<   2008年 05月 ( 10 )   > この月の画像一覧

対人スキルをアップさせるゲーム!? "Matrix"
カナダの心理学者達によって開発されたというパソコンゲーム、「MATRIX」。
このゲームをプレイしているうちに、他者との付き合い方に自信がついてくるという画期的なゲームツールなのだそうです。
被験者に1週間、毎朝このゲームを行ってもらい、最終日にコルチゾールレベル(ストレスレベルの指標)が17%低下したことを実証。

このゲームはウェブサイトでトライしてみたり、購入することができます。
英語版オンリーですけど、やってみましたよ。

MindHabits

お試し版には4種類あって、画面にポコポコ浮かんでくる人々の顔の中で笑っている写真を瞬時に判断してクリックしていくという単純なもの。あとは自分に関するword(名前とか)を追ったり。
"The Grow your chi"、雲の上に浮かぶ笑顔をクリックしていくゲームなんですが、レベルが上がると一斉にいろんな顔が通り過ぎて行ってついていけません。

それにしてもなぜこれが対人恐怖症を改善するツールとなりうるのかはわからんとです。
確かに笑顔を追ってると自然に自分の顔も笑ってるし、ポジティヴな言葉さがしをしてると気分は高揚しますけどね。
やっぱ、これは日本円で2千円相当の料金を払って実験してみるしかないのでしょうか?
仕事の合間の気分転換にゲームを楽しみ、ストレス解消したうえに対人力まで向上するとしたら、まさに良いことずくめなんですけどね...。
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by marikzio | 2008-05-30 14:45 | n'importe quio! | Comments(0)

-Dirty Slapping- avec Helena Noguerra
エレナ・ノゲラが出演している短編映画を発見。
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Dirty Slapping 2007 - France - Drame- 5 mn 34
Réalisation : Edouard Molinaro


自分のセクシュアリティに悩む高校生、トマが選んだ衝撃の結末。エレナちゃんは主人公の母親(姉?)として出演してます。
サスペンス・タッチであるものの全体的にトーンが重くて暗いです。エレナちゃん、こんな作品にも出演してるんですね。この映画、実際にあった事件なんでしょうか。メッセージ色の強い印象を受けました。

Daily Motion DIRTY SLAPPING

これは1週間くらい前にアップされてますが、Daily Motionは最近、取り締まりが厳しくなってますので、削除されるかも知れません。視聴はお早めに。
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by marikzio | 2008-05-30 00:02 | Comments(0)

-毛皮のマリー- by 寺山修司
ほぼ1ヶ月半に渡って開催された「寺山修司 劇場美術館」in 青森県立美術館。
5月11日で最終日を迎えたわけなのですが、そのフィナーレを飾るべく10日と11日、寺山の最も有名な戯曲の特別公演がありました。
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寺山修司没後25年特別公演『毛皮のマリー』
制作 ティーファクトリー
出演 川村毅、笠木誠、手塚とおる、菅野菜保之 他 

10日の上演は19時、そして11日は15時30分からとなっていましたが、私は2日目の前売りチケットを購入。寺山展の最終日でもあります。午後2時には美術館入りしてました。観劇前にもう一度展示をゆっくり見ておこうと思ったのです。
開演間近の15時15分。美術館付属のシアター前にはすでに行列が出来ていました。
「一体どのくらいかかるんだろうね?」
「この美術館は5時で終わるからそれに合わせて終わるんじゃない?」
と言ってるのは私の前に並んだ老夫婦。昨日は夜の7時から始まってるんだから、閉館時間とはあまり関係ないんですけどね。
ほどなくして会場案内があって、いざ客席へ。全回の作品上映会のように満席で入場を断られた時とは違ってあちこちに空席がありました。前日の夜の部はどうだったんだろう?
開演間際になって、上演時間は75分とアナウンスがありました。
えっ?自分の中では演劇って2時間半とか3時間半ぐらいの枠組みで、というイメージがあったので、これはあまりにも短すぎると思いました。美輪さんがヒロイン(?)役で当たりを取ったこの戯曲、そんなに短いものだったのでしょうか。それとも特別イベントということで、70分程度に編集したものなのでしょうか?(あとで調べてみたら、もともと1時間10分程度の戯曲ということを確認)

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これは美輪さんプロデュースによる舞台セット。寺山展でも忠実に再現されてるブースがありました。カーテンには蝶々のモチーフ、花柄のバスタブと豪華。
しかし、ティーファクトリーのセットはかなりシンプルでバスタブも普通に白かったし、小劇場にふさわしくこぢんまりしたデザインでした。ステージの中央に柱時計がオブジェのように上からぶら下がってて、映画「田園に死す」でも"時計"がモチーフになっていたこととリンクしているかのよう。小道具にフランス人形がないかわりに、アンティークな蓄音機と"ビクター犬"。これ、ポイント高いです。


