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NICEよいとこ 〜The Final〜
「NICEよいとこ」シリーズの最終回は、残りの写真、というか残骸を紹介して、締めくくりたいと思います。

ニース市のメインストリート、ジャン・メドゥサン通りにあるノートルダム寺院。
パリのノートルダムよりずっと小さいですが、あれをそのまま小さくした感じですね。
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写真を見ると工事中になっているのがわかります。ジャン・メドゥサン通り一帯がずーっとこんな感じで、ギャラリー・ラファイエットやニースエトワール(大きなショッピングセンター)、ヴァージン・メガストアや高級ブランド店など、とても華やかな通りなのですが、この工事のため景観が損なわれているので、写真を撮りませんでした。
ニースエトワール、庶民的なショップから高級品、そして飲食店などが何でも揃っている、という感じで良かったですよ。私はここで買い物して、免税手続きのため、パスポートの提示を求められたのですが、免税されるほど大きい買い物をするつもりはなかったので、パスポートのコピーを持って行きませんでした。あ〜、口惜しひ...。
でも、サンジェルマン・デ・プレのLouis Vuittonではしっかり免税の手続きをしてもらいました。

アルベール1世公園にある観覧車。メリー・ゴー・ラウンドもありました。
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ニース近代・現代美術館のエントランス。
良く言えば斬新、悪く言えば「先に創ったもん勝ち」のシュールな現代アートが展示されています。この施設自体は非常に手が込んでいて、屋上まで展示物になってるんですね。同じ敷地に市立図書館、オペラやコンサートを上演できるような劇場まであって、圧巻です。
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b0069502_9254645.jpg左のモニュメント?はこの美術館の庭から通りに向かって顔を出しているもの。中庭にはこれ以外にもエキセントリックなオブジェがいっぱいあるようです。
現代美術館はマティス美術館より面白いと思いました。ちょっと危険で毒のある作品がいっぱい。しかも、小学生の団体がいて、みんな手をつないで館内を歩き、ガイドさんから説明を受けていました。「年端のいかない子どもたちに、こんなモノ見せて大丈夫なんだろうか?」と思うのがいっぱいあったんですけどね〜。そういう作品はスルーしてるんでしょうか?

平日というのもあるのか館内はガラガラ。「こんな金がかかって施設なのに採算が取れてないんじゃないか?」と余計な心配をしたくなります。
「フランス語は話せるかい?」館内のおじちゃんが話しかけて来ました。もちろん「ノン」と答えるしかなかったけれど、旅行者と話したがるほど、ヒマを持て余している、ってことですね。

そうしているうちに、移動日も含めて3日間のニース滞在が終わりました。
自分が「ニースに行こう」と漠然と思っていたのは、かなり前に見た山田邦子のドラマの影響だったかも知れません。山田邦子扮する独身OLがどこにも行く予定もないくせに「こぉ〜と・だじゅぅ〜るに行って来ま〜す♪」といらん見栄をはったがために、休暇中はずっとアパートに潜伏する、という内容。しかも、海外に行ってるはずの自分が部屋にいる気配を悟られてはならないので、ガスも水道も、電気も使えない、という究極の生活を送らなければならない。その間、いろいろと珍騒動が起こって、結局、彼女のウソはバレバレになるのですが。
海外旅行が天の上のものに見えたあの頃。パリでもロンドンでもローマでもない"コート・ダジュール"という響きが非常に新鮮に聞こえて、「一体どんなところなんだろう?」と思ったものです。そう感じていたのは私だけではなく、うちの母も「こーと・だじゅーるに行って来ま〜す。」と無意味に連発していたので、かなりインパクトがあったのではないでしょうか。

しかしながら、3日目ともなると、私はパリに戻りたくなっていました。(住んだこともないくせに)

やっぱりパリ。(←これが言いたかった)

行きの時と同じ9時35分発のTGVに乗り込むと、私は一路パリへ。ミレーヌ様の待つBercyへとすでに心は飛んでいたのでした。
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by marikzio | 2006-02-10 09:09 | NICEよいとこ | Comments(0)

LE CHATEAU 城跡
帰国してから3週間ぐらいたつのに、しぶとく続く『NICEよいとこ』シリーズ。
「いつまでヴァカンス気分引きずっとるんじゃー」と思っている方もいるかも知れません。(汗)このニース紀行も次回で完結し、徐々に音楽や映画ネタを書いて行きますので、何とかご容赦くださいませ。

プロムナード・デザングレを花市から魚港に向かって歩いて行くと、こんなふうに猛々しい岩肌があらわれます。
これは城跡の丘の一部。城跡公園は海岸や旧市街を一望できる展望台があって、ここもニース観光の重要なスポットの一つです。
漁港の写真は撮らなかったけれど、道路を歩いているだけで、魚の匂いがしてきそうです。やはり、ここは保養地だけではなく、港町でもあるのだ、と実感する瞬間です。
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巨大岩石を廻って見たところ、こんな風に石造の門がありました。ガイドブックによるとMusee Naval(海洋博物館)だそうですが、クローズしていました。たまたまその日がお休みだったのか、閉館してしまったのかはわかりません。
ここを少し行くと、城跡公園への入り口があります。
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b0069502_9492692.jpg城跡公園は坂道だったり、こんな風に階段になっていたり。昇っていくうちにハードになっていくのですが、晴天でとても気持ちがいい!脱いだコートを腕にかけて歩いていました。ニースがいくら暖かいとは言え、コートなしでは過ごせません。しかし、歩いているうちに、暑苦しくなって、コートを脱ぎ、少し肌寒くなったら、また着る、の繰り返し。パリでは一度もコートを脱がなかったので、ここでの気候はやはり特別でしょう。自転車で坂道を降りていく人もいました。とても気持ちが良さそうです。
「ほんとに、マジで1月かよ?」心の中で何度も問いかけてしまいました。これが真冬だなんて信じられない。
インターネットで、秋田県に住む一人暮らしのおばあさんが、除雪作業中に雪に埋まってしまい、凍死する、というニュースを読んだばかりだったので、自分がここにいることが申し訳ないような気さえしてきました。


