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Mylène Farmer de A à Z (2002年版)
かなり前に買った文庫本で、変色しかかっているのですが、これを読めば、ミレーヌ・ファン初級レベルから中級レベルに昇格できちゃう虎の巻です。
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Mylène Farmer de A à Z (フランス語)

ミレーヌ年表やディスコグラフィーの詳細、数々のエピソードやミレーヌが影響を受けた人物(画家や作家、映画人など)など興味深い内容が満載。単元の一つ一つが短く、シンプルな文体で仏語初心者向きだとは思いますが、わからない単語を辞書で引くのが億劫になって、いつの間にか忘れさられた状態になっていました。
このMylène Farmer de A à Zはシリーズ化されて、ほぼ毎年刊行されていますが、その第1段が放置プレイ状態なので、買ってはいません。

最近、この本の存在を思い出して、再び手にして見ました。ところどころ拾い読みですが、どの箇所も短いので、気軽に楽しむことができます。内容的にはファンの間でもお馴染のお話が多かったりしますが。
父親の仕事(土木局の技師)の関係でカナダ、ケベックにある小さな町ピエール・フォンで生を受けたミレーヌ。本名マリー・エレーヌ・ゴーティエと記されていますが、これは本人の口から間違いである、とされています。本名はミレーヌ・ゴーティエ。
家族は両親のほかに4人の兄弟と姉が一人と大家族。しかし、兄(弟?)のJean-Loupが1999年に交通事故で他界してます。またデビュー間もない頃、父親を失ってるんですね。
仕事上のパートナーであるロラン・ブトナやかつての仕事仲間、ジェローム・ダアンとか、リュック・ベッソンの名前も登場してます。

b0069502_21591438.jpgこの本でも紹介されている、Sophie Tellierはミレーヌ・ファルメールのキャリア初期において重要な人物。女優、コメディエンヌ、ダンサー、そして振付師。
ビデオ・クリップ、"Libertine"や"Pourvu qu'elles soient douces"ではミレーヌの敵役として出演、女同士の壮絶な死闘を繰り広げてます。白雪姫をモチーフにした"Tristana"では女王様(魔女)役でこんな姿に。

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ミレーヌの初ツアー"EN CONCERT"(1989)ではダンサーの連絡調整係?として参加。
当時の衣装、ちょっと微妙な気がします...。
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映画『GIORGINO』出演を断念したのと同時ににブトナ&ミレーヌと決別します。彼らと折り合いが悪くなったというか、この映画の出来映えにもひどくがっかりさせられたみたいです。
その後、いろんな映画に出演し、なんと、あの 『アメリ』 にも出てたんですね!
私も見ましたが、ソフィーの登場場面は全然記憶にありません。それほど重要な役でもなかったようで、画像や動画も見つけられませんでした。
誰か、記憶に残ってる方はいらっしゃいませんか?
"ジョセットおばさん"という役柄のようです。

画像元 Sophie Tellier
IMDB Sophie Tellier
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by marikzio | 2007-02-27 20:33 | Mylene Farmer | Comments(2)

複雑...、○○ブログ。
最近、ここのブログに"お尻"というワードで来る方が結構いらっしゃいます。
先月の検索ワードランキングでは『お尻』が2位でした。
しかし、今月は

1位 『お尻』
6位 『尻』
8位 『美しいお尻』


と、お尻関連のワードが3つもベストテン入りしてました...。
うぇ〜ん、そんなブログぢゃないのに。(涙)

と言いつつも、結局こんな画像を載せちゃうサービス精神旺盛なわたくし。
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画像元 MYLENE.NET
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by marikzio | 2007-02-22 21:59 | n'importe quio! | Comments(2)

犬好きにはたまらない『清流ワンダフル紀行』
ここ最近、一番ハマってる番組かも知れません。
NHK BS ハイビジョン、BS2の「にっぽん清流ワンダフル紀行」。
毎週違う俳優やタレントがカヌーに乗って、日本のあらゆる渓流を旅するアウトドア番組。そして毎回、出演者をサポートするのが、カヌー犬と言われるワンちゃんなのです。
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旅先案内犬はゴールデン・レトリーバーのロッピー(7才♂)、小太郎(3才♂)、ココ(3才)。
「カヌーに犬なんて必要あるの?」とは思いましたが、コレは犬好きにとっては見逃せません。もう、彼らの愛くるしさといったら!