突然、会場の照明が全て落とされ、真っ暗闇に包まれたシアター。それから5分ほどじぃいいいいいっと沈黙があって、客席もまだ見ぬ出演者たちも息をこらして動かずにいるような間がありました。
「いつになったら始まるんじゃい」と思い始めて少したった頃、ステージ上を2人の人間が横切る気配があり、パッ!とライトアップされました。
ベッドの上に横たわる男娼マリーと彼女(彼?)によりそう下男。
女形の役者さんが楽屋でカツラを脱いだ時のように布を頭に巻いて白い部屋着姿のマリー。開口一番、「鏡よ鏡っ!この世で一番美しい女は誰かしら?あっ、白雪姫はまだ生まれてないのよね」と鏡を放り出し、「いやーっ、脚にこんなにムダ毛が生えちゃった。脇にも。毛皮のマリーが自前の毛皮着ちゃ駄目よねっ!」と客席に向かって、空中で手首を振る"オバサンポーズ"。
ここ、笑うところです。会場どっと沸かなきゃいかんところです。なのに、会場シーン...。いやあ、私は面白いと思いましたよ。笑いたいと思ったけど、誰も声を上げてないので、自分も黙り込むしかなかったんです。川村さん、乏しい反応でごめんなさい。恐らく川村さん始めティーファクトリーのスタッフはすでに夕べの公演でこのテンションの低さに直面してるとは思います。青森県人ってシャイなんですよ。ほんとは手を叩いて盛り上がりたいところなんですけど、年配の方も多かったし、次々と繰り出される放送コードギリギリのストロークに引いてる人もいたかも知れません。
ゆうべ若い男を逆ナンしてお部屋に連れ込んだマリー様。彼女のあまりの技術の高さ(?)にその若造は失神してしまい、バスタブの中で寝込んでしまったところを下男がそれをひっくり返します。浴槽から転がり出て来る全裸の男性。どうせ何か身につけてるんだろうと思って目を凝らして見たらフルヌードだったようです。ますます氷つく会場...。

男娼、マリー(川村毅)は美少年、欣也と豪奢な部屋に住んでいます。彼らの身の回りの世話を焼いているのは下男こと"醜女のマリー"。
マリーと欣也は親子、ということになっています。しかし欣也は彼女(彼?)のことを「マリーさん」と呼び、「お母さんと言うのよ、お母さんと!」とマリーから再三忠告を受けています。マリーは欣也を一歩も部屋から出させない。コレクションの蝶々を居間に放して欣也に採取させている。その蝶は南米産の珍しい種類のも混じっていて(普通の紋白蝶に色を塗っただけのインチキもんだけど)、部屋に居ながらにして自分は遠い異国を駆け回っている気分になるんだ、と欣也は言う。マリーさんの言うことは無茶苦茶で筋が通らないこともあるけれど、自分の母さんだから彼はマリーが大好きで崇拝しているのです。
そんな欣也の前にふらりと現れる美少女、紋白。欣也に一目惚れした紋白は彼を誘惑し、外の世界へ連れだそうとするのですが...。

体の正面を白い和紙で隠しただけの姿で現れる若い水夫。こちらに背を向け、マリーにその紙を手渡しました。背中の入れ墨と引き締まった小さなお尻を観客に披露。
「美しいわ。なんて美しいの!」嬉々とするマリー様。どうやら青年の**魚拓を作ったらしい。
「みんな、あなたのことを変態、って言ってますよ」
「フン。それが何さ」
マリーは街で拾った男に気をゆるしたのか、過去に自分を騙しておとしめた女のことを語り始めます。そしてマリーは彼女に対する復讐として、数人の男達をけしかけてその女を襲わせました。その結果、生まれたのが欣也。その数ヶ月後、母親は産後の状態が思わしくなくて、息子を遺して他界。そして欣也はマリーの息子となりました。あの女への復讐を続行するべく、欣也を引き取ったマリー。少年を実の母親と同じ運命に遭わせてやるのがマリーの目的。
この彼らの会話を欣也は偶然にも聞いてしまいます。
「何だって?僕はマリーさんの本当の子どもじゃないの!?」
自分の出生の秘密を思いがけない形で知らされた欣也は前後不覚となり、紋白の首を絞めて殺害してしまいます。そして生まれて初めて外の世界へ飛び出して行ったのです。
果たしてマリーは....?

ストーリーだけ追ってみるとマリーの屈折した愛情と欣也の無防備な魂を軸に展開するカオスな世界、とでもいいましょうか。マリーの影の存在として生きる"醜女のマリー"の悲哀、男性的魅力に溢れた水夫の存在、欣也に外の世界を啓示する紋白など、あらゆる思惑が絡み合う独特の空間。その中で孤独な精神を抱えるマリーは孤高のシリウスとしてひときわ輝くのです。
「歴史はみんなウソ、去ってゆくものはみんなウソ、あした来る鬼だけが、ホント!」というマリーの名台詞。
寺山が書いた言葉は哲学的で難解で、宝石のようにキラキラしてます。万華鏡のように踊る言葉たち。自分は俳優たちの口からこぼれ落ちる日本語の意味そのものを考えるのではなく、表現の感触を味わいそこから広がる世界みたいなものを楽しみました。
寺山はこの戯曲を書くにあたり、最初からマリー役を美輪明宏さんでイメージしていたとか。しかしながらシャイな彼は直接美輪ご本尊に交渉する勇気がなくて、美輪さんとお知り合いだった当時の奥さんに仲介役を頼んだんだそうです。シナリオを持ち込まれた美輪さんはこれを読んだその場で「いいわよ」と二つ返事で承諾。
劇中、美輪さんにしか言えないような台詞があって、美輪さんがそのフレーズを口にした時、「惚れ惚れする台詞だねぇ。ねぇ、誰が書いたの?誰が書いたの??」としつこく聞いて来た、というのは有名な逸話。
ティーファクトリーの川村さんは49歳。寺山修司の享年が49歳だった、ということでその年齢に追いついた今、自分が主催する劇団で「毛皮のマリー」で主役を張ることに運命的なものを感じているようです。オリジナルではマリーは美貌の男娼、ということになっていますが、川村バージョンのマリーはドラァグクイーンのようなあくどさと迫力で毒気を振りまいてました。美しくはないからこそ(失礼)、口に出来る台詞や演出もあると思うので個人的には川村さんのマリー好きです。
出演者は全員男性。美少女、紋白役も男性でいい感じにゲテ風味だったし、醜女のマリーの後ろで踊る金髪幽霊たちもみんな男の人でした。


