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Ed ero contentissimo (Save Tiziano Version)
久しぶりに、iTunes Storeに行ってみたら、Tiziano Ferroのミュージック・ビデオが2本追加されていました。
新たにアップされていたのは

Ed ero contentissimo
Ti Scatteró Una Foto

Tizianoのミュージック・ビデオがこれだけ揃っているのは日本のiTunes Storeだけ!
本国イタリアのStoreではTizianoのビデオそのものが配信されていないし、フランスはかなり揃ってるけど、最新アルバム"Nessuno E Solo"からのビデオは未だ配信されていません。どうして日本でマイナーな存在なハズのてぃちあ〜のビデオがこんなに充実してるのかは謎です。

"Ed ero contentissimo"は自分が特に気に入ってる作品。
Tizianoに捨てられたらしい女性。しかし、彼のことをどうしても忘れられず、ヒッチハイクをしたり、バスに乗ったりしながら、ついに彼の居場所を突き止めます。
そこはスタジオで、撮影中の彼の姿が。仕事場に乗り込んで行った女性は、人差し指を拳銃に見立てて、Tiziに狙いを定める。しかし、彼を撃つことはできず、脇にある機材に向かって発砲(!?)。機材が吹き飛ぶ。
その場に崩れて泣きじゃくる女性。そんな彼女にTiziが寄り添って、抱きしめるところでビデオは終わります。
そんなワケワカな内容にも関わらず、このビデオが大好きなのは、

てぃちあ〜の のステチなお顔がたくさん拝める から!
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も〜ぉ、何度見てもウットリ♡。
ほら、指から発砲なんてあり得ないし、女が最後にTizianoに抱きしめられる場面だって、実は彼女の妄想だったんだと思えば、許せなくね?
あと、"Ti Scatteró Una Foto"は映画に使われているそうで、主役の2人が顔を出してます。

早速、この2作品をダウンロード。
しかし、"Ed ero contentissimo"のラストがすり替わっているのに気づきました。

きゃーっ、

てぃちあ〜の がっ!!!

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自分が落としたのは、"Save Tiziano Version"と言って、上にリンクしたヴァージョンとは違う終わり方になっていたんですね。
そう言えば、オリジナルとは違う衝撃的ヴァージョンがあるという情報を聞いたことがあって、動画サイトにリンクされているのも見たことがあるのですが、Macでは見られないサイトだったので、自分は未見だったのでした。それが、よりによってiTunesで配信されていようとは...。
ま、ムダに女といちゃつくTiziも見たくないので、自分的にはこっちで満足です。(^◇^)
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by marikzio | 2007-05-29 22:57 | Italian Music | Comments(2)

NAKED COWBOYのMY SPACE
b0069502_22264696.gifみなさま、ニイハオ!
なんと、あのネイキッド・カウボーイもMY SPACEを開設してたんですねー。

NAKED COWBOYのMY SPACE

そして、彼のブログもリンクされてました。
NAKED COWBOYのBLOG

彼のページでは"Naked Cowboy medley"(何のこっちゃ)や動画など、いろいろ楽しめます。クリスマス・ヴァージョンもあったのにはビックリ。
しかしブログは英語(当然ですが)なうえに、改行がほとんどなくて、読みづらいです。少しは読者のことを考えて、工夫して欲しいもんですな。

で、早速フレンド・リクエストしてみました。まだ保留状態ですが、受け入れてもらえるか心配...。
と言うのは、以前、ソフィア・コッポラにフレンド・リクエストしたところ、拒否されてしまったからなのですよ。しくしく。(T_T)
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画像元 ネイキッド・カウボーイのwikipedia

あら、最近の私ったら、裸ネタが続いてしまってるわ...。
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by marikzio | 2007-05-27 22:41 | marikzio、NYへ行く Ⅱ | Comments(6)