丘をもう少し登って行くと、大きい墓地が見えて来ました。城跡公園は市営墓地でもあったんですね。(市営かどうか、確かめてないけど)
敷地内には入りませんでしたが、なんかとても立派なお墓ばかりのようです。芸術家やその他の偉いお方が眠っている、お金持ち墓地なのかも知れません。この墓地の近くに、こんなエキゾチックな石壁が。ちょっとメソポタミアちっく?
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展望台らしき?ところに辿りついて撮った写真がこれです。旧市街の街並み。何だか南イタリア気分!?
ゴージャスなお金持ち風屋敷ばかりが目につくニースですが、城跡を登りながら見ていると、海岸沿いにも、庶民の生活のかほりがするアパートが結構ありました。バルコニーの手すりが壊れかけて、いまにも落っこちそうな窓とか。(笑)
ここの住人がほんとうらやましいです。寒さとは無縁の暮らしなんでしょうね。
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展望台から見下ろした海。
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まだまだ登って行くところがあったんですが、これ以上登ってもあまり意味がないと思ったので下山することにしました。
"ascenseur"(エレベーター)という表示があったので、寄ってみたのですが、かつては使われていたんだろう、と言うような古ぼけた代物で、開いたとしても閉じたら最後、永遠に閉じこめられるのではないか?というような恐怖心を抱かせました。登り始めと反対方向の場所に降りたら(港側ではなくて花市側。岸壁沿いに建っているホテルのすぐ横)に近代的な有料エレベーターがありました。これに乗ったら、ひとっ飛びだったのに...。ちぇっ。
そりゃー、ホテルの奥に入り口があったのは知ってましたよ。でも、岸壁の裏側も見てみたかったんだもん。ま、いいか。とりあえず、きれいな街と海を展望できた、ってことで。
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by marikzio | 2006-02-08 09:33 | NICEよいとこ | Comments(0)

TGVの旅
パリに到着した夕方、明日のためにパリ・リヨン駅の下見に行くことにしました。ホテルはリヨン駅のすぐ近く。
SNCF Gare de Lyonはとてもとても大きかった!!ホームに椰子の木がある駅なんて、初めて見ました。天井も高く、解放感ありますが、大きい駅って、観光客狙いの怪しい人もいっぱいいるそうなので、ちょっと緊張。ここには豪華絢爛な天井や内装で有名なル・トラン・ブルーというレストランもありますが、中には入りませんでした。大手本屋さんやその他の店など、ちょっとした買い物ができるようになっています。

実は大きなホームが2つあって、最初、正面から入った地下ホームには自分が乗るTGVは発着せず、地上ホームにTGV発着時間の掲示板がありました。このことを知らなかったので、前日に下見しておくものだ、とつくづく感じました。
地上ホームへと続く廊下にチケット売り場の窓口がいっぱいありましたが、場所によって、販売するチケットの種類が違うようで、これも知らないと、あっちだ、こっちだ、とたらい回しにされるとのこと。ネットで購入しておいて良かったと思いました。

b0069502_8444765.jpgリヨン駅にはサンドイッチ屋さんがいっぱい。今日の夕食はここで調達だ、とばかりにベーコン&生ハムのサンドイッチとデザート、お水を買いました。あまりお腹が空いてなかったので、半分ずつ食べ、次の日の朝食にしました。一日おいた方がパン生地にハムの味が染みておいしかったです。
次の日の9時35分発のニース行きのTGVに乗り込む前にも別のスタンドでサンドイッチとクランベリーのタルトを購入。生ハムの塩気とピクルスの酸味がとてもさっぱりして昨日のより美味。タルトも爽やかな酸味があって、ほんと美味しかったです♪

車両の中にも、飲み物や軽食、スナック菓子を買ったり、飲んだりできるビュッフェみたいなものはあるのですが、パスタ類が10ユーロ(1,400円くらい)と高かかったり、私が飲んだカフェ・クレームも「似て非なるもの」と言いたくなるようなシロモノだったりして、あまり期待はできません。
乗車前にスタンドで買っておいてよかったです。

フランスの列車は、直前になるまで何番線に入るのか、わからなかったりします。また、いったん発表されていても、突然変更になったりするとかで、最後まで気を抜けません。常に掲示板をチェック、チェック。私が乗る列車も○番線か、直前までわかりませんでした。
9時20分頃になって、「20番線」と表示され、人の波が20番線に向かって動きだしました。みんなニースに向かう人たちなのでしょうか?
フランスの鉄道は日本と違って改札口というものがなく、改札マシンみたいなものがあって、各自、それに切符を差し込むと、切符にゴム印と小さな切り口がつきます。これをやらないと、罰金を課せられるそうな。ちゃんとお金払ってるのにー!!逆に切符持ってなくても、ちゃっかり乗り込んでしまえそうです。チケット点検に来るのも1回くらいしかなかったし。そのへんがちょっと不思議だ。

フランスの国鉄のホームは長い、長い。私の指定席は15号車だから、それを目指して、延々と走らなくてはならない。1号、2号、3号、4号...。
「とにかく乗りこんじゃえー!!」なんてテキトーな車両に乗っちゃうと思わぬ落とし穴が...。車両によっては途中で、行き先が変わって、本体と切り離されちゃうこともあるようです。東北新幹線だって、仙台で八戸と秋田行に別れちゃったりしますから。
13号、14号、と来たあたりで、いきなり18号車に変わっていました。
え!?いつの間に通り過ぎちゃった???
わけもわからず、とにかく、この車両に乗り込み、デッキの荷物置き場にスーツケースを置きました。すぐそばにいたおじさんに、自分のチケットを見せて、ここでいいのか?と聞いたところ、「ここは18号車だから、次が17号、16号、そして15号だよ。」と教えてくれました。どうやら、14号車まで順当に来たものが、いきなり、18、17、16、15、と逆の並びになったようです。
んもぅ〜、なんでそんなややこしい事するかなぁ?

b0069502_924572.jpg焦っていたので、「Mercy!」と言うのも忘れて、再びスーツケースを手に車両から出ました。15号車と行き先"NICE"を確認したうえで、再び乗車。
リヨン駅や構内の写真は撮らなかったけど、TGV車内の写真は撮ってみました。ご近所迷惑?
私の座席は写真の右手前。4つの席が向かい合うようなボックス・タイプで、真ん中には折畳み式のテーブルがあり、食事や書き物ができるようになっています。
私のボックスには他に誰も乗って来なかったので、かなりゆったり座ることができました。席の後ろの黒人&白人のいちゃつきカップル(写真にも少し写っている)が、もの凄かったけど。
自動ドア前だったため、スーツケース置き場も目の届くところにあり、安心でした。ま、あんな大きいもの、わざわざ担いで盗む人はいないようです。貴重品は肌身離さず持ちましょう。