特に水遊び大好きなロッピー。出発する前から、川に飛び込んでバシャバシャ。急な川でも恐れず、船頭で仁王立ちする勇姿が頼もしい。だけど、すぐ水に飛び込みたがるのが玉にキズ。何度もボートから降りては出演者やスタッフたちを慌てさせます。ほんとに泳ぐのが好きなんですね。犬なのに平気で潜ってるし。
川の底を覗き込み、お気に入りの石をくわえて戻ってくるとこなんて、見ていて顔がゆるんじゃいます。
ゴールに到達した時に、ある俳優がロッピーに発した言葉。
「お前、もうちょっと水に入るの我慢してくれたらなぁ」
カヌー犬になるようなイヌって、みんなそうなのかと思ったら、ロッピーは特別だったようです。小太郎もココもやたらと川に飛び込んだりしないし、飽きてくれば出演者の膝でうたた寝なんかしているのです。
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番組収録は一日か2日かけて川を下ったものを20分程度に編集しているのですが、途中でボートを降りて、近くに住んでいる人を訪ねたりします。時には船が転覆して、出演者や犬が川に放り出されるハプニングも。
先週、俳優の照英さんが出演し、途中お腹が空いたということで、案内人の方が持って来たおにぎりをボートの上で食べようとしたのですが、同乗していたココが「ワタシにもちょーだい!」と激しく迫って、半分くらい取られてしまいました。
撮影中はお天気で気持ち良さそうな時もあれば、雨や風で見るからに寒そうな時もあります。
大自然の中で、人間や犬がまったりと時間を過ごし、トークが自然体なのがいいですね。あまり行動派ではない自分だけど、こんなワンちゃんと一緒なら、旅してみたいワン。

b0069502_2183450.jpg「ニッポン清流ワンダフル紀行」
BS hi 毎週土曜日  19:20〜19:45
BS 2 毎週土曜日  0:00〜00:25 (再放送)

画像元 水遊びでPure Smile
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by marikzio | 2007-02-21 21:19 | Television | Comments(2)

進化する電子辞書
昨年、フランス語モデルの電子辞書を買ってしまった私。
「コレで仏語のおべんきょバリバリやってます」というわけではないけれど、電子辞書って、やっぱり便利!英語関係はもちろん、なかなか手が出ない広辞苑や漢和辞典も搭載されてるので、何かとお役立ち。いつもバックに入れてます。
個人的には国語系が一番使用頻度高いかも...。やっぱいい年こいたオトナが漢字とか国語表現を知らなきゃ恥ずかしいですもんね。

自分はフランス語のコンテンツが特に充実している、ということでカシオ・エクスワードXD-ST72OOを購入したのですが、もうすぐ新しいモデルが発売になるようです。
あ、もちろん買いませんよ。

XD SW-7200

2006年バージョンとどこが違うかと言うと...
・書いて調べる手書きパネルがついた。
・広辞苑から大辞泉になった。
・ジーニアス英和辞典がジーニアス英和大辞典になった。
・オックスフォード英英辞典からケンブリッジ英英辞典になった。
・日本語からジーニアス英和辞典を引くことができる。
・英会話学習ソフトが搭載された。


というところでしょうか?
ちなみに仏語関係は変化なし。(クラウン仏和辞典、コンサイス和仏辞典、オックスフォード仏英・英仏辞典)

手書きパネルってパソコンにもあるけど、いまいち認識してくれない気が...。
広辞苑から大辞泉になったメリットって何なんでしょう?
高校生ユースのジーニアス英和辞典から、ジーニアス英和大辞典にランクアップしたのは素晴らしいですが、特筆すべきはその英和大辞典をそのまま和英辞典として使えることでしょう。
でも、実際問題として、そこまで強力な和英辞典が必要なのかどうか。アカデミックな人や専門職の人には頼もしいかも知れませんが、一般の人にはジーニアス和英で充分ではないでしょうか。
クラウン仏和辞典とコンサイス和仏辞典は初級〜中級者レベルなんですが、それをカバーしてくれそうなのがオックスフォード・フランス語辞典。収録数が約360,000語と圧倒的。英語に強くなくても、電子辞書には辞書から辞書へと飛び移るジャンプ機能があるのです。
つまり...

クラウンに収録されてない仏単語にぶつかった。

オックス・フォード仏英辞典を引く。

だけど、わからない英単語がある。

ジャンプ機能で、英和辞典にワープ!


