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The Last Chanteuse, Anne Pigalle !
いやはや、気がつくと最後のブログアップが2013年の1月...。
パリでのRoBERTライブの報告記事(それも途中まで)で時間が止まっていたこのブログ。ここのかつての読者はお元気にしていらっしゃるでしょうか?
かくいう私も、それなりに元気に相変わらずな日々を送っております。ブログを書かなくなったのは、特にライフスタイルの変化、というわけではないんですが、やはりブログ書きに消費される"時間"が問題ですかね。私の場合、記事によっては数時間を費やすことも多かったので、それが負担になり、書かなくなった、ということもあります。後、ブログを開設した10年前(早っ!)は、「あれも書きたい、これも書きたい」と私が外部に伝えたいこと、共有したいことが一杯で、憑かれたように書いていました。ここ数年は、そんな要求も収まり、FacebookやTwitterなどがネットのコミュニケーション・ツールの主流になってしまったことも手伝い、ますますブログ書きから遠ざかっていたのですが、ここへ来て、今日この日、突然の復活!

というのも、この間、突然、

Anne Pigalleさんから、

Twitter経由で私にメッセージが

届いたからなのです!!

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アン・ピガールはミュージシァンであり、画家であり、フォトグラファーであり、パフォーマーでもあるマルチ・アーティスト。80年代に思春期を過ごした年代なら、ピンと来る人もいるかも知れませんね。
当時、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドを大成功させ、世界的な音楽レーベルの一つであったZTTのトレバー・ホーンが『フランス女』であることをコンセプトにプロデュースを手がけ、日本でも話題になった方です。
その当時ヒットした1stアルバムが5年程前にリイシューされ、私はそれについて記事に取り上げていました。

過去記事
Anne Pigalle "Every thing could be so perfect..."

そして、自分でもすっかり忘れていたのですが、それを何とご本人が見つけてしまい、その記事の中に使って欲しくない写真があったそうで、「その件について私にコンタクトを取りたい」とTwitterで通知して来ました。
もう、私は大パニック!!
英語もろくすっぽ出来ないし、彼女は数年前に書いた私の記事に気を悪くして、削除を求めているのかも知れない。いやぁ〜インターネットって、やっぱり恐ろしいわぁ、と思いつつ、彼女に連絡先を伝えて、メールが来るのを待ちました。
そうしたら、「削除して欲しかった写真はギャラリーだけで公開している特別なものだったの。でも、あなたが私のことを書いてくれているのを見て嬉しかった。もし、あなたがまた記事にする気があるのなら、写真とか情報をあげるわ。」
もちろん私は承諾。そして、まさかのブログ復活が、こんな形で実現されることになったのです。

ご本人が教えてくれたWEBサイトにあるものであれば、写真やその他の情報を載せて良い、ということなので、沢山貼らせて頂きました。

情報・画像元
Anne Pigalle The Last Chanteuse

Anneさんはコンスタントにアルバムを発表したり、ライブをやったりしているようです。そしてそれ以外のアート活動も。フランス人の彼女ですが、英語に堪能で行ったり来たりしているようです。
今年8月にロンドンでライブがあるようです。夏の音楽フェスに演奏者の一人として出演するのかなぁ?
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2013年には"Madame Sex and L'Ame Erotique"をリリース。
すごい退廃的な空気が漂ってくるジャケットですよね。ジャケとしてもかなり魅力的な作品に仕上がっています。
私はこれをダウンロードで購入しました。

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Queen Maria
Ace of Spade
Madame Sex
The Land of Plenty
Letter to an imaginary lover
Over The Top
Pigalle, London, Paris
E-rotica De Toi
C***t Me In
Saint Orgasm
X Amount


ここでダウンロード購入できます↓
Madame Sex and L'Ame Erotique

"Every thing could be so perfect..."はトレバー・ホーンあってこその洗練されたミステリアスな仕上がりとなっていますが、現在のAnne Pigalleの作品はアングラっぽくて、どこか土臭くて、でも、そこがハマる人にはハマるような毒気があります。非常に個性的な作家さんであることがヒシヒシと伝わって来ます。
どうぞ、このビデオで彼女にしか出せない妖しい世界観の片鱗を味わって頂きたい。



デビッド・リンチがプロデュースしたと言われる、CLUB SILENCIO にも出演。
映画『マルホランド・ドライブ』にも登場していましたが、パリにあるんですね。そういえば彼女が赤いベルベットのカーテンの前で佇んでいるビジュアルは後に『ツイン・ピークス』のモチーフの一つになったとも聞くし、結構繋がりが深いのかも知れません。
しかし、このジャンルはブルースというのか、何というのか?
歌唱力で聞かせるというより、彼女の醸し出す世界観で魅せる、という感じです。とても濃密な空間。





b0069502_15331265.jpgサイトによると、Anneさんはすでに最新アルバムに取りかかっていて、ロンドンでほとんどのinstrumentsを録音しているそうです。イタリアでも録音したのかな?
昨年作品をリリースしたばっかりなのに、Anneさんって、結構、精力的にお仕事をなさっているのですね。次回作にも興味津々です。
もちろん、ジャケにも。


彼女のルーツと言えば、やっぱりピガール広場でしょう。赤い風車がとてもよくお似合いです。
ベタな観光スポットながら、どこか嬉しくなるショットです。
アナタも今度パリを訪れた時は、ムーラン・ルージュの前で1枚いかがでしょう?
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by marikzio | 2014-06-22 15:24 | Other Music | Comments(1)

The Irrepressibles の新作がもうすぐ!
かつて、このブログでも紹介していた、イギリスのインディー系バンド The Irrepressibles。

過去ログ The Irrepressibles "Mirror Mirror"

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デビューアルバム"Mirror Mirror"はその名の通り、万華鏡のように妖しく退廃的な世界観で私を魅了しましたが、10月には新作アルバムがリリース予定されているそうです。

アルバムタイトルはド直球に "NUDE"
これはイメージであって、正式なジャケ写ではないかも知れません。
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私が知らぬ間に、5月にはシングルとビデオクリップも発表されていました。
映像は、これまたゲイ・フレンドリーで大胆ですが、サウンドは彼ららしいバロックテイストで美しい。80'S風味も踏襲している。
これはアルバムの出来映えに期待できそうです。

"ARROW"



そして、今月には2枚目のシングルとビデオクリップのリリース。
その名も"NEW WORLD"



