marikzioのn'importe quoi!
2023-11-27T13:31:05+09:00
marikzio
marikzio=mahのブログにようこそ。私の好きな音楽や映画を紹介しています。
Excite Blog
「ワンルームエンジェル」実写ドラマ版
http://marikzio.exblog.jp/33554707/
2023-11-26T20:34:00+09:00
2023-11-27T13:31:05+09:00
2023-11-26T20:34:39+09:00
marikzio
Television
路地裏で腹を刺されて死にかけたヤカラ男の主人公。命は取り留めたものの仕事はクビになり途方に暮れていたところに現れた謎の少年天使。自分が何者かもわからず過去の記憶もない。おまけに天使のくせに空も飛べない彼を不憫に思い、小汚いワンルームで奇妙な同居生活を始めるが…というストーリー。
作品としては質が高かったので、短編アニメとかで映像化されそうだなとは思ってましたがまさか三次元化されるとは。
ヤカラ男の幸紀役に上杉柊平さん。天使役に西村拓也さん(Lilかんさい)
西村くんは無垢だけど生意気で口達者な天使が非常にハマっておりましたがこれで20歳なんですと。この天使の羽も非常に手が込んでいて撮影開始当日まで完成できなかったという苦心作。それだけこだわりが詰まっていたという。天使の感情の動きに(幸紀の気持ちが天使に伝わって影響する)合わせて羽が落ちたり、この羽が大きな意味を持っていました。
冴えない幸紀役に上杉さんはお顔立ちが整い過ぎるのでは?と思いましたが、天使との交流を通して心に変化が生まれるという繊細な役どころなので、一見やさぐれてるけど心は優しい幸紀役を見事に演じておられました。原作は男と天使のボケとツッコミのようなやり取りも見どころなので、関西出身の西村くんはこれまた適任。
あと印象に残ったのが田中光希くん演じるA君のエピソード。原作より少し掘り下げていました。A君のエピソードは作品の展開上必要な部分なのに、原作では天使とA君の関係性がわりとサクッと描かれていたので、ドラマでちょっと深く描写されていたのは良かったです。もう少し彼を登場させて欲しかった気も。
シリーズ全6回で終わってしまいました。オリジナルエピソードを加えるとかしてもうちょっと長く作って欲しかったという気持ちもありますが、原作の雰囲気を壊さず、また映像化ならではの表現(モノクロームの心象風景等)もあったりして細部にまでこだわりを感じる素敵なドラマだったと思います。ただ一つ気になるのがラストで幸紀と天使が再会する場面。どうしても時間枠に収まりきれなかったらしく途中で切れるような終わり方になってるんですよね。DVD化するらしいんですが、収まりきれなかったエピソードはそれに収録という事らしい。なんかずる…。放送は終わってしまいましたが、Huluで配信中。会員の方は是非とも触れてみてください。
]]>
Isabel Adjani 「Adjani,bande originale
http://marikzio.exblog.jp/33551059/
2023-11-24T13:24:00+09:00
2023-11-24T19:17:39+09:00
2023-11-24T13:24:44+09:00
marikzio
French Music
フランスの国民的大女優、イザベル・アジャーニが40年ぶりにアルバムを出していた!
Adjani,bande originale
01. Prelude
02. Samourai (en duo avec Etienne Daho)
03. Shamisen
04. C'est lui (en duo avec Simon Le Bon)
05. D'accord (featuring Youssou N'Dour)
06. Il ne manque plus que tu me manques (en duo avec Benjamin Biolay)
07. Les courants d'air (en duo avec Gaetan Roussel)
08. Homme et femme (en duo avec Daniel Darc)
09. Hara-Kiri (en duo avec Seal)
10. Ou tu ne m'attendais pas (featuring Christophe)
11. Japan Airlies (en duo avec Peter Murphy)
12. Pour ce que je sais de toi (featuring Philippe Pascal)
13. Il manque un mot (featuring David Sylvian)
14. Seule (featuring Akhenaton)
ほとんどの楽曲が様々なミュージシャンとのコラボ作品なのですが、この面々見てくださいな。
エティエンヌ・ダオ、サイモン・ㇽ・ボン(懐!)、バンジャマン・ビオレー、デビッド・シルビアン、ユッスー・ンドゥール、そしてシール...。
80年代、90年代に洋楽ファンだった人なら名前だけでも聞いたことがある人達ですよね。大御所中の大御所な方もいればまだ音楽活動してたんだ!的(失礼)な人まで。それにしても豪華ゴーカ。
しかも彼らがアジャー二と奏でる音楽たちときたら、かつてのフレンチ・ポップファンが愛してやまないような90年代調だし、彼女の艶めかしいウィスパーボイスも絶妙でたまらんのです。本作アルバムを手掛けたのがパスカル・オビスポ。実は構想から完成までに20年ほどかかっているというので、少々古臭い(所々顔を覗かせる日本文化オマージュなところも含め)のも致し方ないのかな。でも明らかに中高年層を狙ったアルバムです。どうやらこの狙いが功を奏し、フランス国内ではアジャー二の音楽的復活に沸いている模様。そして私も沸いております。
アジャー二の1枚めのアルバムはセルジュ・ゲンズブールがプロデュースしていました。あれはゲンズブールにしか書けない、アジャー二にしか歌えない名盤だと思います。友達に聞かせたところ、「なんか幼稚臭い。もっと大人の魅力を出してくれると思ったのにガッカリした」というコメントが却って来ました。「わかってないなぁ」と当時の私は思ってものです。ゲンズブールの歌詞とアジャー二の声、鳥肌が立つぐらいエロいのに。
ジャケ写といい、下の写真といい一体いつの写真なのでしょ?
