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Nathalie Cardonne
これ、今は廃盤になっているし、コピーして頂いたものを聞いたのもほぼ1年くらい前なのですが、ミレーヌ繋がりということで、ご紹介させて頂きたいと思います。

b0069502_21585072.jpgNathalie Cardonne
"Nathalie Cardonne"(1999)


1. Hasta Siempre
2. ...Mon Ange
3. Antonio
4. Je Donne Donc Je Suis
5. Libre
6. Populaire
7. G.Stories
8. Baila Si
9. Flower Power
10. L' Homme Qui Saura Pleurer
11.Frederick
12.Les Hommes De Ma Vie

プロデュースはミレーヌ・ファルメールの曲を担当しているローラン・ブトナ。
ブトナはミレーヌと組んでアリゼを世に送り出したり、最近はアニメの主題歌を11歳の少女に歌わせたりなど、プライベートとしての関係は破綻しても、仕事上では相変わらずの絶妙プロジェクトを進めています。
しかし、このナタリー・カルドンヌについては、ミレーヌは絡んでおらず、ブトナは自分の曲をスペイン語で歌ってくれるシンガーを捜していて、ナタリーに白羽の矢が立ったらしい。

b0069502_22175221.jpgナタリーは1967年5月29日生まれ。幼い頃から子役として映画などに出演していたようです。
出演作はエマニュエル・ベアール主演の『地獄』やエマニュエル・セニェの『オディールの夏』など日本でも知られている作品があります。
美人女優と言うよりも個性的な演技派という感じでしょうか?彼女のHPの中で「生まれた時は中国人の赤ん坊みたいだった」とご本人が書いてるので、ちょっとエキゾチックなタイプなのかも知れません。女優としてそこそこ順調に行っていたかと思われるのに、1997年の"La colère d'une mère"以降、出演作がないみたいです。
そして1999年、衝撃の歌手デビュー。全曲、ロラン・ブトナのプロデュース、そしてビデオ・クリップも短編映画風でミレーヌ並みにゴージャス。


Nathalie Cardone - Hasta Siempre



このビデオの中のナタリーはまるで女レジスタンスのような役どころ。歌詞はスペイン語だし、ロケは南米っぽいし、轟くような銃弾に倒れた革命家風の男の死から始まります。
"Hasta Siempre" はアルゼンチン人の革命家、チェ・ゲバラに捧げた楽曲であり、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブが歌っていた曲を現代的アレンジでナタリーがカバー。オリジナルはもっとスローで哀愁漂う歌ですね。(ひょっとして、これもオリジナルじゃないのかも。You Tube で見かけただけなので)

b0069502_2213842.jpgチェ・ゲバラは本名、エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ(Ernesto Rafael Guevara de la Serna)。キューバのゲリラ指導者として今も語り継がれる伝説の男。
写真で見ると、ご覧の通りすごい色男だし、カリスマ的な存在感で彼について多くの本が書かれているらしいです。

チェ・ゲバラ-Wikipedia

チェ・ゲバラについて、私は全然知らなかったのですが、美輪さんの番組『オーラの泉』で、鈴木紗理奈さんが出演していた時に、この人のことが話題に出ました。紗理奈さんはこの人の生き様に憧れて、彼について書かれた本はみんな読破して、南米まで足を運んだとか。「絶大な影響力を持っていた人よ」と美輪さんも語られていました。