電子辞書にはジャンプ機能の他に、複数検索機能もあるので、よりスピーディに調べることができます。仏英辞典にも載ってない単語にぶつかる時もあるんだけどね。

外国語に強いエクスワードの対抗馬として挙げられるのがセイコーのSIIですね。

SII電子辞書

SIIは英語系に強いようですが、外国語は本体にコンテンツカード(SD)を入れて使うようです。でも、本体がカードにアクセスする必要があるため、立ち上がりが遅いみたいです。
フランス語のコンテンツとしては、プチ・ロワイヤル仏和辞典、プチ・ロワイヤル和仏辞典と、カシオと同じ初心〜中級レベル。それに、ハーパーコリンズ  Easy Learning French Dictionaryが入っています。しかし、語彙数がトータルで36,000語。オックスフォードに較べてあまりにも分が悪いです。

でも、SIIは英語小説やニュースなどをダウンロードして、好きな時に読むことができるネットワーク辞書のサービスが始まったみたいです。電子辞書内で、『ダ・ヴィンチ・コード』の原著や英文ニュースをわからない単語はその場で引きながら読むことができるんですね。
すごい画期的。でも、自分は途中で飽きてしまうだろうな。

なんと、地上デジタル放送を見られる電子辞書が登場。

シャープ Papyrus

携帯でもテレビが見られるようになった時代、こんなのが出て来ても不思議じゃないんですが、なんか本末転倒という気も...。そのうちインターネットも出来ちゃったりして。
なんか、どんどん時代の流れが早くなって行くようで、空恐ろしいです。
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by marikzio | 2007-02-19 20:11 | n'importe quio! | Comments(7)

RoBERT "PRINCESS OF NOWHERE"
ロベールの英語ヴァージョンによるベスト盤的アルバム。
過去の楽曲に"Princess de Rien"がありますが、本作に"無のプリンセス"は収録されていません。
"Sine"、"Princess de rien"、"Celle qui tue"、"Six pieds souu teree"から数曲、そして未発表曲"COLD EARTH"が収録された全16トラック。
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ライフル銃を抱えているロベール。これって、3枚目のアルバム Celle qui tue の時と同じモチーフですね。
ブックレットの表紙は夫で作曲担当のマチュー・サラダンとの2ショット。花嫁姿のロベールの隣で花婿マチューはライフル銃を手にしていて、これまた異様な雰囲気。このヴィジュアルのコンセプトって、一体何なのでしょうか?
あ、そう言えば、このアルバムがリリースされた当時って、フランスのベストセラー作家、アメリー・ノートンが小説、『Robert de noms propres』を発表した時期でした。作中のヒロインのモデルはロベール。物語の最後で、なぜか作者のアメリー・ノートンが登場して、ロベールはノートンを銃殺して終るんじゃなかったっけ?ライフル銃は小説の内容を反映したものだったたのかも知れません。
タイトルの"cell qui tue"も「殺す女」ですし。


話がそれてしまいました。閑話休題。
ロベールの英語はとてもクリアでしたが、丁寧過ぎる発音がいかにも非英語圏の人、という感じがします。この人、幼少の頃はカリフォルニアに住んでいたようなので、英語には苦労していないのかも知れません。夫君のマチューもアメリカに音楽留学していたそうです。
曲によっては大胆にアレンジされたものもあります。特に"Mike"は最初、未発表曲だと思って聴いてましたが、"Princesse de rien"に収録されていた"Louis"だと言うことに、かなり後になって気づきました。オリジナルの"ルイ"が英語版では"マイク"になっていたのですね。どちらも男の子の名前。"ルイ"はフランス人の名前なので、"マイク"と英語圏風に改名されてあったので、わかりにくかったのですが、凝ったアレンジで、ほとんど別の曲同然に生まれ変わっていました。
まさに顴骨脱退!本作中の中で一番好きかも。

もちろん曲によっては英語はミスマッチだなぁ、と思うものもあります。
"Personne"がいきなり、「NO ONE,NO ONE〜♪」と歌われていたのには苦笑してしまいました。確かに、その通りなんですけど、一気に情緒がなくなっちゃうと言うか。
あと"A wolf stpry"って、どんな曲だ?と思ったら"Histoire de Loup"だったのね...。そのまんまなんだけど、だいぶイメージが狂っちゃいます。この曲は俳優のSacha Bourdoとのデュエット曲なんですが、ロベールは英語で歌っていたけれども、彼のパートは仏語のままでした。それも、なんだかなぁ。
逆に英語でもイケテル!と思ったのが"The Skirts"。街ですれ違うだけの男女が視線を交わし合うだけでエロチックな気分になる、という内容の歌で、その媒体になっているのがスカートなんですね。ファンの間でも特に人気の高い楽曲なので、是非とも英米圏の人たちにもこの曲で"萌え"てもらいたいですわ。
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"Fatal"は"Nickel"の英語版。しかし、もともと"Nickel"も"Tout Ce Que L'on Dit De Toi"のリミックス・ヴァージョン。私はオリジナルが好きなので、こっちで歌って欲しかったな。
しかし最後に、
Arsenic,trioxide,dynamite,explosive,hemlock,cyanide

と嬉々として歌ってるのですが、辞書で引くと

ヒ素、トリオキシド、ダイナマイト、爆発する、ドクニンジン、青酸カリ

ひぇ〜、タスケテ〜!!