アジャー二、御年68歳というから今でもこのビジュだったら驚異的です。この「ワタクシが何かしましたか?」とトボケているような表情は昔から変わりませんね。やはりいくつになっても唯一無二の女優さんだ。
]]>
「バックステージ・イン・ニューヨーク」 オーツカヒロキ
http://marikzio.exblog.jp/33390550/
2023-08-14T12:22:00+09:00
2023-11-26T20:46:56+09:00
2023-08-14T12:22:45+09:00
marikzio
Bande desinee
サチ:日本人女性
母親を早くに亡くし、横暴な父親の下で育った内気な女の子。東京でパッとしないOL生活をしていたが、服作りに興味があり、自分の中の何かを変えたい思いがあってニューヨークに行くことを決意。
ポール:芸名クールミント
アメリカの地方出身者。ゲイであることを信心深い両親にカミングアウトし、絶縁されてニューヨークへやって来る。ホームレス生活をしていたこともあったが、ドラァグクイーンとして舞台に立つことで才能が開花!昼はフリーのメイクアップとして、夜はクールミントとしてステージに立っている。
ケン:ゴーゴーボーイ
ハワイ出身の日系ハーフ。元はサーファーだった体格を活かしてニューヨークのバーでゴーゴーボーイをしている。飄々とした風来坊的なキャラだが、地元ハワイでサーファーだった恋人を海で亡くしており、その辛さから逃れるようにしてニューヨークへ。ポールとはホームレスのシェルターで知り合った。
病弱だった母亡き後、父親から毎日のように罵倒され虐待されて育ったサチは「自分はどうせ何をやってもダメ」と思い込んで生きて来ました。幼少の頃の唯一の楽しかった思い出は、母親の為にドレスを手作りして喜んでもらえたこと。それがきっかけでファッションに興味を持つようになり、いつかニューヨークで自分の夢を叶えたいと漠然と思っていましたが、結局平凡なOLとなり、酒に溺れる父との家計を支える日々。私の人生ってずっとこうなの?この日常からずっと逃げ出せないの?自分がニューヨークに憧れていたことを思い出し、一度きりの人生だからと一大決心をします。生まれて初めて自分の意思で踏み出した瞬間。
ついに夢のニューヨーク到着!と思ったのも束の間、トラブルが発覚。ブルックリンに位置するアパートメントに3ヶ月滞在の契約で家賃も払い込んでいたのに、建物はあっても彼女の部屋の階は存在しませんでした。混乱する彼女の前を通りかかった背の高い白人男性。「ああ、それは詐欺よ。最近多いのよ」とサチに告げます。トイレに行きたいのを我慢していたサチ、早く部屋に入って用を済ませたいと思っていたのに、自分の部屋はないと知って限界に…。目の前の見知らぬ白人男性にトイレを貸して欲しいと懇願。
その白人男性の名はポール。昼はフリーのメイクアップアーチスト、夜はクールミントという芸名で舞台を彩るドラァグクイーン。今夜出演するステージで使う予定の衣装を知り合いに貸したままだったということに気づいて焦るポールにサチはトイレを貸してくれたお礼に私が何か作りましょうか?と提案。即席でドレスを作ることに。
「この子、なんか面白い!」ドレスの出来栄えに感心し、サチのことも気に入ったポールは「ドレスを作ってくれたらタダでこの部屋に居させてもいいわ」。渡りに船とばかりにその提案に飛びつくサチ。
ところが、その部屋にはもう1人の人物も同居することになりました。クールミントがパフォーマンスするバーにいたパンイチ(パンツ一丁)姿の男性ケン。パンツの脇に紙幣を挟んで踊るゴーゴーボーイ。父親のトラウマもあって男性恐怖症でもあったサチにとってケンは最も苦手なタイプ。そんな彼と寝食を共にすることになるなんて…。言葉は少ないけれど実は優しい心の持ち主のケン。サチがドレス作りのアイディアに煮詰まってしまった時も「楽しまなくちゃ」と言葉をかけて和らげたり、彼のさりげない気遣いにサチは次第にケンを意識するように…。