このビデオは初期のミレーヌのクリップそのまんまですね。
退廃的な月夜、半裸の男女たち。ナタリーも頑張ってセクシー・ビジュアルに挑戦してます。

Nathalie Cardone - Baila Si



このクリップを最初見た時、「まさにミレーヌのバッタもんじゃん」って私は思いました。このデビュー・アルバムがどれだけヒットしたかはわかりませんが、これに続く第2弾も出ておらず、音楽活動もされてないので、結局、ミレーヌのコピーを作ってみたいというブトナの実験的お遊びで終わっちゃったのかな、と。
このアルバムの存在は知ってましたが、実際に手にして聴いたことはなかったんですね。昨年11月のオフ会の時に、これのコピー盤を-N-さんから頂き、ようやく拝聴することが出来ました。この場を借りて-N-さんに御礼申し上げます。emoticon-0118-yawn.gif
全体的にミレーヌほどの派手さはないものの、さすがはブトナ・ブランド、エキゾチックあり、必殺バラードあり、ハードロック調ありとかなりバラエティーに富んでます。メロディーの美しさはもちろんですが、女優でもあり歌手でもある、ナタリー・カルドンヌの世界をちゃんと大切にしてます。元々女優さんなので歌唱も情緒的だし、ビデオの中の表情もちゃんと見せ方がわかっているというか。"Populaire はアメリカっぽいロックで最初は違和感があったのですが、ナタリーのシャウトするボーカル、ギター・サウンドが結構サマになってます。ブトナはミレーヌとは違うことをやりたかったのかも知れません。 これを見たミレーヌの心境って一体どういうもんだったんでしょうね。後にコンビで手がけることになるアリゼちゃんほど美形でもないし、若くもないし、彼女の立位置ってちょっと独特だったと思います。

その後のナタリーさんの動向はわかりませんが、ある香水のイメージ・キャラクターを努めてたりもしてたみたいですね。これ、割と最近みたいなんですが。
なかなかセクスィ~ではありませんか。
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一応、公式サイトなるものも存在しますが、2007年以降更新されてないようです。
でも、ニュース・トピックを見ると、チェ・ゲバラ関連のイベントに参加していたらしい。ナタリーさん、ゲバラ信奉者なんでしょうか??

Site Officiel De Nathalie Cardonne
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by marikzio | 2008-08-27 22:13 | French Music | Comments(2)

どなたか教えてください
解禁前から You Tube などで漏洩していた "Point De Suture"の音源。
もちろん著作権に触れるので、後に動画から音が取り除かれるなどの処置が施されたりしているものの、タケノコの芽のように他の誰かが次々にアップしてます。解禁の日を迎えてしまった今、音が消されることはないかも知れませんが、ここに貼られている "Si-JAvais-Au-Moins" も不正にYou Tube アップされた動画のうちの一つ。
そんなものをここで取り上げることに気が咎めなくはありませんが、私が気になってしょうがないのは、この動画の中で使われている絵画作品なのですよね。

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画風からして、同じ作者によるものだと思うのですが、フランスのあるSNSで自分のプロフに一番上の絵を使ってるユーザーさんがいて、ちょっと印象に残ってたんですよ。
それで、この動画にそれと同じ絵が登場してびっくりしちゃったわけなのです。

mylene farmer - Point De Suture---Si-JAvais-Au-Moins



この画家さんて恐らく有名な方ですよね。
芸術作品というにはやや通俗的な感じがするものの、神秘的でエロチックで、倒錯っぽい香りすら漂うこれらの作品に私の目は釘付け。一体何という画家さんなのでしょ?
ひょっとして、クリスチャン・ラッセンみたいにベタで有名な人だったりして。それだったらちょっと恥ずかしいなぁ。
だからと言って、一人悶々としていたところで謎はしばらく解けそうにないので、記事にすることにしました。
どなたかご存じの方がおりましたら、教えてください。emoticon-0139-bow.gif
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by marikzio | 2008-08-27 20:09 | Mylene Farmer | Comments(0)

Lisa a onze ans -リサ、11歳- 
これ、かなり前から ミレーヌ・フォーラム で話題になってたアニメなんですけど、そんなに興味なかったんですよね。
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アメリカのアニメ Growing up Creepie

その仏語バージョンの主題歌 "Drôle de Creepie" を手がけているのが、ロラン・ブトナ&ミレーヌのコンビ。それを歌っているのがリサという女の子。アリゼちゃんに続くプロデュース第2段か?とも思いましたが、11歳というと何年か前に大ヒットしたイローナちゃんの亜流っぽい気もするし、どんなもんだろう?
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...と思ってましたが、いざ歌い踊るリサちゃんを見たら、めっちゃ可愛い〜emoticon-0152-heart.gif
ホントにこれで11歳!?
なんか、妙に色っぽいんですけど。この危うさ、さすがはミレーヌ・プロデュース!

Video - Drole creepy

リサちゃんはミレーヌの姪っ子で11歳。
5歳の頃からクラッシックやジャズダンスを学んでいたという、幼いながらも実力派のダンサー。高くて甘ったるい声質とかクネクネした踊り方とかバネッサ・パラディを彷彿とさせるものを感じました。
さて、リサちゃんはアニメソングを1発当てて終わるのか、それともミレーヌ戦略の兵士として芸能界の荒波で生きて行くのか、今後の運命は神のみぞ知る!?