タイトルの"Fatal"って「致命的な」という意味。
ちなみに歌詞全体の意味は私の貧弱な英語力では意味不明でした。
他の歌詞にも目を通してみたけど、抽象的で理解不能。でも、どこか病的な雰囲気だけは伝わって来ました。
"UNUTMA"より長過ぎず、重た過ぎず、全体的に聴きやすい印象をもったアルバムだと思います。

公式サイトでは"Discgraphie"でこれまでのリリース作品についての解説が読めます。
"six pieds~"は2003年にすでに構想されていたのに、ベスト盤"UNUTMA"の発表や諸事情により、2005年まで延期されたことなどが書かれてあります。
自分の仏語能力が至らなくて、よくわからない部分もあるのですが、"Ta femme ton drapeau"の歌詞がサッフオー(レズビアン伝説で有名なギリシャの女流詩人)的ということで、ロベールとアメリー・ノートンの仲が疑われた、みたいなことが書かれています。(間違っていたらごめんなさい)

Site Officiel de la chanteuse RoBERT
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by marikzio | 2007-02-18 22:18 | French Music | Comments(6)

『ライン・オブ・ビューティー 愛と欲望の境界線』
狂乱の80年代。サッチャー政権全盛期のイギリス。
議員の家庭に居候することになった青年が目にした英国上流社会の享楽的でカオスな日々。
ブッカー賞を受賞した文芸作品を原作にBBCがテレビシリーズとして製作。脚本は「ブリジッド・ジョーンズの日記」を手がけたアンドリュー・デイヴィス。
2月11日にWOWOWで全3話を一挙放映されました。録画して後日ゆっくり見ようと思ってたのに、思いのほか面白くて、結局リアルタイムで見てしまいました。
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このドラマの魅力は、何と言っても映像美。昔好きだったイギリス映画特有の気品が溢れていて素敵です。そして主人公のちょっと奔放なセクシュアル・ライフが描かれているところでしょうか。この青年はホモ・セクシュアルで、自分の性向をカミング・アウトしている設定なのです。

b0069502_20472357.jpgオックス・フォード大学の学生、ニック(ダン・スティーヴンス)は友人トビーの家に居候することになります。
トビーは保守党のジェラルド・フェデン議員の息子で、ロンドンのノッティング・ヒルにあるすごい豪邸に住んでいました。フェデン家は4人家族で、ニックは最初、ベテラン家政婦のエレナをフェデン夫人と勘違いして挨拶してしまいます。
ディナーの席で、ニックはフェデン夫妻はエレナを伴いヴァカンスに、トビーは海外出張のため、不在になることを告げられ、いきなりトビーの妹のキャスリンと留守番をすることになります。キャスリンは実は心に問題を抱えていて、精神安定剤を飲んでいるのです。
この何とも言えない展開に戸惑う私。いくら親友だからと言って、赤の他人を自宅に住まわせるのも、かなり不自然なのに、ヴァカンスの間、自分の娘と二人っきりにする感覚が馴染めません。いくらニックがゲイだからと言って、一つ屋根の下に年頃の男女が一緒って...。しかも、キャスリンは爆弾を抱えてるんでしょ?呑気に夫婦旅行なんかしてる場合なのでしょうか???
このドラマは他にも飛躍しているような部分が随所に見受けられます。例えば、ロンドン郊外の親戚の家にニックを連れて行って、そこのお屋敷には政界で重要な人々がわんさか集まってパーティなんかが催されちゃったりするわけです。で、ニック君も連れて来られたからには、その会合に出席してたりする。身内でも何でもないのに、そんなトコに居ていいんでしょうか。ま、ニックはオックスフォード大に通ってるし、中産階級者なんだから、別にその場にそぐわないわけではないんですけどね。
そして、海外で仕事をするトビーと入れ替わるようにニックはフェデン家の一員として、数年間を過ごすことになります。
この家って、どこかズレていると私は思うのですが。

