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モーガン・スパーロックの 『IMMIGRATION』
モーガン・スパーロック 『30DAYS 2シーズン』の第2話は「不法移民と30日間」。
愛するアメリカの平和と秩序を守るため、市民ボランティア団体で活動するフランク・ジョージ。キューバから合法的に移民した彼は、非合法に移民してくる人々を許さない。そんな彼が、不法入国者のメキシコ人一家と寝食を共にする30日間。
果たして彼らの間に歩み寄りは生まれるのでしょうか....? 
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フランクが7歳の時、キューバ危機の煽りを受けて、一家はアメリカに移住しました。当時は温情措置もなく、両親はこれまでの私財を放棄して、何かと苦しい思いもしましたが、正式な手続きを経たおかげで、堂々と米国市民として生きていることを誇りに思っています。
それ故に、非合法にこの国に棲み着く移住者たちに対して厳しい目を向けざるを得ない。
かつてはよそ者を積極的に受け入れて来た、人種のるつぼアメリカ。しかし、際限なく流れてくる外国人移住者達が横溢し、アメリカがアメリカでなくなって来ている。
彼と彼の妻は警備員として国境に立ち、南からやってくる異国人達に目を光らせています。不法入国者たちは、自分たちの国へ帰る権利はあっても、ここに住む権利はない、と言い切るフランク。彼が好んで着ている星条旗Tシャツや「I LOVE AMERICA」というロゴが滑稽かつ空恐ろしくもあります。キューバ系のアナタのアイデンティテイって一体...!?

そんな彼が、ロスにあるメキシコ人一家のアパートで30日間過ごすことになります。
ゴンザレス家は夫婦と子供が5人の大家族。7人がリビングと寝室が1つの狭いアパートでひしめき合って暮らしています。アメリカで生まれた11歳のリカルドと10歳のカリーナ以外はみんな不法滞在者。(家族、個人名ともに仮名)
ゴンザレス氏は一般アメリカ人が誰もやりたがらないような、厳しい条件の肉体労働に従事し、生計を立てています。婦人は就職することができないため、廃品回収などをして、雀の涙のような収入でも大事にして、子供達のクリスマス・プレゼントにあてようとしていました。
「不法移民はアメリカのためにならない」というフランクに対し、17歳のアルミダは反論します。
「不法滞在者の私でも、一生懸命勉強して、いい仕事に就けば、結果的にこの国に貢献することになると思うの」
アルミダは知的な美少女。向学心旺盛で高校ではトップクラスの成績。進学することを希望し、第1希望のプリンストン大学からの合否通知を待っていました。ゴルフの腕前も素晴らしく、町のコンテストで優勝するほど。
しかしフランクは、「必死で中流家庭の真似事をしている」アルミダが哀れでならない。名門プリンストンで学びたがっているのも、上流社会の娘たちと同じことをしたがっているだけだ、とコメント。
「あなただって、私たちと同じラテンアメリカ出身でしょ。だったら、理解してくれてもいいはずよ。なんで、将来に希望を抱いちゃいけないの?」こう必死に訴えるアルミダ。
彼女の高校の先生も登場して、「フランク、君の考えは間違っている。彼らの将来を潰す権利は君にはない」と指摘します。
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ゴンザレス家のドアを叩く時、フランクは彼らが懐にナイフでも隠しているのではないか、と不安に思うほどでした。何故なら、彼らにとって自分は天敵。そして、ゴンザレス・ファミリーにとっても、フランクとどれくらい解り合えるかは予測不能でした。
「ラテン系なら、きっと理解してくれる」と楽観的な母親に対し、娘達は「ラテン系だからこそ、タチが悪い、ってこともある。なんで同じ移民なのに、私たちを追い出そうとしているの?」と昂然と反論。
しかし、フランクはゴンザレス夫人の懐の暖かさ、家族愛溢れる一家に次第に心を動かされて行きます。「不法滞在は悪いことだ。しかし、心根がとてもいい人達なので複雑な気持ちになる。」

フランクは、ゴンザレス氏の母国メキシコに渡り、彼の実弟に会うことになります。アメリカに渡って10数年、彼らは一度も帰国していません。自分の国を永久に捨てるという、決意。そこに到るまでにはよほどの事情があったというわけです。
メキシコに渡ったフランクの前に突きつけられる衝撃的な事実。ゴンザレス家の狭いアパートでさえ、決して居心地がいいとは言えないのに、メキシコの弟の家は泊まるのが憚られるような有様でした。何もかもが古くて、どんなに掃除しても払拭できないほどにこびりついた生活の垢。そして、ゴンザレス一家がかつて住んでいたという家の跡を訪れるフランク。
煉瓦を積んだだけの壁以外には天井もなく、草木も伸び放題の廃墟。ここで暮らしていたなんて。その凄まじさに言葉さえ失います。人が住まなくなってから10数年も経っているので、当時はこれほど荒んではいなかったと思うのですが、「これはもはや人間の生活とは呼べない」と絶句するほどの有様のようです。
「なんでアルミダがあれほどまでに学業にこだわるのかがわかった」と呟くフランク。
「ここにはまともな仕事もない。彼らはアメリカに渡るしかなかったんだ。」とゴンザレス氏の弟は語るのです。
その夜、ゴキブリ出放題の弟さん宅に宿泊するフランク。ロスでの狭いアパートが懐かしい?