実はこの情報、元 Frankies Goes To Hollywood のHolly Johnson のTwitterで知ったのです。

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ホリーさんのツイッター

ホリーさん、このビデオクリップお気に入りのようです。
まさか、彼もThe Irrepressiblesを聴いているとは知りませんでした。


"NUDE” も恐らくiTunes storeでダウンロード購入できると思うのですが、公式フェイスブックで
CD等を販売しているらしく、プレオーダー受付してました。
この手のコアなアーチストはCD媒体が入手困難になるでしょうから、こんな風に公式ストアで買えるのはありがたいですね♪

The Irrepressibles オフィシャル・フェイスブック

もちろん、CDまで欲しいとは思わないけどサウンドは気になる、と言う方は是非、iTunes Storeで検索して見てくださいな。
80年代のブリティッシュ・ポップが好きだった、という人にはキュンとなるはずです。
しかし、ボーカルの彼、確かまだ20代なんだよな...。
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by marikzio | 2012-08-28 14:59 | Other Music | Comments(0)

"Duetti" Philippe Jaroussky & Max Emanuel Cencic with William Christie
久々の投稿ですが、音楽の新規開拓です。それも、何と!今まで話題に出たこともなかったクラッシック。
前回の記事でも触れたように、最近、私はわけあって、声楽曲の"Lascia ch'io pianga"、そして、"Voi che sapete"(オペラ『フィガロの結婚』劇中のアリア)の動画を探しておりました。
で、"Lascia ch'io pianga"で人気カウンターテナーのPhilippe Jarousskyを見つけ、そして、"Voi che sapete"で、コレを見つけてしまいました。



この人もカウンターテナーですね。
シルクハットと帽子にスパンコールの入ったシャツ。お洒落なんだけど、クラシック系の歌手らしからぬ不思議な出で立ち。でも、彼の演奏を聞いているうちに全身に漂う雰囲気と親しみやすい笑顔に引きつけられてしまい、この人が激しく気になってしまいました。

b0069502_16433026.jpg彼の名は、Max Emanuel cencic(まっくす・えまぬえる・ つぇんちっち)。クロアチア人でヨーロッパで活躍するカウンターテナー。指揮者の父と声楽家の母の元に生まれたサラブレット。ウィーン少年合唱団に在籍中はボーイ・ソプラノを務め、1992年にソロ活動を始める。1996年までソプラノとして活動し、2001年まで活動停止後、カウンターテナーとして再デビュー。
35歳の現在、円熟期を迎え、バロックやオペラの舞台など、着実にキャリアを積んでいる実力者、という感じでしょうか。

iTunes storeで彼の作品を検索したところ、何とPhilippe Jarousskyとのコラボ作を発見!何という偶然か。これは、私に買えと言わんばかりの企画モノでしょう。

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1. Duetto: 'Pietoso Nume arcier'
2. Recitativo: 'Consolati'
3. Duetto: 'Se l'idolo che adoro'
4. Aria: 'Quanto mai saria pi bello'
5. Recitativo: 'Irene, che ne dici'
6. Aria: 'La costanza nell'amore
7. Francesco Bartolomeo Conti: Aria 'Quando veggo un'usignolo'
8. Duetto: 'Chi d'Amor'
9. Duetto: 'Bella si ma crudel'
10. Sinfonia
11. Recitativo 'Ecco che il primo albore'
12. Aria 'La pecorella contenta'
13. Recitativo 'Pastor gentil'
14. Aria 'Se andr senza il Pastore'
15. Recitativo 'Chiaro, e limpido fonte'
16. Aria 'Al partir della fronte serena'
17. Recitativo 'Voi pur leggiere aurette'
18. Aria 'Un solo respiro'
19. Recitativo 'Mirtillo, a che si cerca'
20. Duetto 'Dunque voi cristalli erranti'
21. Recitativo 'M, che pianger Mirtillo?'
22. Duetto 'La nobile luce'
23. Duetto No.1: 'Veggio Fille/Parlo a Clori'
24. Alessandro Scarlatti: 'Nel cor del cor mio'





"Voi che..."のビデオでは「イケメンなのに髪の毛が残念なことになっちゃったんだなぁ。でも、これはこれで中性的な妖しさがあるから許す」などと思ってましたが、"Duetti"では奇麗な髪が復活してましたね。あるじゃん、髪。スキンヘッドの時代があったのは、作風のイメージの為だったのかなぁ。
超美形だけど、どこか堅さが残るJarousskyに対し、Cencicは適度にこなれていて洗練された大人の余裕があります。お洒落度高し。
しかし、どちらも女声のようなカウンターテナー、ってことで音だけ聴いてるとどっちがどっちの声なのかわかりません。元々、クラッシック曲に対するリテラシーのない私、収録されてる曲もみんな同じ楽曲に聞こえてしまうのですが、不思議と何度も聞き込んでしまいます。カストラートのような美声に癒されているのでしょうか?
トラック6の"Aria: 'La costanza nell'amore"が一番気に入ってます。レチタティーボも出色。本当に映画音楽のようなドラマ性のある歌曲で演奏がまた超一流というか超絶なんです。ストイックな女声なのに聞き込むほどに、じわじわと滲む色香。なんかヤバいかも...。
ある意味危険です。

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このCencicがオペラ作品に出演しているのも発見!
Aribert Reimannの『Media』(2010)。現代的な演出と解釈、そしてCenicのコスチューム・プレイにやられ、amazonでこの作品のブルーレイがあったので、思わずオーダーしてしまいました。
まさか、この期に及んでクラッシック歌手にハマるとは...。


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by marikzio | 2012-07-01 16:49 | Other Music | Comments(0)

Lascia ch'io pianga -私を泣かせてください-
ものすっごく久しぶりの投稿です。
このところ、投稿する度に「久しぶりです」と挨拶しているパターンになってますが...。
もう、すっかりなりを潜めちゃってる感がありますが、それでも訪れてくれている人はいる。ありがたいことです...。

さて、さっそく本題に入りましょう。

先日、ようやくシャルロット・ゲンズブールの『Antichrist 』を観る機会に恵まれましたが、いやー怖かった。あんな怖いシャルロット見たの、初めてです。森の中で半狂乱(って言うかすっかり狂ってましたね)になって、「アンタ、どこにいんのっ?」と旦那を探しまわる姿、直視できなかったです...。
と、それはさておき、この映画のプロローグとエピローグにあたる部分に、ヘンデルの有名なアリアが流れていたのにはビックリしました。

「Lascia ch'io pianga -私を泣かせてください-」

実は、この曲が大好きで、ラース・フォン・トリアーもまた、粋な計らいをするのぅ、とほくそ笑んでしまいました。
あのサラ・ブライトマンも歌っているので、知っている方も多いと思います。



