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Eighth Wonder とPatsy Kensit
先日、「ベストヒットUSA」のリクエストコーナーで、お懐かしのポップグループがフィチャーされてました。
エイスワンダーの"Stay With me"。
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80年代半ば、リードボーカル、パッツィ・ケンジット率いる、英国のロックバンド。シングル、"Stay With me"のビデオクリップがMTVでオンエアされるや否や、「パッツィちゃん、可愛い~」053.gifと、日本中のティーンの間で一大旋風が。
彼女は当時17歳。幼少の頃から子役として映画やテレビに出演し、芸能界で育って来た生粋のセレブレティ。洋楽好き仲間は、皆口を揃えて、「ほんとカワユイ!パッツィちゃんみたいだったらなぁ」と目がハートマークでしたが、ひねくれ者の私は「フン!パッツィちゃん以外のメンバーはみんな鈍くさいし、下らないポップミュージックじゃない!!どうせすぐに消えるに決まってる。こんなのがいいと思うなんて、みんな審美眼がないわねっ」と一人鼻息を荒くしておりました。
そして、私の予測通り(?)、エイスワンダーはほどなくして音楽シーンから消えて、時は流れましたが、久々に彼らのビデオを見て、四半世紀前のものだというのに、全然古くささを感じない、いい意味でのレトロなお洒落感、パッツィ・ケンジットの17歳とは思えない表現力(歌唱力は決してない)に改めて打たれてしまいました。これが一発屋で終わるには勿体ない。
「審美眼がなかったのは、私の方だったんだ」





b0069502_20115117.jpg日本で大反響があった"Stay with me"は本国イギリスではほとんど話題にならなかったようです。
パッツィ・ケンジットは「日本人がイメージする西洋人の女の子」としてドンピシャだったのでしょうね。小柄だけど、スリムでミニスカートが似合う美脚、前髪パッツンでサラサラの金髪ストレート。そりゃあ、私だって、胸はキュンとしましたよ。自分にはないものを彼女は全て体現してましたから。パッツィちゃんの存在が眩し過ぎて複雑だったのかも知れません。
このグループも「どうせパッツィちゃんを売るためだけに結成されたんでしょ」と思ってましたが、彼女の実兄が結成したバンドにボーカルとして迎え入れられたらしいですね。元々、パッツィちゃんはロック少女で有名ミュージシャンの追っかけとかしてたみたいです。
"Stay with me"の熱狂の後、新しいクリップをテレビで見た友人が私に言いました。「昨日、テレビで見たんだけどさー。なんかつまんなーい、って思っちゃったの。これじゃ、パッツィちゃんが可愛いだけで、面白くも何ともないわ」
その発言を受けて、「そら見なさい」と満足の態でうなずく私。ああ、ほんとに私ったら嫌な女...。

しかし、そんなエイスワンダーにも、ついに本国イギリスでバケる日が巡ってきます。
ペット・ショップボーイズのプロデュースによる"モンマルトルの森”(何でこんな邦題がついたのか??)で、チャート入りし、一躍人気グループの座に。



それからは、ダンスミュージック路線でヒットを飛ばすことになりますが、その頃、皮肉にも日本ではかつてのブームは過ぎ去っていました。
そして、パッツィは女優業を優先させたい、という志向が強くなり、グループは事実上の解散。
女優としては映画『リーサルウェポン2 炎の約束』でメル・ギブソンと共演し、ハリウッド進出も果たしております。その後はいまいちパッとしませんでしたが、私自身も、ウッディ・アレンとミア・ファーローの夫婦生活を描いた『女優ミア・ファロー スキャンダラス・ライフ』、そして近親相姦が絡んでくる『エンジェル&インセクト』を観ているので、それなりに頑張っているんだなぁ、と思っておりました。

しかし、というかやはり、というか彼女の人生、波瀾万丈らしく結婚が4回!
そのうちの3回はミュージシャン関係、というのが追っかけ昂じて歌手デビューしちゃった彼女の生き様を物語っております。過去の夫にはシンプル・マインズのジム・カー(!) やオアシスのリアム・ギャラガーがいて、それぞれ一子ずつもうけております。
リアム・ギャラガーの時は泥沼のような結婚生活だったらしく、リアム自身があちこちでその醜態を暴露して歩いたとか歩かないとか。いくらロック界のカリスマだか何だか知らんが、そんな奴をパートナーに選んじゃいかん。