アルミダはプリンストンへの入学が認められず落胆。「まぁ、東海岸なんて寒いだけだしね。」
彼女ほどの美貌と知性を持ち合わせていたら、何だって手に入るはずなのに残念です。しかし、結局、地元の大学に入学が決まり、ともに喜びをわかちあう彼女とフランク。
彼は今や、ゴンザレス一家を心から応援するようになっていました。最終的に、彼は自警団に残ったものの、国境に立つのはやめたそうです。
その後、アルミダは地元の大学に入学したものの、プリンストンに編入する方向で申請中なのだそうで、夢をあきらめてはいないようです。そのハングリー精神は見習いたいものです。

アメリカン・ドリームという言葉がすっかり古くさくなった昨今ですが、未だに、この国に夢を託すしかない人々がいっぱいいるというわけですね。今回はさほど意外性もなく、あっという間に終わってしまった、という感じでした。
シーズン1ではイスラム教徒と暮らした敬虔なクリスチャンやゲイと暮らしたストレートな青年がある程度の相互理解は生まれたものの、完全には自分の信条や偏見を払拭することはできなかったんですが、今回は、ほぼめでたし、めでたし、という結末でした。
しかし、ゴンザレス一家。いくら仮名とは言え、しっかり顔を公表しちゃってて大丈夫なのかなぁ。特に大学進学が決まった彼女なんかは、その後が心配です。
番組サイドはそのへんのフォローは考えてるんでしょうか。アメリカ人のそーいうところがアバウトなんですよね。

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モーガン・スパーロックの『30DAYS』第2シリーズ

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30DAYS

お知らせ
明日から出張のため、今週いっぱいブログ更新できません。
しばらく留守にしますが、また来週お会いしましょう♪

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by marikzio | 2007-06-25 17:11 | Television | Comments(0)

脱がなくても素敵な Dimitri Szarzewski
このラグビー選手、ちょっと無骨な大男って感じがします。
パブなんかで、お酒に酔うと鼻とホッペが赤くなって、ガハハと大声で笑っているような気のいい兄ちゃんという風情。
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でもでもでもっ!
実は、こんなにセクシー!!! うぉーっ!
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彼の名は Dimitri Szarzewski (でぃみとり・ざうせるすき)。
1983年、1月26日生まれのポーランド系フランス人。フランス代表、スタッド・フランセ・パリ所属のフッカーとして、活躍中。
ユース時代はベジエでプレイしていましたが、2004年、フランス代表監督に招集され、カナダ戦で代表デビューを飾ります。2005年のシーズン途中でスタッド・フランセに移籍。

参考ページ
Rugby: la fiche DIMITRI SZARZEWSKI
ウィキペディア ディミトリ・ザルゼウスキ

身長180cm、体重100kgの巨漢と言っていいぐらいの体格。実物の彼は何もかもがとても大きい人なんだと思います。しかし、ステキングなメイキングDVD(シャレよっ!)を見たら、彼の魅力の虜になってしまうこと間違いなしです。
You Tubeで2006年のクリップがアップされていたので、ここに貼っておきます。彼の場合、おパンツ一丁なので、紹介する方も安心ですね。(何のこっちゃ?)

YOU TUBE Dieux du Stade - Dimitri Szarzewski 2006

b0069502_20322432.jpg2006年のカレンダーでは上半身しか写っていなかったので、ちょっと不思議に思ってたんですが、そーいうわけだったんですね。(笑)
それにしても、彼はなんで脱がないのでしょ?ミシャラク様だって、芸術品のようなお尻を披露してくれたのに...。
きっと彼は撮影の前に、「フルヌードにはならない」と契約しているのかも知れません。結婚指輪もしてますし。
しかし、ザルゼウスキの"脱がない"というスタンスも、それはそれで素敵だと思います。彼、体格とは裏腹に非常に繊細なお顔立ちをしてますし、花形選手の一人でもあるので、見せてしまうのも、なんか勿体ない気がします...。
それにしても、なんてノーブルなお顔立ちなんでしょう。
M.POKORA といい、ポーランド系は美形が多いですね。


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プレー中も、やっぱ可愛い〜♡

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by marikzio | 2007-06-24 20:13 | 競技場の神たち | Comments(0)

モーガン・スパーロックの 『JAIL』
先週からWOWOWで始まった、モーガン・スパーロックの『30DAYS』第2シリーズ。
初日の「刑務所で30日間」は、スパーロック自らが入所して服役生活を体験するという、これまた究極の30日間なのです。
麻薬取り締まりが強化され、表面的には治安が向上したアメリカ。しかし、投獄者が激増したことにより、刑務所はどこも超満員。我々が映画の中でしか知らない塀の中の世界とはいかに!?
禁断の扉が今、開かれようとしています。(笑)
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一度だけ留置所に入れられた、という前科を持つスパーロック。しかし、彼にとって、それだけでも充分恐怖の体験でした。それが今度は極道者どもがすし詰め状態になっている刑務所、と言えばなおさらビビります。
「襲われるかも知れない」というジョークとも弱音ともつかない発言に、「こんな企画はやめて」と哀願する婚約者(今は妻ですが)のアレックス。
しかし、スパーロックはNYを離れ、ヴァージニア州はリッチモンドへ飛び立ちます。刑務所名は伏せられていますが、地名が公表されてる以上、地元の人であれば、何という刑務所なのかはすぐわかってしまいますよね。(^_^;)

b0069502_17315490.jpg現地に到着して、いざ入所手続きへ。そして、彼に渡される1枚のマットレス。
監房棟は中央が大きなホールがあり、その周りを監房室のドアがいくつもあって、ぐるりと囲んでいるような感じでしょうか。入所者は自分の部屋を出ると階段を下りて、中央ホールに集まるのです。で、しょっぱなから衝撃的だったのは、自分が寝る部屋は自分で探すこと。
すでに定員オーバーなので、部屋とベッドが間に合うはずがなく、新入りはマットレスを抱えながら、部屋を一軒一軒廻って、受け入れてもらえそうな部屋を探すのです。こんなアバウトでいいのかなぁ、とカルチャーショックを受けるワタクシ。
左の写真でスパーロックは上段ベッドに横たわっていますが、実際は床の上で寝てました。
トイレ(鉄製!)はどの部屋にもあって、いつでも使えますが、便器は何の囲いもないので、同室者の前で用事を足すことになります。ホールにも個室トイレがあるんですが、使用中に誰かに突然ドアを開けられたりしないよう、使用中と書いたメモを挟んで置かなくてはいけません。
シャワーもありますが、カーテンを閉めたとしても、2階にいる利用者からはすべてがお見通し。ここにはプライバシーなんてものは存在しないのです。