で、ようべつさんで、何か面白いものはないかいな?と探してみたところ...
学生の頃に見た映画『Farinelli カストラート』の中でも歌われていたんですね。
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ファリネッリは、18世紀イタリアに実在したソプラノ歌手。美声を守るために去勢したカストラートで、映画の中では10歳の頃に落馬した事故のために失った、という設定になってました。
当時の私にはクラッシックに対するリテラシーが全くなく(今もですが)、この作品を観に行ったのも、"カストラート"というワードに釣られて行ったようなものです。でも、この作品を楽しむには、クラッシック音楽はもちろん、当時の貴族文化とか歴史に知識・興味がないとその素晴らしさがわかりませんね。若き日のエルザ・ジルベスタインも出てるじゃないですか!
もう一度、じっくり観たい作品です。



そして、コレも見つけてしまいました。



この曲って、女性が歌うイメージが強かったのですが、カウンターテナーの男性が歌ってもかなりサマになりますね。
それにしても、誰、この人、いやん素敵!と思い、久々にときめいてしまったかも...053.gif
ああ、年甲斐もない...。

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Philippe Jaroussky
1978年2月13日生まれのフランス人カウンターテナー歌手。端正な美貌とズバ抜けた技巧の持ち主。その佇まいで世界を魅了し続けている実力派。
もちろん、カストラートではないでしょうけど、周りにいる演奏者も美形揃いで、そっち系の匂いもそこはかとなく漂わせております...。
彼だったら、オペラ『フィガロの結婚』劇中の「Voi che sapete」もハマるハズだ、と思い探してみましたが、残念ながらありませんでした...。

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こんなジャケ見せられたら、買いたくなってしまいますねぇ。
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by marikzio | 2012-06-17 13:00 | Other Music | Comments(2)

『私はラブ・リーガル』の中のダンスシーン!
これ、自分はすっごくツボにハマってしまい、何度もリピートしてしまいました。
アメリカのドラマ「Drop Dead Diva」第2シーズンのオープニングの1コマ。女弁護士が主人公の恋愛コメディのはずなのに、いきなりミュージカル仕立てです!
ドラマの出演者達がブロードウェイ並みの振り付けで踊り、しかもゲストにポーラ・アブドゥル(!)という豪華さ。



このドラマは『私はラブ・リーガル』という邦題でWOWOWで今年の秋からオンエアされていました。
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ヒロインは若くてキャピキャピ(死後)の美人モデル、デビー。弁護士の彼との結婚も決まり、幸せいっぱいのはずだったのですが、交通事故で突如、命を失ってしまいます。
デビーの彷徨う魂は天国の入り口で人生の査定を受けますが、「いい人でも悪い人でもなく、差し引きゼロ。これでは天国にも入れない」と言われ、思わずリセットボタンを押してしまい、再び生き直すべく、この世に逆戻り。
しかし、同じ肉体に生き返ったのではなく、デビーの魂は全く別人の人間の体の中に入り込んでしまいました。オフィスで発砲事件に遭い瀕死の状態にいた女性としてこの世界に蘇ってしまったデビー。
その女性とはジェーン。30代のバリバリやり手な女弁護士。超エリートで高収入。しかし、デビーとは決定的に違う点がもう一つ。それは彼女がクィーンサイズのおデブちゃんだったということ!
華やかでキラキラした世界に住んでいたジェーンは、知的だけど、色気がなくて冴えないかつての自分とは正反対の存在として生きることになったのです。
このドラマの見所は「心はデビー、体はジェーン」演じるブルック・エリオットの演技力。射殺される前は化粧っ気も愛想もない地味な中年女だったのが、デビーが宿ってから、メイクバッチリ、服装も派手、という「心は美人のまま」の乙女キャラに激変。「ね、私の魅力に免じて許して!」とばかりに眉根を上げ、恥ずかしげもなくウィンク。これだけキャラが変わっちゃうと周りの人間だって不振に思いそうなもんですが、誰も気づきません。或は、生死を彷徨っている間に記憶の一部をなくしたのではないか?ぐらいに思っている。
でも、心根が良くて、ポジティブな精神の持ち主だったデビーは自分の運命を受け止め、頭が切れる上に人間味のある弁護士として、難問題を次々と解決して行くのです。偶然にも、職場の新しい同僚として現れたのは、自分のかつての婚約者。パートナーを失ったばかりで悲しみに打ちひしがれつつも、健気に仕事をこなしている元彼に「私はここよ!」と打ち明けたいジェーン(デビー)。でも、信じてくれないに違いない。今の自分はかつてのデビーとはあまりにかけ離れているから...。

第1シーズンの最終回で、第2シーズンの予告編みたいなものが流れ、このミュージカルシーンがチラッと出たのですが、「なんじゃこりゃ」と思いました。第1シーズンではダンスシーンなんて一度もなかったし、そんなシーンがあっても本編の流れとあまりにミスマッチです。
でも、いざ第2シーズンが始まり、オープニングにいきなり例のシーンがぶつけられましたが、これが意外とサマになってて見応えあります。それも、そのはず、主演のブルック・エリオットはブロードウェイ出身なのです。最初、彼女が舞台出身と聞いた時は、妙に納得しました。所謂ハリウッド女優のような美人タイプではないけど、個性と実力で勝負できる人です。でも、まさか、「歌って踊る」女優だったとは!こんな重そうなダイナマイトボディなのに(失礼)。でも、第1シーズンの中で、歌が決して得意ではないデビー(ジェーン)が皆の前で歌う羽目になり、思いがけなく見事な歌唱を披露する、というシーンがありました。へぇ、ジェーンって歌うのが好きだったんだ、と知らざれる一面が垣間見えたのですが、このドラマの原題は『Drop Dead Diva』。なんで、落ちて死んだ歌姫???と思ってたのですが、ここに企みが隠されているのかも知れませんね。
とにかく、ポーラ・アブドゥルと並んでも全く見劣りしない迫力、舞台映え。圧巻!の一言です。この人のプレイを一度生で観てみたいですね。

ちなみに、ジェーンのライバル的存在の同僚キム・カズウェルを演じるケイト・レヴァリングも舞台出身。トミー賞を獲得した実力者でもあり、この"Would I lie to you"中で、ブルック・エリオットと軽いバトルを繰り広げています。まさに才能の衝突!コリアン系でジェーンの秘書役のマーガレット・チョーもおばちゃんキャラながら、ノリノリでパフォーマンスしてます。彼女はアメリカで結構人気のあるコメディエンヌなんだそうです。

You Tubeを調べてみたら、"Would I lie to you"の他にも歌うシーンありました。このドラマは本国では第3シーズンまであって、2012年には第4シーズンが予定されてるようです。今後もあるのでしょうか?