所々で停車するのかと思ったら、3時間ほど延々ノンストップ。車内は結構揺れるので、歩く時は足下に注意!です。
ずーっと草原の景色が続いていると思ったら、次第に雪景色になり、吹雪になりました。パリには雪なんて、なかったのに。これって南に向かってるんじゃないの?ひょっとして、方向を間違えた???と不安になったりしましたが、途中のプロヴァンス地方は結構雪が降るところのようです。
退屈だったので、トイレに行きがてら、他の車両に行くなどして"探検"をしてみました。居眠りをしている人、仲間とトランプに興じる人、ノートPCでDVDを見ている人、など時間の過ごし方はそれぞれです。ビュッフェでコーヒー・ブレイクしている人も。

12時近くになって、Aix-en Provence(確か、こういう地名だったと思う)でようやく停車しました。えっ?もうこんな南に着いちゃった!ニース到着は3時過ぎなのに。
ここで、かなりの人が降りて行って、車内はガラガラに。後ろのカップルは相変わらずベタベタしまくっておりますが。
今まで超特急モードだった列車は、ただの急行モードにスピードダウンして、窓からは海が現れ始めました。

海だ!南仏の海!!!

椰子の木なんかがあって、いかにも地中海、って感じです。パリにはありえなかった風景。黄色やオレンジ色の明るい家々。プールつきの庭なんかが垣間見えて、「あぁ、自分はまさに、今、未知の場所に行こうとしている」という実感が沸き起こって来ます。今まで灰色だった空が真っ青に輝いて、やっぱり南は黄金の土地だわ〜。

今までは脇目も振らず、猛スピードで前進!してたTGVはちょこちょこ停車し、ニースまでたっぷり時間をかけてくれました。
カンヌ駅にも停りました。「へぇ〜、ここが映画祭で有名なカンヌかぁ。」いつかは行ってみたい、憧れのカンヌ。ニースからTGVで50分くらいなんですけどね。

それにしても、直通で5時間40分。さすがに疲れました。
青森から東京までもそのくらいかかるけれど、途中で乗り換えがあるから、気分転換になっていたんですね。
ニース・ヴィル駅についに到着。
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リヨン駅ほど大きくはないけれど、ここもホームの天井に使われている鉄の梁が豪華で、お金がかかっている、と感じさせました。
屋根によじのぼっているのはサンタ。フランスではサンタさんは24日過ぎても、年が明けてもしばらく街に居座っています。(1月8日現在)
駅の近くにあるカフェの中にもサンタ人形が。はっきり言って、あんまり可愛くないですね。お国柄とは言え、どーも、このミスマッチ感は拭い去れないです。
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by marikzio | 2006-02-06 08:52 | NICEよいとこ | Comments(2)

TGVチケットの買い方
私はパリからニースまでの往復にTGV(フランス版新幹線)を利用しました。
もちろん、ニース・パリの2都市ツアーなんかも便利だけれど、諸事情により、個人手配でパリを拠点にTGVで往復する方法を選択したのです。
メトロ以外でフランスの鉄道を利用するのは初めて。チケットの予約手配の方法などについて、ネットで探し回ったりしたので、今日は自分がどうやって切符を手にしたかを書きたいと思います。

TGVは全席指定で予約が必要。(最近はそうでもない、という話も)
要は乗車する前にネットや窓口でチケットを購入するだけなのですが、フランス語に自身がなく、現地で購入するのは不安があったので、ネットで購入してみることにしました。
フランスのJRともいうべき、SNCFのHPから、自分の目的地や日時などを検索して、時間等、条件にあったチケットを選んで購入します。英語ページもあり、海外のネット通販を利用したことのある方なら、だいたい大丈夫だと思います。
1等席と2等席があるのですが、せっかくの旅だし、どうせなら食事つきの1等席で豪華にいこうと思い、1等席を選びました。
※これは間違い。食事はオプションであって、チケット購入時にクーポン券を買わないと、そういうサービスは受けられません。しかし、2等席の人は食事のオプションすらも申し込むことはできない。そういう違いがあるのです)
手続きが進むにあたって、送り先の住所を書く欄が出て来ました。まず、国名を選ぼうとしましたがJAPANが選択肢にないことが判明。アジア圏は送ってもらえないようです。えー、それじゃあ、受け取れないじゃん。すると画面の端っこに「アジア、アメリカ圏の人はこっちのサイトをどうぞ」とリンクされてあったので、とりあえずRail Europeに飛んで見ました。

ひととおり、手続きが完了し、このHPからメールが来ました。トータルで250ドル(日本円で3万円くらい)。カード決済がないのが不思議だったのですが、このメールによると「日本代理店になっている Diamond Big社から連絡が来るから、ペイメントはそちらに払い込んでくれ」とのこと。ダイアモンド・ビッグと言えば、「地球の歩き方」の出版元です。それなら安心かな。

....と思いきや!!!
ダイアモンド・ビッグからは翌日メールが届きました。見積書添付で。
トータルで48,450円。
よんまん はっせん よんひゃく ごじゅう えんっ!!!!!
見積もり書には「期日までに指定の口座に払い込みください。期日が過ぎた際にはキャンセル扱いとさせていただきます。」

だって、1等席の値段って往復で254ユーロ(約35,560円)ですよ。
誰が払うかっ、馬鹿もの!!!!!!
いや〜、これがカード決済済みだったら、私、泣いてます。
と、言うわけで、チケット手配は現地についてから窓口で買おうと思いました。

....しかし、いざ現地に到着して、タイミングよくチケットが購入できるかやっぱり不安です。他にいい方法はないものかと、もう一度ネット徘徊してみたら、こんな便利サイトを見つけました。

フランス・ツーリズム情報局

その中のフランスの列車・国鉄sncfというページにSNCFのHPでチケットを購入する方法が懇切丁寧に書かれていました。このサイトによると、日本に郵送されることは極めて稀。アジア圏からのオーダーはフランス現地の窓口で証明書等を提示してチケットを受け取る仕組みになっているそうで、これで自分が最初に突き当たった壁は解決されました。そして、「2等席でも全然問題ないので、わざわざ割高な1等席を買う必要はなし」とあったので、今度は2等席購入で、再チャレンジすることにしました。
ちなみに、チケットの予約購入は2ヶ月前からだそうです。

