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La Grande Sophie "DES VAGUES ET DES RUISSEAUX"
「名は体を表す」とは言いますが、身長1m78cmという体躯を持つおっきなソフィー。
フランスはマルセイユ出身のシンガー・ソングライター。彼女の曲は1曲しか聴いたことがなかったのですが、その存在は気にはなってました。今年2月に5枚目の新作アルバムが出た、ということでついに初ソフィーと相成ったわけなのです。

b0069502_21464786.jpg1 Pardonner
2 Quand Le Mois D'Avril
3 Danser Sur Le Disco
4 Quelqu'Un D'Autre
5 Des Vagues Et Des Ruisseaux
6 Celui Qui Me Suivait Dans La Rue
7 Les Pouvoirs De La Tentation
8 Tu N'As Pas Cherche...
9 Dans Le Show Business
10 Ce Jour-La
11 Ta Mauvaise Foi
12 La Valse Des Adieux
13 Dis Quand Reviendras-Tu ?
14 Pleut Sur Ma Gueule


私が初めて大きなソフィーさんの音楽に触れたのは、2005年にNIVERSAL FRANCEがスマトラ沖地震・津波被災者支援のために企画した特別編集アルバム "SOLIDALITE ASIE"の中に収録されていた"Du Courage"。
ちょっとジャポネスクなアレンジで始まる前半部分から突然、弾けるロックフィーリングな展開へと上り詰める心地よさに「なかなか面白いな」と唸りました。出身が男前な港町マルセイユ、というバックグラウンドにも惹かれました。私が持つイメージとして「やや野暮ったいZazie」というところでしょうか。なぜか線の太さでZazieと比較しちゃったんですが、Zazieほど都会的・商業的ではなく、よりアウトローでインディーズ風味と言うのかな。

Le clip La Grande Sophie - Du courage

さて、このソフィーさんの"DES VAGUES ET DES RUISSEAUX"。
1曲目を飾る"Pardonner"はタンゴ調。哀愁を帯びた旋律、女性的なボーカルは「古き良き時代のシャンソン」を彷彿とさせます。ちょっと前に日本人がフランスに抱いていたイメージそのものを体現しているような予感。
続く"Quand le mois d'avril"、これは必殺の1曲です。恋愛映画のようにセンチメンタルで甘美なメロディー、それでいてモダン。ギター抱えたお姉ちゃんのイメージがあったので、これにはちょっとびっくり。
"Danser sur le disco"で再び超レトロ路線。ちょっとクールで抑え気味のボーカルが格好いい。お洒落じゃないですか。
第1弾シングルにもなっている"Quelqu'un d'autre"はアコースティックな楽曲。これは本来の彼女のスタイルですね。
全体的に大人っぽいフェミニンな楽曲が多かったかな。まとまり過ぎちゃってるというか。"Du Courage" のようなパンチの効いた曲がなくて、もうちょっとロック魂を見せて欲しかった。ということで私的にはやや物足りない。
彼女、もうちょっとお若いのかと思ったら、今年40歳を迎えるんですね。一人の女性として節目を迎えるということで新境地を開きたかったのかも知れません。ジャケ写やブックレットの中の写真にもその意気込みが伺えます。エレガントです。
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ビデオクリップ "Quelqu'un d'autre"、これはあの映画がモチーフになってますね。被り物が笑えます。そして60年代チックなお化粧バッチリのソフィーさん...。

Le clip LA GRANDE SOPHIE - Quelqu'un d'autre

MY SPACE La Grande Sophie
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by marikzio | 2009-03-31 19:54 | French Music | Comments(6)

たまには顔を出さないと
すっかりご無沙汰しております!
気がついたら、『in-i』のレビューから2週間近く経ってしまってました。どの職種でもそうだと思いますが、年度末と年度始めは何かとせわしなくて、とにかく勢いでぐぁーっと乗り切るしかありません。
そんなわけで、ブログもそこそこにしてたわけですが、ちょっとは顔を出さなくちゃ、などとついつい思ってしまうブロガーの悲しい性。一応次の記事の仕込みもしてあるんですよ、などと余計な事も口走ってしまうわけなんですが、とりあえず、最近出た話題をば書いておきましょう。