実はこの曲、昔から大好きなんです!だから嬉しいっ053.gif





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by marikzio | 2011-10-14 20:57 | Other Music | Comments(0)

Les Romanesques "Dandysme!"
9月に入ってから、もう中盤ですか...。早っ!
お久しぶりです、marikzioです。十五夜も過ぎ、暦の上ではしっかり秋なんですが、まだまだ残暑厳しい地域もありますので、熱中症などにはお気をつけください。

この記事は先月、仕込みをしたまま放置状態だったので、少々、情報古くなってるかも知れませんが、今や日本でジワジワと上昇中のレ・ロマネスクの話題です。検索ワードランキングでも上位になってるらしく、それで、ここのブログにいらっしゃってる方も沢山いました。
すっかり、ほったらかしサイトなのに、ありがたや~。

では、ここからが、本記事です。

*********************
ついに、CD盤が出たんですねー。嬉すぃ~。ずっと待ってたんです。
フランスはパリに拠点を置き、ヨーロッパを股にかけて活動する邦人2人組、レ・ロマネスク。
パリのクラブシーンやフェスティバルで精力的にパフォーマンスをこなし、じわじわとカルト的な人気を集める中、2009年暮れのYou Tube 騒動で注目され、2010年には第8回パリ・シネマ国際映画祭の公式マスコット、という大役を務めるまでに出世。日本での人気も急上昇しつつある中、2011年フジロックフェスティバルにも登場!
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"Dandysme!"
1. Zoun-Doko Bushi
2. Samourai Dandy
3. Mademoiseeelle 2011
4. Yokozuna-The King Of Sumotori-
5. Samourai Dandy (version anglaise)



このディスクは生粋のフランス製。"fabrique en France"と明記されております。
リリース日の2011年6月25日って、彼らが敬愛する(?)、マイケル・ジャクソン様の命日にあたるとかで、フランスで発売されたのですが、amazon.jpのサイトからも購入できます。
シンプルながら、お洒落な紙ジャケでお写真も綺麗、海外製のインディーズ系のCDは歌詞カードすらないのが普通なのに、ちゃんとついてるのが嬉しい。やはり、日本でも注目度高くなってるためか、入荷しても、すぐになくなってしまうらしい。ご興味ある方は、完全に在庫がなくならないうちに、お取り寄せした方がいいと思います。

ダンディズム!

レ・ロマネスク / Les Romanesques Records




そもそも、レ・ロマネスクの魅力とは?
一度見たら忘れられない強烈なコスプレルックもさることながら、土くさくて切ない昭和風メロにシュールなフランス語をのせて歌う、という絶妙さにあると思います。根本的にはシャンソンの流れを汲んでいるのでしょうか?
ミュージシャンと言うより、ややアングラな舞台とか劇、という香りがプンプン。舌足らずで、故意に音程を外している歌唱は、日本人にとっては何言ってるのか聴き取れないけど、フランス人は大受けして笑ってる。日本語で歌う時もありますが、その自虐的なユーモアに、つい笑わせられてしまう。一見、おフザケしているようで、相当感度高いです、この人達。
王子様とそのメイド、という設定はいかにもベタなんですが、日本人がイメージするヨーロピアンそのものなんですよね。
健気さを装いながらも、どこか人を喰ったような笑いのセンスが知識階級の方々に支持されそう。
ほんと濃ゆいです。


You Tube 騒動
正しくはフランスのスター発掘番組でのパフォーマンスが観客の大ブーイングとなり、その模様がYou Tubeにアップされたものが、たった数日でフランスで第1位、世界で第3位の再生回数を記録した事件。

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フジロックの後、サマソニにも参加し、そのプレイが好評で青山のとあるクラブでライブすることになり、これがまた、チケット完売!という、まさに波ノリノリ絶好調@japanなトビーとミーヤ。
パリを拠点にヨーロッパで活動して来たのに加え、母国日本も高飛びって、これぞまさに世界制覇する日も近い!?
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by marikzio | 2011-09-15 10:40 | Other Music | Comments(1)

The Irrepressibles "Mirror Mirror"
どうぞ、未知の扉を開けることをためらわないでください。
ロンドンを拠点に活動する音楽集団、The Irrepressibles。絢爛たるオーケストレイションと妖美なメロディラインはまさにバロック。ロココ趣味のコスプレ、妖艶で高音が裏返るボーカルがある者には郷愁を憶える。"Mirror Mirror"、その名のとおり万華鏡のような音空間で心を惑わす。これは、まさに irressibles(抗いがたい)な魔法なのです。

b0069502_11474035.gif"Mirror Mirror"
1. My Friend Jo
2. I'll Maybe Let You
3. In Your Eyes
4. Anvil
5. Forget The Past
6. Knife Song
7. My Witness
8. Nuclear Skies
9. Splish! Splash! Sploo!
10. The Tide
11. Transition Instrumental
12. In This Shirt


長年の下積み活動を経て、2010年、ようやくメジャーデビューを果たしたThe Irrepressibles。
グループの顔であり、プロデューサーでもあるJamie McDermottを筆頭に10人メンバーで編成されるオーケストラバンド。バロックオペラを現代風にアレンジしたサウンドが彼らの特徴、というだけあって、そのビジュアルは貴族風というよりまるでサーカス。
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その中でもとりわけ目を引くのがボーカルのJamie McDermottさんなんですが、彼がまた、ちょい太めで年齢不詳!
影響を受けたアーチストとして、David BowieやKate Bush、 Antony & The Johnsonsなどを挙げていますが、ニューロマ路線に失敗したのか、わざと狙ってやってるのか...?