作者のオーツカヒロキ氏はニューヨークに20年以上在住。漫画家として長く活動し、現地の方と同性婚しています。この方の作画はアートっぽくてお洒落。男性が描く女の子って微妙なことも多いのですが、このヒロインはちゃんと可愛い。本作品にもドラァグクイーンが主要人物として登場していますが、オーツカ先生はかなり若い頃からドラァグクイーンを主人公にした作品を描きたいという思いがあったそうですが、当時の日本はドラァグクイーンに対する認知度も低く世間に求められていなかった、また同性愛者として生きるにはしがらみも色々あって、今ようやくここで誕生させることが出来たということみたいです。ほんとにこの作品、タッチがキュートで洗練されていて、登場人物がみんな魅力的な愛すべき人達なので、その世界観にすんなり入り込めると思います。
「バックステージ・イン・ニューヨーク」は実写ドラマ化されていたんですね。私は未見ですけど、U-NEXTさんで配信中?
ただ舞台はニューヨークではなく東京。サチは田舎から東京に出てきてクールミントと青年ケンと出会うという設定らしいです。でも、う〜ん、ちょっと微妙。タイトルが『自由な女神 バックステージ・イン・ニューヨーク』となっているからには東京設定じゃダメでしょう。(ひょっとしたらお店の名前が「ニューヨーク」かも)
ま、ニューヨークロケだとお金がかかり過ぎちゃう、というのもわかります。でも、本作の要の一つはニューヨークであることだと思うので中途半端というか。ま、ドラマ版を観てないので何とも言えないんですけど。
ただ、絶妙だと思ったのはクールミント役に筋肉美人の武田真治さんがキャスティングされているということ。これだけでも観る価値ありそうですけどね。全4回しかなかったようですが、原作コミックスも2巻しかないので、そういうモノなのかと。その尺だったら映画にしてニューヨークで撮っても良かったのに。でも、資金繰りが大変か。
]]>
私の🇫🇷 NEVERMORE TRIP 2023 その④パリにて
http://marikzio.exblog.jp/33389788/
2023-08-13T18:16:00+09:00
2023-08-13T18:37:04+09:00
2023-08-13T18:16:30+09:00
marikzio
未分類
ほんと数年ぶりのパリ!でも2日間しか滞在しないのでどこに行って何をしたら良いのやらわからん…。
この写真はレプュブリック広場にある像です。ホテルからまあまあ近いところにありました。
私のパリでの滞在先は11区にあるホテル。パリに着いたのは13:30過ぎだったのでランチにはもう遅いし、美術館行ってもなかなかゆっくり見れないだろうしなぁ、しかも土地勘もないのでいま一つスムーズに移動できないし…,ということでまずは物欲を満たそうと行く前から気になっていたお店で欲し買ったものを購入することにしました。行ったのはリシュリュー通りにあるPoleneというブランドの直営店。なんでも2016年に立ち上げられたまだ新しいブランドなのですが、パリジェンヌ達の間で大人気となり今やすっかり街中のあちこちで見かけるようになっているそうです。お値段もお安くはないけれど某ハイエンドな企業のものに比べたらリーズナブルな価格だし、スペインで丁寧に作られている皮製品というところでそういう実直なところ、そして女子心をくすぐる可愛いデザインで一気に人気に火がつきました。
いざ、現地に到着してみたら、中はお客さんがたくさんいてスタッフも忙しそう。しかも入場制限されていて、エントランスでちょっと待たされたんです。まぁ、すぐに入れたんですけども、入店してもスタッフが寄ってくるでもなし、対応してもらうのも順番待ちという有様でした。
店内のお客の層は現地のフランス人というよりアジア系、中近東系とか旅行者っぽい人が多かったかな。パリで大成功して、他国の方々も目を止めるようになったということでしょう。
Poleneの直営店は現在、パリとニューヨークの2店のみ。日本でも卸売はされていないです。でも公式オンラインで購入できるようです。
これは、現地パリ在住のYouTuberさんがPoleneを紹介されている動画です。動画に登場する素敵な在パリマダムお2人のコミカルな掛け合いも楽しい。
ポレーヌで買い物するのは思った以上に大変でした。