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かつてのキュートさは何処?「割れ鍋に綴じ蓋」的様相のカップル


離婚と再婚。薬物中毒、激太り、整形手術...など、パッツィの周辺は常にゴシップの宝庫。本業より、スキャンダル・タレントとしての地位を確立しつつあるようで、バラエティー・ショーでも人気。いますよね、日本でもこういう存在の方。マブダチはエリザベス・バークレー、ベッカム&ビクトリア夫妻とも親交が深いそうで、ここまで来ると、私、別な意味でパッツィちゃんに興味津々になって来ました。

ここ数年のパッツィ・ケンジット情報をまとめられている方がおりました。
現地在住のようでパッツィちゃんだけでなく、その他の「あの人は今」的な方々のレポートが充実しておりまして、見応えあります。独特な目線と突っ込みがまた絶妙です。

Brits on TV パッツィ・ケンジット (Patsy Kensit)

激動の私生活、加齢、激太りにも負けず、かつての美しさを取り戻し、見事返り咲いたパッツィ。
花嫁姿はドラマシリーズの中の1コマらしいですが、アラフォーとは思えない美しさ。さすがは女優魂です。演技は下手みたいですが...。
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これからも、80'sのミューズとして、現役で輝き続けて欲しい!
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by marikzio | 2010-08-31 12:15 | Other Music | Comments(4)

斜陽期のFrankie goes to Hollywood
もう、3年くらい前だったのか...。
過去記事 「Frankie Goes to Hollywood はどうしてる?」 で、自分がフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドのファンであったことをカミング・アウト(年ヴァレ)し、2007年現在のホリー・ジョンソンの消息を辿り、そして、2004年に新生FGTHが結成されていたことを突き止めたんですね。あの記事は夜中に書き出して、いろいろ調べながら進めているうちに、いつの間にか、朝の4:30ぐらいになって空が白んでいたことを覚えています。そして、新生FGTHの新フロントマン、Ryan Molloy のその後の活動は、Kotoさん の情報により知るようになり、このブログにもちょくちょく登場することとなりました。 
その記事の最後に結んだ「でもライアン君まだ若いし、俳優もやってるようなので、バンドの活動が途絶えたとしても、どこかでお姿を見れるのではないでしょうか。」という私の発言は現実のものとなったわけです。とは言うものの、この記事の本題はライアンではないので、このぐらいにして、今日は、80年代ブリティッシュの音楽シーンに彗星のように現れ、今もなおカルト的存在として語り継がれているFrankie Goes To Hollywood が、下降の一途を辿り、解散へと追い込まれて行った斜陽期について、少し語ってみたいと思います。

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リバプールの無名なアマチュア・バンドに過ぎなかったFGTHは、天才的仕掛け人、トレバー・ホーンの策略により、社会現象を引き起こすほどの怪物グループに大化け。メンバーがゲイであることや、放送禁止になるほどの過激な歌詞、スキャンダラスな映像表現など、まさに彼らの存在は80年代の時代精神が求めていたものにドンピシャだったのでしょう。ヒットチャートを独走した2枚のシングルを収録した"Welcome To The Pleasuredome (1984)"は大成功を収めますが、マスコミや他のミュージシャンに叩かれたり、ホリー・ジョンソンばかりが注目され、メンバー間の人間関係がぎくしゃくし始めて、過熱したブームにも陰りが見えて来た中、2枚目のアルバム、"Liverpool " を発表。(1986)

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1. Warriors Of Wasteland
2. Rage Hard
3. Kill The Pain
4. Maimum Joy
5. Watching The Wildlife
6. Lunar Bay
7. For Heaven's Sake
8. Is Anybody Out There?