「会員登録しなくても購入はできるけど、会員登録をしておいた方が楽」と補則説明されており、自分は最初、会員IDを取らずに手続きを進めていたのですが、パスワードを要求されてしまい、結局、会員登録をすることにしました。
名前、クレジットカードの番号、そして住所を記入する欄がありました。どうせ日本には送ってもらえないんだから、住所登録する必要もないんだけれど、システムが認識してくれなくて次に進ませてもらえなかったら困るので、適当でもいいから登録することにしました。
国を選ぶところでは、当然、JAPANの選択肢はありません。なので、国はFRANCE、"県"に当たる"prefecture"のところにJAPAN、そしてaomori〜と続きます。もちろん郵便番号も自分の地域の番号を書きましたよ。厳密には世界中のどこにも有り得ない住所なのです。
2等席は片道80ユーロ(11,000円くらい)だけど、何と早割りチケットというのがあって、片道40ユーロのがあったのです!!
よって往復で80ユーロ。うわ〜い、お得ぅ。ざまーみろ!!!ダイアモンド・ビッグ。

何とか、決済が終了し、メールを受け取りました。
ところが、またもや問題発生!!!
現地で受け取ることになっている場合はメールに購入券ファイルを開くURLが書かれてあって、購入者はこれをWeb上で開き、きれいにプリントアウトしたものを現地に持参し、自分のIDや決済に使ったクレジット・カードを見せることによってチケットを受け取ることになっているのですが、私のメールにはそのアドレスがありません。
どうやら、私の住所はフランスだと認識され、「数日後にお届けします。郵送料は無料♪」と書かれています。無料って、いくら何でも国際便は無料にできないやろ〜。しかも厳密には存在しない住所なのに〜。あ〜ん、私、受け取れない...。
まぁ、しょうがない。現地でなんとか買い直そう。どうせ、オフシーズンだから、チケット完売、ってことはないでしょうし。48.450円にくらべたら、11,000円の損害なんて、小さい、小さい。

しかし、数日後、来ました、私のアパートに。SNFC からの郵便物が。
もちろん郵送料はあっち持ち。よくよく見ると送料代は2ユーロにも満たない金額でした。(今、その封筒が手元にないからわからない)国際便って、最低でも10ユーロはするはずだけど。
でも、でも、そーいう、大らかなところが大好き!フランス。

追記
私は運良く大目に見てもらって、エアメールにしてもらったから良かったものの、安い船便で送られていたら、旅行日に間に合わなかったかも知れません。(汗)
できるだけ、現地受け取りの方が無難だと思います。でも、私だって、「現地受け取り」を選択したはずなのに...。ちょっとシステムに誤作動があったかも。
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by marikzio | 2006-02-01 17:44 | NICEよいとこ | Comments(9)

マティス美術館
マティス美術館はニース市の高級住宅街、シミズ地区の丘にあります。
市内バスに乗って20分くらい。出発地点となるニース・ヴィル駅で17番路線の停留所からバスに乗り込みました。ガイドブックによると「ニース市内のバスは1日フリー券がある。運転手から購入する」と書いてあったので、早速、運転手さんから購入しようとすると、「アンタ、どこに行くのか?」と聞かれました。
「MUSEE MATISSEですけど...。」
「じゃあ、こっちじゃない。あっちのバス停だ。」
どうやら、方向を間違えていたようです。
指示されたバス停から乗り直し、1日券も購入しました。(たしか4ユーロ)
バスは駅からメインストリートを走り、ぐんぐん海岸沿いに向かって行きます。シミズ地区は山側なのに...。やっぱりさっきのバス停で良かったのではないか?そんな風に不安になったりしましたが、バスは近代美術館の前を通り、次第に中心街から離れて、道は勾配になって行きました。「あ〜、やっぱり大丈夫みたい」
バスは恐ろしいぐらいの坂道をぐんぐん昇って行きます。ガイドブックにはバスで約20分くらいとあったから、もうそろそろいいと思うんだけど、まだなのかしら?
Arenesというところで下車するのですが、それらしい停留所はなかなか見えて来ません。停留所によっては地名が書いてあるところと、そうでないところがあります。でも、もうそろそろのはず。席から立ち上がって、身を乗り出すように窓の外をじーっと睨めていると、不思議に思ったのか、年配の女性が私に話しかけて来ました。

b0069502_14285228.jpg「あなた、どこで降りるの?Les Arenes?」
その時、バスが停ってドアが開きました。ここは何処だろう?見知らぬ女性に声をかけられて動揺したせいもあって、私は思わずバスから降りてしまいました。彼女も一緒に降りました。
でも、ここは、やっぱりArenesじゃない。私ってば、降りるのが早過ぎたようです。うぇ〜ん(←馬鹿)
「あなた、マティス美術館に行きたいんでしょ?」マダムはフランス語で続けます。
「Ecoutez(聞きなさい),ここからArenesまで、だいたい1kmよ。とりあえず、まっすぐ歩いて行けば、見えてくるわ。Bon,marchez!」
う〜ん、とりあえず歩いて行けばなんとかなるのか。1kmと言っても結構な坂道だし、どのくらいかかるんだろう?己の馬鹿さ加減を呪いつつ、歩き始めたmarikzio。自分が下車する場所を間違えたがために、余計に歩くことになるなんて。

それにしても、立派な構えのお家ばっかり。この写真はちとマヌケっぽいけれど、白くて大きな住宅の傍らに立派な椰子の木がある景観はなんともデラックス。さっきのおばさんだって、上品そうだし、すんごいお家に住んでいるに違いない。



10分くらい歩いていると、人目を惹く、赤い建物が見えて来ました。
これこそが、マティス美術館。現場では全然気づかなかったけれど、この窓はだまし絵だということが、後日ネットで調べてわかりました。
館内は撮影禁止。絵画や彫刻をひととおり見てまわりました。小学生の団体がいて、ガイドさんらしき人が作品の前に座らせ、説明しています。フランスでは結構こういう光景に出くわしました。この国では子どものうちから頻繁に美術館見学をさせ、芸術を愛でる目を養わせようとしているのかもしれません。
マティスの作品は現代的かつ洗練されています。作品の他に彼の所有していた家具なども展示されていました。
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美術館を出ると、すぐ傍にローマ時代の競技場跡が。
マティスが眠っているという古い修道院もあったりして、この辺一帯は歴史を感じさせるところです。
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写真を撮ったりしていると、男性二人組のうちの一人に「シャッターを押してくれませんか?」と頼まれました。フランス語訛り丸出しの英語。(自分のことは棚に上げている)
上から2番目の写真を撮った、まさにその場所で、カメラを頼んだ一人が自分で実際に覗き込んで、角度やズーム設定を細かく決めてから私に渡しました。もう一人は塀に座って微笑みながら友人を待っています。カメラをまかせた彼が駆け寄って、友人に寄り添うようにして、塀の上に腰かけました。どうかキレイに撮れていますように。