ほんとはもっと色々ゆっくり吟味してみたかったんだけど、あまりにもお客が多くて…。私がゲットしたのは日本人に1番人気があるタイプだそうです。
とにかく無事にポレーヌゲットできたということで、物欲が満たされた後は食欲。お昼ご飯と夕食を兼ねた食事にしよう、でも一体どこ行ったらいいのか?そうだ、こういう時は困った時のLeon de Brussels があるじゃないかっ!ベルギー発のレストランだけど、いつでも開いているので入りやすいし、ムール貝やクラフトビールはいつも美味しい。値段もお手頃なので間違いはない。確かシャンゼリゼにあったよね〜。今からそこに行くか?と思いながらgoogle mapで検索したところ、私のホテルから歩いて行ける位置に支店がありました!シャンゼリゼからは撤退したようですが、支店は増えてました。
ちょっと勿体ない気もするけど、パリ1日目はこれで終了。やはり旅先の疲れも出てきているし今夜はゆっくり休んで明日に備えることにしたのでした。
*****2日目******今日はついに最終日。今日こそはパリっぽいことしよう!と勇足で向かったのがルーブル美術館。ルーブルは世界中のツーリストが押しかけていて連日大混雑。開館9:00前から現地に行くに越したことはない。しかもルーブルのような大型美術館は意外と体力勝負。大理石の床や階段は足腰に優しくはなくて移動するだけでエネルギーは消耗します。それに加えあまりにも展示作品が多くてそれを眺めるだけで頭の中が一気に供給過多でそこから何も吸収できない。そしてルーブル自体が迷宮ラビリンスであちこち見ているうちに沼にハマってしまい迷子になってしまうんですよね。(私だけか?)と言うわけでルーブルは朝イチで行くのが1番効率が良い。体力も気力もあって大混雑する前の時間帯となれば開館時刻しかない。
今度のフランスで初めて雨に見舞われました。ピーカン直撃も辛いけど、やはり旅行中は晴れていて欲しい。ルーブルに到着したのは8:40頃だったのに、すでに長蛇の列。中に入れたのは9:45頃でした…。
映画「ダヴィンチ・コード」でもモチーフに使われていた逆ピラミッド部分ですね。
あまりにも有名なミロのヴィーナス。やっぱり美人さん!人間の美の定義って古代から変わってないですよね。
出た〜!!ミケランジェロの「瀕死の奴隷」
これを体現したのが岸辺露伴
ニケ様は何度見ても圧巻。
岸辺露伴に似ていると噂のモナリザ
私が大好きな彫刻作品です。
これもなぜか有名
ルーブルを出ると雨がすっかり止んでいて快晴。そこから歩いて行けるBistro Richeliueへ向かう。その名の通り、リシュリュー通りにあります。ポレーヌ紹介動画の中でもこのお店について触れられていたので利用させて頂くことに。このような現地情報はありがたいですね。
前菜に自家製テリーヌを
鶏肉と野菜の煮込み?デザートのクレームブリュレ、エスプレッソも頂いて満足
このBistro Richelieu、昨日行ったポレーヌのお店の近くで、この日も再びそこを通りました。昨日以上に混雑してました…。どれだけ人気なんだか。ポレーヌ直営店近くにあった公園とその噴水。
先日急逝されたジェーン・バーキンがモンパルナス墓地へ埋葬されたと聞き愛するジェーンにお別れをしたいと地下鉄を乗り継いでラスパイユ駅に出たのはいいのですが、なぜか閉鎖になっていたモンパルナス…。貼り紙には、「ある葬儀があってセキュリティの為に入場を制限する」みたいなこと書かれてあり、門番のおじさんが「tomorrow 」と私に告げる。tomorrowってミュージカル「アニー」の挿入歌みたいなこと言いやがって。私は明日朝イチの飛行機に乗って日本に帰らなきゃいけないんだよ。ジェーンとセルジュとケイトさんのお墓参りがこの旅のミッションの一つでもあったので(急遽だけど)、ちょっと出鼻をくじかれた感じ。昨日行けば入れたのかも?フライトを遅い時間にしてもう1日パリを満喫する手もあったよなぁ、とも考えましたが今回はご縁がなかったと言うことで。
気がついたらレ・アル地区へ。この巨大頭懐かしい。初めてパリを訪れた時もここで記念写真撮ったっけ。