b0069502_205528.jpg公式サイトはいきなりJamie さんのドアップ写真で驚かせますし、このキャラの立ちっぷりは、故フレディ・マーキュリーさんぐらいのインパクト。
Jamieさんの歌唱法って、この発声、この声の張り上げ方、聴く人によってはどこか懐かしくて、胸がキュンとするんですよね。彼の声を「ビリー・マッケンジーに瓜二つだ」(私はこの人知りません)と書かれている方もいらっしゃいましたが、私的にはシンプル・マインズのジム・カー系統の声だと思いました。そっくりとはいいません。タイプ的、傾向的に似ているというか。とにかく、自分はこの人の紡ぎ出す世界観、嫌いではありません。
私がこのバンドの存在を知ることになったのは、数日前に投稿した Mylène Farmer - Lonely Lisa (clip officiel) のビデオクリップ を監督したRoy Raz というアーチストが他に手がけたというクリップ作品を見たのがきっかけです。
このRoy Raz さん、かなりゲイ・コンシャスな作風に傾倒しているとみえて、その傾向が甚だしい作品も紹介させて頂いたんですが、それがThe Irrepressibles の"In This Shirt"だったんですね。
その時、この楽曲の質の高さに驚いてしまい、iTunes Store で即ダウンロード。
ネットで検索してみたところ、昨年の秋にこのデビューアルバムをリリースしたばっかりで、ヒットチャートに上るようなものではないものの、ライブが好評でヨーロッパ各地で精力的に活動しているらしい。まだ日本での知名度もほとんどないに等しいのだけれど、このビジュアル、サウンドは絶対に日本人好みのはずです。クィーンも日本で最初に火が点いたように、日本で話題になる日が来るかも知れません。

私がお気に入りのクリップ PAG - THE LADY IS DEAD (song by: THE IRREPRESSIBLES - "IN THIS SHIRT") はすでに紹介済みなので、"In This Shirt" ライブバージョンを。
これはご本人達の華麗なパフォーマンスが堪能できます。



大舞台、クィーン・エリザベス・ホールでも演奏してます。



フランスのパレ・ロワイヤルでも登場。
インタビューもあり。謎の男、Jamie McDermottに迫る!?

The Irrepressibles en concert au Palais Royal

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The Irrepressibles Official Website

The Irrepressibles on MySpace
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by marikzio | 2011-06-05 20:10 | Other Music | Comments(4)

Lady Gaga "Born This Way"
若干25歳にして、今や「世界で最も影響力のある有名人の一人」に挙げられるLady Gaga。
世界中で脅威的ビックセールスを続けている怪物歌姫が放つ3rdアルバム"Born This Way"は前2作より更にプログレッシヴで、聴くほどにそのゴリゴリで荒々しい魅力にとりつかれていく危険な作品。趣味がいいんだか悪いんだかわからんジャケも相変わらずですね。しかも、髪の毛食べてるし、まるでメデゥーサみたいです。

"Born This Way"

b0069502_20384931.jpg1. Marry The Night
2. Born This Way
3. Government Hooker
4. Judas
5. Americano
6. Hair
7. Scheisse
8. Bloody Mary
9. Black Jesus - Amen Fashion
10. Bad Kids
11. Fashion Of His Love
12. Highway Unicorn (Road To Love)
13. Heavy Metal Lover
14. Electric Chapel
15. The Queen
16. You And I
17. The Edge of Glory


私がレディ・ガガという存在を初めて目にしたのは、2009年の某ミュージック番組で来日アーチストとして出演した時。銀髪ロン毛のカツラを被り、20年前を思わせるハイレグっぽい衣装で、奇抜というか宇宙人みたいな印象を受けました。非常に露出度の高い格好だったのですが、セクシーというより、血が通ってないマネキンみたいだし、顔の造作がわかりにくいようなどぎついメイクとか、「この人は自らをオブジェ化してる」としか思えませんでした。隣に座っているタモリさんが、どう対応したらいいのかわからなくて、目に見えて困惑してるし、その後、もちろんパフォーマンスを見せてくれましたが、とにかくエキセントリックさばかりが目についてしまい、「こんな人がおるんやなぁ」ということしか感じませんでした。
昨年、2度目の来日を果たした時も、美しいんだか不美人なんだかわからない奇抜なメイクと服、予測の付かない言動も相変わらずで、私のファースト・インプレッションは揺るぎませんでした。しかし、音楽、声、パフォーマンスに関しては、「この人って、実はかなり高い教育を受けて来た人なんじゃないのかなぁ」思うようになり、あまりにメジャー過ぎて抵抗はありましたが、けばけばしくて無機質なアーチスト、Gagaが急速に気になっていったんです。
iTunes store で、"The Fame Monster"をダウンロード。この人は歌唱力があるというより、表現力、センスが抜群ですね。20代前半とは思えないような、パンチの効いたハスキーボイスかと思えば、艶のある高声も得意。音域があるので、80年代、90年代調のエレクトリックサウンドから、情緒的なラテン風もこなす。悪趣味な衣装、過激な演出に度肝を抜かれつつも、その毒性にハマっていくのは、彼女のレベルがとても高く、芸術的なものに昇華できているからではないでしょうか?ファッション面、美術面に関しては"ハウス・オブ・ガガ"という専門的スタッフがついているそうですが、技術的な面でもかなりのところに達してないと、エグさ、どぎつさばかりが悪目立ちして、とても鑑賞に堪えられるものではないでしょう。

ブレイク後、イギリスのあるトーク番組に出演した時に彼女は「アルバム"Fame"は私の子どものようなもの。どの曲も競争しあって甲乙つけ難くて、これが1番!って決められないのよ」と語っていましたが、私にとっては3作目の"Born This Way"が、どの子も競い合ってアピールし迫ってくる、という感じです。収録曲17トラック、80分というボリューム、毎日憑かれたように聴きまくって、まさにオーバードーズ状態。

一足先に、第1段シングルとして発表された"Born This Way"。
そのリリックが先行して発表された時、ガガはファンに向けて「覚悟はいい?」なんて問いかけてた割に、歌詞そのものは、「みんな、生まれながらにしてスターよ☆」と普通に前向きなものでした。んがっ、このビデオクリップが、またとんでもなかった。(笑)
「私はこうやって生まれたの!」というタイトルだけあって、女体とか出産をイメージさせ、それこそ、観るのに覚悟がいります。それにしても、相変わらず下着みたいなカッコで踊るの好きですね。



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シングル第2段の"Judas"。
キリストを愛してしまう、マクダラのマリアという設定が好きです。このクリップ作品はガガ自身がすべてプロデュースし、超大作映画が作れるぐらいのお金がかかっているそうですね。ゴージャスなのはいいですが、前回のツアーが派手派手過ぎて、実は大赤字だった、という話もあるので、大丈夫なんでしょうか??