マリーの部屋を飛び出した欣也はなぜかマリーのもとへと舞い戻るのです。
温室育ちの彼には世間の荒波が耐え難かったのか、やはり断ち切りがたいマリーへの思いがあったのでしょうか。
寺山さんの作品をそんなに見たり読んだりしたわけではないですが、母と子の因縁の絆、みたいなものがよく登場しますね。彼のライフワークみたいなもんなんでしょうか。
このラストシーン、美輪バージョンはオリジナルとは違う台詞で終わるみたいです。「私があなたを守り抜いて見せるかんね」みたいな、絶大なる母性愛を象徴する終わり方だと聞いてますが、それって美輪さんの独断的なこじつけであって、オリジナルとはまるで意味が違ってしまうじゃないか、という声もあるわけです。
自分もそんな風に感じてます。前出の 『田園に死す』 はそういう場面そのものは出て来ないにしても、母は息子に性的な行為を強要しているのではないか?と匂わせるようなドロドロ感があって(深読みか?)、息子はとにかく母親を激しく嫌悪しつつも、その繋がりを断ち切れない焦燥感を抱えたままで終わります。『毛皮のマリー』の主人公が少年に向けるエネルギーも破滅的な性質だと思うので、美輪バージョンはちょっと無理があるのではないかと思います。


今回のレビューも遅くなってしまいました。
1時間10分程度の戯曲だったから、今度は早く書けると思ったのに、やはり寺山作品は書きづらかった。
映像世界では人物をオブジェにするのが好きな寺山。戯曲では言葉がオブジェなのです。全体的にインチキ臭くて、このうえなくきらびやかなマヤカシ世界。虚構の上に虚構で塗り固めた世界の中に見える真実。まさに人生とは劇場なり!
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by marikzio | 2008-05-29 12:42 | Other Music | Comments(0)

MYLENE 新記録
まだ1年以上も先のツアー話で世間を騒がせているミレーヌ。
地方公演のチケットが発売日の5月23日分だけで 100 ,000席を売り、これはユニバーサル・ミュージック(フランス)史上で新記録になるのだとか。
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そして、またまた追加日程発表!
Le 03 mai 2009 : Nice NIKAIA
Le 02 juin 2009 :Rouen ZÉNITH


今のところ5月、6月、9月のスケジュールが組まれていますが、まだまだ追加されるんでしょうか?
それにしても相変わらず商売上手ですね。
最初、パリとジュネーブの2カ所だけと思わせてファンを焦らせ、巨大スタジアムのスタッド・ド・フランスは発売開始わずか2時間で完売。その後、追加日程を続々と発表し、その度に各地のfnacにはチケットを買い求める行列が出来るのですから、やはり、この人の神通力はタダ事ではありません。
チケット争奪戦はニュースにもなってますね。
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いぇ〜いemoticon-0167-beer.gif

フランス国外では今のところ、ブリュッセルとジュネーヴですが、どちらも記録的なチケットの売り上げだそうですよ。

画像元、情報元 MYLENE NET
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by marikzio | 2008-05-27 23:49 | Mylene Farmer | Comments(3)

このキャラって"あの子"ですよね...。
久々にQueen mimosa3 の話題。
mimosa君の腕に抱かれているこの女の子、名前は覚えてないけど顔は知ってます。
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画像元 MY SPACE QUEEN MIMOSA3

フランス行った人なら、きっとお目にかかっていると思います。この子、名前何て言うんだっけ?朝のアニメ番組のキャラクターで、ほぼ毎朝見てたのに全然チェックしてなかった。盲点でしたわ。
おそらくフランスのお子様番組の中で定番中の定番ではないでしょうか?
日本のドラえもんみたな存在なのだと思います。まさにフランス人のアイデンティティそのもの、と言いますか。(それは言い過ぎでしょうか?)
ひょっとしたらmimosa君もこのアニメを見て育ったのかも知れません。その頃の彼はまだ純粋無垢で愛らしかったはず...。

You Tube でmimosa君のオフィシャル動画がアップされてます。辛うじて成人指定コードにはかかってないですが、"S*x Toy"が彼のテーマなんでしょうか(^_^;)
"お尻ペンペン"な場面も出てきます。覚悟して見てください。