ついにエキサイトブログもYou Tube が貼れるようになりました!
(どうやら20日から出来るようになっていたみたいなのですが、今日になってようやく気づきました...)
と、いうわけで、アニメ Grouwing Up Creepie のエピソードの1つを紹介したいと思います。


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by marikzio | 2008-08-26 23:00 | Mylene Farmer | Comments(2)

-SEX AND THE CITY- by Michael Patric King
コレ、世界中の女の子がずーっと待っていたのではないでしょうか?
『Sex And The City』映画版。
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超人気TVシリーズが終了したのが2004年。以来、何度か映画化の計画が持ち上がっていたものの、諸事情(出演者の不仲説、加齢や契約上の問題など)により、何度か頓挫・延期していましたが、ついに今年5月、全米で公開され大ヒット。日本上陸も果たし、いよいよ8月23日から公開となっていましたが、それさえも待ち切れなかった私は16日の先行上映に行って来てしまいました。
東京とかだったら立ち見が出来るほどの騒ぎになってると思いますが、青森コロナ・シネマワールドでは、数える程度しか入っておりませんでした。ちと寂しい...。
一般的にドラマで大成功した作品が映画化されても今ひとつであるパターンが多いのですが、映画版『SEX AND THE CITY』は「あれから5年後」という設定で、キャリー始め4人のヒロインはもちろん、彼女達を取り巻いていた、懐かしのキャラたちが勢揃いし、まさに同窓会状態。そのうえ何年もキャリーとくっついたり離れたりしていた優柔不断男"ビック"との関係がついに...!?という伏線つき。6年間続いたドラマの集大成というか本当の意味での最終回的な内容らしいので、これはWOWOW放映中、1回たりとも見逃さなかったSATC中毒者としては見ないわけにはいかないでしょう。
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まだ一般公開にすらなっていないので、詳細を語るのは控えますが、前半はこれでもか、というぐらい華やかでゴージャス。キャリーが謎の男、ビックとついに法律的にも結ばれることになり、高級アパートの物件を見て廻ったり、雑誌「ヴォーグ」で花嫁姿になったり、まさにシンデレラ・ストーリーを地で行ってます。そして本を返しに立ち寄ったNY公立図書館で式が出来ることを知ったキャリー は早速そこを式場に決定。この図書館、というのが何とも由緒ある格式ある佇まいなのですね。公立図書館で挙式出来ることすら知らないニューヨーカーもいっぱいいるのではないでしょうか。
ところが、直前になって、お相手のビックはマリッジ・ブルーになってしまいます。実はこれが彼にとって3度目の結婚。(二度目の結婚はキャリーと不倫関係になって壊れてしまうのですが)
最初は75人だけだった招待客もいつの間にか201人に増殖。ヴィヴィアン・ウエストウッドからドレスを寄贈されたキャリー、新聞にも広告が載ったり、まさに頭の中は式のことで一杯。長年住んだアパートも引き払い、超ウキウキで高級ホテルで結婚前夜祭を迎えるのですが....。

上映時間は2時間15分。
映画の中盤はドラマの中で何年も繰り返してきたようなことをまたやってる、という感じでした。ミランダは相変わらずヒステリックだし、サマンサは恋人をハリウッドに売り出すため、ロスで一緒に生活しているが、やはり何かが物足りない。隣の部屋ではセクシーで頭の軽いラテン男がいて、毎日女を取っ替え引っ替えしている姿に思わず溜飲を下したり...。新婚旅行ならぬ傷心旅行で4人でメキシコに出かけるところなんて、昔のヴァカンスそのまんまだし。
ま、人生なんて、所詮、同じことの繰り返しねんですよね。それでも、同じことの繰り返しの毎日の中にも少しずつ変化が起こっていて、振り返って見ると永遠に続くと思っていた彼女たちの日々はもうすでに過去のものになっていて、新しい変化を自然に受け入れている...、という感じでしょうか?ラストはめでたし、めでたし、なんですが、この映画には、もう一つサプライズがあります。