グィド・クレパクスの『O嬢の物語』
エロチック文学の金字塔として、今もなお輝き続ける『O嬢の物語』。
今年は作者ポーリーヌ・レアージュことドミニク・オーリ女史の生誕100年目に当たるのだそうです。その極限とも言えるエロス的世界を、イタリアン・エロティック・コミックの巨匠であるグィド・クレパクス(1933〜2003)がコミック化させ、これまた氏の代表作となっているのがこれです。
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『O嬢の物語1』

『O嬢の物語2』

これは96年にトレヴィルから出版され、絶版となっていた日本語版の再編集版。
装丁も変わり、監訳者・巌谷國士の新原稿を加え、クレパクス追悼資料・図版を補遺として収録しているそうです。全2巻。

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いかにもヨーロッパらしい、濃度の高い画風ですね。コミックとしてだけでなく、美術作品としても評価できる質だと思います。でも、このフクロウさん怖すぎ〜!!!
さすがの私もこれには手が出ません。
すぐに入手困難になると思うので、ご興味ある方はお早めに。

エディシォン・トレヴィルによる内容プレビュー
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by marikzio | 2007-05-23 18:51 | Book | Comments(6)

Fred Goudon の世界
ここ2、3日、猫ブログになりかけているn'importe quio!ですが、久々にセクシーな話題をば。
yunaさん 情報によりますと、フランスのラグビー選手によるカレンダー"Dievx dv Stade"の2008年度版がamazon.comやamazon.jpでオーダー受付始まってるとのこと。それじゃ、本国のフランス・アマゾンはどうよ?と思ってチェックしてみたら、それらしきものが見当たらない。
それもそのはず、"Lockerroom Nudes〜Dievx dv Stade2008"というタイトルになっているため、ヒットしなかったのです。これで検索し直したら、ちゃんとフランス・アマゾンでも出て来ました。
それにしても、なぜに『ロッカールーム・ヌード』なんてあからさまなタイトルになったのでしょうか?最近、売れ行きが落ち気味なので、購買意欲を煽ろうというのでしょうか?これじゃ、私のような夢見る乙女ちゃん達なんかは、ますます照れくさくてレジに持って行けなくなるじゃないですか。(笑)

ところで、肝心の表紙がまだ発表になっていません。現在撮影中、もしくはこれから撮影に入るのでしょうか?詳細情報が欲しくて、ググってみたのですが、コレと言ったものは出て来ませんでした。
しかし、こんなステチなサイトを発見!!!

FRED GOUDON の公式サイト

フレッド・ゴードンとはフランスのフォトグラファー。"Dievx dv Stade2006"を手がけていることでも有名です。
このサイトでは彼が発表した写真集や"Dievx dv Stade2006"の中の作品を閲覧できるのですが、こ〜んなウットリしてしまうようなart workがたくさん。
これは自分一人で見るのは勿体ないっ!と思ったので、紹介させていただくことにしました。

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b0069502_18502397.jpg1965年、カンヌ生まれ。
ジャーナリストとして活躍するも、ラジオのDJに転身し、最終的に雑誌の写真を撮るようになります。被写体になるのはほとんどが、麗しき男性たち。そのスタイリッシュで芸術的なセンスは、まさにDievx dv Stadeのコンセプトそのものですね。

カレンダー"LES DIEVX DV STADE 2006""Sunday Morning"の他に、写真集2冊をリリース。

"Bedtime Stories" éditions Bruno Gmunder (2000)
"AQUA" éditions Bruno Gmunder (2005)


ちなみに2008年度カレンダーの写真家はSTEVEN KLEIN。
オフィシャルサイトも見てみたけれど、官能的なゴードンとはずいぶん趣の違う作風のようで、どんなカレンダーになるのか想像も付きません。これまでになく前衛的だったりして...。とにかく楽しみではある。

STEVEN KLEIN STUDIO
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by marikzio | 2007-05-22 18:44 | n'importe quio! | Comments(2)

