。幼い頃から音楽の英才教育を受けており、わずか17歳でティッシュ・スクール・オブ・アート(ニューヨーク大学の芸術学部)に入学。しかし、「芸術活動に専念するため」、1年生の時に休学。
b0069502_20432396.jpgそんな文字通りセレブ中のセレブ的環境にいたお嬢ステファニー。しかし学生時代から規格外なキャラで周囲から浮いていたらしく、イジメで悩んでいたとか。19歳で親元を離れ、芽が出るまではストリッパーでダンサーをして生計を立てていました。ドラッグにハマり、かなりぐでんぐでんだった時期もあったようですが、恵まれた環境と高い教育、ダンスで自らをさらけ出す度胸としなやかさが今の彼女の材料となったのは言うまでもありませんね。やること成すことが過剰で、過激さばかりを追求しているように見えますが、元々の育ちが良くきっと頭も良いので、人気や名声に溺れることなく、常に先のビジョンを見据えて考えることが出来る冷静な女性だと思います。
正直、マドンナのような美貌の持ち主ではないし、ケィティ・ペリーの方が巨乳で可愛い。奇抜なスタイルに走ったのは、少しでもインパクトを残そうとした苦肉の策であったことは本人も認めているようですが、あれは彼女にしか似合わないスタイルで誰も真似できないのも事実。
サウンド的にはガツガツの体育会系に見えますが、彼女が歌う詞の世界は、本人が書いてない作品もありますが、ドラマ性があったり、時に哲学的だったり、ミステリアスで独特の感性が煌めいています。「He ate my heart」("The Monster")と言うのにも「こいつ、なかなかやるなー」と思いましたが本作の冒頭では「私は夜と結婚する!」と宣言してるのにはやられました。レズビアン的関係をタンゴ調のメロディーにからめて歌った"Americano"は映画的。まだ歌詞カードをじっくり読み込んでないのですが、今回も目眩く、妖美なガガ世界炸裂してそうですしね。
これは、まだまだ激しく聞き込むことになりそうです。

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by marikzio | 2011-06-02 16:35 | Other Music | Comments(2)

Mylène Farmer - Lonely Lisa (clip officiel)
ミレーヌ・ファルメールの最新ビデオクリップが視聴できるようになってましたemoticon-0157-sun.gif
実は、前作"Bleu Noir"のクリップの発表時期がちょうど日本で大震災が発生して間もない頃だったので、それすら観る気力がわかず、まだ未見なのです。

でも、今回はいち早く、チェキラ☆しちゃいました♪
元曲も華があってお気に入りでしたが、映像の出来映えもなかなかのもの。砂漠とミレーヌ、憂いを秘めた赤毛の美少女、キンキラ・ラメの駱駝、とシュールでファンタジックな作品。絵的に洗練されて美しいですね。過去作品のように作り込み過ぎなところもなく、さらりと今風です。
最近のミレーヌは、それなりに年齢を隠せない写真が多いですが、これは綺麗に撮れてます。



これは、Roy Raz というイスラエル出身の映像作家によるもの。
音楽クリップはこれまでにも手がけているようですが、どちらかというとゲイよりのアーチストらしく、検索すると、セクシーなお兄さん満載のサイトばっかり引っかかります。(苦笑)
Irrepressibleというイギリスのバンドの"In This Shirt"という曲のクリップを手がけていますが、これは"The Lady is dead"というセカンドバージョンだそうで、かなりアヴァンギャルド。
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才能を認められて、少しずつ浮上して来た人なのかな?
ミレーヌ様のお目に止まり、これからの注目株となるか??
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by marikzio | 2011-06-02 10:04 | Mylene Farmer | Comments(6)


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