この巨大頭のところから十分ほど歩いたところにユダヤ民族歴史館なるものがあることをgoogle mapで知った私はそこへ行ってみることに。でも、全然面白くありませんでした。
マレ地区を散策しようと思ってたんですが暑い中歩き回るのはいい加減疲れた。しかもマレって人気スポットで人が多いらしいし。この円安だし、ポレーヌとレペット(カンヌ店)でちょっと散財しちゃったし、これ以上買い物してどうするの?スーツケースが重くなって重量制限かかったら?どこかでご飯にするにも、ビストロ・リシュリューのランチがボリューミーで全然お腹が空いていない。しかも!宿泊した11区のホテルのエレベーターが工事に入るため本日から動かなくなるというお達しで、明日の朝チェックアウトする時もエレベーターが動かないので6階の部屋から自力でスーツケースを階段で運んでくる羽目になるので、この日の夜に荷造りしてホテルのポーターさんに預かってもらうことになっていました。なので早めに帰って荷物を整理しなきゃ行けないことも考えると、あまりどっぷり観光にも浸かっていられなかったんですよね。折角のパリなのに。つくづく遅いフライト便にすれば良かった。
ホテルに戻ると、お風呂・洗面道具や翌日の着替えだけを残して荷造りをし、ポーターさんにスーツケースを渡しました。お腹はそんなに空いてなかったのですが、最後にどこかで食事しようと言うことで、google mapでホテルの近くにコリアン料理店があるのを発見し、そこでNEVERMORE TRIP最後の晩餐をしました。空腹ではなかったので牛肉入りのスープを。白米つき。
と言うわけで私の今回の渡仏旅行記はこれでおしまいです。パリ編で少々心残りはあるけれども、コロナ禍が思いの外長引いてどこにも行けない日々が続き、海外旅行が解禁になったら、まずはフランスに行きたいという思いを実現できた旅でありました。しかも、もう行くことはないと思っていたミレーヌのコンサートも観られたし、ニース、カンヌ、リヨンそしてパリという4都市を回るという結構な規模の旅でしたのでそのご縁に恵まれただけでも感謝のバカンスでした。この拙い旅行記に最後までお付き合いくださった方々、ありがとうございました。
]]>
私の🇫🇷 NEVERMORE TRIP 2023 その③ リヨンにて
http://marikzio.exblog.jp/33386905/
2023-08-11T17:54:00+09:00
2023-08-11T18:15:30+09:00
2023-08-11T17:54:52+09:00
marikzio
未分類
ニースでのMylene Concertも無事に終わり、翌日はTGVに乗ってリヨンに移動です。
コンサートが23:40頃に終わり、宿泊部屋に着いたのが12:30。パリ行きのTGVが7:00発ということでまともに眠る暇すらありません。とにかく時間が限られているということでコンサート会場に向かう前から荷物の整理をしておきました。シャワーを浴びて就寝したのが2:30過ぎ、起床時間は5:00でした。まあ、リヨンからパリまでTGVで4時間半と意外と時間がかかるので、駅前のPaulでパンとお菓子とジュースを買い車内でゆっくり寛ぎました。
そしてお昼前には無事にリヨン到着。
リヨン・パル・デュー駅からタクシーで宿泊先のホテルへ。14:00からでないと部屋に入れないというので荷物だけ預かってもらう。コンシェルジュのおじさんに「お昼ご飯を食べたいんだけど、どこかありますか?」と聞いて近くにあるBuchon(大衆向けビストロ)を教えてもらいました。観光スポットに立ち並ぶツーリスト向けのカフェやレストランって入りやすいけど値段の割に美味しくないですよね。でも、地元の人の行きつけのお店なら間違いはないだろうと思って聞いてみたのですが、やはり正解でした。
前菜とメインのお肉、白いチーズ、デザートのアイスを頂きました。量が多すぎて一部残しましたがとても美味しかったです。
腹ごしらえした後は少し歩いて観光スポットの1つである、テロー広場へ。美しい女神像とリヨン市庁舎。リヨン市庁舎は絢爛豪華だと聞いていたのですが外観はイメージしていたほどでもなかったような…。内部はどうなんだろう?