とりあえず、私のマティス美術館訪問はこれで終わりました。
実は、私の本命はシャガール美術館で、ここは「せっかくニースに来た」ついでに寄ったものなのです。シャガール好きの私、「ニースに行ったら、絶対シャガール美術館を訪ねよう」と思っていました。シャガール美術館があるからこそ、ニースに行きたいと思ったくらいです。日本人がいっぱい行っているそうですけども...。
15番路線のバス停を見つけ、方向をちゃんと確認してから乗りました。実はまた、うっかりして停留所を間違えてしまい、今度は乗り過ごしました。
また坂道を余計に歩いて、美術館をさがしましたが、それらしき建物がない。「ここかな?」と思って見ると、な・な・な・なんと〜、クローズしている!!!(悲鳴)
注意書きをちゃんと読まなかったけれど、改装中とかで、その日は見ることができなかったのでした。

そんなぁ〜。
遥々ニースまでやって来て、バス下車を間違えながらやって来たのにお休みだったなんて。これぞ、まさに、"くたびれもうけ"っていうやつ。おてんと様はこんなに白く輝いているのに。通り一帯、バカでかくて豪奢な家々が立ち並んでいるというのに、この世には神も仏もいないのかーっ!?(ちょっと大げさ)
気を取り直して、私は再びバスに乗り、マセナ広場に戻ると、ニース観光を続行したのであります。

マティス美術館HP
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by marikzio | 2006-01-30 14:31 | NICEよいとこ | Comments(0)

レストラン  Acchiardo
ニース滞在3日目にして、最後の日。今日はどこで食べようか?
昨日、挫折した美川憲一レストラン、ランチタイムだったら、入りやすいかも。ランチメニューはお手頃価格だし、今度こそ美味しい魚のスープにありつけるかも。(←いい加減しつこい)
しかし、今日も午前中は海岸&旧市街でウロウロする予定だし、レ・ヴィヴィエはそのエリアから離れています。(宿泊しているホテルにほど近いのだけど)
ガイドブック「地球のあるき方 南仏」(また出たー!)によると、旧市街にはラ・メランダの他にも地元の人にも人気の感じのいいレストランがあって、そこも気になっていたのでした。う〜ん、どっちにしよう...?
ハイ、タイトルを見れば、もうおわかりですね?今日は旧市街の中のレストラン、アッキャルドをご紹介いたします。

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Acchiardo
38, rue Droite

昨日のメランダほど手こずることなく、アッキャルドはすぐに見つかりました。メランダより構えがやや大きめの暖かみのある外観。早速、中に入って見ました。
「ぼんじゅー!」
店内はメランダよりずっと大きく、更に奥には部屋がもう一つあるようでした。まだ始まったばかりなのか、席の方も満員というわけではなかったので、スムーズに案内してもらいました。
内装もすごく、すごく可愛い、クリスマス・ヴァージョン。日本ではクリスマス・イヴが過ぎるとツリーや飾り付けはさっさと片づけられるけど、ヨーロッパでは年が明けても中旬まで残ってるんですよね。
案内してくれたギャルソンは日本人の私に向かって、「コンニチハ、アリガトウ」なんて片言の単語も口にしてサービス精神旺盛。さすが、ガイドブックに紹介されていただけあって、日本人客が少なからず来ているらしい。
とっても気さくなギャルソンさんで、それでいて男前っ!!顔を近づけて来た時なんか、うっとりして、見とれそうになってしまいます。(はぁと)

カルト(メニュー)を渡されて、さあっ、ナニを選ぼうかな?と開こうとすると、フランス語がわかるか?それとも英語の方がいいか?と聞いてきました。
「あ〜、English, un peu...」。とっさに変てこりんな応えをする自分。「英語なら少し」と言ったつもりだけど、"un peu"はフランス語なのよね。"a little"より言いやすいんだもん。
「今日のおすすめメニューがあるんだけど、それでいいかな?」と彼。「ロースト・ビーフにグラタンなんだ。グラタンはポテトグラタンで、間にクリームとホワイトソースが染み込んでフワッと仕上げてある。」"フワッと"のところで、手を膨らませるような仕草をして、とってもおいしいんだよ〜と言わんばかりの表情で説明を続けます。
いいですとも。アナタのお勧めするモノならもう何だって。と、言うわけで、"本日のおすすめ品"と赤のグラスワインをオーダーしてみました。

b0069502_1653279.jpgさて、この日食べた物がコレです。
「ボナペティ!ハイッ、イタダキマスッ!」掛け声とともに、日本式に両手を合わせるお兄さん。そうされると、自分も手を合わせないわけにいかないではないか。いったい誰に、こんなことを教わったのでしょう?
これぞニース料理、これぞフランス料理、と言うよりは一般的な家庭料理、という感じですが、お肉もグラタンもアツアツでとっても美味しかったです♪
ローストビーフの肉汁にパンを浸して食べてみました。
グラタンというと、ちょっと深さのある容器に入ったものをイメージしますが、ローストビーフの向こうにあるグラタンはやや厚みのある塊がお皿の上に乗っていました。スライスされたポテトがいっぱい何層にも重なっていて、とても丁寧に作られています。ポテトを包み込むクリームがまた絶品で、すごいボリューム感。(と、言っても食べ切れず、げんなりするような量ではない)

「他に何か欲しいものはないか?」と聞かれ、でぜーるのメニューを見せてもらいました。大好きなクレーム・ブリュレをチョイス。表面に焼焦げはついてなかったものの、とても美味しくいただきました。