それから、更に驚かされた刑務所の実態は、入所者が延々と放っておかれること。24時間、何の使役も与えられず、虚しく時間を過ごすだけの日々。何もしないで、孤独や退屈と戦うこともまた、彼らに科せられた罰なのです。当然、時間潰しの娯楽なんて、あるはずがないし。彼らを更生して社会復帰させるための施設のはずが、何のケアもされず放置されっぱなし、という驚くべき実態が明らかにされます。
中には労働に就く者もいます。これはある意味、特権的なことなのだそうですが、これはこれで拷問。作業内容と言えば、入所達の食事の準備、シーツや囚人服のクリーニング、と言ったところなのですが、入所者数事態が膨大なだけに、準備する食事や洗濯の量が並ではありません。働けど働けど、仕事はなくならない。下手をすれば、延々72時間休みなしで労働するわけで、すでに人間の体力の限界を超えてしまっているわけです。
入所者のほとんどが前科者で出戻り。しかも、統合失調症などの精神疾患者が多い。実際、全米中で心の病に患っているのは医療施設より、刑務所で過ごしている人の方が圧倒的に多いのだそうです。服薬治療を受けている入所者は、毎時間、看護士からガラス窓ごしに呼ばれて、薬を受け取ります。

途中でスパーロックは独房に移ることになります。
独房に入るのは、重度で危険度の高い利用者。一人部屋だから、いいんじゃないかと思ってましたが、とんでもなかったです。相部屋も狭かったけど、独房はさらに小さくて、そこに閉じこめられているだけでも発狂しそうになります。ドアにはほんの小さい窓があって、囚人はそこからしか外の世界を見ることができない。誰とも口をきかず、一歩も部屋を出られず、自分が生きていることさえ、世界中から忘れられてしまったかのような閉塞感を味あわされるのです。
ようやく独房から出ることが出来た日、見慣れたはずのホールの広さに別世界を見るような錯覚すら彼は覚えてしまいます。

入所期間中、面会が許されたのは2回。
1回目の面会は両親。取材のために牢獄体験しているとわかっていても、ガラスの向こうにいる囚人服姿の息子に両親は戸惑いを隠せません。
「面会の直後ほど、深い孤独を感じることはない、と言われたけれど、本当だった」とスパーロックは語っていましたが、その辺は果たしてほんとかなぁ、と苦笑しちゃいました。
2回目はもちろん、愛するアレックス。映画でよく見るように、ガラス越しに手を重ねる二人。涙をこぼすアレックス。スパーロックって、かっこいいけど、彼の妻でいるには相当の忍耐力が必要なのではないでしょうか?
「私ったら、なんで、もっと普通の男性を好きにならなかったんだろう」と考えたことはないのでしょうか。  
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スパーロックと同室していたのは50代の黒人男性と25歳の白人青年。いずれも出たり入ったりして、人生の大半を獄中で過ごしています。
特に青年は少年の頃から麻薬中毒者で、真夜中でも禁断症状に襲われ、あまりの症状の激しさに息の根が止まるのではないかと、スパーロックはヒヤヒヤ。これほどの状態なのに、ここの施設では放っておかれるんですね。
青年は育った環境が恵まれておらず、もっと身近の人間か彼を支えてくれたら、彼の人生はもっと違うものになったはず、とスパーロックは言います。
青年は麻薬中毒者専用の施設に移ることになったから、彼はもっと人間的な生活ができるようになるだろうとスパーロックは期待します。そして、50代の黒人男性も刑期を満了して、娑婆に出られる日がやって来ました。「ここを出たら、絶対真人間になってやる。」とスパーロックに誓った男性。スパーロックは自分が出所したら、どこかで飲もうと約束します。

スパーロックにも刑務所を移る日がやって来ました。
移転先は薬中青年が移って行ったのと同じ刑務所。しかし、ここは薬物中毒者を更正させるための特別プログラムが組まれており、一日のスケジュールがしっかり詰まっていました。月に何度か、外部ゲストの講演があり、その講演者は薬物地獄から見事脱出することができた人とか、ちゃんと社会復帰できた人の体験話だったりして、入所者に希望を与えるものです。グループ・カウンセリングまであって、前者の施設とは何もかもが対照的。スパーロックは元同室者に再会しますが、以前の彼とは別人のように明るくなった笑顔を見ることができました。
しかし、青年は保釈金を積んでもらって、その刑期を全うせずに出所してしまう。スパーロックは懸念します。「ここでの更正プログラムを最後まできちんとやり終えてから出所するべきだった。このままではまた、犯罪を犯してしまうような気がする。」
更正プログラムを最後までやり終えた者の中で、再び犯罪を犯すことがなくなった者は全体の数パーセントにしか過ぎないと言うが、それでも人数にするとかなりの数になるになるそうなので、社会的には大きな貢献になるわけです。
自分の家族にまで見放されていた彼が保釈金を出してもらったのがちょっと矛盾するというか、不思議だったのですが、スパーロックの予想どおり、青年は2週間も経たないうちに逮捕されます。そして、前の刑務所で一緒だった黒人男性も再び逮捕・投獄。スパーロックと娑婆で飲もうという約束は果たされなかったのです。
スパーロックは27日目に釈放。ここの国の規則で、刑期の8割を全うすると、出所できることになっているそうです。

自分は刑務所というものについて偏見を持っていたと思います。
国によって、アメリカと日本では施設のあり方というものが違うとは思いますが、刑務所というものは本来、罪を犯した人間が反省し、社会に適応するために学び直す場所。自分は危険な犯罪者を野放しにしないで隔離しておく場所だと漠然と認識していました。
事実、犯した犯罪があまりにも重篤で、再び繰り返す危険性が高いケースもあるので、そういう見方も仕方ないと思うのですが。
スパーロックが最初に入所した施設は、自分が思い描いていた刑務所とほぼ近いと思います。って言うか、自分が想像していたよりも酷い。後に移転した施設は、まさに目からウロコ、でした。刑務所の概念を大きく裏切るものがあったというか。ムショと言えど、どこでも同じ、というわけではないんですね。
犯罪者であろうとも、我々と同じ人間。人間性を尊重し、自分を肯定できるように導くことが、再び犯罪に走ることなく、社会の一員として復活できる近道なのかも知れません。