ガガことステファニー・ジョアン・アンジェリーナ・ジャーマノッタはマドンナと同じ、イタリア系アメリカン。大先輩マドンナは、地方出身者で貧しい家に育ちましたが、ガガは生粋のニューヨーカーであり、裕福な実業家の家庭に生まれ、かのヒルトン姉妹も在籍していた名門のお嬢様学校に入学しています。幼い頃から音楽の英才教育を受けており、わずか17歳でティッシュ・スクール・オブ・アート(ニューヨーク大学の芸術学部)に入学。しかし、「芸術活動に専念するため」、1年生の時に休学。
b0069502_20432396.jpgそんな文字通りセレブ中のセレブ的環境にいたお嬢ステファニー。しかし学生時代から規格外なキャラで周囲から浮いていたらしく、イジメで悩んでいたとか。19歳で親元を離れ、芽が出るまではストリッパーでダンサーをして生計を立てていました。ドラッグにハマり、かなりぐでんぐでんだった時期もあったようですが、恵まれた環境と高い教育、ダンスで自らをさらけ出す度胸としなやかさが今の彼女の材料となったのは言うまでもありませんね。やること成すことが過剰で、過激さばかりを追求しているように見えますが、元々の育ちが良くきっと頭も良いので、人気や名声に溺れることなく、常に先のビジョンを見据えて考えることが出来る冷静な女性だと思います。
正直、マドンナのような美貌の持ち主ではないし、ケィティ・ペリーの方が巨乳で可愛い。奇抜なスタイルに走ったのは、少しでもインパクトを残そうとした苦肉の策であったことは本人も認めているようですが、あれは彼女にしか似合わないスタイルで誰も真似できないのも事実。
サウンド的にはガツガツの体育会系に見えますが、彼女が歌う詞の世界は、本人が書いてない作品もありますが、ドラマ性があったり、時に哲学的だったり、ミステリアスで独特の感性が煌めいています。「He ate my heart」("The Monster")と言うのにも「こいつ、なかなかやるなー」と思いましたが本作の冒頭では「私は夜と結婚する!」と宣言してるのにはやられました。レズビアン的関係をタンゴ調のメロディーにからめて歌った"Americano"は映画的。まだ歌詞カードをじっくり読み込んでないのですが、今回も目眩く、妖美なガガ世界炸裂してそうですしね。
これは、まだまだ激しく聞き込むことになりそうです。

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by marikzio | 2011-06-02 16:35 | Other Music | Comments(2)

Scissor Sisters "Night Work"
東日本大震災があってからというもの、被災者でもないのに、全体的に気分が下降気味↓になってしまい、ミレーヌの新作クリップすらチェックする気が起きませんでした....。
Zazie の7枚組アルバムとか、Nolwen Leory のえらく気合いの入った新作"Bretonne"もお取り寄せして見たものの、今の私にはなんかボリューミーで、お腹にもたれそうな気がして食指が動きません。かと言って、他の音楽を新規開拓する意欲も沸かず、でも、通勤中の車の中では、やっぱり何か音楽が必要!ということで、震災後しばらく私が聞いていたものは.....。

Scissor Sisters "Night Work"
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Night Work
Whole New Way
Fire With Fire
Any Which Way
Harder You Get
Running Out
Something Like This
Skin This Cat
Skin Tight
Sex and Violence
Night Life
Invisible Light


震災が起こる数ヶ月前に購入してたんですけどね。車のナビのHDDに録音して、何度か聴いたりしてたんですが、いつの間にか聴かなくなってました。
「とりあえず、何も考えなくて元気が出るもの」と思い、再び聴き始めたんですが、それが聞き込むごとにジワジワと半中毒状態になって来て...。
これ、過去記事 でも取り上げたことあります。ベストヒットUSAでインタビューを受け、ビデオクリップも紹介されているのを見て気に入ってしまい、その勢いでCDを買いました。
私は英語圏の音楽をほとんど聴かないので、彼らの存在をずっと知らなかったのですが、日本でも人気、ってことで何度か来日を果たし、フジロックフェスティバルでも演奏しているほどメジャー。なので、ご存知の方もたくさんいますよね。
Scissor Sisters はNYを拠点に活動するインディーズ系出身バンド。クラブやダンスフロアなど一部のアンダーグラウンドなシーンでコアな人気を集めていましたが、9.11の影響で彼らが活動していた場所が次々に閉鎖。ロンドン公演をしたところ、これが思わぬ幸運を呼び、イギリスの大手レーベルとの契約を果たします。今や本国より、本国よりイギリスで超人気であることで有名。
ビージーズを思わせる70年代風サウンドとルックス、そして大胆なセクシャルさに満ちあふれた芸風、それでいてニューヨーカーらしい先端を行くセンスが見事にハマり、サブカルチャー側から一気に第一線のメジャーシーンへと踊り出た彼ら。
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彼らのスタイルというのがまた、ハードゲイっぽかったり、ドラッグクィーン風だったりと、1歩間違うと明らかに違う域に行ってしまう、というかなりギリギリの危ういものであるのもかかわらず、絶妙なバランスを保ってます。そのさじ加減、その魅力が、もう何ともたまらなくて。
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それにしても、このバンドの最大の特徴はフロントのお二人の個性に尽きるでしょう。
リードボーカルのJake ShearsとAna Matronic。彼と彼女のハンパない色香と言ったら、それはもう、ホントに...。二人はとあるハロウィン・パーティで出会ったそうですが、その瞬間、お互いのコスプレっぷりに惚れ込んでしまい、一緒に音楽をやることになったそうです。
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ジェイクは、元男性ストリッパー。かなり早くからゲイであることをオープンにしており、欧米のアングラなクラブに出没する、まさに「世界のゲイシーンを股にかける男」。端正なお顔立ちに加え、鍛え抜かれた見事なボディーを惜しげもなくさらしてパフォーマンスする、まさに"魅せゲイ"の達人(笑)。アルバム"Night Work"のジャケになってる扇情的なお尻のアップはご本人のモノかと思いきや、写真家の巨匠、故ロバート・メイプルソープの作品なのだとか。このお尻の持ち主はバレエダンサー(だったかな?)。
この写真を使うことを周囲に反対されたそうですが、この作品が好きで好きでたまらなかったジェイクはそれを押し切っての英断。この写真はアルバムのコンセプトだけでなく、Scissor Sisters というバンドの存在そのものを見事に象徴していますよね。これ見ただけで、彼らが、彼らの音楽がどんな性質のものなのか一目でわかってしまうような。
ちなみに、Jake Shears は、ミレーヌ・ファルメールに曲を提供するかも!?という噂 が一時流れたことがありましたが、結局噂の域を出ないで終わりましたね。どちらもゲイ層の支持率が高いミュージシャンなので、ファンの願望も強かったのでしょう。私も期待してたんですが。