そしてリヨン美術館。リヨンに来たからにはここも外せません。
建物のエントランスを抜けると素敵な中庭が。
このお庭も芸術作品の1部見たいなものですよね。
こんなシュールな彫刻作品も。
2体の彫刻がお出迎え。
この美術館、彫刻作品もかなり充実してました。
暗くてよく見えませんが、この部屋の奥の絵が宗教画っぽい作品でした。
ちょっとミケランジェロの「最後の晩餐」を彷彿とさせます。
リヨン美術館、17世紀の修道院だった建物を改築したもので雰囲気も抜群だし、展示されている絵画や彫刻も充実していると思うのですが、旅の疲れが出てきたのかやたら欠伸が出てきて、ソファーがあればすぐに腰掛けて休みたい。要するにあまり作品鑑賞に集中できるような体調ではありませんでした。
そう言えば昨日は2、3時間しか寝てなかったよな。ランチでワイン1杯飲んでいい感じに眠気がさしてきたよな。美術館って実は意外と体力消耗するんですよね。街中歩き回るより立って静止するのって足腰に負担かかるんです。私だけかな?しかも昼より3時4時過ぎの方が暑さが厳しくなっている気がする。
なので、せっかくの滞在時間が勿体無いけど、疲労で観光に集中できないのもよくないので、美術館を出た後は真っ直ぐホテルに戻ることにしました。ここでたっぷり睡眠をとって明日に備えた方が良さそうと判断しました。
*****2日目*****
ガッツリ眠り、ホテルでのバイキング朝食でしっかりエナチャージし、気温がまだ上がっていない早朝のうちに観光をスタートしました。昨日の分を今日取り返さなくてはいけません。
リヨンは大きな地方都市ではありますが宿泊のロケーションによっては交通機関を使わず徒歩で主要な観光スポットに歩いて行けます。
まずは、中心地から少し離れた Crois Rousse クロワルッスの丘を目指すことにしました。
クロワルッスは高台にあって歩いて行くのはきついかな?と思ったのですが、ゆるい坂道沿いに歩いて行ったら意外とあっさり辿り着いてしまいました。
クロワルッスにに行く目的はカニュの壁と呼ばれる騙し絵アートです。これ実は地味な建物の平坦な壁に描かれた絵なんです。
階段の描写で奥行きを持たせています。
猫ちゃんもいます。
クロワルッス地区から坂道を降りて徒歩で中心地の旧市街へ。
次なる目的地はFourviereの丘。Crois Russeと同じ丘でもフルヴィエールは丘が違う。徒歩で行けるレベルじゃないんです。旧市街から出ているケーブルカーに乗って急な勾配の丘の斜面を登ります。
ケーブルカーに乗ってあっという間に到着。目の前にはフルヴィエールノートルダム大聖堂の美しい姿が。
ヨーロッパの街中にある教会っていいですよね。
無料で入れるし、強い日差しから逃れてひと休みできるのがいいです。そして静かで祭壇やステンドガラスの美しさに浸ることで心が洗われます。
フルヴィエールの丘から見下ろすリヨン市内の展望。
リヨンの中心地はこのようにソーヌ川という川で貫かれています。この川を境にして片側が旧市街とフルヴィエールの丘などの観光スポット、もう一方が市庁舎・リヨン美術館などがあるテロー広場やベルクール広場、ブランドショップやデパートなどが立ち並ぶ商業圏エリアとなっています。そして川には大きな橋が架けられていて自由に行き来できるようになっています。
フルヴィエールの丘でもう一つのお目当てだったのが古代ローマ劇場。
ノートルダム大聖堂から少し坂を降りたところにあります。
「マチュピチュか!」と英語で突っ込んでいたお兄ちゃんがいました。確かに言えて妙かも…。
なんかの舞台の準備でしょうか?今でも野外コンサートや演劇の会場として使われているそうです。
シェイクスピアの劇なんかやって欲しいですよね。
マチュピチュ感半端ありません。ペルーの山奥まで行かずしてマチュピチュ擬似体験できるなんてお得。
かくれんぼとかできちゃいそう。
ケーブルカーでフルヴィエールの丘から下山して旧市街へ。
石畳の古い商店街って魅力的だけど、ヨーロッパならほぼどこにでもあるんだよな〜と冷静になってみる。
リヨンといえばグランギニョールという人形劇も有名。人形博物館に入ってみたかったんですが生憎定休日でした。ミニチュア映画博物館なら開いていてお客もよく入っていました。その時はあまり惹かれなかったんですけど、人気スポットだということで今思えば入っておけばよかったです。
橋を渡って川岸の向こうへ。
名所の一つであるベルクール広場は修復中のためか有名なルイ14世の像が囲いに覆われていてそのお姿を拝むことが出来ませんでした。「星の王子様」の作者、サン・デグジュベリの像もあったはずですがそれも囲いに影にあって見ることが出来ませんでした。
正直言ってリヨンってさ、南仏に比べると見所が少なくて地味目だから、ランドマークの1つのベルクール広場が見られなかったのはちょっと損をした気分でした。
リヨンって実は騙し絵アートの街。よく見るとあちこちに描かれています。
クロワルッスまで行かなくとも私が宿泊したホテルの間近でもトリック壁画がありました!