室内ペットのトイレ事情
ふぁ〜あ、よく寝た。そろそろ起きるとするかニャア?
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ペットが目覚めた時、真っ先に行うことは何でしょう?
そう、トイレですよね。室内犬以外のワンちゃんは朝晩のお散歩の時に用事を済ませる場合が多いですが、猫とか室内犬は、屋内にトイレコーナーを設けないといけません。
猫トイレ用の砂は店頭で何度も見かけたことがありますが、自分家で必要になる日が来るとは思いませんでした。おしっこをすると水分を吸った砂が固まって、燃えるゴミとして処理できるなんて、便利ですね。猫はおしっこをした後、足で砂を掻き回す習性があることも、私は初めて知りました。犬もう○ちした後、後ろ足で砂を掻くという作業を本能的に行います。砂がブツに全然かかっていなかったりしますが。

猫ちゃん達がやって来た日、早速、伯母と一緒にホームセンターに買い出しに行った母。トイレ砂と、砂を入れる容器(つまりお便器ね)を購入。「子猫のうちは、砂をかいても便器からこぼれることはないが、体が大きくなると、掻く力もダイナミックになるので、蓋付きじゃないと、砂が周りに飛び散る」という伯母のアドバイスを参考に、母は蓋付きトイレを購入。おトイレが野ざらしのままだと、匂いも気になるし、砂と一緒にう○ちも飛び出したりしたら困るしね。
この猫ちゃん達は、うちに来る前に母親からトイレ作法を仕込まれて来たようで、ちゃんと使えてました。とりあえず安心。おトイレはベランダに設置しました。
...と、思っていたのに、なんとエレーヌが、居間の片隅でやってくれました、peeを!
なんで、なんで、なんで〜っ!ちゃんとトイレを使えるはずじゃなかったの?
どうやら、おトイレが1個しかなかったため、相方が利用してると、遠慮して別なところでやってしまうらしい。部屋の片隅は狭くて、暗くて、いい雰囲気と思ったみたいです。念のためにビニールと新聞紙を敷いたことも、助長させたのか、タラちゃんまでが、真似してpeeを...。
便器と一緒に爪研ぎボードも準備したのですが、その爪研ぎも本来の用途ではない使われ方をされていました。

b0069502_1946759.jpg「う〜ん。これはトイレ1個じゃ足りないということなのかなぁ?」
1匹にトイレ1個ずつなんて贅沢な、と思いつつも、これ以上部屋にpeeされてはたまらない。
と、いうわけで、もう一つ買い足すことにしました。
ご覧のとおり、2個のトイレが並ぶことになった我が家のベランダ。ピンク色の板が爪研ぎです。
トイレ砂は一ヶ月に一袋が一般的だそうですが、2匹なら使う量も2倍、ということで砂も更に買い置き。買い物から帰って、早速おトイレ設置してあげたのですが、その作業中に、またしてもやられてしまいました!
「うえ〜ん、これってトイレの個数の問題じゃなかったのかも!?」途方に暮れる私。う○こはう○こでちゃんとトイレでするのに、お小水は別だと勘違いしているふしもある。
これは根気強く躾けて行くしかないのかニャア?

猫がう○こしようとする瞬間って、お尻としっぽが小刻みに震えているので、見ていて面白いです。あと、タラちゃんは、コトが済んだあと、しつこいぐらい砂を掻き回します。「もう、ええっちゅうねん!」と突っ込みたくなるぐらい延々と、それは神経質にザッザッ、とやり続けるので、笑ってしまいます。
しかし、彼らはトイレを使う回数が多過ぎるような気がします。1袋1ヶ月なんて、とんでもないです。1週間で1袋使いそうな勢い。どうやら、うちに来てから便通が良くなったらしく、これはこれで困りものです。
まあ、トイレ砂なんて、高額なものじゃないし、彼らが元気に成長してくれればそれでいいのです。