キャリー役のサラ・ジェシカ・パーカーはあれから4年の月日が経ったとは思えないほど若々しいですね。WOWOWではずっと吹き替え版で見てたので彼女の地声をあまり聞いたことがなかったのですが、自分がイメージしてたよりずっと可愛らしい声で甘えたような口調で喋るのが印象的でした。相変わらず奇抜なファッションで出歩いてるし、新しいアパートメントに特注でウォークイン・クローゼットを作らせたのも彼女らしいエピソード。でも、あの部屋は結局、どうなったのでしょうか?
クリスティン・デイヴィス演じるシャーロットの相変わらずのお嬢様ぶりもキュート。エレガントだけどどこか天然入ってるのが絶妙。キャリーにひどい仕打ちをしたビッグに、もし遭遇した時に備えて相手にぶつけてやる台詞を考えておいた、というのもまた傑作。
ミランダの我の強さ、カッとなってしまったら、手心加えず、相手を追い込んでしまうところは相変わらずですね。ドラマの時も始終ヒヤヒヤしてましたが、今回の映画でそれを思い出しました。これでよく男が愛想つかさないもんですねぇ。この徹底した強気がニューヨークの女なんでしょうか。
で、幸せ余ってストレスで見事に肥えてしまったサマンサ。これは映画の設定としてわざと太ったのか、それとも体型の自然な変化なのかはわかりませんが、映画の中でも50歳を迎えます。4人の中で唯一ライフスタイルを変えなかった彼女、50代になっても、このままサマンサ道を貫くのでしょうか。
一部の噂によると、サマンサ役のキム・キャトラルは主役サラ・ジェシカと仲が悪くて、撮影中も仲間はずれにされたり、その仕打ちに耐えられない、ということで映画出演を却下したとか、それに見合うギャラをつり上げたりして、なかなか折り合いがつかず映画化が難航した、と言われています。そう言えば、SATCドラマ化の話が来た時も、キムはその役を何度か断っていましたが、制作者にどうしても、と拝み倒されてキャスティングされたとか。キムの存在なしには誕生しなかったSATC。本当の意味での主人公はサマンサ!?
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「NYで生きる、そうそう若くはないキャリア・ウーマンの本音」というテーマで一世を風靡したSATC。現実の30代独身女性が果たしてこれほど過激でめくるめくロマンスの数々に明け暮れているかは疑問だったけれど、キャリーの生き様に共感できたわけではないけれど、どぎついエピソードも皮肉もお洒落スポットも何もかもがキラキラ目映くて、まさに宝石箱のようだった作品。これを見てるだけで何となく元気をもらった気分になったものです。自分がパリに次いでNYに惹かれるのも、まさにSATCの影響です。

Official site Sex And The City
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by marikzio | 2008-08-17 21:39 | Movie | Comments(5)

五所川原立佞武多
今年生まれて初めて"立佞武多(たちねぷた)"なるものを見てきました。
立佞武多とは、五所川原市で毎年8月4日から8日まで催される夏のお祭り。高さ約22メートル、重さ約17トンという巨大人形ねぷたが五所川原の中心街を練り歩き観客らを圧倒。"ねぶた"と言えば、青森のねぶた、弘前のねぷたが長い歴史を誇ってますが、この五所川原立佞武多は今年でまだ11年目。
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もともとは明治時代から大正時代にかけて存在していたお祭りだったそうですが、電線などの事情で巨大な山車の運行が困難となり、ねぶたが低形化して行って、結果的には立威ねぷたは幻の存在となってしまいました。しかし、一部の人々の間で「立威ねぷたを復活させよう」という運動が起こり、ついに平成10年、80年振りの復活を果たしました。

Wikipedia 五所川原立佞武多

私は人混みが苦手、というせいもあって、青森ねぶたも弘前ねぷたももう10年以上は見に行っていないのですが、今年は転勤で五所川原市民になったことだし、ほぼ毎年、立威ねぷたを見に行っている母が「今年も見たいっ!」と騒いだので、ついに今年、「初立威ねぷた見学」と相成りました。
駅まで母を迎えに行き、落ち合ったところで、運行コースで場所とり。運行が始まる19時まで1時間ほど時間があるので、立佞武多の館 にでも入って時間を潰そうを思いましたが、入場料が1人1.500円だと聞いたので取りやめ。町のド真ん中にある喫茶店に入って、軽食でも食べたかったけど、混雑していたので、我慢しました。
定刻が近づくと、運行コースから車が閉め出され、合図の花火が打ち上げられました。