今後の『30DAYS 第2シリーズ』

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第2話 「不法移民と30日間」
6月23日(土)

第3話 「アウトソーシングを30日間」
6月30日(土)

第4話 「人工中絶論争を30日間」
7月7日(土)

第5話 「無神論者と30日間」
7月14日(土)

第6話 「ニュー・エイジ体験を30日間」
7月21日(土)




これは、スパーロックと妻アレックスのBaby。
ご本人のブログ(放置プレイ状態)で公表されていました。すでにパパ譲りのおヒゲがあるところがコワイ。
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by marikzio | 2007-06-20 17:30 | Television | Comments(2)

Making of DIEVX DV STADE
"DIEVX DV STADE"
ワタクシ、未だにこれを発音できましぇん。"でぃぶ・どぅ・すたっど"とでも読むのでしょうか。どんなに口を尖らせても、構音出来ないのです。フランス人は、ほんとにこれを問題なく口にしてるのでしょうか。

さて、このブログでも何度となく登場している "Dievx Dv STADE" とは、フランス・ラグビーチーム、Stade Francais(すたっど・ふらんせ)制作のカレンダー。
ラグビー界のスター選手達がそのナイス・バディを披露しているとあって、毎年話題になってるのですが、それに併せてリリースされているDVDが"Making of DIEVX DV STADE"。
さすがに、これには手が出せないでいたのですが、DIEVXファン仲間の yunaさん がご自身のブログで、イケメン・ラガーマンの魅力を語られたり、You Tubeでアップされているメイキング・ クリップを紹介されているのを読んで、自分も購入してみることにしました。私が入手したのは、2006年版と2007年版です。
ご覧のとおり、本編はほとんどモノクロ処理されていますが、2007年版はカラーになってる場面もありました。
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2005年版では、カルナヴアル博物館がロケで使われていたそうなんですが、2006年版はスタジオ、2007年版はスタジアムやシャワールームで撮影されていました。
上から2番目の写真、一部にとんでもない物が写っていたので、下の部分をトリミングさせていただきました。(汗)
2006年版のBGMはクラシック音楽。2007年度版はテクノ・ミュージックなんですね。YOU TUBEでアップされてるクリップには何故かDVDとは違うBGMが流れていることもあります。

b0069502_19375067.jpgメイキング・クリップを見て初めて知った事実なんですが、現場は決して女人禁制ではない んですね。ヘア・メイクのスタッフはみんな女性!
フルヌードの選手の体にボディ・ファンデーションを塗ったりして、うらやましいというより、そんな度胸よくあるなぁ、と恐れ慄いてしまいます。ヘタレの私じゃ、気後れして絶対に無理です。しかも、2007年度のメイクさんは日本人女性ですよ。
更に驚いたのは、この企画のディレクターさんが女性だったことです。クリップの中で何度も登場するマダムがいて、選手のヘアメイクについて意見したり、彼らのとるポーズを指示したり、まさにパワフル・ウーマンでした。
2006年版のボーナス映像ではJulien Ariasのインタビューがあって、その中でジュリアンが「撮影中はちょっとナーバスになるけれど、彼女は自分がリラックスできるよう取りはからってくれた」みたいな発言をしていました。(憶測)

カメラが回っている間、カメラマンから「beautiful!」だの、「perfect!」だの「amazing!」という言葉が発せらています。これって、日本のグラビアアイドルが「いいよ、いいねぇ〜、その表情」と言われながら仕事してるのと似てますよね。女性スタッフから「sensualでいいわよ」なんて声がけされてる場面もあったし。いつもは自信満々のラガーマンも素敵だよって言われると安心するものなのかしら?
あと、しっかり"見えちゃってる人"と、ちゃんと編集されてて、"見えてない人"がいるんですね。これって、契約条件が違うのでしょうか?
Michalak級のスター選手だと、そんな簡単には見せないだろうし、Dimitri Szarzewski は下着姿のままでした。
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この人、故レディ・ダイアナに似てると思いませんか?

それにしてもこのDVD、雑なところがあるなぁ、と思いました。
メニュー画面では各クリップのチャプター選択ができないので、お気に入り選手のクリップを選べないのです。ブックレットもついてたり、ついてなかったり。
あと、TVではちゃんとワイドに引き延ばされるのに、パソコンで見ると、ワイドじゃないんですね。「出せば売れるだろうから、とりあえずDVD作った」感出てます。
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これは、私にDVD購入を決意させた、スコットランドの Sean Lamont。
フランス人じゃないくせに、写真もクリップも衝撃的。
とにかく立派でしたの。ボソッ

DIEVXについては、もう少し語りたいことがあるので、このネタは続きます。
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by marikzio | 2007-06-18 17:56 | 競技場の神たち | Comments(3)

四大浮世絵師展
先週の土曜日、弘前市立博物館で開催されている『四大浮世絵師展』を観に行ってきました。
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四大浮世絵師と冠されているのは、写楽・歌麿・北斎・広重。
日本人なら誰もが耳にしたことのある名前だと思いますが、恥ずかしながら、自分は写楽のことを知りませんでした。

もちろん、"写楽"という名前は聞いたことがあります。
そして、こういう絵もよく目にしたことはあります。
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しかし、この江戸時代の役者絵の作者が"東洲斎写楽"である、という認識が全くなかったんです。なんという鞭、いや無知な自分...。

東洲斎写楽は役者や力士を専門にした浮世絵師。
1794年(寛政6年)に出版が開始され、わずか10ヶ月の間に140点の錦絵を描いたあと、忽然とその業界から姿を消した伝説の肖像画家。しかも、何者だったのか、その素性が未だに明らかになっていないという実に謎に満ちた人物なのです。超短命でありながら、レンブラント、ベラスケスと並んで3大肖像画家と言われている異色の存在。写楽の残した作品の持つエネルギーは強烈です。
以降、"写楽のそっくりさん"という写楽亜流な浮き世絵師は何人も登場したそうですが、結局その存在を超えられずに消えて行ったそうです。今のところ、写楽の正体は能役者の能役者斎藤十郎兵衛説で落ち着いているようです。