好奇心旺盛なキャスリンはニックの性生活に興味津々。自分の兄に欲望を感じるか、とか、もしかして寝たのか、とかかなりストレートな質問をぶつけて来るのです。
それに対して、これはプライバシーな話題だ、と怒りもあらわに諌めるニック。実はトビーのキュートな"キュ"(お尻)に見とれたりもしているのですが。
「最近はどうなの?」とキャスリンの追及に、「ここのところはサッパリ...」と打ち明けるニック。
「そんなの勿体ないわ」
「僕もそう思う。」
「じゃ、何とかしなくちゃね!」
ある日、キャスリンは新聞の恋人募集広告の中から、一人の男性を見つけます。
「20代後半、黒人。ルックス非常に良し。これがいいんじゃない?」
え〜、マジ!?だって、ニックは白人だし、エリート学生なんですよ!違う人種で労働者階級風の人とは合うはずがない、と自分は思ったのですが、ニックはマンザラでもない様子。後で知ったのですが、どーやら、それが彼の好みだったようです...。
その個人広告の男性はレオ。二人はパブで落ち合い、閉店まで過ごしますが、その後、どこへ行こうか?という話になります。
「君の家がいい」と希望するニックに対して、レオは「母親と同居しているから」と退けます。おいおい、会ったばかりなのに、いきなり部屋に行こうなんて、何をしようと言うんでしょう?キケン過ぎます。(笑)
で、ニックはフェデン家が所有している庭園に行こうと提案。真夜中にオトコ二人がお庭に行くなんて、ニックお坊っちゃまって大胆!しかも、友人の家の所有地で野外プレイ...。(赤面)

場面は変わって、セレブ一家に混じって、大邸宅でパーティに出席するのですが、そのパーティにはお金持ちの御子息、御令嬢もいっぱい来てました。その中で一際注目を浴びる一組のカップル。ワニー・オラジとそのフィアンセ。ワニーは億万長者。大富豪は結婚を決意したというだけで、いろんな意味で話題を独占してしまうものなのです。
そんな中で、ホモ仲間から「ほら、いい男がいるぜ」と一人のボーイの存在を教えてもらったニック。黒人青年レオと関係をもったばかりなのに、その色男に、ニックはすーっと近づいて行って、いとも簡単にランデブーを獲得。「午前3時、玄関先で」
しかし、ニックはその逢引を実現することはできませんでした。不覚にもソファでうたた寝したまま朝を迎えてしまったのです。婚約したばかりのワニーの隣に座り、ワニーが「マリファナを取りに行って来る」と言った所までは起きていたのに...。

ロンドンに帰り、レオと再会するニック。再び愛を確かめ合い、初めて二人で朝を迎えたと言うのに、レオはいきなりニックに別れを切り出したのです。骨董商をしている元恋人の体調が思わしくなく、放っておけないと思うようになったらしい。
「君は綺麗だから大丈夫。すぐに相手が見つかるよ」
あっけない恋の結末。最初、一話完結のオムニバス形式のシリーズだと勘違いしていたので、この話って、一体何なの???と思ってしまいました。
でも、ちゃんと続きがあったのです。
3年後、ニックの新しい恋人はなんとワニー。骨董品に目が利くニックはワニーと雑誌の創刊や映画制作のための活動を始めます。ニックはワニーを連れて、男性だけのスポットに出かけたり、そこで出会った男性を交えて、コカイン・パーティをしたりしますが、ワニーは同性愛者であることをひた隠しにします。ゲイであることが知れたら、自分は上流社会で生きて行くことができない。結婚だってカモフラージュのためだったのです。

劇中、頻繁にお偉い議員さんたちの口に上るのがマーガレット・サッチャーの名前。当時、彼女の力は絶大なもので、政治家たちはこぞって彼女に取り入ろうとしています。サッチャー女史がついに登場し、ニックがダンスに誘う場面まで出て来て笑えます。
退廃した特権社会を冷静に見つめる主人公の視線がいいです。かと言って決して聖人君子というわけでなく、好みの男性に熱い視線を送ったり、コカインに陶酔したり、快楽と現実の狭間で苦悩したりする。主演のダン・スティーヴンスが複雑かつ人間味あふれる人物を魅力的に演じていると思います。「女は一生愛さない」の名台詞で知られる『アナザー・カントリー』や『モーリス』に登場するような英国式美青年の伝統を受け継ぐ高貴なお顔だち。"ヒュー様"と呼ばれていた頃のヒュー・グラント系統の顔だ、と思ったのは私だけでしょうか?