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早く、トイレ覚えてよねぇ〜

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by marikzio | 2007-05-21 20:01 | n'importe quio! | Comments(0)

子猫たちの果てしなき闘い
猫を飼うのは初めてで、ちょっとカルチャー・ショックだったこと。
子犬達はじゃれあうことで、社会性を学んで行くという話を聞いたことがあるのですが、それは猫の世界にも言えること。しかし、これほど壮絶なものだったとは...。
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背後から忍び寄ってバックドロップしたり、顔面キックを喰らわせたり。相手がか弱き女の子だろうと、情け容赦なしなのです。


こんな風に噛み合うことで痛さを知り、手心を加えることを覚えて行くそうなのですが、こんな彼らでもちゃんと学習してるのでしょうか?体の小さい猫ちゃん達にとっては、狭い我が家もフィールドアスレチック。椅子や段ボール箱を飛び越えたり、テレビの陰に隠れてたり。その狭いテレビの裏でも繰り広げられるバトル。人間という砦によじ上って、地上の敵めがけてダイブ!
ひとしきり大暴れした後は、こんな風に折り重なって眠ってしまいます。
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目が覚めたら、また大騒ぎして、お腹が空いて食事。
食事の後は眠くなって、それから起きて、また運動会。延々とこの繰り返し。でも、子供の頃って、狭い居間で追いかけっこするのが妙に楽しくなかったですか?ソファーの背もたれを飛び越えたり、学習机の上からジャンプしたり。まわりの大人はたまったもんでなかったでしょうな。
彼らを見てると、騒々しいけど平和な気持ちになれます。
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by marikzio | 2007-05-20 20:23 | n'importe quio! | Comments(2)

Je Vous Presente "Tara" et" Helene"
おじさん、おばさん夫婦が猫を拾って飼うことになった、と聞いたのは昨年の暮れ。
おじさんがよく行く温泉で何度か見かけるノラ猫ちゃんがいて、その可哀想な猫は、何日も食べてないのか、会う度に衰弱しているようで、まさに瀕死の状態。それを不憫に思ったおじさんは、彼女を車に乗せ、家で飼う事にしました。
しかしほどなくして、そのノラちゃんが、身重であったことが判明!そして、春。"ニャン"と名付けられた彼女は3匹の子供を無事に出産。
3匹のうちの1匹は三毛猫風で里親がすぐに見つかりましたが、残るは2匹はなかなか引き取り手が見つからず、伯母は数回に渡って我が家にラブ・コール。家にはすでにオス犬がいるというのに。その猛アタックに次第に心を動かされて行った母。拝み倒されるようにして、猫を引き取ることになりました。残った猫は全身が白っぽい雄猫と、典型的なトラ猫デザインのメス猫。
我が家はシロっぽいのが好みなので、それにしようかな〜と思ったところ、そのシロ猫は、生まれてから何日も目が開かず、動作も鈍いので、障害があるかも知れない、とのこと。トラ猫は健康そうなので、そっちをもらおうと私は思ってたのですが、何を思ったか、母は2匹とも引き取ってしまいました!
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タラちゃんで〜す!

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エレーヌで〜す!


心配されていたタラちゃんは、実際会ってみると青い目のクールな男の子でした。食欲旺盛だし、エレーヌと一緒に駈けずり回って元気過ぎるくらいです。しかし、なんで『サザエさん』の子供みたいな名前なんだ?母曰く、手の縞模様が、魚のタラを連想させるんだとか。
メス猫の方は「ミーちゃん」と母に呼ばれてて、私も「ミャーコ」にしようかとも思いましたが、猫に"みーちゃん"とかいうのは、ありきたりな感じなので、思いきって"HELENE"(えれーぬ)という、エレガントなネーミングにしてみました。ほら、猫ってミステリアスで憂いを秘めたところがあるし...。
そう言えば、ポストペットが流行った時に自分のポスペは猫で"グリグリ"という名前でした。
あと、ボディ・ショップに『ANANYA(アナーニャ)』というシリーズがあって、もし、自分が猫を飼う事になったら、その猫ちゃんには"アナーニャ"と名付けようかな?と本気で考えたりもしました。