「トレバー・ホーンの操り人形」などと、マスコミや他のミュージシャンに叩かれたからなのか、専制的なホーンのやり方に反発するようになったのか、実情はわかりませんが、2作目にはトレバーさんは関わっておりませんね。「なら、いい加減にせい!」とでも愛想つかされたのでしょうか?
緻密で懲りに凝った熟練のホーンのプロデュースに比べると明らかに凡庸。ビデオクリップも何作か作られてますが、下降し始めた人気の追い風になることもなく、地味な印象のアルバムでした。

でもでもでも、私的には前作より好きな作品で、ヘビロテ度高かったんです

b0069502_1154086.jpg耳の肥えたリスナーなら、1曲目のところで「ダメだこりゃ!」と切り捨てるような作品だったかも知れません。自分はまだ子供だったので、久々にホリー節が聴けただけでも嬉しかったのかも知れません。それでも、やっぱり2枚目の方が聴きやすいと思いました。
"Pleasure Dome" は懲りすぎて曲が中途半端に長い、シングル曲ばかり強烈で、それ以外はあまりたいしたことがなく、ブルース・スプリングスティーンやフランク・シナトラのカバーも取り入れていますが、あれもこれも、と取り込み過ぎて、全体的に統一感がなくてコンセプトがはっきりしないアルバムだと思ってたのです。子供心にも。
その点、"Liverpool” は収録曲数も長さもちょうどいいし、ハードロックとバラードと、バランス良く統一されているので、ようやく、彼ららしいものを聴けた、と思ったものです。
Anton Corbijn が担当していたジャケ写もシンプルで格好良い、と思ってました。
もう、今から15年くらい前?、FGTHの復刻版CDが店頭に並んでましたが、私が迷わず手にしたのは"Liverpool"の方。"Relax"も惜しいけど、こっちの方が聴きたかったのです。"Watching the wildlife"がお気に入りでした。

この頃になると、日本でもあまり注目されていなくて、MTVで彼らのビデオクリップを視ることもできなかったのですが、You Tube で検索すると、結構出てきますね。
今見ると、当時の80年代ファッションが微妙なダサ加減だし、ホリーさんもでデビュー当時の匂い立つような妖しいオーラが消えて普通っぽい。でも、独特のマリオネット風のダンス、艶のあるボーカルなど、やっぱりカリスマ性を感じます。
最初観た時は「ショボイなー」と思った映像も、よくよく観ると、しっかり作られてます。話題性ばかりが先行しすぎて、アーチストとして地に足がついた物を作って行こうとした時には、あまり注目されなくなってしまって残念でした。"Liverpool"は、もう少し評価されても良かったのではないか、と私は思ってます。







結局、たった2枚のアルバムを残して、FGTHは解散、という末路を辿ります。
その後、Holly Jhonson はソロデビュー。
1st アルバム、"Blast"(1989)はなかなかの出来映えで、シングル"Love Train"も大ヒット。私もこの曲、大好きです。センセーショナルさが売りだったFGTHを離れても、ちゃんと安定感のある曲を作れるホリーさんに安心いたしました。
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そ、そしたら、何と、ホリーさんの隣で踊り回ってたポール・ラザフォードもソロデビューしてたんですね。ひえ~!!
確かに昔、洋楽雑誌で「元フランキーのポールもソロ・デビュー」という記事を読んだことあったような...。あまり彼には興味なかったので(失礼)、読んでもスルーしてしまってたんですね。
ジャケ、結構立派なものを作ってもらってたんですね。天使様とは!

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そして、ギャー、ビデオクリップまで。こりゃ、びっくりたまげた。
ホリーとは路線を異にするR&B調。



その後、ポールさんは芸能界を離れて、オーストラリアだったかどこかで長年のパートナーと一緒に
農場経営をしている、とかいう情報をネットで見たんですが、2003年に新生FGTHで昔の仲間とともに、音楽活動を再開しますね。その後、またゴタゴタがあって、FGTHは活動を停止するんですが、その後はどうされてるんでしょ?また、農場に戻ったか、何らかの形で音楽活動をしているのか?その他のメンバーにしても、音楽は続けてるっぽいですね。


b0069502_11533137.jpgホリー・ジョンソンは1991年に2枚目のアルバムをリリースして、順調に音楽活動を続けて行くかのように思われましたが、自分がHIVに感染していることを知ります。ちょうど、これまたゲイで有名だったフレディ・マーキュリーがエイズで他界した年でもあったので、ホリーさんの人生も、これで終わりか、と思われたのですが、彼は一時的な活動停止期間を経て、今もご健在で音楽活動も続けています。しかも、その間に画家にまでなったりして。
左の写真は憧れのアンディ・ウォーホールと(1984)。
当時の飛ぶ鳥落とす勢いの生意気そうなイメージとはうって変わって、初々しいホリーさん。世界の巨匠の横で小さくなってます。その頃から、絵を描いていたのでしょうか?