Tiziano Ferro の新しいクリップが出てました。
アルバム "Alla Mia Età"でボーナストラックとして収録されてる"Breath Gentre"(Feat. Kelly Rowland) がシングルとしてリリース?でもオリジナルはソロで歌っているトラック4の "Indietro"なんですね。Tiziは部分的に英語で歌っていたりして、英語圏進出を意識してるっぽい。
作品の出来映えはなかなかです。『007』をモチーフにボンド・ガール風のローランドに対抗して黒のタキシードでキメてるTiziano。いつもと違う前髪も大人の雰囲気でもう夢みたいにカッコ良いです053.gif
これまでの作品には「まぁ、彼だから何だっていいんです、いいんです」的なものがあったりもしたんですが、これは本当にメロメロにしてくれます。ファンの間ではこれ、かなりポイント高い作品になると思います。それにしても彼の揉み上げって萌えますね。



RoBERT、"Sourde et aveugle"からのシングル第2弾"Sorry"のEPがiTunes Storeでダウンロード出来ます。この曲、アルバムには収録されてないんですけどねぇ。
でも、本作で参加している新人歌手Austineが顔を出していたり、"Tout est calme"のリミックス・バージョンが2作、そして未発表曲が1曲収録されています。
自分はシングルは基本的に買わないのですが、こんな風にダウンロード配信されてるとためらわずに買えます。結構いいですよ。
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そして、そして...。
久々の Mylene Farmer 情報です。"Point de Sutre"からの第4弾シングルは"C'est dans l'air"。
「もうクリップは撮り終えた」とか「4月15日にTVで流れる」とか既に噂が飛び交っているようですが、この間の"Si j'avais au moins..."のクリップが"Dégénération"の続編だったし、"C'est dans l'air"が核問題をテーマにしたような楽曲なので、これは信憑性高そうです。
個人的には別の曲を期待していたのですが、今回のコンセプトは環境問題というか人間の愚かさを告発する、みたいな壮大なテーマが用意されているようなので、その路線で行くのでしょう。お次も近未来風な感じなのかな?

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なぜかデビッド・リンチ監督と2ショットのミレ様。

情報元、画像元 Mylene.Net Le site reference sur Mylene Farmer
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by marikzio | 2009-03-31 01:17 | Comments(4)

-in-i- by Juliette Binoche and Akram Khan
先日、幕を閉じたフランス映画祭2009の団長を務めたジュリエット・ビノシュ。それと並行するように、振付家アクラム・カーンと組んだパフォーマンス「in-i」の日本公演がBUNKAMURAシアター・コクーンで上演されました。国際的な大女優がスクリーンの大画面の中ではなく、生身の肉体で目の前の舞台に降臨する、しかもコンテンポラリー・ダンスという斬新な試みとあっては、これは見逃すわけに行きません。最終日の昼の部めがけて渋谷の街に繰り出して参りました。
「in-i(イン・アイ)」とは"Inside-i"の省略形で「心の中」という意味だそうです。「愛とは何か」がテーマだそうですが、"自分自身と向き合うこと"が重要な鍵となっていそうです。
恋人役にアクラム・カーン。映画館の中での出会い、同棲を始めた男と女が、過去の女、人種の壁などの問題にぶつかり、そこに巻き起こる嫌悪や嫉妬、そして欲望を肉体を媒体にさらけ出す。
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舞台はいたってシンプル。背後に大きな壁があるだけで、登場するのもビノシュとカーンだけという文字通りの二人芝居。何の底上げもせず、まさにド直球勝負。こういうシンプルな演出って、相当素材がしっかりしていないと貧相になってしまいますが、アクラム・カーンは今、ヨーロッパで最も旬なアーチストの一人であり、本作の振り付けも彼自身によるもの。44歳のジュリエット・ビノシュが肉体の限界に挑戦して新境地を開いたこのステージはまさにエキサイティングでした。