私は普段はアパート暮らしで実家から離れているので、すぐに猫達に会う事ができず、金曜の夜、ようやく会うことができました。
彼らを見た時の第一発声は「ちぃせーっ!」
部屋の戸を開けると、足下に極小サイズ(私の手のひらよりやや大きい)の猫が二匹並んで立ってました。
白っぽいタラちゃんは見知らぬ闖入者に警戒心を見せて、「シャーッ」と音を立てて後ずさり。好奇心の強そうなエレーヌは「この人誰?」とばかりに、膝の上に乗って来ました。
それが、この時の動画です。
ちなみに彼女がじゃれているのは、デジカメからぶら下がっているストラップ。



うちに来て、もうすぐ1週間近くになる彼ら。食べては寝、起きては部屋中を駆け回る平和そのものの毎日なんですが、この家には、大ボスの存在がありましたよね。
同じ屋根の下で暮らす以上、彼のことを無視するわけには行きません。さて、子猫ちゃん達の運命はいかに...!?
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by marikzio | 2007-05-20 19:32 | n'importe quio! | Comments(0)

@実家にて
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今日は、携帯メールで投稿します。現在、実家にて。
ミクシィ日記でも書いてますが、母が子猫ちゃん達を引き取ることになりました。家に来たのは火曜日だったんですが、私は週末以外はアパート暮しなので、今日ようやく彼らに会うことが出来ました。

この写真は感動のご対面シーンのヒトコマ。
白い方がふてぶてしく写ってるけど、白黒ちゃんの方が気が強いです。
デジカメで彼らのショットや動画を激写しましたが、今日は写メールにて失礼します。
次回のblog更新をお楽しみに。
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by marikzio | 2007-05-18 23:15 | Comments(4)

-ma mere- by Christohe Honore
世界で最も崇拝する僕のママン。しかし、彼女はその仮面の下に恐るべき本性を隠していた。
「私はメス犬、見下げた女。私を愛しているなら、このふしだらさも愛して。」
原作はフランスの異端文学者、ジョルジュ・バタイユの遺稿「わが母」(-3部作-「聖なる神」収録)。母親に啓発されながら、青年ピエールがインモラルな性愛に目覚めて行くという美しくも残酷な衝撃作。

『ママン』 
監督 クリストフ・オノーレ
出演 イザベル・ユペール、ルイ・ガレル、エマ・ドゥ・コーヌ

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ピエール(ルイ・ガレル)は17歳。父親とともに母エレーヌ(イザベル・ユペール)の住むカナリア諸島に到着するところから物語は始まります。
エキセントリックでどこか好きになれない父親と違い、ママンはピエールにとって、この世で一番敬愛する女性。ママンの家には優しい家政婦のマルトもいて、再会の喜びをわかちあうのでした。
b0069502_1792415.jpgところが、父は早々に帰国して愛人のもとへ。
父親のことをあまり良く思っていないピエール。
「これでママンを独り占めできるから」とマザコン発言。
しかし、その後ショッキングなニュースが。父が交通事故に遭い、返らぬ人となってしまったのです。