あの坂本龍一と衝撃のコラボレーション!
フランキー解散から8年。でも、ほとんど変わってませんね。このセクシュアルさ、コケティッシュな声も相変わらず。この圧倒的な存在感は鳥肌モノです。



リメイク版 "Relax 2009 のビデオクリップから。
2009年バージョンは現代的、というか健康的過ぎて、オリジナルの持ついかがわしさ、子どもが覗いてはいけない世界のような危うさが薄くなって、少々物足りないけれど、元気そうなお姿が見られて嬉しい。もうすっかりアラフィフ(50歳前後)のおじ様なんですが、もともとホリーさんはシャツとジーンズよりダンディなスーツ姿の方が似合っていたから、そんなに違和感ないです。

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何かのサイン会?ファンが運営するFacebookから。
Myspaceでも、曲が試聴できます。歌唱力は全然衰えてませんね。今はロンドン在住なのか...。
twitterでも、割と頻繁に書き込まれてます。
激動の四半世紀を乗り越え、ますますお盛ん053.gifなホリーさんなのでした。

Holly Jhonson official Myspace

Holly Jhonson twitter
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by marikzio | 2010-08-08 23:57 | Other Music | Comments(11)

シリーズ 『X-Femmes』 の撮影現場風景から
先日の記事 でも、ちらっと触れておりました、エロティシズムをテーマにした、オムニバス映画『X-Femmes』関連の話題です。
女優やミュージシャン、そして映画監督など、あらゆる方面で活躍するフランス人女性達が「女性視点で見た欲望とエロスを追求する」という命題のもとに、自らメガホンを撮ったポルノグラフィックな作品集。(2008年 フランス)061.gif
メラニー・ロラン、ルー・ドワイヨン(映画監督ジャック・ドワイヨンの娘であり、女優ルー・ドワイヨンの姉)、レティシア・マッソンなど、錚々たる顔ぶれの中に、大好きなHelena Noguerraも監督として参加している、ということで興味を持ったわけですが、ちょっと検索してみたら、撮影現場の写真とかいろいろ出て来ました。

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ハーイ!私たちが『X-Femmes』監督陣よ053.gif
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バリバリの女流監督、って風格のエレナちゃん


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機材の扱いも板についてます。


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女優に指示を。


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い、一体、どんな話ぢゃ...?


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Peep show heros (2008)

私の名前はスーパーガール。ただ今、隣に彼氏を乗せて、キャデラックを飛ばしている。彼は今、目隠しをされて前を見ることが出来ない。今日は私の21歳の誕生日だから、思い切り楽しむの。
やがてキャデラックはポルノショップが建ち並ぶ歓楽街を走り、覆面美女と目隠し男のカップルは、地下に奥にある、秘密めいた店へと吸い込まれて行く。
もうすぐ禁断のエロティック・ショーが始まる!?

日本版DVDを取り寄せて見てしまった者の感想として...。(汗)
本編には、エレナちゃんご自身の曲が数曲使われていますね。
たまに映画に出てくるような"のぞき小屋?"を舞台に、視るものから、視られる者へ、そして実践する者へ、と展開して行きます。
個人的には、ちょっとやりすぎてるなーというか、エロスというよりは猥褻に過ぎる感じがして、ちょっと引いてしまいました。ヒロインもどぎつさが目に付きすぎて、綺麗に見えなかったし。このエグさはパリのピガール広場にある、エロティシズム博物館に通じるものがあります。これはちょっと興行的に失敗だった、と言うのはわかる気がしました。
商業的にイマイチだったけど、今を生き抜く生身のパリジェンヌによる、赤裸々な欲望やファンタジーを憚りなく伸びやかに表現する、という企画はやはり注目に値するから、日本版が出たのでしょうね。しかし、フランス版が9作品収録なのに対し、日本版は5作品。カットされたものの中に、年齢不詳女優、アリエル・ポンパドゥールさんの作品があったのが残念。でも、わざわざ、オリジナル版を買い直す程のものでもないと思ったし、あれを修正なしの素で見せられるのは、かえってつらいです。
ひえー、お母さ~ん、怖いよう。あんなものを遠慮会釈なしに撮っちゃう、フランス女性って、やっぱり凄いです。
中には、なかなか興味深い作品もあって、現役女流監督さんが「アナルセックスとエロティシズム」について語ろうと試みた作品はかなり出色だと思いましたよ。
これについては、また日を改めて、記事を書くかもしれないし、書かないかも知れません。