b0069502_20405998.jpg巨大な壁の背後から現れたビノシュとカーン。ビノシュは朱色のミニワンピース姿。自分の席はステージ前列に比較的近かったので彼女のお顔をはっきり拝むことが出来ました。強烈なライトに照らされつつも陰影のある彼女はやっぱり綺麗です。黒いショートヘアのイメージが強いビノシュですが、舞台では背中に届くぐらいのセミロングで、髪が長い方が少女っぽくて可愛いと思います。
カーンはスキンヘッドでダンサーらしく筋肉質な体つきをしてますが、結構小柄な人みたいで、並ぶとビノシュより背が低かったです。
「14歳の時、私は映画館に行った。20人くらいしか入れないような小さな劇場だった。そこで私はいい男がいないか廻りを探してみた」というビノシュ自身によるナレーションから始まります。肉声ではなかったので、「さすがに激しいダンスを踊りながら台詞は喋れないんだろうな」と思いましたが、その後で結構台詞を喋っていました。行く前まではダンス物、ということで言葉のハンディはないと思ったのですが、そういうわけではなかったですね。舞台の左右に字幕板が設置してありましたが、字幕を追うと二人のダンスから注意がそれてしまう。かえって字幕板なんてない方が集中できるのに、とも思いましたが、長くて複雑な台詞の場面だと言葉が理解できないと厳しい。
「前方に座っている黒髪でスーツ姿の男に私は目が釘付けになった」と語るところは吹き出しそうになりました。だって彼、黒髪どころか髪がないじゃんか。しかもスーツ姿じゃないし。
映画館の男に一目惚れした少女は彼が何者なのか知りたくて追跡開始。同じ電車に乗り込んだり、壁づたいに尾行したり。その辺のところをダンスで表現する手法がまた斬新。そして、壁をベットの床に見立ててベットシーン如きのようなものを展開するなど小道具なんてないに等しい状態から表現の幅を広げているのはさすが。ベットで男がうっかり「サラ」と口を滑らせてしまったことから二人の間に生まれる波紋。時に笑いの要素を交えながらも、異教徒である男の独白、自分にぴったりくる理想のパートナーを探し続けて来たのになかなか巡り会えない女のつぶやき、そして修羅場などめくるめく展開で最後まで目が離せませんでした。

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ビノシュの体は研ぎ澄まされたダンサーのそれではなく、丸みを帯びた女性らしい体型。ダンス自体もさほど上手いとは思いませんでしたが、体はとても柔らかくて44歳とは思えないアクロバティックな動きを見せてくれます。ほんと二人とも何度もぶつかりあっては飛ばされてて、体中アザだらけなのではないかと思います。女優さんなのに、いいんでしょうか?
パートナーのアクラム・カーンはバングラディシュ系の両親を持つ。「自分はイスラム教徒だから"サ"の音に心惹かれる。だから"サラ"のことも愛した」というような台詞が出てきます。劇中で女を「白人め!」と罵る場面があったり肌の色と宗教もまた二人の間に横たわる溝の部分として表現されています。
自分が度肝を抜かれた場面は、ビノシュが壁に背中をくっつけたまま宙に浮いてしまったところ。一体どんな仕掛けになっているのでしょうか?ひょっとして、実はひそかにお尻が入る隙間があって、そこに腰掛けているとか?でも、壁の表面はつるつるだったし。ビノシュが長い台詞を言っている間、壁が知らないうちに客席側に移動していて、ビノシュが我々の前にぐーっと迫って来ました。「うぉおおおおおお、ビノシュがこんな近くに」
両脚をバタバタさせてもがき苦しむビノシュ。ああ、そうか彼女は男に首を絞められて足が浮いていたのか!そうかと思うと、カーンが逆さまになって壁にくっつくという忍者ハットリ君みたいな技をお披露目したり。
こんな風にシンプルでありながらもしっかり仕込みがされている演出。それに加えて音楽の使い方が素晴らしい。恋愛と内なる自分、という抽象的かつ普遍的なテーマにふさわしい選曲で、彼らの心理描写により広がりを与えてます。
「二人のダンスをずっとこのまま見ていたい」と思いましたが、さすがに体力の限界というものがあります。ショーは70分くらいでした。当然「アンコール!」の声があがりましたが、二人は手をつないで何度も私たちの前を行ったり来たりするだけでした。もう1曲ぐらい踊ってくれないかな?とも思いましたが、やっぱり、それはありませんでしたね。
ほんとにあっと言う間で夢のような時間。ありがとうビノシュ、ありがとうカーン。目眩がするほどカッコ良かったです。
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by marikzio | 2009-03-17 20:50 | Other Music | Comments(2)

フランス映画祭2009
行って参りました〜♪初めてのフランス映画祭@六本木ヒルズ。
「年々規模が小さくなっている」、「会場が横浜時代の方が良かった」、「ゲストが貧弱」など、いろいろ言われているようですが、私としてはそれなりに充実した時間を過ごせました。