しかもこれ、私が宿泊したホテルの壁なんです。
観光的には少々見所が少ない気もしましたが(私が情報不足なだけ?)、リヨンって絹織物で栄えた商業都市だし、フランスで一番ガストノミー(食べ物が美味しい)と言われている街なんですよね。
パリからもTGVで2時間半程度でアクセスできるし、日帰りまたは1泊2日くらいでかなり満喫できる街なのではと思いました。ちなみにミレーヌのコンサートもここで2日間開催されていました。
今回訪れることができて良かったです。
]]>
私の🇫🇷 NEVERMORE TRIP 2023 その② ニースの1日
http://marikzio.exblog.jp/33385486/
2023-08-10T16:41:00+09:00
2023-08-10T16:49:03+09:00
2023-08-10T16:41:22+09:00
marikzio
未分類
ニースと言えば真っ先に行きたかったのがシャガール美術館。現地でもマティス美術館と並んで人気スポットのようです。前回ニースを訪れた時は目的地まで行ったものの生憎火曜定休日でした(涙)。シミエ地区にあるマティス美術館は訪れることが出来たのですが、シャガール美術館に入れなかったのが心残りだったのです。
やはり多くの観光客が訪れるのか地元の人とすれ違うと「musée?そっちだよ」と声をかけられたりします。私も含めて日本人ってシャガール好きですよね。青森県立美術館でもバレエ作品『アレコ』の背景画3枚が常設されてますし(別に青森と縁もゆかりもないのだから大枚叩いて買い付ける意味があるのか?)、日本人のシャガール熱ってもはや異常。
シャガール屏風
シャガールと言えば青
赤い絵もありませっせ。
青いステンドグラス作品
館内には舞台もあってコンサート等が出来るようになっています。
ここにも青を基調としたステンドグラス。
敷地内の中庭も美しい。
カフェで一息つこうかと思いましたが、コーヒーとかジュースしかなかったので利用しませんでした。
バスに乗って美術館から中心街へ戻り、旧市街にあったクレープリーでお昼を。
お手頃な値段でガレットと甘いクレープのセットを食しました。写真ではわかりにくいけどガレットの具はラタトゥイユです。
ニースでもう一つ気になっていたスポット、ラスカリ宮殿博物館。旧市街の中にあります。
外観はただの地味な建物で他の民家と溶け込んでいるのに、中に1歩踏み込むとこんなバロックな空間が。17世紀の貴族の家にタイムスリップ!
天井のフレスコ画、美しい彫刻達やタペストリー。そして地元アーチストの作品が展示されていました。
これで拝観料が5ユーロ。殆どの博物館が10ユーロ以上するので「安いでしょ。お得でしょ?」と受付のおじちゃんが言いました。博物館自体は小さいですが、これだけ濃密な世界にトリップ出来るのですから素晴らしいコスパです。この空間大好きです。なんで前回来た時ここの存在を知らなかったんだろ?
部屋の向こうにあるのは祭壇?
この右側にいるお姉さんなんですが、写真には写っていないんですが悪魔みたいな怪物を踏みつけているんです。大天使ミカエルでもないしなぁ。一体誰なんだろ?
アンティークの楽器もいっぱい展示されてました。
これもかなり貴重なピアノのようです。絵が美しいですね。
ニースの中心地の一角。向こうには海が。
そう、ニースと言えばやっぱり海!