一方、相方(?)のAna Matronic は匂い立つような妖艶美女で、ジェィクに負けず劣らず欠かすことのできない存在。
Scissor Sisters はゲイとバイセクシャルが集まったバンド、と最初聞いたので、じゃあ、アナさんはどちらも愛せる人なんだな、と思ったのですが、『元男性』という話も聞こえて来まして、「ええっ、トランスセクシュアルなの!?う~ん、この完璧すぎる美しさは天然モノであって欲しかったな。どこ見ても女性そのものなのに、惜しいな~」と思いました。そしたらば、アナの父親はゲイだけど、彼女自体はストレートでご結婚もされてる、とのこと。ゲイクラブに入り浸り、自らもその筋のクラブを経営したりなど、その世界に身を置くようになったのは、疎遠になってしまった父親の存在に少しでも近づきたい、という切ない娘心から、というのだから何とも複雑。
自らドラッグ・クィーン顔負けの完璧なメイク、完璧な衣装で究極の女装(?)を実現。確かに、あのスタイルって、一般女性にはないものですよね。入れ墨入りのむちっとした立派な二の腕、豊満なお胸も、ドラッグ・クイーン的好みだし。女でありながら、女に化けることに徹し、その結果、アンドロジナス的存在になってしまうことがジェンダー概念を覆してしまっている。まさに、生きるパラドックス、それがアナ・マトロニックなのです。
ちなみに、他メンバー2人は実はストレート、という噂もあり、そうなると、メンバーの中でゲイはジェイクだけ、ってこと!?
ちなみにバンド名のScissor Sisters は"レズビアン"という意味があったり、そういう名前の体位があったりするそうな(随分アクロバティックなんでせうね)。


2006年のシングル『ときめきダンシン』。
このビデオクリップ、テレビでも流れてて、面白い!と思いましたが、敢えて追求しませんでした。当時は英語圏のヒット曲について行けなかったし(今でも)、あまりにもキンキン・ギラギラし過ぎて(今でも)、ビージーズのテイスト丸出しのサウンドだったので(今でも)、「最初のインパクトだけで自分はすぐに飽きちゃうかな~」と思ってしまいました。
この頃のジェィク、濃すぎますよね。今も充分濃ゆいですが、現在の方がスッキリしてて若く見えます。



"Any Which Way"のクリップが大好きなのですが、それは過去記事で紹介済なので、"Invisible Light"をば。
これも、ウルトラかっこ良い曲です!ジェイクのエロエロなボーカルにしびれます。



日本の公式サイト見たら、ななななんと2月に来日してライブやってたみたいですね。知らなかった...(涙)。しかも、ジェイクのこんな写真集まで出て、サイン会までやってたって話だ。
むぅ、きっとまた来るわ。そん時は逃がさないわよ~。

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by marikzio | 2011-05-11 11:18 | Other Music | Comments(0)

Depeche Mode "Tour of the Universe : Barcelona"
またまた、彼らに呼ばれてしまったのでしょうか?
一昔前、それはそれは熱狂的にのめり込んでいた、かつての我が偶像、Depeche Mode。それがいつの間にか遠ざかってしまい、長らく聴いていなかったのが、2001年にリリースされたDVD"One Night in Paris"をきっかけにデペ熱が再燃。そのつかの間の復活愛も静まって、また10年近い月日が経ってしまいましたが、ここへ来て再々度の覚醒。これは、もう逃れられない運命なのかも知れません。(笑)

デペッシュ・モードは、UKを拠点に長年活動しているエレクトロニック・ミュージックの大御所中の大御所。キャリア30年を超える中、本国はもちろん、フランスやドイツなど欧州での人気が依然高く、ロシア、そしてアメリカや南米でも精力的にツアーを続ける、まさにワールド・ワイドな怪物バンドなのです。
12枚目のスタジオアルバム"Sound of the Universe"のリリース後、2009年、10年、と世界的規模で敢行されたツアー、"Tour of the Universe"。このビデオは2009年11月にバルセロナのパラウ・サン・ジョルディで収録されたもの。
「折角だから綺麗な画面で」と思い、ブルーレイ盤を購入。

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DVD 1 - Main Concert
1."In Chains"
2."Wrong"
3."Hole to Feed"
4."Walking in My Shoes"
5."It's No Good"
6."A Question of Time"
7."Precious"
8."Fly on the Windscreen"
9."Jezebel" Song performed by Martin Gore
10."Home" Song performed by Martin Gore
11."Come Back"
12."Policy of Truth"
13."In Your Room"
14."I Feel You"
15."Enjoy the Silence"
16."Never Let Me Down Again"
17."Dressed in Black" Song performed by Martin Gore
18."Stripped"
19."Behind the Wheel"
20."Personal Jesus"
21."Waiting for the Night"
[edit] Bonus tracks1."World in My Eyes"
2."Sister of Night" Song performed by Martin Gore
3."Miles Away/The Truth Is"
4."One Caress" Song performed by Martin Gore

DVD2 - Special features
1."'Most people just worry about hitting the right note.' Inside the Universe" – A tour documentary (length 35:28) featuring subtitles in English, German, French, Italian, Spanish, Portuguese, Japanese, Hungarian and Czech.
2.Tour Of The Universe – Screens
"In Chains"
"Walking In My Shoes"
"Precious"
"Come Back"
"Enjoy the Silence"
"Personal Jesus"
"Policy of Truth"
3.Tour Of The Universe – Rehearsals
"Wrong"
"Walking In My Shoes"
4."Hole to Feed" (Live Screen Montage)
5."Behind The Wheel" (Barcelona Montage)
6."Never Let Me Down Again" (Live Screen Montage)
7."Insight" (Live) (filmed in Birmingham on December 13, 2009)
8.Sounds of the Universe – Videos
"Wrong"
"Peace"
"Hole to Feed"
"Fragile Tension"