このドラマのもう一人の主人公はヘイリー・アトウェル演じるキャスリンでしょう。自分に無関心な両親に反発する攻撃性を持っている反面、何度も手首を切るほど情緒不安定。彼女だけが非常にシビアに物事を見ていて、まっとうな意見を言ってるのに、父親は相手にしてないんですね。私が冒頭で感じた漠然とした違和感は、歪んだ家庭像を暗示していたのですね。そのひずみが最後に取り返しのつかない方向へ向けられ、一気に家庭崩壊へと突き進んで行きます。
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デュラン・デュランやスパンダー・バレエなど、80年代にヒットした英米ポップスがたくさん流れるのも見所の一つ。当時はまだ治療薬がなかったエイズ問題も出て来ます。
長編小説をたった3時間程度のドラマにまとめてあるので、かなり端よっているのでしょうか、構成として無理があるというか不自然な部分が目につきました。でも、次はどうなるんだろう?というドキドキ感があって最後まで惹きつけられました。完璧ではないけれど、味のある脚本だと思います。いかにもハリウッド的な出来すぎハッピーエンドとは対極の、ちょっと後味の悪い皮肉な結末がとてもイギリス的。
「ニックは一気に何もかも失っちゃってどうするんだろう?」というモヤモヤ感は残るんですが、彼ならきっと大丈夫!そんな風に思わせてくれるドラマでした。

WOWOWオンライン 「ライン・オブ・ザ・ビューティー」
BBC Drama The Line Of The Beauty
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by marikzio | 2007-02-15 21:34 | Television | Comments(0)

無音状態に耐えられなかった私...。
先日、『車のCDプレイヤーが壊れてしもぉた...(涙) の記事で、無音ドライブで過ごすことを宣言した私。とは言っても、FMラジオだけは聞いていました。
ラジオなんて何年もまともに聞いたことがなかったので、これだけ地域によって聞けるチャンネルが限られているとは知りませんでした。自分の本拠地は弘前市なんですが、現在、職場が市外にあるため、その地元でアパートを借りて生活しております。しかし、今住んでいる町でまともに受信できるのはFM青森とNHK FMだけ。津軽限定のローカル放送 FM アップルウェーブ でさえ、ほとんど消失しています。しかし、弘前に戻ってくると、FMのチャンネルが4局になっているのには驚いた。おそらくFM秋田とか他県の放送をキャッチしているみたいです。
ラジオを聴くのもたまにはいいもんですね。貴重な地元情報が思いがけなく飛び込んで来たり。例えば、アンジェラ・アキの青森公演が4月4日に決定していて、「チケット先行発売を今夜19時から電話受付しま〜す!」というお知らせがあったりとか、案外馬鹿にできないもんだな〜と感心してしまいました。

でも、聴きたくもない演歌とか、どーでもいい保険会社のCMをしつこく聴かされたりすると、やっぱり自分の好きな音楽の中にどっぷり浸れるあの日々が懐かしい。何も車の中でなくたって、自分の世界に漬かることができないわけではないけれど、生活の中で音楽を聴く場は車の中が大部分を占めていたので、やはり不自由さを味わっているわけなのです。iPodなんか2種類も持ってたりするけれど、電車通勤じゃないので、実はそれほど活用していないのです。
と、いうわけで、結局、FMトランスミッターなるものを購入することにしました。
アップルご推奨のBELKIN社製を買おうと思ってましたが、立ち寄ったデンコードー弘前店にBELKIN製はありませんでした。でも、ベルキンより手頃な値段のトランスミッターなら何種類もあったので、「どーせ車の中でiPod聴くだけなんだから高級品でなくてもいいか」と、ここにあるもので手を打つことにしました。
FMトランスミッターは1,980円くらいから7,980円まで揃っています。何でこんなに幅があるのかな?と思って見たら、充電機能があるものとないものがあったので、どうせ買うなら充電機能つきがいいと思い、自分はこれ↓を購入しました。

サン電子 iPOD専用FMトランスミッター FMIP-301

これは、エンジンの始動・停止に連動してiPodの電源オン・オフをしてくれるというお利口ちゃん。しかし、第3世代iPodには作動しないので、私はその恩恵にあずかれませんでした。
しかし、携帯などのリチウムバッテリーって、常に充電している状態だと劣化を早めるんじゃなかったっけ?でも、私のiPodはすでに年代物扱いだし、最長8時間しかもたないので、今さら気にすることもないでしょう。
音質に関しては、残念ながら、ちょっとこもった感じの音で一般のFM放送より劣ります。でも、MP3ファイル自体が圧縮音源なので、生のCDそのままの音質を求めてはいけません。