画像元 X-Femme ALLOCINE.COM
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by marikzio | 2010-08-06 12:07 | Movie | Comments(2)

Ryan Molloy - "Live in concert" -
これが届いたの、4月下旬くらいだったんですけどね...。Ryan Molloy 待望の初ライブDVD、レビュー書こう書こうと下準備していたにもかかわらず、いつの間にか8月になってた。
でも、ついに、ようやく日の目を見る時がやって来ました。(なんか大げさな)

当初のリリース予定だった今年3月31日を過ぎても、「ごめん、もうちょっと待ってて!」とtwitterに書き込んでいましたが、ようやくオーダー受付開始となったのが4月に入ってすぐ。早速Paypal経由でオーダーするも、遅く発送された上、ちょうどアイスランド火山騒動で、空港が閉鎖された時期と重なったりして、我が家に届いたのが4月下旬だったような気がします。

それでも、こうして無事に手元にやって来れて嬉しい!070.gif
販売元は Elate Studio という自主出版の為のレーベル(?)なのか、DVDのパッケージもディスクもシンプルで手作りっぽい。でも、そこがまた親近感が持てて好ましかったりするんですけど。
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Track listing
1 Biginning
2 Signed Sea'dled Delivered
3 Beggin'
4 Medley
5 The Ferry off
6 My Eyes Adored You
7 Rehearsals
8 Acoustic Lovers
9 The set-up
10 Oh that's Nice
11 American Accents
12 Can't take Medley
13 Band Play Out (credits)


これは、昨年11月、madame jojo's@LONDON でのライブを収録したもの。ライブは2日間に渡って行われましたが、現場まで駆けつけた Kotoさん によると、収録曲からして2日目のよう。その日は満員だったそうで、小さな会場、小さなステージに観客がググッとひしめき合ってライアンに迫っております。



ライアンは当時も現在も、ウエストエンドのミュージカル"Jersy Boys"に出演中で、劇中で歌われている楽曲もエントリーに入っております。やっぱり、JBからのファンが多いのかも知れませんね。ソロシンガー、Ryan Molloy としてのアルバム"Human"からも歌ってますが、アコースティックのメドレーとして、さくっと歌われてしまって、個人的にはちょっと寂しい。このアルバム、よく聞き込んでお気に入りだったのに。他にはブライアン・フェリーをカバー(あの有名な前髪も)したり、長髪、口髭姿のメキシカン男に変装したり、早口でスラングたっぷりの炸裂するMCで絶えず笑いをとりまくるなど、最後までサービス精神たっぷりのステージでした。
ステージ裏とかリハーサル風景まで盛り込まれていますが、全編は1時間ちょいぐらいでしたかな?ちょっと短いかなぁ。実際のコンサートもあっという間だったのでしょうね。もうちょっと歌って欲しかったです。

ただ、やっぱり、ちょい気になったのが、隣で歌っている、金髪コーラスガール、Kristinaちゃんとの距離感。クレジットでは"Kristina"と明記されてますが、ライアンが彼女を呼ぶ時、どーしても"ティナ"って聞こえるんですぅ。愛称なんでしょうか?
ステージではクールでソウルフルに決めてるティナちゃんだけど、リハーサルなんかでは、ほんとにライアンと仲良さそうで、親密そうにすら見えます。ティナちゃん、ちょっとぽっちゃり(失礼)なんだけどさ、金髪だし、すごい美人さんだし、一体、どういう経緯でライアンのコーラス勤めることになったわけぇ?なんて、いろいろ詮索したくなります。ま、どっちにしろ、ライアンは手の届かない存在なので、ティナちゃんとどうであろうが、こちらには、どうでもいいことなんですけどね...。