彼らのキャリアほどではありませんが、私のデペ歴もそれなりに長い(苦笑)。日本の歌謡ポップスには目もくれず、ひたすら当時の英米ポップスにどっぷり浸かっていた私の高校時代。全ての始まりはFrankie Goes To Hollywood だったけれど、深夜テレビで初めてDepeche Mode のビデオ・クリップを見た時に受けた衝撃も未だに鮮明に覚えてます。その日は朝までほとんど眠れなかった。そして、一日ずっと体が宙に浮いてるような浮遊感。彼らの顔、声、そして音楽がずっと耳から離れない。うわぁ、この感じ、何と言ったらいいんだろう?「あなたが求めていたものって、コレでしょ?」と差し出されたように、自分のツボにすっぽりハマって、そこから根が生えて動けなくなってしまったみたいな。もちろん、あの時代は英米ポップミュージックの黄金期で、魅力的かつ個性的なアーチストは他にもわんさかいましたが、自分にとってデペッシュ・モードはその中でも別格な存在だったのです。
彼らの何がそんなに好きなのか?と聞かれたら、暗くて美しい、神秘的なメロディー・ライン、性倒錯・同性愛を思わせるような意味深なリリック、ストイックで乾いたディヴ・ガーンのボーカル、そして一度見たら忘れられないマーティン・リー・ゴアの特異な風貌とボンテージ・ルックス。そして他のメンバーも端正な顔立ちで、女子的にも何一つとして嫌いな要素がない!(笑)
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私のお気に入りは、なんっつぅううてもMartin。オリジナルメンバーの一人で、曲作り担当だったヴィンス・クラークが脱退し(後にErasureとして活動)、しかたなくMartinがその後釜を勤めることになりましたが、そこで思いがけなく彼の才能が開花。その見た目とは裏腹な、ミステリアスで文学的で混沌としたマーティンの世界観、曖昧なセクシャリティーが発する妖しい煌めきが、ヴィンス時代にはない重厚さを加え、これがまたディヴの声に絶妙に絡んで、新生Depeche Modeが誕生することとなりました。マーティンが作る音楽が暗めなのは、「世間で疎外感や孤独感を感じながら生きている奴は結構いる。自分はそういう人々の心を浄化し、カタルシスへと導くような音楽を作りたかった」という思いがあるみたいだし、一説によると彼の父親は黒人だった、という噂もあるので、それなりに複雑な背景を背負っているらしいです。
彼の雰囲気って、可愛くて癒されますしね、KARAのギュリちゃんが「美の女神」担当なら、マーティンはDepecheの中で、ビジュアル担当、セクシャル担当、癒し担当、ってところかなぁ?
もちろん、ボーカルでパフォーマンス担当のディヴのファンでもありましたよ。私は彼の優しそうな目が好きで、好青年というイメージ持ってました。まさか、その後、長髪ヒゲ顔、ドラック中毒、自殺未遂、とダーティ路線を辿ることになるとは思ってもいませんでした。しかし、それを乗り越えた後の彼には妖艶な魅力が出て来ましたね。"101 Tour"の頃の彼には色気がありませんでしたから。私もディヴにはエロを求めてなかったんです。
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ルックスも売りの一つだった彼らも、もう50歳。さすがに年齢を重ねた感じが隠せない。年齢不詳キャラだったマーティンでさえ。しかも、カイル・マクラクラン風味の正統派美形担当だった(笑)、アラン・ワイルダーは1995年に脱退してるし。フレッチに関してはもう...、ただのおじ様みたいになってしまってるし(涙)。
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パリ、ベルシー体育館で収録された"One Night in Paris"を見た時も最初、「あああ、老けちゃったなぁ」と思いました。彼らもさすがに40代の中年世代に入りましたから。でも、ディヴのパワフルなパフォーマンスは相変わらず健在だし、鍛え抜かれたボディと背中の大きなタトゥを晒した見事な脱ぎっぷり。20代、30代の頃にはない色香が出てて、「やっぱり、格好いいなぁ」と惚れ直しました。マーティンも昔はステージの後ろで地味にキーボード弾いてたのに、ギターリストとして前へ。ディヴと遜色ないくらい魅せるパフォーマーとして変身してて、これまた狂喜。

b0069502_15385164.jpgさて、それからほぼ10年後の"Tour of the Universe"。彼らの加齢が、またどれくらい進んでるのか、見るまで怖かったんですが、確かにそれなりに老けてましたが、結論としては「やっぱりDMはカッコええのぅ」でした。ディヴはジョニー・デップばりの濃いアイメイクと艶のあるボーカルで更に妖艶。アラ50とは思えない、キレのある動きとしなやかな肢体。カリスマ性が増してて凄いです。マーティンも昔のようなボンテージとは行きませんが、個性的でセクシーなファッションで、相変わらずゴージャスでした。しかし、一番ショックだったのは、キーボードのアンドリュー・フレッチャーですかね。"One night..."の時も「おじさん化進んでるな」と思ってましたが、今回は「え、この人誰?」でした。最初、メンバーではないミュージシャンかなー?と。お腹もそうですが、お顔のたるみ具合がかなりやばいです。元はそこそこカッコ良かった人なので、他の二人を見習って、もう少しアンチエイジングに励んで欲しいところ。あっ、もしかして体調が悪いのかなー?ディヴも今回のツアーが始まった途端、膀胱ガンがあることがわかって、急遽、腫瘍の摘出手術。ツアーの一部がキャンセルになっています。  

私が何となく彼らから離れていた頃、デペッシュは新たな境地を開拓すると同時に混迷の時代にあったらしい。ディヴが髪を伸ばし、無精ヒゲを生やし、ヒッピーと言うか、堕ちたジーザス・クライストみたいな風貌になりました。私は未だにこの頃の彼のルックスが受け入れられません。そして、周辺にいかがわしい人物がうろつき始め、彼はドラックの世界へ。そして、自殺未遂の報道。ほんとに死にかけたとか。マーティンもアルコール中毒に苦しんだり、メンバーの一人だったアラン・ワイルダーの脱退など、「このバンドはもうダメだろう」と言われたりしました。

それでも彼らは度重なる困難を乗り越えて、見事に復活し、未だに第一線で活躍しています。自分にとっては「昔は好きだったけど、今はあまり聴かない」という過去の人的存在でありましたが、欧州やアメリカで絶大な人気を誇り、世界中でビックセールスを続けています。
私はディヴの優しそうな目がほんとに好きで「心の真っ直ぐな人」と思っていましたが、いろいろあった今の彼でも相変わらず目は綺麗です。アイドル時代にはない、カリスマ性、艶めかしい雰囲気の備わった現在のディヴはジーザス時代がターニングポイントだったのかなぁ。あの頃のルックス、やっぱり苦手ですけど、あの時代がなければ今の彼とはまた違っていたでしょうね。いや、ドラッグとか自殺未遂とか、そんなの経験しないに超したことありませんけどね。

個人的に残念だなぁ、と思うのはブルーレイのセットリストの中に、私が大好きな"Strange Love"が入っていないこと。私的にはデペの曲ではこれが1番!って思っております。でも、これまでのコンサートでもあまり演奏されてないみたいなので、彼らやファンにとってはそんなに重要ではないのかなぁ、と思っていたら、北米・南米ツアーではプレイされていたみたいです。

これは、ヴェガスでのコンサートの時のもの。やっぱり鳥肌が立つくらいに名曲。
ちょっとだけ見ることが出来て嬉しかったです。





Depeche Mode official site

デペッシュ・モード 日本公式サイト
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by marikzio | 2011-03-03 15:39 | Other Music | Comments(4)


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