前半で出てきた山車。なんじゃ、これじゃ、青森ねぶたのミニチュア版みたい。巨大立威ねぷたはお金がかかりすぎるのか、普通っぽいねぶたもありました。
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ビルの影からついに登場!巨大立威ねぷた!まるで、円谷プロの映画みたい...。
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真横から見ると、かなりデカひ...。
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ちょっと後ろから責めてみました。
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母性溢れる観音ねぷた?私の一番のお気に入りはこれでした。
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写真だけでは雰囲気が伝わりにくいと思うので、動画もアップしてみました。
腕前がイマイチでねぷたがぼやけてしまいましたが、ご勘弁を。途中でねぷたがひっくり返ってますが、私がコケたのではありません。少しでもこのねぷたの大きさを感じてもらいたくて、カメラを横にしたり縦にしたりしましたが、返って見づらいですね...。
それはともかく、五所川原市民の血気盛んなことと言ったらもうハンパじゃありません。



「ヤッテマレ、ヤッテマレ」というのは五所川原立佞武多独特のかけ声。やっちまぇ、やっちまえ、というちと過激な意味ですね。青森では「ラッセラー」、弘前だったら「ヤーヤドー」というところでしょうか?
つい最近始まったお祭り、ということで現代的な感じがしました。所々「よさこい」テイストあり、時にラテンのサンバ風?
私は弘前で生まれ、弘前ねぷたを見て育ったわけですが、正直弘前ねぷたは青森ねぶたに較べて見劣りがする、と子ども心にも思ってました。
青森ねぶたは、勇壮な人形ねぶたで、浴衣と花笠で身を飾った男女があんなに勇ましく路上で踊り狂って迫力あるというのに、弘前ねぷたは、ダッさい扇ねぶたを引っ張りながらちんたら歩きまわっているだけでメリハリがない。しかも、音楽がまたいかにも悲しげで貧乏ったらしくて、幼い頃からそれが嫌で嫌でたまりませんでした。決して笛と太鼓の音を聞けば血がじゃわめぐ、というタイプではありませんでしたが、ねぶたに関しては青森市民にコンプレックスを持ってたな。
五所川原の立威ねぷたは、山車の迫力、リズム、テンション、弘前にないものを全て持ち合わせてますね。なんかずるいなぁ。弘前ねぷたもせめて、このぐらい見せ場があったら、心にトラウマを抱えなくて済んだのに。
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by marikzio | 2008-08-10 23:48 | n'importe quio! | Comments(6)

柳に罪はないけれど...
唐突ですが、子どもの頃から柳の木が苦手でした。
別に、霊感がほとんどない人なので、実際に柳の木の下に何かを見つけたわけではありません。でも、とにかく、細くて垂れ下がった枝とか、木の幹の質感とか、とにかく全体的に漂う雰囲気がほんとに駄目なのです。絶対にその下を通りたくない、っていうか、もし道端に合ったら避けて通ったと思います。

小学校の時、校庭のずーっと奥に大きな柳の木がありました。それがもう怖くて怖くて、なるべくそっちの方を見ないようにしていました。それでも木に、いや気になって、ついつい視線を走らせてましたけど。
弘前公園の敷地内の広場にも大っきな柳の木がありましたなぁ。
桜まつりの時期になると、その柳の木の下に陣取って酒盛りする人とか、楽しそうに走りまわる子どもとかいたけど、自分的には「絶対ダメ!」でした。よくあんなところで酒呑んだり、遊んだり出来るよなぁ、って不思議でなりませんでした。

でも、こんな私も今は大人だし、街で植えられている細くて可愛い柳は大丈夫なので、もう柳恐怖症は治まっただろうと思い、ネットで柳画像をググって見たら、ぞわわっわわわわわ と来てしまってやはり無理でした。やっぱり、子どもの頃に本能的に嫌っ!と思ったものは一生苦手なんですね。
ま、確かに「柳とユーレイ」は夏の怪談ですし、子どもの頃に見た『まんが日本昔ばなし』(古っ!)なんかで、そういう組み合わせが登場してたりしてトラウマになっているのかも知れません。