酔っ払いの青年達が馬鹿騒ぎする酒場。
父を亡くしたばかりの息子に向かって、母はこう宣告するのです。「私はふしだらで不道徳な女なの。パパだって、私の正体を知っていたわ。どうしてあなたをお婆ちゃんに預けていたと思う?私が毎晩どこに出かけて行ったか知ってる?私を本当に愛してるなら、そのふしだらさも愛することね。」
あまりのことに混乱し、自分を見失ってしまうピエール。失意のあまり、しばらく部屋から出られなくなってしまいます。
ようやくひきこもりの状態から抜け出しつつあった時に、ママンから父の部屋の鍵を渡されます。放置されたままの食べかけのピザ、閉めきった空気が淀んだ父親の部屋。キャビネットを開けて見ると、そこには果てのない欲望の世界が。ポルノ雑誌から切り抜いたようなボンテージ姿の女性とか裸の写真がざくざく出て来て、故人の好色ぶり、貪欲さを赤裸々に物語っていました。そこで、ピエールは父の聖域を冒涜するかのように、突拍子もない行動をとってしまうんですね。何をしたかって、とても私の口からは言えません。まさにpee!(ぴー)っていう電子音が入っちゃいそうです。(←実はコレ、ヒントなんですけど)
peeったところで、何かがふっ切れたピエール。な・な・な・な・なんと生まれたまんまの姿でビーチへ出かけて行きました。ぎゃーっ!いくら何でも吹っ切れ過ぎやしないかい?
で、ビーチには自分と似たようなヌーディストの男3人組が日光浴していて、その近くで寝そべるピエール。そこで彼の背後に近づくママンが。
「パパの部屋を見た?欲望の深さを知ったでしょう。これが理解できるようになれば、あなたは私やパパのことを許せるようになるわ。」
「じゃあそれを教えてよ、ママァン。」
「ダメよ、母親べったりは。そうよ、レアがいいわ。ほら、うちに時々来る黒髪の子。あの子は年も近いし、ちょっといかれてるし、ぴったりだわ。」

b0069502_179386.jpgレア(ジョアンナ・プレイス)はママンと同じくらいふしだらでクレイジー。気の合う遊び仲間というだけでなく、二人は同性愛的な関係にありました。そんな相手を息子の教育役に任命するママン。
「真面目でいることも人生だけど、自分はもっと、生きる意味を体で感じたい。例えそれが堕落した、不道徳な生き方でも、退屈な人生を拒み続けたい。」
これがママンの信条。誰が彼女に異論を唱えられようか?

カナリア諸島の繁華街はまさに性の観光地。ハードゲイ風の若者やおじさん、女たちで溢れかえり、猥雑な空気が流れている。
この街の熱気に煽られるようにピエールは通りの真ん中でレアと愛の行為に及んでしまいます。ママンが見守る前で。
自分が一線を超えてしまったことで、すっかり舞い上がってしまったピエール。その勢いで、家政婦のマルトと家政夫のロベールをクビにすることを思いつき、早々に追い出してしまいます。(←ここはヒドイなぁ、と思った)
しかし、ママンは見抜いていました。ピエールがキリスト教的教義を未だ捨てきれないでいることを。ペーパー・バックの表紙を破いて、十字架型を作り、神に祈りを捧げていたピエール。心に迷いがあると、教会にも足を運んでしまう。彼の中に根強く居座る神の存在に、「まだ早すぎた」と彼女は感じている。そして「自分は少しやり過ぎた」とも。
「私たち、一緒にいてはいけないわ。」
ママンはそう言い残して、ピエールのもとを去って行くのです。愛人レアを連れて。
そして、ピエールの新たな教育係として、アンシー(エマ・ドゥ・コーヌ)が現れるのです。