FMトランスミッターとは、FM放送と同じ周波数の電波を発生させる機材ですが、きわめて微弱で広範囲に及ぶことがないので、電波法にも触れず、誰でも気軽に使うことができます。車内の場合、超至近距離なので、FM電波の届きにくい山中でも基本的に問題はないのですが、車のラジオ・アンテナはたいがい後ろについているため、状況によってはノイズが生じることもあります。私は今のところ、さほど気になりません。
しかし、FM 局が混みあっている首都圏などでは混線して、思うように使えないこともあるみたいです。大都会在住で購入を検討している方はご注意。周波数を細かく設定できるような物をチョイスしてください。
最近はトランスミッター付きの携帯まで出回り始めたようだし、逆にiPod用アダプターが付いてるカー・オーディオもあるそうですから、まさに至れり尽くせりですね。

あと、難点をもうひとつあげるとするならば、トランスミッターにiPodを装着したり、外したりなどの所作に手間取る、ということでしょうか。また、好きな曲を繰り返し聴きたい時なんか、CDプレイヤーならば、走行中でも指1本の操作で済むのに、iPodだと危険が伴います。
車の中は砂漠の昼と夜並に気温差が激しいので、可愛いiPodちゃんをそんな過酷な状況下に置き去りにするのもためらわれるし、一刻一秒を争う朝の出勤時にiPodをバックから取り出したり、しまったりするのは不向きです。
やっぱりCDプレイヤーが一番使い勝手いいですね〜。
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by marikzio | 2007-02-13 22:20 | n'importe quio! | Comments(0)

久々にM.POKORA特集
フランス音楽業界の祭典、NRJ Music Awards2007 で男性アーチスト部門、ビデオ・クリップ部門の2冠を獲得したMatt.Pokora(まっと・ぽこら)。
2006年度も新人アーチスト部門、ビデオ・クリップ部門で受賞しているので、まさに今が旬のトップアイドルなんですな。
私がいいトシこいて、彼を贔屓にするのは、凄い美形だから!
マット・ポコラはポーランド系。東欧は美女の産地、と言われてますが、美男の産地でもあるようです。

いつの間に、新しいDVD出してたんですねー。
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M. Pokora : Player tour


で、これは写真集のようです。
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Et je me souviens... (Broché)

でも、自分はもう買いません。いちいち買い漁るほどのファンではないし、本とかCDやDVDって、いつの間にか増えちゃって、収納場所に困るものなので。
しかし、この美貌とスター性は、やっぱ、ほっとけない!と、言うわけで、今日は久し振りにM.POKORAを取り上げたいと思います。
「マット・ポコラって誰?」という人は、私が今までに書いた記事 をどうぞ。

そして、ビデオクリップをいくつか紹介しましょう。

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ソロ・デビュー曲。
Showbiz

NRJ2006、ビデオ・クリップ賞受賞作。
elle me controle

NRJ2007、ビデオ・クリップ賞受賞作。
De retour

これが一番新しいクリップでしょうか。
mal de guerre


クリップを見てると彼のファッションが黒人寄りで、ブラックビューティーといちゃついてる場面が目につきます。ジャンルがR&B系ということで黒人層にもアピールしようとしている姿勢が伺えます。英語で英米デビューしても良さそうですね。
私は彼に関しては「フランス語で歌ってくれなきゃ!」という括りはありません。

公式サイト M.POKORA//LE SITE OFFICIEL
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by marikzio | 2007-02-08 21:53 | French Music | Comments(3)

L.v.S=マゾッホ 『魂を漁る女』
レオポルド・フォン・ザッフェル=マゾッホ
(Leopold Ritter von Sacher Masoch)

1836-95年。オーストリアの東端、帝室領ガリツィア生まれの作家。
知っている人も多いと思いますが、性心理学方面において、ある性的嗜好の語源となっている方ですね。
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代表作『毛皮を来たヴィーナス』では苦悩を快楽とする性愛世界が繰り広げられ、マゾッホの自伝的要素が強いとされています。
映画『作家マゾッホ愛の日々』(1980 伊)は彼の半生を描いたもの。
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映画『毛皮を着たヴィーナス』より

このように、西欧や日本では、ひたすら「マルキ・ド・サドの姉妹品」みたいなイメージだけが先行している彼ですが、実はスケールの大きな多産作家で故郷ガリツィアや東欧を舞台にした歴史小説など多岐にわたる著作を残しているようです。
中澤氏「マゾッホの未知の顔」によりますと、マゾッホには3つの顔があって、第一の顔は、皆が知っているマゾヒストの顔、第二の顔は歴史小説家・フォークロア作家、そして第三の顔はユダヤ世界の作家。彼はユダヤ系ではないのですが、オーストリア帝国は他民族国家であり、いたる所にユダヤ人が多く住んでいたということもあり、ユダヤ教者にかかわるようになったみたいです。