『サガン』がどうしても見たくて、朝6時発のJRに乗り、その日は3作品観てしまいました。
「途中で疲れて眠ってしまうかも」とか、「1本ぐらいキャンセルして銀座行こうかな」などど思ったりしましたが、結局は一睡もしないで完走。上映のあとにトークショーがあって、監督や出演者が登場し、映画についての解説や撮影エピソードが聞けたのも映画祭ならではの経験でした。
あらかじめ整理券をもらわなかったので、サインはもらえませんでしたがが、撮影は普通にOKでした。

『サガン -悲しみよこんにちは-』
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処女作『悲しみよこんにちは』のタイトルにふさわしく、全編に漂うもの悲しい雰囲気、主演女優シルヴィー・テスチューによる生々しいサガン像は鳥肌ものでした。
監督の隣にいる男性はサガンの実の息子。映画の中では親子は近くて遠い存在のように描かれていましたが、実際はそれほど疎遠な親子関係ではなかったそうな。映画の中では親の死に目にも会えなかったことになってますが、彼女の死にはちゃんと立ち会ったそうですよ。劇中、賭博で大儲けしたサガンがスポーツカーを飛ばして札束が飛び散るシーンが出てきますが、息子さんは「いくら金に無頓着だった母でも、そこまではやらなかったと思う」と抗議したそうです。
監督は「これはあくまでもイメージだから」と説得したそうですが、ラストの海辺のシーンと言い、この人は話をちょっと大袈裟にするのが好きみたいですね。私見としては、サガンは確かに空虚な思いもたくさんしたのだと思いますが、取り巻き連中の中にも常に彼女のことを気にとめてくれていた友人もいたし、不治の病に倒れたペギーとの深い友情(愛情?)など、それほど孤独な人ではなかったと思います。が、常に心が満たされなかったのは確か。

『ミーシャ/ホロコーストと白い狼』
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ヒロイン役のマチルド・ゴファールちゃん。
戦争で両親と離ればなれになった少女が一人東をめざし、危険で過酷な道中を旅する物語。空腹に耐えかねて土のミミズを口にしたり、オオカミが捕らえた獣の肉を一緒に食べたりなど、「見なきゃ良かった」と思うこと度々。傷だらけで荒んだ野生児のようだった彼女がこんなに可愛い子だったのでホッとしました。
この作品には原作本があって、あのディズニーも映画化権を狙っていて、監督は「ディズニーが相手じゃ勝ち目はない」と思ったそうですが、ディズニーサイドが「ハッピーエンドで終わらせたい」と言い出したので破談になったそうです。当時のヨーロッパでは悲惨な戦争孤児がいっぱいいたので、お父さんとお母さんに再会して終わるなんて、原作者の本意ではなかったんですね。もし、ディズニーが創っていたら全然違う作品になっていたでしょう。
正直、自分も「最後は両親に会うんだろう」と思ってました。旅の途中、自分の命を助けてくれた白い狼、ママ・リタも猟師に撃たれちゃうし、何とか生還したものの「ミーシャは自分の両親が戻らなかったという事実を受け入れなかった」というナレーターで終わったのは救いようがない話だと思いました。でも、トークショーで監督の解説を聞いてるうちに目がウルウル。そしてマチルドちゃんの女優魂にも感服。日本でも配給決まってるようですが、日本人受けするでしょうかねぇ?

『シークレット・ディフェンス』
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テロリストから国家を守ろうとするアクション・サスペンス。「ハリウッド映画みたい」とも思ったし、「特定の宗教団体がもろ悪者扱いみたいになっていて大胆だなぁ。ここまでやっていいのか?」とヒヤヒヤしたのですが、監督者は映画制作にこぎつけるまで3年の年月を費やし、多くのイスラム教徒者の話を聞いたこと、「ヨーロッパでは職も希望もない若者が様々な理由でイスラムに改宗しているケースが増えている」という社会的実情もふまえていて、決して偏見とかエンターティメント史上主義で創られた作品ではないんですね。
とは言っても流れるようなカメラワーク、最後まで目が離せないスピード感、登場人物の心の葛藤とか娯楽性は抜群。もう一度観たいと思いました。
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監督のフィリップ・ハイムと主演女優のヴァヒナ・ジョカンテ。主演女優が素敵なのは当たり前ですが、監督さんもなかなかの男前です。ヴァヒナさんは日本マニアで彼女の部屋のインテリアは浮世絵とか飾ってあってジャポネスク風味なんだとか。リップサービスかな?