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イザベル・ユペールの存在は何と言ったらいいのでしょう?
一見、思考回路が著しく外れた支離滅裂女のようなエレーヌ。しかし、彼女が演じることで、この映画全体に不思議な生命が宿るというか、荒唐無稽なストーリーがどこか狂おしく、悲痛な愛の物語に昇華してしまうのです。ユペール自身「蝋燭の炎のように揺らいでいる」と形容したエレーヌのキャラクターにも惹かれます。もちろん、ユペールの知的でエレガントな容姿という効果もありますが、スクリーンの中の彼女、ほとんどすっぴんなのです。口紅ぐらいはしてますが、シミもソバカスも当たり前のようにさらけ出してます。以前、『ピアニスト』という作品で、オールド・ミスの主人公に扮していた時も前半は眼鏡にすっぴん顔でしたが、恋人が出来てから、化粧をして女っぽくなって行きました。今回の役はフェロモン全開の悪女ですよ。それでも充分、蠱惑的できれい。彼女、50歳前後で、17歳のピエールの母親としては、ちょっとトウが立っていますが、ママン役にユペール以外考えられません。
ピエール役のルイ・ガレルは超美形。父親は映画監督のフィリップ・ガレルという映画界のサラブレッドであり、ベルトリッチ監督の「ドリーマーズ」で主役を務めるなど注目株の実力派。しかし、この作品の撮影は相当きつかったと思います。見ていて気の毒に思ったぐらい。バタイユって、フランスの中でも特異な作家らしくて、その想像を絶する過激さゆえに、映像化は無理とされてきました。このバタイユ作品を題材に映画を作ること自体が非常に野心的なことであり、演じる側の覚悟も相当なものであったはず。
ガレル君も素敵だけど、後半の彼女役、エマ・ドゥ・コーヌも気になりました。奔放なレアとは対照的なピュアな少女で、ピエールに対し複雑な思いを抱くようにもなったりする。私はピエールの母宛ての手紙に自分がどんな風に書かれているのかを知って、「"倒錯的な関係"なんてありえないのよ」と訴える場面が好きです。その後、幼馴染みの男の子をピエールと二人で鞭打ったりもするのですが。
彼女は売れっ子のようで、すでにいろんな作品に出演しているみたいです。他の出演作も見てみたいです。

ママンは再び息子の前に現れ、彼の前で自ら命を絶ちます。どうして彼女が死を選んだのかは不可解だけど、いろいろな解釈の余地があると思います。だけど、なんで、ママンの遺体が収められた棺桶って、博物館のショーケースみたいなガラス張りなんですかね?
そのうえ、遺体を前にしたピエール君のとった行動といったら...。何もあんな場面で、そんなコトせんでも。ママンが死ぬ時もやってましたけどね。
原作の舞台は20世紀初頭のパリの売春宿。映画化にあたり、時代を現代に移し、スペイン領のカナリア諸島を舞台にしています。
それにしても、原作者のジョルジュ・バタイユって壮絶な生い立ちを持つ作家ですね。神父の子として生まれ、自らも敬虔なクリスチャンでしたが、その父が病気で発狂し、バタイユ自身は後に無神論者に転身しています。母親は父の病気のことで祖母に責められ、その結果、鬱病を患っています。小説の中のママンが反逆精神旺盛なのは、可哀想な生き方をした母親に対する思いが込められているのかも知れません。
過去記事にバタイユ作品のレビューがあります。

「眼球譚」  G・バタイユ  生田耕作 訳 

そして、実はこの「聖なる神」が気になって、アマゾンから取り寄せてしまいました。
「3週間〜5週間以内に発送」とあるのに、オーダーしてから3日後に到着してしまいました。本ばっかり増えて、なかなか消化できていない私。いつ読み終えるかわかりませんけど...。

聖なる神―三部作
ジョルジュ バタイユ / / 二見書房
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オフィシャルサイト(仏語)
ma mere

日本語サイト
ジョルジュ・バタイユ 「ママン」
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by marikzio | 2007-05-13 18:03 | Movie | Comments(5)

関口知宏の中国鉄道大紀行
最近、ゆっくり記事を書く時間が持てなくて週1ブログになりかけてるn'importe quoi!です。もうしばらくしたら、仕事の方も余裕が出てくるので、更新ペースを上げて行きたいと思います。
さて、今日はとっても濃ゆ〜い映画のレビューを書こうと思ってたのですが、また風邪を引いてしまい、頭痛・鼻水でどよ〜んな状態なので、さくっと行きたいと思います。