エスプレッソのあと、男前お兄さんに「L'addition!」と声をかけると、「"あでぃっしおん"を日本語で何と言うんだい?」と聞かれました。
「お勘定」
「え?もう1回」お兄さんのステチなお顔が更に近づいて来ます。
「お・か・ん・じ・ょ・う」私は1音1音、区切るように発音しました。
「オカンジョー」
「OK!」
彼のボキャブラリーに"オカンジョー"という新しい語が一つ加わりました。今頃、彼は日本人客に向かって「オカンジョー、ネ!」なんて言って、大ウケしているかも知れません。
さて、お勘定はなんと18.50ユーロでした。ニースで食べたのレストランの中で一番安いお値段。このボリュームで。このお味で。良心的な価格にますます好印象を持ってしまいました。
美川レストランにしようか、と迷ったりもしたけれど、ここに来て良かったです。
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by marikzio | 2006-01-26 17:32 | NICEよいとこ | Comments(2)

レストラン  La Merenda
ニース滞在2日目。
午前中は市内バスに乗って、マティス美術館のあるシミエ地区に行き、お昼前には中心部のマセナ広場に戻っていました。
レストランのランチタイムは12時〜14時までの間がほとんど。「今日こそはウマイ物を食べるゾ」と意気込んでいたので、この時間帯を逃すわけには行きまっせん。今日は「地球の歩き方 南仏」にも紹介されていた、メランダ(変換したら目乱打になりました)という店に行って見ることにしました。

メランダは「地球の〜」の地図によると、旧市街の中のTerrasse通りの角にあるらしい。裁判所の近くでもあります。
方向音痴の私は、この地図を頼りに角の標識を確認しながら歩きましたが、その地図が示す場所には全く違うお店が...。
「え?全然違うじゃん。」どうも地図を見る方向が逆だったようです。一生懸命地図と標識を睨めっこしながら、その界隈一帯をぐるぐる廻ったのですが、メランダらしきお店は出て来ません。「早くしないとランチタイムが終っちゃうよ〜!!」
もういい加減あきらめようかな、と思った瞬間、"La Merenda"という文字が目に入りました。
あ〜〜〜、やっと見つけた!!!
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La Merenda
4 rue de la Terrase 

なんかさぁ、この地図が差している場所と違うような。後になって思い出したのですが、「地球の歩き方」に載っている地図には間違いが少なくなく、『地球の迷い方』という別名もあるらしいです。

とりあえず、早速中に入って見ました。
店内はとても狭く、20人くらいのお客が中でひしめき合っているように見えたほどでした。さすが、人気店です。
ギャルソンがやって来て、「予約はしているか?」と聞きました。
「ノン」と答えると、「13時45分くらいにまた来てくれるか?」と言われ、時計を見ると、12時50分。散々迷って、やっと辿りついたのに、それから更に1時間近くおあずけを喰らうとは...。しかし、ゆっくり旧市街散策でもすればいいや(今までもずっと歩き廻ってたけど)、と考え、13時45分に予約をしました。
13時40分に再び行って見ると、相変わらず狭い店内は混み混みで、席が一つ空いているのみ。1時間近く経過しているのに、客の変動が全くなかったのではないか?と思えるような使用前・使用後でした。

一つだけ空いているテーブル(それも入り口のすぐ近く)に座らせてもらい、ギャルソンはメニューの書かれた黒板をそのまま持って来ました。
どんな料理なのかわからないうえに、筆記体なので、読みづらいことこのうえない。でもとにかく、ええぃっと何かを選ぶしかない、とEntree(前菜)から一つ、メインはかろうじてわかった牛肉料理をオーダーしました。それとグラスワインの白。(肉料理なのに...)
それにチーズとデザートもご賞味しなくちゃ、と頼もうとすると「apres 」と言います。
"apres"は「後で」という意味。そりゃあ、もちろん食後でお願いしますよ、と最初解釈したのですが、2回も「apres apres!」と言われて、ようやく私、気がつきました。
フランスではお料理の量が多いので、前菜とメインを食べて、まだお腹に余裕が残っていればチーズやデザートを頂く、という考えになっていると、何かで読んだのを思い出しました。だからギャルソンさんは「デザートのオーダーはまた後で聞くから」と私を諌めていたのです。いや〜ん、恥ずかしい〜!!(#^_^#)

無事にオーダーを終え、ワインとパンを頂きながら待っていると私の前菜料理が来ました。
緑色のパスタ。自分がイメージしていたのは、違うお料理だったのですが、パスタ好きの私はそんなことすっかり忘れてしまいました。
ホカホカで、ヴァージン・オイルがタラ〜リとかかった棊子麺風パスタ(タリアテッレって言うんだっけ?)はいい匂いがしています。
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うわ〜っ、おいひ〜よぉ〜〜っ!
手足をバタバタさせたくなるぐらい、自分の体に衝撃が走りました。
パスタは手打ちのようで、弾力があり、バジルの風味が口中に広がって、実にうまかばい。次のメインに期待が膨れ上がります。

次なるお品は牛肉の煮込み、ポテト添えとでも言うのでしょうか?
お肉の柔らかさとかソースの味とか、まさに満足の行くもので、とっても幸せな時を過ごしました。ペコペコのお腹が充たされます。
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デザートにチョコレート・ムースをお願いしました。(チーズは何故かオススメされなかった)
地味な外観だったので、写真は撮りませんでしたが、まろやかでとっても美味しかったです♪
最後にエスプレッソを飲んで、35ユーロ。昨日のぼったくりレストランより、ちょっと高いけど、味の格がまるで違います。

私が食べている間に、あんなにぎゅうぎゅう詰めだったお客たちは次々といなくなって、店内はあっという間に静かになっていました。もうお昼時間じゃなくなったのです。
すっかり満腹になった私は、「めるしー。おるぼわ」と言って目乱打、いやMerendaを後にしました。
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by marikzio | 2006-01-25 17:02 | NICEよいとこ | Comments(0)

Soupe de Poisson
Soupe de Poisson(すぅぷ・ど・ぽわっそん)とは文字通り魚のスープ。
南仏と言えば、魚料理としてブイヤ・ベースが有名ですが、観光客向けのお店では、冷凍した魚を使っているところもあるそうで(そーいうのって、やぁね)、地元でほんとにおいしいブイヤベースを食するのは案外難しいようです。
「ニースに来たら、魚のスープを食べよう!!」と心に決めていました。
これはあくまでも前菜料理なんですが、ブイヤベースはスープの"だし"を取った魚がそのまま出てくるらしくて、日本人にとっては、あまり美味しくないものらしいので、スープだけにしておいた方が賢明、とガイドブックに書いてあったのです。