Jersy Boys のフランキー役で相変わらず多忙な日々のようですが、新しいキャストのオーディションが開催されてたりして、降板する日も遠からじ、なのでしょうか?
でも、このDVDのブックレット(と呼べるものなのかどうか)にも、新しい音楽のプロジェクトを示唆するような箇所があったりして、今後、どういう風にして活動の場を広げて行くのか気になるところ。それを期待する以前にまず、生身のライアンご自身に会いたいですけどね。(昨年、フランスに行った、その勢いで、ユーロスターに乗り、ロンドンまで行っちゃおうか?と思ったんですけど、ステージがお休みだった為、あきらめた。人生、タイミングも大事。)
果たして、そんな日は来るのか!?  
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by marikzio | 2010-08-03 09:58 | Other Music | Comments(2)

-Naissance Des Pieuvres- by Céline Sciamma
これも、ずっと「観たい観たい」と思っていたのを、先日ようやくWOWOWで拝むことができた作品です。
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『水の中のつぼみ』(Naissance Des Pieuvres) 2007 フランス
監督:セリーヌ・シアマ
出演:ポリーヌ・アキュアール、アデル・ヘネル、ルイーズ・ブラシェール


思春期の性と生々しさ、混沌とした情感を残酷なまでに切なく美しく描いた青春映画の傑作。フランス映画界の新星、セリーヌ・シアマのデビュー作。
2007年カンヌ映画祭「ある視点」部門正式上演作品。2008年東京フランス映画祭出品作品。

パリ郊外の新興住宅地に住むマリー(ポリーヌ・アキュアール)は内気で幼さが残る15歳。
友達が通うシンクロのスイミング・クラブでコンテストがあり、そこで一人の上級生、フロリアーヌ(アデル・ヘネル)に目が止まり、心を奪われてしまいます。
すっかり成熟した大人の体つきと、早くも大人の色香ムンムンのフロリアーヌに魅せられてしまったマリーは、彼女に近づき、「あなが練習しているところを見学させて欲しい」なんて言い出すのです。(これでは、ストーカーではないか)
案の定、マリーの存在がウザいと思い、さっさと追い払おうとしたフロリアーヌに「あなたが望むことを何でもするから」とマリーはしがみつく。その熱意に負けて、フロリアーヌはマリーに水着を与え、プールサイドに入るのを許しますが、彼女は練習に参加するでもなく、水の中に潜って、じっとフロリアーヌを見つめているだけなのでした。しかし、フロリアーヌはふとある事を思いつき、マリーの隣に座り、彼女の手のひらに自宅の住所を書き込むのです。
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実はヒロインがもう一人いて、別のストーリーが同時に進行して行きます。
ちょっとおデブで垢抜けない少女アンヌ(ルイーズ・ブラシェール)。シンクロの一員としては、似つかわしくない感じではありますが、一人になった更衣室で裸でいるところに事件勃発!ドアがいきなり開いて、そこには男子水泳部員のフランソワの姿が。思いがけなく、自分の一糸まとわぬ姿を男の子に見られてしまったアンヌ。しかも、その子がまた、ちょっとイケメンだったりするものだから、アンヌの中に恋心にも似たものが芽生えてしまいます。
アンヌはマリーの親友でもあったのです。スイミングクラブで恒例のパーティがあって、二人で出かけて行くマリーとアンヌ。そういう場にはあまり馴染まないのでは?と思われる彼女達でしたが、アンヌはパーティに心ときめく男子がいたこともあって、張り切ってダンス。(これがまた痛い)
しかし、お目当てのフランソワはクラブ1番の美女、フロリアーヌと親密なようで、アンヌの前でキスなんてしてるものだから、彼女の恋心はあっさり傷ついてしまいます。

そして、マリーもまた複雑な思いを胸に抱えていました。フロリアーヌは度々マリーを呼び出すようになりましたが、それはフランソワと密会するためのカモフラージュとしてマリーを利用するため。フランソワとフロリアーヌがデートしている間、フロリアーヌが戻るまで、じっと待っているマリー。フロリアーヌが男たらしである、というのは女の子達の間で周知の事実みたいなものでした。みんな、どこかでフロリアーヌを軽蔑し、面と向かって嫌みを言いもする。そして、そんなフロリアーヌに体よくダシに使われている自分。
「いいんじゃない?男と寝たきゃ、寝れば!」
ついに怒りが爆発し、フロリアーヌに捨て台詞を残し、立ち去るマリーを背後から追うフロリアーヌ。「待って。私は誰とも寝ていないわ!」