最近、BSハイビジョンでこんな番組がオンエアされてます。
『関口知宏の中国鉄道大紀行』 〜最長片道ルート36,000kmをゆく〜
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俳優の関口知宏さんが、鉄道に乗って中国大陸を旅する軌跡を現地で中継しながら辿って行くというリアルタイムな旅番組。
何と言っても中国は巨大大陸。移動時間が半端じゃない!寝台列車で移動時間48時間なんてザラ。いつも超満員状態の中国鉄道。座席に座れず、床でしゃがんでいる人々をまたぎながら、関口さんとカメラは進んで行きます。もちろん寝台で旅する旅客もいるけれど、普通の座席の下に潜り込んで横になっている人がいっぱいいるのにも驚きました。
こういう光景って、かつての日本にも珍しくなかったかも知れませんね。

この大紀行の出発点はチベット地方にあるラサ。標高が富士山より高くて、下車すると高山病になる人もいるとか。関口さんやスタッフはまさに体力勝負の旅なんですね。軟弱ものの私にはとうてい無理です...。
この航空写真の中で関口さんの顔写真があるところが、現在地の石門県です。
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関口さんは、これまでにもイギリス紀行などの旅番組に出演していて、英語が堪能。しかし、中国語に関しては全く初心者ということで、旅を続けながら中国語を覚えて行きたいと言っていたのですが、すでに簡単な会話はできるようで、列車の中で現地の人々にも「上手だね」なんて言われてました。最新式の(?)電子辞書(手書きパネルで入力できるやつ)を持参して、発音までチェック。こんなことを現地人の前で恥ずかしがらず、ふつーにやっちやうところがお茶目というか。
途中下車した場所では老若男女の様々な人々に話しかけては、その家にお邪魔しちゃったり。いつぞやは、ある家族のお墓参りにまでついて行ったりしてました。中国のお墓参りというのは、鶏を持っていって、その場で鶏の頭を先祖代々が眠る墓石にくっつけたりするんですね。鶏というのは、子孫繁栄とかを意味したり、縁起物にあたるらしいです。通訳の女性に「ちょっと図々しかったかも」なんて言われてましたが、彼には憎めないところがありますね。

関口さんの飾り気のないキャラに私は惚れ込んでしまいました。
「うわ、こりゃ派手だな〜」とか「あ〜、味噌汁飲みてぇ〜」などど思ったことをそのまま口にしてしまう、しかしその口調に嫌みなところがなくて親しみが持てます。視聴者の方だったか「仕事で旅行ができてうらやましいですね。」と言ったのに対し、「じゃあ、乗ってみなさいよ〜(列車のこと)。ほんときついんですから!」とそのまんま喋っちゃうところも芸能人っぽくなくていいですね。
番組がスタートした日、通訳の女性が挨拶したのですが、一言二言で終わってしまったことに、びっくりして「ええ〜、もう終わり!?打ち合わせではあれもこれも話すことになってたじゃん!」と口走ってしまうところも面白い人だな、とは思ってたのですが。
あと、どこだか忘れちゃいましたが、あるおばあさんが古い建物に向かって祈りを捧げる場面があって、そのお祈りの仕方というのが、立ち上がったかと思えば、地面に這い蹲ったり、これを何度も繰り返して、数時間も続けていくのですが、これを関口さんが一緒にやるハメになるんですね。お気の毒ながら笑ってしまいました。
今日は路上でおばさん二人が民族的舞踏を披露していて、「これを踊れば疲れが取れるそうです。だから私たちも踊りましょう」と通訳の女性に言われて、見よう見真似で奇妙なダンシングしてました。

この旅の最終地は西安。
番組終了は6月10日ということで、それまで彼を見守って行きたいと思います。

関口知宏の中国鉄道大紀行
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by marikzio | 2007-05-13 17:18 | Television | Comments(0)


marikzio=mahのブログにようこそ。私の好きな音楽や映画を紹介しています。
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