ニースに到着した1月8日の3時半過ぎ、とりあえずご飯を探しに行こう、ということでサレヤ広場に出ると、看板に日本語メニューの書かれたカフェ・レストランがありました。
"Menu"の中に、Soupe de Poissonがあったので、迷わずここに決定!
フランスで言うムニュとは、前菜・メイン・デザートがセットになった日本でいう定食もののこと。渡仏3回目でありながら、実はレストランで食事をしたことがなかった私にとって、これはとても楽ちんに思えました。
生ガキ6個にも惹かれたけれど、初心貫徹!
ニースに来て、初めて口にした"魚のスープ"がこれです。
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向かって右上にあるのが、揚げパンとにんにくベースのソース、そしてスライスしたチーズです。食べ方は、揚げパンに、にんにくソースをつけ、チーズを載せたら、魚のスープをかけるか、浸すかして食するというもの。
いかにもマリン、って感じのボーダーシャツを着たギャルソンが軽く食べ方を説明してくれました。店全体はいかにもカジュアルで気楽な感じがしました。
揚げパンというのが私にはいまいちでした。なんで揚げパンなの???普通のパンの方がスープがしみ込みやすくて美味しいと思うんだけどな。スープの方はと言えば、底にちょっと沈んだような、ザラザラした舌ざわりが予想どおりで、まあまあのお味でした。塩気がほとんどついてなかったので、塩・コショーしてみました。前菜とはいえ、かなりのボリュームです。

お次はメインのサーモンが出て来ました。こうして見ると、結構うまそうではないか。(笑)
でも、その時の私にとってはボリュームがあり過ぎて、ゆっくり時間をかけて格闘したものの、3分の1くらい残してしまいました。
最後に、デザートのアイスクリーム(コーヒー味)を何とか完食して、この日のディナーは終わりました。
ワインとミネラルウォーターも頼んで30ユーロくらいでした。その時は「こんなもんかな。」と思いましたが、今思うと結構高いです。値段の割にお味は「その辺の食堂」って感じだったし。
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しかーし!!あとでわかったのですが、衝撃の事実がっ!!!!
なんと、この店は、1部の日本人観光客の間で疑惑の店だったのですっ!

プルニエ「南仏での生活と観光情報」ニース・ブラックリストレストラン L'Embarcadere(ロンバー・ガデー)を参照。
私はカード払いでもなく、定食メニューだったので、被害はなかったつもりなんですが、流し読みせずにちゃんと読んでおくべきだと思いました。
やはり、この手の話は結構あるんですね。

ついに口にした魚のスープに「どこか物足りなさ」を感じた私は、次の日、別なお店で食べてみようと思いました。(←しつこい)
目星をつけたのが「地球の歩き方 南仏」にも紹介されていた、レストラン、レ・ヴィヴィエ。
Les Viviers 
 22 rue Alphonse Karr
このガイドブックによると「アイオリや魚のスープなど魚料理が自慢。」とあったので、よさげだな、と思ったのです。
ディナーは19:30からとなっていたので、その時間に合わせて行ってみました。
緑色の外観が何とも高級感を漂わせていて、気後れしてしまいました。
近づいて中を見ると、まだお客さんはいなくて、年配のウェィターが店番をしています。「あ〜、ここ無理かも...。」

b0069502_17291970.jpgショー・ウィンドウみたいなところを見ると、どこかで見慣れた文字が。な・な・な・なんと、タレントの西村知美さんの直筆のお手紙が展示されてあって、文面をちらっと見たところ、「美川さんがとてもオススメしていただけあって、ほんとに美味しかったです。素敵な時間をありがとうございました♪」みたいなことが書かれています。
みっ、美川憲一!!!
そんな有名なお方がいらっしゃってるような高級店だったんですね。
それじゃ、ダメじゃん、私。


すっかり怖じ気づいた私は、その店を断念し、宿泊先へと向かいました。
「今日の夕御飯どうしよう」
そう思いながら、自分が泊まっているホテルの隣にあるレストランの前に来て、メニューを覗いてみました。
「ハロー!」そのお店のウェイトレスがすぐ寄って来ました。
んもぅ、いくらなんでも"ハロー"はないでしょ。せめて"ぼんそわーる"ぐらいはわかるっつーの。
「食べたいの?あなたビザは好き?それとも魚は好き?」英語でまくしたてるウェイトレス。美人で元気ハツラツとして、そのパワフルさに負けて、今日はここに決めました。
彼女はてきぱきとした所作で私を席に案内し、メニューを持って来ました。
「これが今日のfishよ」他のお客さんのオーダー品を私に見せてくれましたが、どでかい魚!!昨日のサーモンの2倍はあります。
これを小学生ぐらいの太めの女の子が当たり前のように食べてるんですよねぇ。アメリカ人みたいな家族でした。
でも私はカンベン、ってことで結局、また魚のスープとこれまた名物のニース風サラダと白ワインを頼みました。

スープ・ド・ポワソンはねぇー、まぁ、どっちもどっち、って感じでした。
「ああ、なんて美味しい料理!」と感激するほどでもないけれど、なんか恋しくなる素朴さが魚のスープにはあるのですよ。日本のお味噌汁みたいなものかも。下の写真はニース風サラダ。
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アンチョビとかツナとか具だくさんで、なかなか豪華です。しかし、例によって量が多すぎて半分くらい残しました。洋食って野菜が少ないから、頑張って食べようと思ったけれど無理でした。

結論  
私にディナーは無理。
自分は慣れない環境で疲れてくると食欲がなくなるので、元気のいい朝やランチでがっつり食べる。夜はお総菜かサンドイッチで軽めに済ませておいた方が気がきいているし、お財布にも優しい、というセオリーを渡仏3日目にして、やっと認識した私なのでした。
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by marikzio | 2006-01-24 16:51 | NICEよいとこ | Comments(7)

旧市街
「高級感のある海岸」とは対照的に、庶民的で古き良きヨーロッパのたたずまいを残しているのが旧市街。これもニースのもう一つの顔。
黄色やオレンジ色の家の壁、時計台や礼拝堂などの古そうな建築物、おみやげ屋や飲食店が立ち並んでいて、ヨーロッパの古い街並みは皆、こういう感じなんだろうな。
下の写真は閑散としているけれど、実際は観光客や地元の人が入り混じって、賑やかでした。
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b0069502_17412370.jpg街の中はやや勾配になっているようです。ニース市ってもともと山地を切り崩して作ったのかな?地区によっては坂道にそって住宅が建っているんですよね。
この道の突き当たりにある建物は確か学校だったような。(違ってたらごめんなさい)
お昼時間が終わり、学校に子どもたちがたくさん戻ってくるのを見たような気がします。向こうの学校はお昼休みが長いから、いったん家に帰ったりするんですよね。2往復もするってめんどくさくないのかな?あっ、近いから問題ないのか。