でも、昨日、こんなエッセイを見つけてしまいました。

『柳と幽霊』

これによると、柳は実は陰陽の世界では「陽」のエネルギーを持った木で、幽霊が放つ「陰」の気を中和させているのだとか。だから、昔は鬼門封じのために植えられていたとかで、「柳と幽霊」は例えば「さんまと大根おろし」みたいに、陰陽のバランスとして成り立った組み合わせであったわけですね。
いや~、これは意外でした。悲しげで陰の空気を持っていると思っていた柳の木が実は陽木だったなんて。
そう言えば、確かに柳の木の枝は強風になびくしなやかさを持ちながら、幹そのものは非常に強靱ですよね。昔から云う「柳腰」という言葉は女性のしなやかさを指す表現ですが、この他にも優美な容姿のことを柳に例える場合がありますね。

ちょい季節的な話題でもあるし、ちょっと今までの固定観念を揺るがされたお話なので、ここで紹介してみました。
皆さんは柳の木についてどんなイメージを持っていますか?
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by marikzio | 2008-08-08 13:07 | n'importe quio! | Comments(0)

Helena Noguerra "Bang! -dillinger girl and baby face nelson "
随分長ったらしいタイトルですが、これは2006年リリースのHelena Noguerraの4作目アルバム。
タイトルの意味はよくわからんのですが、"Dillinger"とは1934年、アメリカでFBIとの銃撃戦で倒れたギャングの名前らしいです。凶悪犯として名を残しているとか。
このジャケのお二人、指名手配犯の顔写真とも言えなくもない。ちょっとジーナ・ローランズを意識してる?って思っちゃいました。

b0069502_23484862.jpg1. Stop
2. Stranger
3. Share
4. Changes
5. Hit
6. Love
7. Believe
8. Dillinger Girl
9. Move
10. Puke
11. Smile
12. Miss
13. Work
14. Super Believe


全編英語のタイトルと歌詞で歌ってます。1曲目の"Stop"は男性とのデュエットからなるアカペラなんですが、パンチの効いた強烈なボーカル、ドラマチックなサビ展開でこれまでにない野性的なエレナちゃんを見せてくれます。かっこいいです。ハードボイルドです。そしてそれに続く"Stranger"がまるでウェスタン映画の音楽みたいで、まさに気分はアリゾナ?
私のお気に入りは "Share" と" Believe"。アコースティック・ギターだけのシンプルな背景に映えるクールで乾いた声がたまりません。エレナちゃんの声といえば、ハスキーでありながらもウエット感のあるボーカルなんですが、本作品ではやや高めでドライな感じがしました。編集でも声を全面に出していますね。荒野に佇む女の色香とでも言いましょうか、エレナちゃんは極めてクールでワイルドなのに、それによってより一層、彼女の女性性というものが強調されている感じなのです。そうかと思えば、"Smile"では珍しくドスの効いた年増女のような歌唱を披露して、ちょいワル女風?
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"Changes"のビデオクリップ。
Daily Motion HELENA NOGUERRA - CHANGES

ヨーロッパ女であるはずの彼女が英語で歌い、アメリカのロード・ムーヴィ的なイメージになってます。エレナちゃん自身も映画の中のキャラクターのように、このアルバムの中で与えられた役どころを楽しんでいるという感じ。結局、イイ女は何をやっても様になるということでしょうか?

ところで、ほぼ全編彼女とコラボしている、この謎のスキンヘッド男性は誰なのでしょ?なかなか渋い味出してますね。
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彼の正体は Federico Pellegrini というミュージシャン。
The Little Rabbits という英語で歌うフランスのバンドのギターリストなのだそうです。そして、エレナちゃんの元パートナー、カトリーヌのバックで演奏していたそうなので、その繋がりらしいです。(ワンダー獅子狗さん情報
このバンド、どうやら今は活動してないみたいなのですが(どこかのブログで英語で書いてた)、フレデリックさんはヴァネッサ・パラディの映画『エイリアンVSヴァネッサ・パラディ』で音楽担当をしていたそうです。
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b0069502_20525511.jpg歌手であり女優でもある他に作家として執筆活動もしているエレナちゃん。これまでに小説2作を発表しています。その中で新しい方の 「Et je me suis mis a table」はRimbeauさん情報 によると、心理描写などが非常に難解で読み辛かったそうなんですが、体重130kgのヒロインが家族を殺し、最後に自分も死んでしまうというショッキングな内容なのだそうで。華やかなイメージの彼女がそんな救いようのないお話を書く、というギャップに惹かれて、amazon.frで、8月末に解禁となるミレーヌの"Point de suture"と一緒にポチッとオーダーしてしまいました。
何年も前に購入したアメリ・ノトンのペーパーバックだって途中で放置してるのに。ミレーヌの謎の絵本も最初のところしかページをめくってないのに。どうするんだ、私?
とは言え、ミレーヌと一緒に手元に届くのが楽しみであります。
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by marikzio | 2008-08-07 20:49 | French Music | Comments(2)