これはトークショーの1コマ。
人の顔がぼやけてお見苦しいですが、現場の空気だけでも感じて頂ければ、と思います。

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by marikzio | 2009-03-16 22:29 | Movie | Comments(0)

Queen mimosa3 "So sexy"
「この人は一体何者!?」
あの衝撃の出会いから早、1年4ヶ月も経ってたんですねぇ...。MY SPACE で偶然見つけた謎のミュージシャン、Queen mimosa 3。
あちこちでライブ活動はしていたようですが、CDを出しているわけではなく、MY SPACE で何曲か試聴できるだけだったのですが、ついに待望のアルバムが完成。「ダウンロード出来ますよ」というメッセージが届きました!

b0069502_214279.jpg1 Starman
2 On s'la pète
3 Shake Ton Body
4 So Sexy
5 Catch
6 God Save the Queen
7 The Boy on fire
8 You F**k Like a Dog
9 The Real Bitch
10 Androgyny
11 Love On the Phone



ダウンロードできるのは iTunes Store はもちろん、fnacやamazon.fr のような大手サイトで購入することが出来ます。とは言っても、マイナー・レーベルではなくインディー系のサブカルなアーチストですから、日本のiTunes じゃ買えないだろう、と思ってたのですが、ちゃんと日本のリストにもありました。
80年代的テクノポップ、ピエール&ジル風味なビジュアル、歌いながら腰を振るなど、いかにもゲイを意識したクィーア路線を突き進んでいる彼。
さすがの私でさえ、ちょっと引いてしまうようなあまりのセクシーぶりに「ひょっとして、この人はメジャー・シーンを目指す気がないのかも?」と思い始めてたんですが、着実にニーズ層を広めていたようで、ついにダウンロード配信の運びとなったようです。CD媒体ではないものの、彼のデビューアルバムが世に届けられたのはやはりめでたい。
気になっていた謎の歌手の作品レビューをようやく書くことができて私はうれしい。

-過去の関連記事-
Queen mimosa 3 って何者???
Qm3 LIVE so sexy !
このキャラって"あの子"ですよね...。
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彼の歌はほとんどが英語。イレイジャーを彷彿とさせるような底抜けにポップなメロディー、鼻にかかったトーン高めのボイスなど、完全にダンスフロアで流れることを想定して創られた音楽。
20年代前半らしいQueen mimosa ことジュリアン君本人も「僕は80年代のポップミュージックで育ったんだ」と自ら語っているらしいのでその傾倒ぶりは徹底してます。
中性的できわどいビジュアルで売ってる彼ですが、その外見だけでナメてはいけません。無名のアマチュア・ミュージシャンである彼がほとんど一人で書いたという楽曲たちは決して悪くありません。全11トラックほとんど同じくらいノリノリで、中にはどれがどれだかわからないようなのもありますが、1度聴いたら耳に残って離れないようなフレーズがあったり、ともすれば癖になってしまいそうな曲もあります。欲を言えば、ちょっとバラード調を入れるとか、ダーク路線で攻めて見るとか、音楽性にもう少し幅を持って欲しいところ。
でも、自分的には"The Boy On Fire"はなかなかの佳曲だと思います。メロディーラインがきれいです。そこにちょっと切なげなジュリアンのボーカルが巧く絡んで意外にツボ。
"Androgyny"、かなりカッコ良いです。"God Save the Queen" 、あの名曲のカバーか!?と一瞬思いますが、これはオリジナル。これも気に入ってます。
20年〜30年前のダンス音楽をこよなく愛するジュリアン。懐メロを自分なりに換骨奪胎して、カバーするのもお手のもの。
あの名曲を彼にプレイさせるとこうなります。



う〜ん、これ。ご自分で撮影したんでしょうねぇ。
面白いんだけど、アングルがずっと変わらないのが残念。上半身と顔のアップしか映ってないし。
でもでもでもっ、一度見終わったら、またリプレイせずにおれないジュリアンの魔力って一体何なの?
最初「なんだこりゃ?」と思いながらも次第に深みにはまっていく中毒性をジュリアンは持ってます。(大袈裟?)