迷路のような路地を適当に歩いていると、"Palais de Justice"という大きくて、いかにも歴史建造物、と言った感じの裁判所が現れます。ここがちょっとした広場になっていて、"Place du Plais"という名前がついています。裁判所の向かいに古い時計台のようなものがあったような気がします。この広場から少し歩いて行った所がサレヤ広場になっていて、カフェやレストランが立ち並び、テラスにはいかにもな観光客がいっぱい!
正直言って、いかにも観光客向けの店、って感じで入っても高いばかりで美味しくなさそうな気がするんですが、このテラス席に座っている人は、そんなことはどうでもいいから、ヴァカンス気分を味わいたいんでしょうね。
路上アーチストみたいな人が哀愁を帯びたフラメンコ・ギターを弾き、スペイン風味な歌を披露して異国情緒満点でした。写真を撮ると、お駄賃を要求されそうな気がしたので、素通り。


そして、今日はアンティーク市をやっていました。
いかにも古ぼけた人形や瀬戸物、CDやアナログ盤のレコードを売っている人も。もちろん買う気はなかったけれど、見ているだけでも楽しい。家財道具なんかも結構あるんですね。
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b0069502_18115458.jpgこの市場をさらに海岸に向かって行ったところに、アニエスbのショップがありました。早速、覗いて面白い柄のTシャツやボーダーシャツを物色しましたが、ふと海岸に行きたい衝動が起こって、もう一度戻って来ようと思い、店をあとにしました。結局、再び入店して買い物することはなかったのですが。

ニースはお買い物ストリートやビーチ、旧市街など主要スポットが歩いてまわれるのが魅力。パリは大き過ぎるけれど、ここは2、3日もあれば、のんびりと堪能できる。まぁ、これはニースに限らず、地方都市ならどこでもそうなのかも知れないけれど。
それでいて、巨大な現代アートのモニュメントが突然顔を出したり、超立派な公立図書館や劇場施設などの充実ぶりはここは大都会である、ということを見せつけてくれます。
何と言っても、南仏は気候がいい。
特に刺激的なものなんてないのだけれど、ずーっと続くプロムナード・デザングレと旧市街の残像、そして、ここのレストランで食べた至福の時間だけは私の脳裏に焼き付いて、休暇の度に思い出してしまいそうです。
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by marikzio | 2006-01-23 17:37 | NICEよいとこ | Comments(0)

プロムナード・デザングレ
b0069502_17544268.jpgギヤラリー・ラファイエットや高級店の立ち並ぶ、ジャン・メドゥサン通りを海岸に向かって真っ直ぐ歩いていくと、エスパス・マセナという広場が現れます。
大きな椰子の木がいかにも南仏にやって来た、という気分を煽ります。
私がニースに到着した時はまだ午後4時前でしたが、冬のフランスは日が短く、日本よりも早く夕暮れに向かっている、という感じでした。
その日は海岸には向かわず、サレヤ広場のレストランで食事をとって、すぐにホテルに戻りましたが、夕暮れのニースも結構寒かったです。
もちろん、この写真は真っ昼間に写したものです。

このマセナ広場から旧市街へと続く通りがあって、裁判所や古い礼拝堂、花市やアンティーク市で有名なサレヤ広場を通り抜けると、ついに、光り輝く"Promenade des Anglais"(イギリス人の散歩道)に出逢います。このアングルはガイドブックや絵葉書でお馴染ですよね。
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生まれて初めて間近で見る地中海。思わず手を伸ばして、海水に触れて見ました。
真冬とは思えないぐらいの青空と暖かい風。地球の裏側にある我が故郷が記録的な大雪で喘いでいるというのに。日本海は人の心を殺伐とさせるけれど、ここの海岸は楽園のように現実離れした光景で眩惑させます。
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おや、なんと泳いでいる人も!
さすがに、今は1月。こういうのは、あまり見かけませんが...。真夏は大勢の海水浴客で賑わうんだろうなぁ。日焼けしたナイスバディの男女が行き交う光景も見物ではありますが、あまりに人が多すぎて、どこに行くにも人、人、人...でうんざりしてしまいそうです。でも、やっぱり夏の活気あるニースも見てみたいですね。
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別名「天使の湾」とも言われているコートダジュール。
世界的に名高い高級リゾート地、とあって、海岸沿いにはゴージャスなホテルやカジノが立ち並び、その壮観な眺めと言ったら。貧乏トラベラーの私にはとても手が出るような物件ではありません。ホテルだけでなく、ニースやカンヌの街はいかにも住み心地の良さそうな、プール付きで豪奢な構えの邸宅がいっぱいです。世の中には自分とは全く違う星の下に生まれた人種がいるものなんだ、と嫌がうえにも思い知らされ、ちょっとばかりブルーな気分になります。もちろん、ニースやカンヌにだって、ごくふつーの暮らしをしている人がいっぱいいるに違いないのですが。
海岸をジョギングしている人たちさえ、お金持ちに見えてしまい、羨望の眼差しを向けてしまう、貧相なアジア系丸出しのmarikzio...。
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b0069502_18593036.jpgいかん、いかん。こんなステチな所に来れるだけでも、充分、贅沢なことなのに。そんなネガティブな気分になってるなんて、勿体ない。
ここでの最高の時間の過ごし方は、何と言っても浜辺に座ってボーッとしていること。ビーチは人がまばらだったけれども、ある者は誰かに手紙を書いていたり、ある者は犬と一緒に散歩していたり、横になってうたた寝している人もいました。
太陽光線が肌に与える影響のことも、この際忘れて、浜辺にずっと腰を下ろしていました。この休暇が終ったら、また慌ただしい日々が待っているのかと思うと、ますます現実逃避したくなってしまう。
前々から漠然と行きたいと思っていたニース。パリからTGVに揺られて片道5時間半。往復で丸2日も費やしてしまうのは、限られたフランス滞在期間が勿体ないかな、とも思ったのですが、こんなビーチを見れただけでも、その甲斐があった、ってもんです。
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by marikzio | 2006-01-22 17:59 | NICEよいとこ | Comments(0)


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