Helena Noguerra "Née dans la nature"
2004年にリリースされた、エレナちゃんの3枚目アルバム。
2作目 に続き、元パートナーの Philippe Katerine がプロデュースを手がけていますが、ほぼ全編アコースティックなボッサ風味だった"Azul"とは、大きく路線を変えたヴァリテ・フランセーズ。
「自然の中に生まれて」というだけあって、前作より肩の力が抜けて聴きやすいような印象を受けましたが、スゥィートで自然体な中にも彼女のエロチックな要素がちょこっと顔を出してます。

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Titres

Née dans la nature
L'âge de ma mère
Je t'aime salaud
Mary poppins
Can't get you out of my head
Le jardin près de la falaise
Aux quatre vents
Les fantômes
Quand tu dors
Je nageais nue
Qui es-tu?


アルバムタイトルにもなっている1曲目の"Née dans la nature"、いかにもカトリーヌらしい、ポップでありながらも緻密な構成の楽曲。耳に馴染みやすくて私的にはかなり好印象。やはり巧いなぁと思います。
2曲目のアコースティックな "L'âge de ma mère"、この曲、どっかで聴いたことがあるんだけど、何で聴いたのかは思い出せません。おそらく、ネットのどこかで耳にしていたのだと思います。

そして、このアルバムからのシングルとなっているらしい Je t'aime salaud
PVも作られていますが、これがかなり危ない。"Morrer Nos Seus Bracos" のPVでもエレナちゃんは全編ベッドシーンで、かなりギリギリのところまで(時にチラッと見えた?)露出しているのですが、本作では覆面かぶった謎の男と**したり、裸でギター持ってたり、とまたもや大胆。タイトルの意味は『ゲス野郎、愛してる』というらしいので、歌詞の内容もちょいエロチックで屈折しているのではないかと思われます。この覆面男はやはりカトちゃんなのでしょうか?
芸術家肌で日本人好みのソフトでお上品なポップスを得意とするカトリーヌ。しかし、時折、変態ちっくな本性(?)が炸裂することがあるようで、このビデオクリップのアイディアは彼なのではないか、と私は疑っております。もちろん、エレナちゃんの意見も取り入れられていたと思いますが...。
変態チックでありながらも古い恋愛映画のような情緒があって、私は好きです。

Helena Noguerra - Je T'aime Salaud


本作品の中で私が一番気に入っているのは Mary poppins。古い映画のタイトルでもあり、随所にレトロ感もありますが、曲の構成自体はモダンで動物の鳴き声を擬したようなサンプリングが楽しい。
カイリー・ミノーグの大ヒット曲をスローなアコースティック仕様でカバーしているのもあります。これ、かなり意表をつかれました。エレナちゃん、カイリーのファンなのでしょうか。
b0069502_2220585.jpg
...とまあ、自分が感じたままにつらつらと書いてまいりましたが、小難しくてアーチスト嗜好の強かった"Azul"より、エレクトロニックな曲が増えてとっつき易い感じはありました。カトリーヌ・プロデュースが実はあまり得意でない私にとっては比較的好きな作品かも。
エレナ・ノゲラと言えばカトちゃんの存在が欠かせないイメージがありますが、これに続く"Bang!""Fraise Vanille もカトちゃんプロデュースじゃないんですね。今やお互い別々の人生を歩み始めたお二人なので、これが最後のカトちゃんがらみの作品となるのかも知れません。
さて、次回ご紹介する "Bang!" ではこれまでの彼女とはうって変わったアウトローなエレナちゃんの姿を見ることができます。
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by marikzio | 2008-08-06 21:35 | French Music | Comments(0)


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