You Tube the queen mimosa 3 show

罪滅ぼしに(?)こちらのミモザちゃんもどーぞemoticon-0157-sun.gif
このカワユサには癒されます。
Queen mimosa

※追記(5月25日)
ワンダー獅子狗 さん情報によるとこの女の子はドーラちゃん。
アメリカの幼児教育番組 "Dora the Explorer" の中のヒロインなので、彼女はフランス人じゃないんですね。(^^ゞ
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ラテン系のDoraちゃんは英語とフランス語を話すバイリンガル、という設定のようでフランス人の女の子に非常に人気があるみたいです。
なんと日本でも「ドーラの大冒険」というタイトルで放映されていて、ドーラちゃんグッズ、ネットで検索したらザクザク出て来ました。
知らないのは自分だけでした。やっぱ子ども番組なんて見る機会ないッスからね〜。(言い訳)
ワンダーさん、ドーラちゃん情報、ありガトーショコラemoticon-0109-kiss.gif
これでスッキリンコ♪
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by marikzio | 2008-05-22 22:32 | French Music | Comments(2)

ミレーヌのコンサート日程
Mylene Farmerの2009年ツアーの追加日程が続々と発表されています。
なんとツアー開始は9月ではなく、5月からになるらしい。
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あちこちで地方公演が決まってるみたいです。
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詳しい日程についてはこちらから↓
MYLENE FARMER Tour2009 Date
なんでお風呂ミレーヌ?なんでアヒルちゃん??

fnacでもリストアップされてます。新しい日程の発売開始は5月23日から?
Mylene Farmer Ticket

ちなみに自分はどの日も都合がつきそうにありません。まだまだ公演日は追加されるのでしょうか?せめてお盆休みにでもしてくれたら...。

情報元 Mylene.Net -
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by marikzio | 2008-05-20 23:30 | Mylene Farmer | Comments(2)

Helena Noguerra "Azul"
もう旬の話題ではなくなりましたが、今年1月、サルコジさんと結婚し、仏大統領夫人となったカルラ・ブルーニ。
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古今東西、というわけではありませんが、平安時代の日本で、宮仕えをする女官たちにとって皇帝の后になるというのは、女性として最高位なことでして、現代でも大統領とか総理大臣の奥様はファーストレディ、なんて呼ばれ方をしております。
カルラ・ブルーニはイタリアの有名な資産家出身。5歳でパリに移住し、90年代、"スーパー・モデル"としての名声を欲しいままにし、ミック・ジャガーやエリック・クラプトン、ドナルド・トランプなどの大物たちと浮き名を流しました。2001年には哲学者のラファエル・エントヴェンと略奪愛の末に結婚。そして、その後離婚。
2002年には、世界的大ヒットとなった "Quelqu'un m'a dit"で音楽デビュー。ジェーン・バーキンのような官能ボイスに世界は驚き、心酔しました。
派手でスキャンダラスなイメージを持たれがちなカルラですが、ほぼ全編自分で書いたというアコースティックな楽曲、それもクオリティーの高い歌をさらりと歌ってのける才能には目を見張りました。実は父親が作曲家、母がピアニスト、という音楽一家に生まれた彼女。そんな素質があっても不思議ではありません。美人でモデルというと頭の中は空っぽ、なんて人も少なくない世界なのに、美しさも知性も才能も与えられた極上の女というものはいるものなんだなぁ、と私は思ったわけです。

それなのに、それなのに、それなのに。
カルラほどの女がフランス史上、最も評判が悪いとされる(?)サルコジ大統領との2ショット写真が出回っている、と極東の日本にまで報道された時はガッカリしました。しかも、サルコジさんてば前夫人とも一度離婚して、またくっついて、そして結局別れて、という感じのお方ですから、よりによってそんな人を選んだ(選ばれた?)となれば、「もうちょっとインテリジェンスがある人だと思ったのに~」と評価を下げてしまった人、私だけではないと思います。しかも、2作目の"No promises"は前作に比べて凡庸と感じていただけに、尚更失望感を強めてしまいました。やっぱり、結局、バブル時代ちやほやされたモデルだったからね、という具合に。
ま、確かにファースト・レディとしての品格は充分あると思います。大統領夫人というのは、その国の第2の顔、と言ってもいいぐらいですから、「エレガントである」という点においては、外交的にも申し分ありません。導かれるように、なるべくしてなった、ということなのかも知れません。余談になりますが、カルラの本当の父親は母親の13歳年下の愛人なのだそうで、恋愛に対して奔放で情熱的な性格は血筋だったわけですね。姉で女優のヴァレリア・ブルーニ・テデスキとはちょっとタイプが違うと思ってたけど、異父姉妹だったわけだ。