もちろん、写楽以外の3人の浮世絵師の作品も興味深く鑑賞しました。特に、退廃的な女性美を追究した歌麿が良かったです。
以前の職場の管理職の方に、版画のコレクションを趣味とされている方がいたのですが、版画収集というだけで過剰な偏見を持たれてしまい、「だって、この人歌麿だもの」と飲みの席の度にからかわれていたのを思い出しました。
お土産コーナーで、これを思わず買ってしまいました。
ハンド・スタンド・ミラー!(ドラえもん風)
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いかにも外国人が飛びつきそうな下世話な感じがツボです。
北斎の赤富士にしようか、歌麿にしようか迷ったんですが、この手のグッズはアヤシサが命!と思い歌麿美人をチョイスしました。
今度、海外逃亡した時はこれ見よがしにこの鏡を取り出し、異国人達に見せびらかしてやります。

この浮世絵展は母が見に行きたいと行ったので、一緒に出かけていったのですが、車は近くの市立図書館の駐車場に停めていました。市立図書館の敷地内には、古い洋風建築が保存されています。旧東奥義塾外人教師館は赴任して来た外国人教師とその一家のための宿舎なんですが、彼らを迎え入れるために、わざわざ西洋式の建物を建設したとは驚きです。そんな費用がよくあったもんです。
その洋館の一つにおフレンチなカフェ・レストランがあるので、そこでお茶でもしようと立ち寄ったら、ちょうどランチタイムだったので、お昼にしました。
洋館の2階は無料の展示フロアになっていて、当時の外国人一家の暮らしぶりをアンティークの家具や資料で再現しています。
この外国人教師宿舎は大学生の時に友人と一度見学に来たことがあるのですが、外国人が寝るにはベッドが小さすぎるのが不思議に映りました。
「そうだ!ガイジンと言えども、昔は体が小さかったんだ。」と友人は意味不明な結論に達していましたが、今思うと、ここにある調度品はあくまでも参考に置いてあるものでしょ。一方的に現物だと信じ込んでしまった当時の私たちって、純粋だったんだな〜と思いました。
デジカメは持って行かなかったので、写真はありません。
とりあえず、参考ページをリンクしておきますので、ここでイメージを掴んでくださいな。

参考ページ
旧東奥義塾外人教師館
salon de cafe ange
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by marikzio | 2007-06-17 20:07 | n'importe quio! | Comments(0)

-Combien tu m'aimes?- by Bertrand Blier
その女は飾り窓の向こうにいた。
何の取り柄もない、平凡な男フランソワにとって、彼女はまさに女神そのもの。ある夜、男は娼婦に近づく。
「宝クジに当たった。金が続くまで一緒に暮らして欲しい。」
愛とエロスの女神、モニカ・べルッチが世界中の男の夢を体現する艶笑コメディ。これは、まさにモニカありきの、モニカでなければ有り得ない映画なのです。

邦題 『ダニエラという女』
監督 ベルトラン・プリエ
出演 モニカ・ベルッチ、ベルナール・カンパン、ジェラール・ドパルデュー
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娼婦だけれど絶世の美女。ゴージャスであると同時にイタリア女らしい大らかさ、豊満な肉体で魅了する天使のようなダニエラ。
ストーリー自体に凝ったところはないが、イタリアの宝石どころか世界の宝石でもあるモニカ・ベルッチの美しさを純粋に愛でるための作品といえるでしょう。ぶっちゃけモニ様の存在がなければ、面白くもなんともない映画。
この映画の見所の一つは彼女が身につける衣装や装飾品がカルティエ、プラダ、ディオール、ドルチェ&ガッパーナなど高級ブランドのオンパレードで、その絢爛たる美貌にますます磨きがかかっていること。
しかし、あちきにとってそんなことどうだっていいのよ!
当時、なんとモニカは女児を産んだばかりで、授乳しながら撮影に臨んだのだそう。そのためあって、ただでさえプリプリ悩殺ボディのモニカが、これまで以上に
ぼよよよ〜〜〜ん
なお姿なのです。
これこそが、まさにこの映画最大の強みです。(ちょっとお下品過ぎたかしら?)

b0069502_20541569.jpgピガール街にある売春宿にやってきた冴えない中年男フランソワ(ベルナール・カンパン)。
娼婦ダニエラ(モニカ・ベルッチ)に彼は尋ねる。「Combien?」(いくらだ?)
「150ユーロよ」ビジネスライクに答えるダニエラ。
「シャンパンは150ユーロよ」
シャンパンは欲しくなくとも、ここに来たからにはシャンパンを頼まなくてはならないみたいです。結局300ユーロということなんですね。日本円にして、48、000円相当というところでしょうか。でも、こんな超が何個もつくぐらいセクシーな女を抱けるんだから、この料金はむしろお安いぐらいかも知れません。
しかし、このいまいちパットしないフランソワ、なんと彼女に先述の条件を出します。
ダニエラは前金10万ユーロで承諾。「好きなだけ抱いていいわ。優しくすると約束して」
その夜のうちにダニエラは荷物をまとめて、フランソワのアパートにやって来るのです。しかし、彼には健康上の問題がありました。それは心臓が弱いこと。理想の女、ダニエラとの生活は刺激が強すぎるのです。彼は初日から軽い発作を起こしてしまう。