ちょっとォ、そこのアナタ!
何、ビビってんのよ、ナニ、躊躇してんのよ!!!
駄目よいたずらに畏れちゃ。思い切って飛び込むのよ。まずはQueen mimosa3 の音楽を聴いてみてよ。
とりあえず、 MY SPACE を覗いてみてくださいな。
なんなななんあんあなななんあなんと、彼ったら、アジャーニさんの "PULL MARINE"(「マリンブルーの瞳」)をカバーしてたわ。お、おそるべし....。

公式 MY SPACE QUEEN MIMOSA3
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by marikzio | 2009-03-11 21:38 | French Music | Comments(2)

Emily Loizeau "Pays sauvage"
これ、私にとっては久々のおフレンチ新規開拓です。
エミリー・ロワゾーの"Pays Sauvage"。全然知らないアーチストだったのですが、美しいジャケ写に惹かれて購入を決意。湖畔で戯れる英国風の紳士淑女の皆さんなんですが、よ〜く見るとなんか変。エミリーさんの後ろに性転換なお方が二人。
この意図はいかに...!?彼女もまた個性派美人で、女流英国詩人のようにも見えます...。

b0069502_15581748.jpg 1 Pays Sauvage
2 Fais Battre Ton Tambour avec Moriarty
3 Tell Me That You Don't Cry avec David-Ivar Herman Düne
4 Sister
5 La Dernière Pluie
6 Songes
7 Coconut Madam
8 La Femme A Barbe
9 The Princess And The Toad
avec Thomas Fersen, Moriarty
10 Ma Maison avec Moriarty
11 In Our Dreams avec David-Ivar Herman Düne, Jocelyn West
12 Dis Moi Que Tu Ne Pleures Pas avec Danyél Waro
13 Le Coeur D'Un Géant
14 La Photographie


"ペイ・ソバージュ"って未開の地とでも言うんでしょうか?
ほぼ全編通して曲間に子どもの笑い声とか、鳥のさえずり、家畜の声などが挿入されていて全体的に牧歌的な雰囲気。ヴィジュアルも含めてアルバムのコンセプトがいい。楽曲はケルト民族音楽風だったり、ブルース調だったり、フォークやバラッド、とカメレオンのように表情を変えます。音環境も豪華で趣向を凝らした音作り。曲リストを見るとわかりますが、いろいろなミュージシャンがゲストとして参加していて、なかなかゴージャスな作品なのです。

まずは、本作からシングル第1弾としてリリースされた"Sister"のビデオクリップをご覧頂きましょう。一見素朴なカントリー調の歌だと思いきや、サビの部分でグッと掴まれます。ジャケ写に登場する謎のレディ達(エミリーご本人?)の姿もチラリ。

You Tube EMILY LOIZEAU - Sister

エミリー・ロワゾーは1975年生まれ。父はフランス人、母はイギリス出身のコメディエンヌ、Peggy Ashcroft。2006年にシンガーソングライターとしてデビュー。1stアルバムは "L'autre bout du monde"。
彼女はバイリンガルらしくフランス語と英語で歌っていますが、彼女の仏語、あまりソレらしくないんです。もちろん、ネイティブの発音なのでしょうが、フランス語特有の臭み?がないというか、スッキリした発音。サウンドもフレンチ、というよりは英米ポップス寄りというせいもあるのかな、と思います。この"Sister"は仏語バージョンと英語バージョンが存在しますし、クリップの中に出てくる二人の姉妹はパリとロンドン、という海を隔てた距離を乗り越えて再会を果たします。異なる国籍を両親に持つ彼女のアイデンティティを反映しているのでしょうか?
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アルバム中、" La femme à barbe"(口ひげの生えた女?)という曲が収録されていますから、この髭姿は確信犯的。私のお気に入りはアルバム・タイトル曲にもなっている"Pays Sauvage"と"Ma maison"。トマ・フェルセンとのやり取りが楽しい"The Princess And The Toad"も出色です。
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それでは、前作""L'autre bout du monde"からのビデオクリップを紹介いたします。
やはり彼女は吟遊詩人なのだわ...。





Emily Loizeau site officiel

Emily Loizeau MY SPACE
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by marikzio | 2009-03-10 20:00 | French Music | Comments(5)


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