....とまあ、まるで今日の記事の主題はカルラ・ブルーニ、と言わんばかりに長々と書いてしまいましたが、本日のお題はエレナちゃん。
ここらでようやく閑話休題なのよ。
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カルラ・ブルーニと同じように、これまたビジン☆ザ・美人のエレナ・ノゲラ。
ポルトガル系の移民でブリュッセル育ち。16歳の頃からファッション・モデルやTVショーのプレゼンターとして活動するなどの華やかな経歴はこれまでの過去ログでも語っています。
初のソロアルバム"PROJET:BIKINI"('98) のジャケ写は巨大な水槽の中で金魚と一緒に入っているビジュアルがあまりにも奇異で、彼女の脚がものすっつつつつつごく綺麗なのにも気づかなかったほどですが、なかなか癖になるサウンドで、今でもこの"ビキニ"が一番好きですね。でも、最新作の"Fraise Vanille"も聴き込むほどに味が出てきて、どれ、そろそろ他の作品も聴いてみようかな、ということでiTunes で購入したのがコレです。

b0069502_2294589.jpg"Azul"(2001)

"BIKINI"に続く第2弾アルバム。
プロデュースはカトリーヌ。
発売当時は「ボサノヴァ中心のサウンド」と聞いていたので、なんか興ざめして触手が伸びませんでした。決してボサノヴァが苦手、というわけではないのですが、1stの不思議系エレクトリック・サウンドが好きだったので、下手に洗練され、まとまり過ぎちゃってる音というのが敷居が高く感じたのですね。


最初のトラックは、シングルにもなってる"Morrer Nos Seus Braços"
タイトルもポルトガル語だし、いかにも気怠く大人風味なメロディー。"BIKINI"の頃より艶気を増したエレナちゃんの声、カトリーヌさんのコーラス。自分がこれを聞いてると精一杯背伸びして気取ってるような感じがして、しっくり来ない。
いわゆるお洒落サウンドなのだ、と思ってたら、このPVにはビックリ!
大胆でありながら、イノセントな表情のエレナちゃん。この映像で曲のイメージ変わってしまいました。ちらちら現れるエレナちゃんの美しい手足にハラハラ、ドキドキ。ヤラれましたわ。

You Tube Helena Noguerra - Morrer Nos Seus Bracos (De Phazz Remix)

でも、2曲目に続く"Île amoureuse"の方が好みでしょうか。挑発するような1曲目と一転、メランコリックな旋律に惹かれます。
3曲目の"Vida Nuncá Tera Fim"はちょい牧歌的、5曲目の"Esse Lugar"はユラユラした感じがプールの底にいるような気分。
よくよく聴いてみると、一見ソツがないジャジー・サウンドも細部にいろんな仕掛けがあって、ちゃんと独自の世界があるのですね。何度か聴いてると新しい発見があって、これもなかなか面白いアルバムです。
自分にとって一番ストライクだったのは"Vai Meu Amor"。これ、映画で流れるようなドラマチックなメロディー。聴いてるだけで、頭の中にイメージが立ち上るというか、そんな力のある楽曲です。どことなくエロチックな感じがあるのもいい。
そう、私がエレナ・ノゲラの歌で時々ハッとさせられるのは、知性の中に秘められたエロスがふとした瞬間に顔を覗かせる時ですね。(こう書くとまるでおじさんみたい)
姉リオはちょっと舌足らずな甘ったるい声であっけらかんと過激な歌詞を歌ったりするけれど、エレナの声はハスキーがかっていながら、とてもフェミニン。見つめられただけで吸い込まれそうな色香があります。
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このフォトはリオのイメージを踏襲してるかな?でも、可愛い〜emoticon-0152-heart.gif
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これは映画「Dans Paris」(2006) の中の1コマですね。
こんなシーンがあったとは...emoticon-0104-surprised.gif お相手はルイ・ガレル君?

...と、まあ、時々、おおっ!というようなことをやってのけちゃうエレナなんですが(やっぱり姉ゆずり?)、音楽に対する姿勢はとても真面目で、とことんやらなければ気が済まない職人気質なのでは?と思います。
そして、奇をてらった現代的なものより、アコースティックなものの方が自分には似合っている、ということを知ってる人だと思います。ボッサも音楽ジャンルとしては定番のものだし、最新作では映画音楽の大古典、レズヴァ二に挑戦しています。この徹底ぶり。そういう点ではカルラ・ブルー二にも共通していますね。カルラの "No Promises" のリリックはイギリスの古典詩ですし。エレナもカルラも天性の華やかさがあるので、演出は出来るだけシンプルな方がその美しさが引き立つのだと思います。カルラももうちょっとミュージシャンとして成長して行くのだと思ったのになぁ。(またこれからもCDを出すかも知れないのに、もう勝手に歌手引退を決めつけている)
エレナちゃんには、芸術家肌なところを失わず、これからも着実にキャリアを積んで行って欲しいですね。
そして、是非とも来日して、その美女オーラを拝ませて欲しい〜!(渇望)
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Helena Noguerra MY SPACE
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by marikzio | 2008-05-14 22:40 | French Music | Comments(5)

The Rocky Horror Picture Show -ロッキー・ホラー・ショー
「カルト映画と言えば、コレでしょ!」という人も多いのではないでしょうか?
一部のコアな方々に熱狂的に支持された演目を映画化した作品。
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"The Rocky Horror Picture Show"
監督 ジム・シャーマン Jim Sharman
1974年 イギリス