命の危険を抱え、医者である親友に批判的な目で見られながらも、ダニエラとの生活は甘美で何物にも替えがたい幸せ。これが、永遠に続くものではないと知っていても、笑いが止まらない、仕事にすら出かけたくない。これだけでも10万ユーロの価値があるというもの。
しかし、ダニエラは突然失踪してしまいます。
平穏で退屈な日々に嫌気がさしてきた彼女は店に舞い戻っていたのです。そして、彼女には、ある怖い男性の存在がありました。ダニエラはシャルリー(ジェラール・ドパルデュー)の囲い女だったのです。
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「さすがのモニカも40の声を聞くと、衰えが出てきた」
こんな声を聞かないわけではありませんが、それでも彼女の完璧な美しさは健在。顔の造作に何の欠点も見つかりません。
フランソワのアパートに初めてやって来た夜、ソファに座って毛皮のコートを脱ぐ場面は圧巻です。裸になるわけではないのですが、「うぉおお〜、すげぇ」(こればっか)と目が点になります。んで、それに気圧されて、ぽかーんとなるフランソワの顔が埴輪そっくり。これを放心状態というのか。お話そのものは下らないですが、ここは映画史上に残る名場面になるかも!?
あと、食中毒になったダニエラがフランソワの友人である医師の前で、診察を受けるために服を脱ぐんですが、その姿を見たお医者さんが心臓マヒを起こして、即死してしまいます。
一度はシャルリーを選んだダニエラですが、自分が愛しているのは貧乏人のフランソワ(宝クジは嘘だった)だということに気付いて、再びフランソワのアパートへ。そして、フランソワの持病の心臓病もいつのまにか完治してめでたし、めでたし、という脳天気な結末。
それにしても、「娼婦娼婦」言い過ぎやねん。そこがちょっと気になりました。"飾り窓"って、オランダ、アムステルダムの名物だと思ってたのですが、パリにもあるんでしょうか。まあ、あってもおかしくはないけれど。
ヒロインがイタリア女ということもあって、イタリア・オペラがいっぱい使われていて、これまたイタリアンな雰囲気。この監督、イタリア系なのかと思いましたが、フランス人のようです。
存在そのものが強烈過ぎるモニカ。複雑なプロットや派手なアクションでコテコテに演出するよりも、シンプルな内容でその素材の素晴らしさを味わう調理法の方が正しいのかも知れません。

日本語サイト 『ダニエラという女』
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by marikzio | 2007-06-13 21:21 | Movie | Comments(3)

-Le Temps Qui Reste- by Francois Ozon
突然の宣告、「余命3ヶ月」。
青年ロマンが自分の運命を受け入れ、自ら選んだ死の迎え方。"Le temps qui reste"(残された時間)の中で、彼が残そうとしたものは?
若き名匠、フランソワ・オゾンが死をテーマにした3部作のうちの1作。

邦題 『ぼくを葬る(おくる)』
監督 フランソワ・オゾン
出演 メルヴィル・プボー、ジャンヌ・モロー
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31歳のロマン(メルヴィル・プボー)はパリで活躍するファッション・フォトグラファー。恋人のサシャ(クリスチャン・センゲワルト)と同棲中であり、公私とともに充実した日々。
撮影中に目眩に襲われたロマン。検査の結果、彼は末期ガンに冒されており、余命3ヶ月と宣告されてしまうのです。
ロマンは自分の命が残り少ないことを愛するサシャに告げることができない。いきなり別れを切り出し、傷ついた恋人は彼の元を去って行きます。
自分の家族と久しぶりに顔を合わせることになったロマン。ゲイであり、結婚もせず、子供も作らないロマンを受け入れている家族でしたが、彼は姉のソフィー(ルイーズ=アン・ヒッポー)と仲違いして何年もぎくしゃくした関係にありました。
乳飲み子を抱えながらも、離婚したばかりのソフィーは振り子のように心が揺れ動いている。日頃から確執を抱えていた姉と弟の間に交わされる言葉は針のような刺々しさがあって、二人は取っ組み合いの喧嘩にまでなってしまいます。
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彼は父にも母にも自分がもうじき死ぬことを打ち明けられませんでしたが、親友のように仲が良い祖母ローラ(ジャンヌ・モロー)にだけは知らせたいと思い、彼女に会いに行きます。
「どうして私には打ち明けたの?」と問うローラに、「自分と一緒でもうすぐ死ぬから」と答えるロマン。辛辣だけど、切ない言葉です。
そして、ローラが孫に向かって言う「今夜おまえと一緒に死にたい」という台詞は泣けてしまいます。

朝早く、森の中へと出かけて行くロマン。
そこには幼き日の自分と姉がよく遊んだ思い出の小屋が。子供の頃は姉弟、とても中が良かったんですね。二人が教会の中である悪戯をしかけたり、無邪気に遊び回る光景が何度かフラッシュバックします。特に、本編の中で何度も登場する巻き毛の男の子は幼少時代の彼なのです。その登場回数というか、幼き日の自分に対する主人公の執着ぶりが尋常ではありません。あんなに仲良しだった姉ともいつからこじれるようになって行ったのでしょうか。
ロマンが家族と会った日に、父親と車の中でふたりきりになる場面が出て来ます。このお父さんは、どうやら自分の妻との間に横たわる溝を見て見ぬふりをして何年も過ごしてきたふしがあり、息子もそのことに気づいています。
おじいさんが死んだ時、ローラおばあちゃんは、自分の息子、つまりロマンの父を置いて家を出て行ったことについて言及しています。
「あの時、周りの人間はみんな自分を非難したけれど、自分はそうするほかなかった。ふしだらと言われても逃げ出さなければ、自分自身が壊れてしまうと思ったから。」
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ローラの家に向か途中で、ロマンはある食堂のウェイトレスと言葉を交わします。そのマダムの名はジャニイ(ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ)。夫が働くデリカテッセンにロマンが来ていたところに、彼女が偶然やって来るのです。
ジャニイはロマンを一目見た時から、ある思惑を心に抱いていました。そして、その思惑を二度しか会っていない彼に打ち明けるのです。ジャニイの夫は不妊症。それでも子供が欲しかった彼女は子宝を授けてくれる人を捜していたのです。それは夫も承諾済み。
「お金はあるわ。あなたはまだ若いし抵抗がないでしょ?」
大胆不敵としか言いようのない依頼。渋る様子のロマンに「SIDA?」(エイズなの?)と単刀直入に聞くジャニイ。かなり変な人ですね。これはオゾンが言わせてるのですが、「ゲイなの?」とは聞かないんですね。ロマンも申し出を断る理由に「子供が嫌いだから」とはぐらかしてるし。
オゾン作品の作風といえば何と言ってもGay風味。この作品のテーマはゲイじゃないけれど、主人公はホモセクシュアル。ベッドシーンもあれば、アングラなゲイクラブをうろつく場面もあります。ロマンは結果的にはジャニイ夫妻に協力することになって、夫立ち会いの元で、ジャニイと結ばれます。しかし、本来の性向が性向だけに、ついつい夫にディープなキスをしてしまうロマン。夫も夫でその接吻を受け入れてるところが、やはりオゾン・ワールドなのでした。