参考ページ  
マゾ(マゾッホ)とは?
ザッハー=マゾッホの未知の顔

ザッフェル・マゾッホの存在は高校生の頃から知っていましたが、さすがに手を出すのは憚られて、今まで読んだことはありませんでした。
しかし、つい先日、『魂を漁る女』をamazonで購入。

魂を漁る女
レオポルド・フォン・ザッハー=マゾッホ / / 中央公論新社
ISBN : 4122045207
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キエフを舞台に繰り広げられる壮大な恋愛官能小説、というところなのでしょうか?
異端信仰に身を捧げるドラゴミラに心奪われる青年。その青年を愛する美少女の三角関係。そして続発する謎の殺人事件、とエンターティメント性たっぷりです。
字面がぎっしりで、しかも分厚い文庫本なので、読むのが大変そうですが、そのうちレビューを書きたいと思います。
やっぱり、こんなお耽美な場面もあるのかしら?
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画像元 The Carlson Twins Official website
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by marikzio | 2007-02-07 22:32 | Book | Comments(0)

車のCDプレイヤーが壊れてしもぉた...(涙)。
件名にあるとおり、自分が乗ってる車のカーステが壊れて、CDが聴けなくなってしまいました。
最近、調子は悪かったのですが、かれこれ7年も使ってるし、冬だからどうしても動作が鈍くなるのは仕方ない。車を買い替えるまで、何とか持ちこたえてくれ〜と思ってたのに、昨日、CDさえも受け入れてくれなくなりました。
好きな音楽を聴きながら車を運転する、というのが自分のささやかな楽しみの一つだったので、無音状態はキツイです。結構、ロングドライブも多いのにー。いつかは新しい車を買うつもりなので、今、カーステだけ新調する気にはならない。
ここは、iPod用のFMトランスミッター を購入するのが一番の得策のように思います。

でも、我が第3世代iPodも使い込んでるので、いつ突然壊れるかわからない。急にわけもなく止まったりすることもあるし。
そうそう、最新のiPodは30GBと80GBがあって、iTunesで購入したミュージック・ビデオだけでなく、普通に2時間ものの映画まで見られちゃうそうだよね。
どーしよっかな〜。音楽だけでなく、ゲーム、写真、映画まで見れちゃうなんて、コレさえあれば、どこに行っても退屈することなんかなくなってしまう。
でもでも、待てよ。新しいiPodで映画を見るためには、その動画データをMacに落として、MPEG4ファイルに変換しなくちゃならない。大容量のデータを受け入れたり、変換する作業は、私のPower BookG4 はメモリが小さく、空き容量が少ないので負担が大きいであろう。
結局、何か一つ新しいものを手に入れると、今まで使っていたものに物足りなさを感じるようになるので、連鎖的に別な物が欲しくなってしまいます。
やっぱり、やーめた。これまでのように、欲しいと思ったものを無計画に買うのはいい加減やめにしなくては。
今の自分のテーマは『清貧』。多少不便な状況もまた、考えようによっては楽しいかも知れないし。しばらくは無音ドライブで行きたいと思います。

しかし、この間、部屋のファンヒーターが動かなくなったのには焦りました。前々から調子は悪かったけれど、何度スイッチを入れてもエラー表示が出て火が点かなくなったのには途方に暮れました。今年は例年になく暖冬だけど、やっぱり北国の夜は凍てつきます。ハロゲンランプヒーターなんてほとんど暖まらないけれど、これでもないよりはましと思って引っ張り出して来ました。
一応、ファンヒーターの後ろのフィルターをきれいに拭いて見たら、何事もなかったように動き始めました。なあ〜んだ、燃焼空気口にゴミが詰まっていただけみたいでした。
春まであと2ヶ月。新しいストーブを買うには中途半端だけど、夏にエアコンなしで過ごすのとはわけが違う。我がファンヒーターは今のところ調子がいいです。このまま無事に冬を乗り切ってくれたらと思います。

今日はユルめの日記的投稿だったので、もう一つ話題を。
ローラン・ブトナさんの映画『ジャクー』、封切り第1週目(1/17〜23)の客員動員がBox Office Cinema で1位をマークしてました。大コケした前作『Giorgino』の雪辱を見事果たせましたね。
1月24日以降も好調でありますように。
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Box Office Cinema Semaine du 17/01 au 23/01/2007

画像元 Le Monde.fr "Jacquou le Croquant"批評
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by marikzio | 2007-02-05 21:52 | n'importe quio! | Comments(0)


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