自分がこの映画を観たのは相当前であり、細部を語ることが出来ないので軽く紹介するだけにとどめます。
この映画のコンセプトはずばり音楽とホラー映画のパロディー、というところでしょうか。もともとミュージカル作品だけに、ロック音楽とダンスが主体。
しかし、ご覧のとおり、ボンテージ・ルックに身を固めた中性的なキャラやアダムス・ファミリー風味な方々がザクザク登場します。
謎の屋敷に迷い込んだ若い男女の運命はいかに...!?
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ブラッドとジャネットは童貞&処女同士の清純派カップル。
友人たちの結婚式に感化され、自分たちも将来を誓いあった日の夜、雨の中で車のタイヤがパンク。電話を借りるべく近くにあった古城の扉を叩きます。
しかし、そこでは見るもおぞましい姿の怪人たちがダンスパーティーをしていました...。

You Tube The Time Warp!

そして、ついに現れた謎の城主。その正体はトランスセクシュアル星からやってきたバイセクシャル宇宙人、Dr.フランク・フルター!
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You Tube Rocky Horror Picture Show - Sweet Transvestite

淫らに猥雑にそしてファビュラスに...。
何もかもが目映く輝いている、この映画。でも、これを友人に勧められて劇場に観に行った(もちろん、リバイバル上映よっ!)私は、このグレイトさが今ひとつ実感できませんでした。そうです、私には早すぎたのです。これを受け止めるレディネスがまだ出来ていなかったのです。ああ、青かった自分...。
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画像元 The Rocky Horror Picture Show The Official fan Site
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by marikzio | 2008-05-13 23:22 | Movie | Comments(0)

-Death in the Country / Den'en ni Shisu- by Shuji Terayama
この世の果て、黄泉の入口、恐山。この山のふもとの寒村に住む母親と息子がいた。閉塞的な母との暮らしに嫌気がさした少年は外の世界を求めて村を飛び出した...。
20年前の体験を映画にしようとしている映像作家の私。しかし、フィルムの中で描かれる叙情的な世界は美化された絵空事で現実とは違っていた。
「もし、自分が過去の世界に行き、三代前の祖母にあって彼女を殺したら今の自分は存在しなくなるのだろうか?母を殺したら、今の自分とは違う人間になれるかも知れない」
私は時空を超えて少年時代の自分と対峙する。荒涼とした火山岩、イタコ、地蔵講の老婆たち、異形のサーカス団...。寺山ワールドの真骨頂ともいうべきコラージュ的作品。

邦題 『田園に死す』(1974)
監督・原作・脚本 寺山修司
出演 高野浩幸、菅貫太郎、八千草薫

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中学生のヒロユキ(高野浩幸)は早くに父を亡くし、母親と二人暮らしをしています。壊れた柱時計でいっぱいの我が家。しかし、母は修理するためとは言え、絶対に柱時計は柱から離してはならない、と主張。腕時計に憧れるヒロユキに「時間は持って歩くものではない」とわけのわからない考えを押しつけたり、何かと息子の行動を干渉するのです。偏執的な母親の愛情にうんざりするヒロユキ。気が滅入る度に死んだ父をイタコに口寄せしてもらうべく、恐山に足を運ぶ日々。
そんなある日、隣の家に若くて美しい嫁、火鳥(八千草薫)が嫁いで来ました。ほとんど買われるようにして、その家にやって来た火鳥は嫁ぎ先の家と折り合いが悪い様子。その可憐で悲しげな姿にヒロユキは心を奪われます。
それと同時期に村のはずれにやって来た謎のサーカス団。空気を入れると風船のようにふくらむ着ぐるみを着た"空気女"(春川ますみ)と小人の一寸法師(ミスター・ボーン)夫妻やせむし少女など、サーカス団と言うより見せ物小屋のようにテントは奇矯な人物でいっぱい。表向きはサーカスですが、実は村の男達が入り浸る、という別な顔も持っていました。
しかし彼らはヒロユキの知らない遠い町からやって来た者達であり、団員全員が自分の腕時計を持っていました。母親の偏愛に縛られていたヒロユキにとって、その腕時計は自由と独立の象徴として映り、自分も外の世界に飛び出したいという気持ちが芽生えます。その願望を煽るように、火鳥から持ちかけられた村脱出計画。憧れの女性と新しい世界への逃避行。その魅力的な計画を前に、ヒロユキは何のためらいもなく、母親を捨てる決意をするのです。それはまた、彼のこれまでの人生を大きく覆す決意でもありました。
明け方、まだ眠りの中にいる母親に別れを告げ、生家を後にするヒロユキ。薄暮の中、火鳥とともに歩く線路沿いの道で、古い布団が積まれた謎のトロッコが彼らとすれ違って行く....。

b0069502_2055416.jpg大人になった私(菅貫太郎)は未だに心の中で葛藤している。あの村での体験は心の内に秘めておいた方が自分の核となって生きるのではないか?作品化してしまうことで、事実は歪められ虚構のものとなってしまう。もっとも過去の自分自身も母親も、もはや実在するものではなく、想像上の人物になってしまったのだ、とも言える。それとも、今の自分が過去に舞い戻って、三代前の祖母や母親を殺して来たら、今とは違う自分が存在することになるのだろうか。
私の前に突如現れる少年ヒロユキ。偽りの過去を映像化しようとしている私を告発しに来たのです。少年の口から堰を切ったように溢れ出す赤裸々な事実。自分の中で風化していた記憶が次々と蘇り、残酷とも言える現実を改めて突きつけられる。火鳥は自分が理想化していたような女とは違っていたし、過剰な愛情を注ぐ母親ともすんなり決別出来たわけではない。そう、自分は結局、母親と縁を切れずに今日に至っている。
今度はヒロユキが失望する番なのでした。「母さんとまだ一緒にいるの?」
「そうだ」
「母さんを捨てたんんじゃなかったの?」
「どうやってもついて来るもんなんだよ」