後半は病状が進んで、死の恐怖と名状しがたい孤独感が主人公の心を蝕んで行く。彼はこれまでの時間を取り戻すかのように、姉と和解し、元彼のサシャの仕事の世話をしたりする。死ぬ前にもう一度抱き合いたいと思い彼を誘ったりしますが、仕事をもらったお礼として寝るみたいで嫌だとサシャはこれを拒否。ロマンは自分が生きた証を残したくて、ジャニイに自分の子供を産ませる決意をしたのかも知れません。自分の遺産をまだ見ぬ子に託すよう法廷手続きまで取りますが、そこでジャニイがまた図々しく聞くんですね。
「生まれて来る子は早死にするのでは?」
「大丈夫。ガンだから。ただのガンだ。」と淡々と答えるロマン。

終盤になると、プボーの容貌と演技は壮絶を極めます。末期ガンの患者らしく、頭髪を刈り、激やせした様相は、前半の魅力あふれるイケメンぶりとはほとんど別人。鳥の足みたいに細くなった脚が痛々しくて直視できません。
華やかな世界に生きてきた青年が化学療法を拒絶し、わざわざ一人孤独に死んで行くことを選んだ経緯は私にはよくわからなかったです。誰に気付かれることなく、明け方の海岸で主人公が一人死んでいたラストは確かにドラマチックではあるけれど、マッチ棒みたいな男が付き添いもなく、一人列車に乗って海まで行き(瀕死の患者にそんな体力があるだろうか???)、家族連れや恋人たちでごった返すビーチで一人ゴザ敷いて座ってる図が自虐的過ぎました。...って、今にも死にそうな人がいるのに、誰も気にとめないんかいっ!
オゾン映画って、よく海が出て来ますが、主人公が死を迎える場所に海を選んだのも、ちゃんと意味があるんでしょうね。
主演のプボーとジャンヌ・モローの絡みが良かったです。カルラ・ブルーニの姉、ヴァレリアの役どころも、ちょっとエキセントリックながら、切実な思いを秘めてる目線が印象に残りました。
やっぱりオゾン作品は好きですね。

日本語サイト 「ぼくを葬る」

フランソワ・オゾン公式サイト francois ozon site officiel
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by marikzio | 2007-06-12 17:16 | Movie | Comments(6)

Jane Birkin 来日公演!
先日、Rimbeuさんのブログ で知ったのですが、ジェーン・バーキンが今年の11月に、東京・大阪・福岡でコンサートをすることが決定しているそうです。
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Jane Birkin 『JAPAN TOUR 2007』

2004年2月より3年半ぶりの来日公演ということですが、自分にとっては2000年の仙台会場以来、ほぼ7年ぶりのコンサートなのです。(あれから、すでに7年も経ってしまったのか...)
7年前、「あのジェーンが来日する。しかも仙台にも来る」とわかった時は、そりゃあ、モウモウモウモウモウモウモウモウ牛になるぐらい舞い上がって、チケット手配に走りました。(大袈裟な)
職場の同僚に「ジェーン・バーキンを観に行く」と言ったら、「わぁ、私も大好き!でもね、正直言って、あまりキレイじゃないと思うわよ。歌は素敵だと思うけど。若い頃はあんなにお洒落で可愛かったのに、今は自然体もあそこまで行っちゃうとね...。」
確かに、自分もそれは否定できないと思ってました。
ジェーンは何度も来日していて、いつだったか筑紫哲也さんの番組に出演していた時も、痩せ過ぎの体に大きすぎるTシャツとアーミー系のパンツ。ほとんどノーメイクで髪はボサボサという出で立ちだったのが、かなり衝撃的でした。
そのスタジオで「無造作紳士」まで歌ってくれましたが、「女優さんなんだからさ、テレビ出てるんだからさ、もうちょっと小綺麗にしてくれればいいのに。本来は素敵な人なのに」と密かに思ってしまいました。
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これはスタイリッシュだった頃のジェーン。
当時のパートナーだったゲンズブールと。この二人の存在そのものがお騒がせでスノッブだった頃のことですね
それでも、自分にとってジェーンはミレーヌ・ファルメールと並んで「死ぬまでに会ってみたい人物」だったので、やはり彼女をどうしても一目見たいと思い、仙台まで出かけて行きました。

仙台市民会館は、こぢんまりとした会場で、自分は前から7列目でした。客席は6割か7割くらいしか埋まっていないのが意外で、ジェーンが可哀想だと思いましたが、彼女のステージは素晴らしかったです。
ミレーヌのようにいかにも金がかかってそうな、懲りに凝った登場シーンではなく、一般人のように舞台の袖から、普通に出てきたジェーン。