マリーとは性格も体つきも全く違うフロリアーヌでしたが、彼女もまた、心に孤独を抱えて苦しんでいました。
「私には友達がいない。私は女に好かれないから」
男達の熱い視線をその髪とうなじに集めるフロリアーヌ。近づいて来るのは、自分を性的対象としか見ていないやりたいだけの奴ばっかり。フランソワだって例外ではありません。確かに、そういう輩を巧みに操って利用するのは楽しいし、話のネタにもなる。
「もう、私なんて、男に迫られて、そんな事ばっかりよ。あなたはどうなの、マリー?そういう経験あるんでしょ?」と連れに振ってみたものの、相手の返事は「ないわ」。
「羨ましいわ」思わず口にするフロリアーヌ。「本当に羨ましい」
フロリアーヌは自分が常にさらされる好色な視線に傷つきつつも、人並みにセックスへの関心を持っています。チャンスには山ほど恵まれているはずですが、未だに一線を越えたことはなく、それについて引け目すら感じていたのです。フランソワと近い将来、そうなりそうな予感はするけれど、自分が実は処女だとわかったら彼は何と思うだろうか?(そりゃ、喜ぶに決まってんじゃん)
こんな胸の内を誰かに話すなんて初めて。閉じられていたフロリアーヌの心は今や殻を破ろうとしているのです。フロリアーヌがセックスについて、いまひとつ踏み込めない恐怖心を抱いているのは、単純にティーンネイジャーだからか、男たちにイヤらしい目で見られて来たために嫌悪感を持っていた為でしょうか?それとも...。フロリアーヌはマリーの自分に対する同性愛的感情にほぼ100%気づいているはずです。ひょっとして、セクシャリティー的に仲間だと思ったから、マリーにだけは心を許すようになったのでしょうか?
「処女を捨てるなら、クラブかどこかの素性の知れない相手と」と思ったものの、それさえ実行に移せないまま(寸止めでマリーが阻止してくれた)、フロリアーヌの両親が留守という夜に、フランソワが泊まりに来ることになりました。
フロリアーヌは、マリーに、あるとんでもないお願い事をするのです。自分の破瓜(ギャー!書いてしまった)はマリーにやってもらいたい...と。

一方、フランソワの事がなかなか諦め切れずにいるアンヌ。犬も飼っていないのに、ご近所からワンコを借り出して、お散歩中とばかりにフランソワ宅の前をウロついたり、ショッピングモールから万引きしたネックレス(女用)をメモと一緒に彼に手渡したり...。これがまた、男子が着替えしている更衣室の中に堂々と入って行って、友人達がはやし立てる中、直で渡してしまうのだ。このストーカーまがいで大胆な行動に、ワタクシ、思わず手で顔を覆ってしまいました。強烈過ぎます。
そして、フランソワとフロリアーヌが初めての夜を迎えようとしている夜、アンヌはフランソワ宅の庭に侵入し、庭に穴を掘って、自分の着用していた下着を埋めていました。
その後、自宅で過ごすアンヌの元を誰かが訪ねて来ました。ドアの向こうに居たのは...、フランソワ!!!(フロリアーヌのところにいるハズじゃなかったのか?)
"おまじない"が効いたのでしょうか?