この作品の主軸はおそらく母と息子の愛憎関係。呪うべき血の絆を絶ち切りたくとも、その呪縛から逃れられないもどかしさ。これは彼にとって人生最大のカルマ。この懸案事項を解決できない限り、私は永遠に苦しみ続けなければならないのです。
しかし、それだけにとどまらず、この作品にはあらゆる人物が登場し、それぞれに背景とエピソードがあって同時進行して行きます。
火鳥とその愛人、嵐(原田芳雄)の出会いと再会、そして心中。ててなし児を宿した草衣(新高恵子)の辿る運命、空気女と一寸法師の夫婦関係と裏切り。1本の映画の中に複数のドラマがあり、主人公と微妙につながっているので、ミステリーものとしても楽しめます。
でもでもでもっ、土壇場になっての草衣とヒロユキの絡みには度肝を抜かれましたわ。まぁ、その場面は予告編でもチラリとあったので、草衣がヒロユキに「ちょっと寄ってってよ」と誘ってるところで、「あわわわわわ、駄目だよ、ついて行っちゃ」とハラハラしてしまいました。でも、あの場所って草衣の家でもなくお寺ですよね。しかも結構立派な。神聖なところであんな場面撮っていいんかいな?

日本三大霊山のうちの一つに数えられる恐山。本州最北端に位置し、砂と火山岩が続く「地獄の道」や息を呑むほど美しい宇曽利湖の「極楽浜」、そして死者たちのメッセージを伝える究極のシャーマンなど、異空間としてこれほど完璧な姿を残す信仰の地は世界的にも類を見ないと思います。
硫黄の煙が立ち上る岩、イタコ、祀られる人形、風車などは実際恐山を訪れたら、そこここに見られる風景だし、この地に古くから伝わる土着信仰や伝説などがもとになっているような場面もあります。黒ずくめの老婆たち、賽の河原で舞踏する女は寺山の演出でしょうけど。しかし、これらの怪奇的なイメージも寺山のカメラの中に収まると、何かのパロディーみたいで、あまり恐怖心が感じられません。川を下ってくる真っ赤な雛壇も薄気味悪いというより「なんじゃ、こりゃ??」みたいな。
主人公が過去の自分と語らう田園で突如現れる部屋や床屋、家畜や恋人たちなど、まるでチラシの切り抜きを無作為に貼り付けたような雑然とした風景の羅列。相変わらず、映像的にはどこか垢抜けないながらも血のように赤い湖、畳の下から現れる恐山など奔放なイマジネーションを駆使した寺山ワールドが炸裂です。私的には、田園に子どもを連れた三上寛(役名がなぜか牛)が突然現れ、「下北半島がマサカリの先端だとすれば、津軽半島はまさに首を切られようとしている人の頭。そのちょうど頭頂部にあたる部分が俺の生まれた村!」と絶叫するところがツボでした。
少年に託した私の野望は予想外の邪魔が入って、結局果たされずに終わってしまいます。何も変えることが出来なかった過去と現在。
最後のオチが「本籍地、東京都新宿区新宿字恐山!」。
意味わからんような、わかるような。う〜ん、マンダム。でも、この『田園に死す』は好きな作品です。支離滅裂ながらも、自分の中にすーっと入ってくるというか、比較的とっつき易い寺山作品でした。
本作品も劇中で流れる音楽がよく言えばノスタルジック、悪く言えば貧乏臭い曲で印象に残りましたが、上映会が終わった後、誰かがそれを鼻歌で歌ってるのが聞こえてきました。あ、少年時代のヒロユキが白塗りなのにはちゃんと意味がある、と聞いたことがあるのですが、私的にはその理由が結局解らず、最後までエニグマのままでした。誰かご存じの方がいらっしゃいましたら、救いの手を。
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寺山修司って、彼が創り出した世界や作品たち以上に、その存在自体が独特の光を放っていると思います。彼の書く詩やスタイルは難解であるものの、映像やその他のビジュアル的表現が前衛的というより「先にやったもん勝ち」的勢いが目につくというか。こんなこと言ってる自分はおそらく寺山信奉者ではないのだと思います。
それでも、少年時代屈折した思いを抱えながら詩作活動に没頭し、上京後は芸術表現の限界めざして果敢に挑戦し、あらゆる方面の有名人や知識人と幅広く交流し、海外進出も果たした、というハングリーで精力的な生き方に惹かれます。仏頂系なのに、どこか親しみが持てる雰囲気というか、シャイで素朴な人柄がにじみ出ていた人なのではないかと思います。
生前親交があった、故山口小夜子さんがインタビューの中で「寺山さんは紳士的でしたか?」と聞かれて、「彼のことを男性である、とか異性である、というふうに感じたことがあまりないんですよね。だから、『紳士的な人だ』とも特別思ったことがないんです」と発言していたのには笑ってしまいました。