うおおおおおおおおおおっ、

ジェーン、すすうすううううごい、

かわいいいいいいいいいいいっ


これは、ホント我が目を疑いました。
雑誌でよく見かける老け顔ショット(失礼)や、筑紫さんの番組に出演していた時のやつれた印象とは全くかけ離れたジェーン。(またもや失礼)
服装は予想通り、何度も洗濯を重ねて薄くなったようなタンクトップに、ダボダボのアーミー・パンツという自宅でくつろぐようなスタイル。簡単に束ねた髪と、およそ人前でコンサートをするような格好とは言えないような感じだったのですが、それでも十分過ぎるくらいジェーンは可愛い。
その場でいるだけで、目と心を奪われるような華というか、あの歯茎を剥き出してニイッと笑う笑顔を見ただけで、脚の力ががくっと抜けちゃうほど威力があるんですよ。髪の美しさというか質感が離れた場所からもわかるんですね。量が多くて艶があって、触りたいと思わせる髪でした。
この人、写真映りが良くないんだなと思いました。(重ね重ね失礼)
レンズを通して見るより、生の彼女は数倍魅力的なんですから!あらゆる映画作家や写真家が彼女にインスピレーションを感じ、こぞって撮りたがる理由がわかりました。
芸能界ではすでに当たり前になっているアンチエイジング施術も、ジェーンは「不自然だから」と拒否し続けている数少ない女優さんなのだそうです。
もう、1秒たりとも目を離さないゾ!という気迫で、目を皿のようにして、ずっとジェーンを凝視してました。これは傍目にはかなり怖かったかも。
アンコールの時は、舞台まで走って行って、彼女と握手。「もう、この右手は一生洗わないぞぉ〜」と心に誓いました。
あれから7年...。未だにその時の誓いは破っていません。(ウソウソ)

あれから、ジェーンは再来日してくれたのですが、何故かその仙台コンサート以来、観に行っていませんでした。しかし、今回は見送らないで行こうと思います。
Bunkamuraオーチャード・ホールのチケット発売は7月14日からなのですが、チケットぴあでは6月9日から独占先行発売が始まります。
しかも、それに先駆けて、プレリザーブ受付が昨日の18時から始まっており、自分はそれに応募してみました。これは抽選なのですが、これに当たるとかなりいい席が取れるそうです。
どーか当選できますように!

チケットぴあ
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画像元 JANE BIRKIN LE SITE OFFICIEL
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by marikzio | 2007-06-08 10:05 | French Music | Comments(6)

ELSIANE
MY SPACEに登録していると、プロモーション活動をしている国内外のアーチストからフレンド・リクエストをもらうことが多いです。
リクエストして来るのはまだ無名のインディーズ系が多かったりするんですが、なかには意外といいものもあったりして、新規開拓のきっかけとなることもあります。
そういう中で、これは、わりとイイ線行くのではないかと思うデュオがあるので、紹介したいと思います。
ELSIANE
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Elsieanne CapletteとStephane Sottoはカナダはモントリールで活動する二人組。
ボーカルを務めるElsianneはソングライターでもあり、Stephaneはドラム担当。
ペルー系のElsieaneは音楽一家の生まれ。
進歩的な指導者のもとで、その音楽的な才能を開花させていた彼女は、ペルーのバンドでギターとボーカルをしていましたが、1997年にStephaneと運命的な出会いを果たす。
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彼らのジャンルはテクノポップ系、アンビエント系と言われるような実験的なサウンド。
80年代を回顧させるような神秘的なメロディーは、クラシックや伝統的音楽などあらゆるジャンルをミックスさせ、映画のようなドラマチックな世界を作り上げています。
ちょっと鼻にかかったハスキーボイスのElesianneはエキゾチックな美貌の持ち主。ビデオ・クリップも独特な表現世界が展開されていて、どこか東洋風だったり、ビジュアル的にも見応えあります。

MY SPACE elsiane

official site elsiane

デビュー・アルバム"Hybrid"

b0069502_21302974.jpgiTunes Storeでも発売中のようですが、カナダのサイトでしか買うことができません。
視聴はできますので、興味のあるかたは是非聴いてみてくださいな。
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by marikzio | 2007-06-06 21:03 | Other Music | Comments(0)

タラ&エレーヌ その後
以前、我が家の新しい家族となったタラちゃんとエレーヌが部屋の片隅にpeeをするため、猫トイレをもう1個買い足したことを書きました。

過去ログ 室内ペットのトイレ事情

うちの母の根気強い躾の甲斐あって、2匹はちゃんとおトイレを使うようになりました。
このように2人仲良く連れション。でも、これじゃおトイレ2個も要らなかったですね。
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見ぃた〜〜な〜〜あ〜〜〜
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二人は相変わらずおふざけ好きでハイパー・アクティブ。
女の子のエレーヌ(写真左)は男の子のタラちゃん(写真右)より身軽で、喧嘩をしかけるのもほとんどが彼女。
タラちゃんは性格もおっとりして、どちらかというと妹に対して遠慮がちなんですが、エレーヌの悪戯が過ぎると「もー、怒ったニャー!!!」とばかりに激しく反撃。
猫って、じゃれあう時も首根っこに囓りつくもんなんですね。これって本能なんでしょうか?時に強く噛みすぎてしまうのか、「ニャア(>_<)」と、か細い悲鳴が上がります。

うちの母は"エレーヌ"呼ぶのを拒否して、"みいたん"と呼んでいるようです。母と過ごす方が圧倒的に長いし、彼女は自分の名前は"みいたん"だと認識してるかもしれません...。
おメメぱっちりのエレーヌに対して、タラちゃんの目はやや小さい切れ長風。しっぽがほとんどないのも気になります。これって、成長しても長くならないもんなんでしょうね。
彼らはカーテン・クライミングも大好きで、先々週は「んしょ、んしょ、んしょ」言いながら、カーテンを昇る姿も見受けられたのですが(おかげでレースのカーテンはボロボロ)、その光景を後で撮ろうと思ってたら、次の週はなかなかやってくれませんでした。
やっぱり「今だ!」と思った時に、カメラを構えないといけないもんですね。

カーテン・クライミングは撮れませんでしたが、また猫クリップを作ってみました。
今回はBGM付き。突然ぶっつり切れますが、まだビデオ編集試作の段階なので、大目に見てやってくださいませ。



我が家に住みついて12年になる犬のシロは、実は小動物好き。
「きゃーっ、子猫ちゃん!シロにも見せて見せて見せて見せてーっ」とばかり興味津々なんですが、猫サイドはシロに対して警戒心もあらわに、「シャーッ!」と威嚇するのです。
まあ、彼らの10倍以上も体が大きい中型犬に畏れ戦く気持ちもわからんわけでもないですが、せっかく歓迎ムードでいるシロが可哀想なような。

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バンニャ〜イ!
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by marikzio | 2007-06-03 14:52 | n'importe quio! | Comments(2)


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