b0069502_113918.jpg原題の"Naissance Des Pieuvres"とは「タコの誕生」と言う意味。胸から上は優雅で華やかに見えるシンクロナイズド・スイミングの世界も水面下ではタコの足のように必死に水をかいてもがいている。その様を思春期の渦中を生き抜く少女達の姿に重ねる作者の感性が見事。当時、若干27歳の新人女流監督、セリーヌ・シアマは、フランス文学で修士博士号を習得後、名門・フェミス映画学校で学んだというエリート。シンクロをモチーフにした本作品にはもう一つ忘れてはならないキーワードがありますね。シアマ女史はレズビアンであることをカミングアウトしています。マリーのフロリアーヌに対する傾倒ぶり、男達と同じようにマリーに対しても気を持たせるようなフロリアーヌのしたたかさ。それに対比するように、アンヌの野暮ったくて不器用だけどド直球なヘテロ愛。
「マリーのフロリアーヌへの思いって、思春期特有の同性への憧れのようなものであって、一時的なものでしょ?ホントは男の子とキスしたいんだよ」と解釈される方も多いです。でも、フロリアーヌの魅力って、男性をストレートに欲情させるようなファムファタール的なものであって、同性からは反感をかわれるキャラのはず。マリーがド一直線にフロリアーヌにまとわりついたり、彼女の家のゴミをこっそり持ち帰るような固執ぶりって、セクシャリティーの兆候を示すものであって、一時的なものではないような気がするんですが。これについて、シアマ女史は観る者に解釈を委ねていますね。インタビューの中で「マリーは同性愛者だ、と解釈する人はレズビアンかも」なんて語ってるところがあったりして、ビビッたのですが、きっとこれは突っ込みに対する"かわし"と思いたい。
ちなみに彼女のセクシャリティーについては、本国フランスではほとんど聞かれず、日本では婉曲に、アメリカでは「あなたはレズビアンなのよね、そうでしょ」と強引に断言されたとか。フランスでそれに触れられなかったのは、今更どうでもいい問題、と関心を持っていないのでは?とご本人は推測しています。

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それにしても、少女3人のキャスティングが絶妙。とても素晴らしい演技力です。フロリアーヌ役のアデル・ヘネルはすでに女優として活動していましたが、他の2人は映画初出演。主人公役のポリーヌ・アキュアールは現役のリセエンヌで学校帰りの所を映画製作スタッフが見つけ出してスカウト。私的にポリーヌちゃんは「なまいきシャルロット」の時のシャルロット・ゲンズブールとイメージが被ります。そして、アンヌ役のルイーズ・ブラシェールは新聞広告の募集で。
作り手も観客もマリーに共感するように照準を合わせているそうですが、かなり酷だなぁ、と思ったのはアンヌ役のルイーズさんですね。主人公のお母さん?と間違えそうなオバちゃん入ったキャラの上に本編中2回も裸になったり、ベットシーンがあったり。これもかなり痛いなぁ、と思ったのが、マックでお子様向けのハッピーセットを注文するシーン。店員がまた意地悪で「あなたの年齢向けではないわね」なんて言うんですが、アンヌはおもちゃの双眼鏡のオマケがどうしても欲しかったので、断固として押し切ります。で、双眼鏡覗いて嬉々としてはしゃぐアンヌにマリーがうんざりして辛辣なこと言うんですよね。ちょっと可哀想だった。客の注文に「年齢制限あるから」みたいな事を言う店員なんて日本じゃ考えられないし、そんなオマケがあったら大人だって欲しがるかも知れない。
体当たりの汚れ役、これ相当、肝がすわってないと出来ないですよね。彼女、いわゆる美人タイプではないけど、味のある、いい女優さんになるのではないか、と思いました。

あと、どーしても、どーしても気になったのが、マリーとフロリアーヌの....な場面。最初、フロリアーヌがマリーにそれを頼んだ時は、一体どーやってそれを????と頭の中がグルグルしたんですが、結局、あんな風なんですか???シーツなんか取り替えちゃって、一応成功しました、みたいに片付いてるけど、どー考えたって無理でしょー!現実的ぢゃないーっ!!って思いましたが、やはりこれはおフランス映画でしかも、女の子のお話。リアリティーを求めるんじゃなくて、観念的なものに留めておくべきなんですね。そうですよね。

観念的、と言えば、ラストシーンがまさにそうでしたね。水面に浮かぶ、悲しみに打ちひしがれた二人の少女。このシーン、大好きです。傷ついたけど、致命的じゃない。大人になるための試練みたいなものだから、私たちはきっと、立ち直ってもっと強くなれる。そう暗示されているようで、この作品全体のカタルシスがそこに凝縮されている。そんな風な印象を与えるラストで感動しました。音楽も素敵です。

シアマ監督とフロリアーヌ役の女優のインタビュー特集。裏話など充実した中身で濃いです。
「ネタバレ注意!」となっておりますが、このブログ記事自体がすでにネタバレですので...。

インタビュー記事 『水の中のつぼみ』セリーヌ・シアマ監督&アデル・ヘネル
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by marikzio | 2010-08-02 11:39 | Movie | Comments(0)


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