このレビュー、だいぶ前から準備していたにもかかわらず、アップするまでかなり時間がかかってしまいました。『上海異人娼婦館』 もそうでしたが、寺山作品って、いざ書こうとすると筆が進まないんですよね。それだけ難しいと言うこと?
でも、テラヤマン・レビューはまだ続きます。寺山作品は苦手な私、なかなかササッとアップ出来ないかも知れませんが、とりあえず楽しみにしていてください。
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by marikzio | 2008-05-09 20:56 | Movie | Comments(2)

"Oh Calcuttá" とトットちゃん
トットちゃんこと黒柳徹子さんが、ご自身の著書『トットの欠落帖』の中で、オペラグラスにまつわるエピソードを語っておられます。
音楽学校の学生だった黒柳さんが母親にねだって買ってもらったオペラグラス。安いチケットでは遠目の席しか取れなかったため、オペラ鑑賞にはそれが必要だったわけです。真新しいオペラグラスを学校の友達に見せびらかすためそれを鞄に入れて出かけた日の朝、電車の中で何となくそれを取り出し景色なんかを眺めていると、3メートルくらい離れたところに狐の襟巻きをしたおばさんの姿を発見したのでした。それでついつい、狐が自分のしっぽを噛んでいるタイプの襟巻きが珍しくて、そのオペラグラスでじい〜っと見入ってしまい、そのおばさんに「何、見てんのよ!」と怒鳴られてしまったとか。

その「電車襟巻き事件」から何年経ったかはわかりませんが、NYのブロードウェイで「オー・カルカッタ!」というショーを観る機会に恵まれた黒柳さん。
これはオムニバス形式の5つのストーリーをミュージカル形式に仕立てたお芝居なのですが、出演している俳優・女優すべてがフルヌードになる、ということで公開時は大変な話題になったそうです。
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当時、この超人気演目はチケットを取るのも大変だったそうですが、とにかくトットちゃんはリアルタイムでご覧になることが出来たわけです。
「どうせ行くのなら、ちゃんと見た方がいい」と考えた黒柳さん。ちょうどいい具合にお友達が大きな双眼鏡を貸してくれました。
しかし、彼女の席は前から3番目。別に双眼鏡など必要ないぐらいの至近距離なのですが、何事にもしっかり見ておくのが好きな彼女はそれを持って行きました。
彼女曰く、振り付けが素晴らしく、男性はイタリア彫刻のようであり、女性は一歩間違うと大変なことになりそうなのをスレスレのところで芸術にして「人間の体って何て美しいのだろう!」と思わせる出来であったとか。そして、舞台の終わりの方で、彼女は双眼鏡を取り出しました。

その双眼鏡というのが、まるで東郷元帥が持ってるような大きいのだったけれど、とにかく、それで、男性を見てみた。あまり大きく、その部分が見えたので、はじめはびっくりしたけど、若い人もいれば中年の人もいるので、私は関心を持って見ていた。時々、その人が動くと、その部分しか見てないので、突然、何も見えなくなり、顔を上げても、いまの人が、どの人だったのか顔では分からない。また双眼鏡で、あっちこっち探して見る、という、はっきりいって、あまり品がいいとはいえないことを私はしていた。そんな時、ふと私が顔を上げると、舞台の俳優が、私を見ていた。目が合ってしまった。その若い男の俳優は、ちょっと笑った。そして、それから、自分の下のほうを、チラリと見た。

その日、彼女は、後でパーティがあるため、振り袖姿だったそうです。
和装というだけでもかなり目立ったと思うのですが、前から3列目で、しかも顔が隠れるぐらい大きな双眼鏡を覗いているというのはさぞかし異様な光景だったに違いない、と黒柳さんご自身は述べています。そして実際、NYの友人達の間で後々の語り草になったそうです。

この「オー・カルカッタ!」、10年以上前に日本でも来日公演がありました。
当時の日本はまだヘア解禁ではなかった為、出演者はなんと剃毛し、Tバックをはいてプレイしたことが大きな話題になってたような気がします...。
しかし、あのトットちゃんがその演目にまつわるこんな仰天エピソードをお持ちだったとは知りませんでした。

You Tube Oh Calcuttá

1972年作品、ということですが、音楽もダンスもなかなかイケてると思います。
70年代のカルチャーって、今見てもカッコいいものが多いですよね。

裸つながり、と言えば、一昨年のNY旅行の時に日程が合わなくて断念した「NAKED BOYS SINGING」
You Tube で検索したらいくつか出て来ました。
成人指定でありましたが、こんなのを現地で見なくて良かった、とつくづく思いました。まだまだ修行が足りない(?)自分には無理でしたわ。
とか何とか言いながら、ついつい目で追ってしまいましたけど。ハイ。
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by marikzio | 2008-05-07 23:53 | Other Music | Comments(5)


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