カンヌとあまり変わりませんが…。
この日はミレーヌ・ファルメールのコンサートがある日。
開場前にトラムに乗って郊外へ移動しなければいけないのでここでニース観光を切り上げました。
暑過ぎ、歩き疲れていたのもあって城址公園やプロムナード・デ・ザングレ散策は省略。もう行くことはないでしょうが、2回もご縁があって訪れることが出来たのは良かったです。
]]>
私の 🇫🇷 NEVERMIRE TRIP 2023 その①日帰りカンヌ
http://marikzio.exblog.jp/33384293/
2023-08-09T16:01:00+09:00
2023-08-09T16:19:47+09:00
2023-08-09T16:01:55+09:00
marikzio
未分類
今回の旅は行きがアムステルダムのスキポール空港で乗り換えしてニースのコートダジュール空港に到着。そこで3泊した後、TGVでリヨンへ移動。リヨンに2泊してTGVでパリに移動。パリに2日滞在した後、エールフランスの直行便で羽田に帰国するという行程でした。
ニースはだいぶ昔にこのブログで旅行記を書いていますが今回ご縁があって再び訪れることになりました。リヨンは実は数年前に行く計画があったのですが、直前になって渡仏を取りやめることになって断念した経緯があったのでそのリベンジ?です。
まずはニース編!と言いたいところですが、ニースは前にも訪れているので、ニースから電車で片道30分、バスで2時間で行けるカンヌの旅行記をば。
夏の南仏はヴァカンス客で溢れかえっていました。Nice Ville駅に行って見るとチケット売り場、自販機は長蛇の列で暑さもあってくらっと目眩が。ここは大人しくニースに留まろうか?とも思いましたが、並んでいたら割とあっさり買うことができました。しかも直近の便を乗り損ねたと思ったのに、フランスは電車がよく遅れるお国柄らしく、40分くらい遅れているとかで逆にすんなりとその列車に乗れてしまいました。
私が乗った電車はマルセイユ方面に行く線で激混みでした。コートダジュールの海岸に位置するニースは近隣のカンヌとかエズ村とかモナコへもローカル線で簡単にアクセス出来てしまいます。ニースに拠点を置いてしまえば色んなところを立ち寄れてお得ですもんね。そのためか今のシーズンのホテルはどこも割高。あまりに高いので私は一般の人が自分のアパートメントを割安で提供してくれた部屋を利用しました。
カンヌと言えば世界的に有名なカンヌ映画祭が開催される街ということでハリウッドと並ぶ映画の聖地です。レッドカーペットでここぞとばかりに着飾った華やかなセレブの姿がメディアを賑わせるあのカンヌです。豪邸に住むお金持ちしか住んでいない街というイメージを勝手に抱いていたのですが果たしてその実態は,,,。
カンヌのビーチです。地中海、最強です。眩しいです。
でも海には入らず、私は映画祭会場に使われるPlais des festival congresを目指します。
それがここ。
赤絨毯がないとどうってことないですね。普段はカジノらしい。
会場の隣にあったツーリスト・インフォメーションの前に俳優たちの手形が。
カトリーヌ・ドヌーブ
シャルロット・ゲンズブール。1990年ってまだ10代だったのでは?
海岸沿いにはハイエンドなブランド店が立ち並ぶクロワゼット通りがありますが、地元の人にとって馴染みがあるのはZARAやデパートなどがあるアンティーブ通り。私はZARAでトップスを買ったり、レペットというバレエ用シューズで有名な靴屋さんで黒いフラットなパンプスを半額で買ったりしました。そして何より暑かったのでダブルのジェラートを歩きながら食べました。(だって座ると有料なんだもん)
そして高台にある教会を目指すことに。
この坂を登っていきます。
エスペリエンス・ノートルダム教会
まるで「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ中のあるスタンドみたいな名称です。
城壁に囲まれた要塞のような教会。
高いところからの地中海。
教会の周りも坂になっていて民家が。
この家々を見てるどどこか庶民的で親しみが湧きますね。
世界的に有名なイベントのせいで華やかでゴージャスなイメージを抱いてましたが本来は小さくて素朴な港町だったのだとか。城壁と教会も中世時代の雰囲気が残っていて素敵な街でした。
]]>
Mylene Farmer Nevermore Tour a Nice
http://marikzio.exblog.jp/33380730/
2023-08-06T19:15:00+09:00
2023-08-10T17:33:52+09:00
2023-08-06T19:15:40+09:00
marikzio
Mylene Farmer
今回はコロナ禍以降の初めての海外で色々な意味で不安でしたが、おかげでトラブルにも遭わず体調を崩すこともなく久々のフランスを楽しんでくることが出来ました。渡仏の目的は何と言っても7月29日に開催されたミレーヌのニース公演。恐らく現地に行くことはないだろうと思ってましたが、ご縁を頂き3度目のミレーヌのパフォーマンスを二度目のニースで体験することが出来ました。
会場はニース郊外にあるAllianz Riviera。これから開催されるワールド・カップの会場になる巨大競技場です。ニース市内からはかなり遠い山側に位置する場所なのですが、街中から会場まで走るトラムの特別路線が出て15分毎に運行してくれたのでそれを利用させてもらいました。昼の15;30から何と深夜の1:00まで運行するなんて太っ腹!これってミレーヌのコンサートだけでなく他の大きな試合があった時にこのように神対応してくれてるんだろうな。
ロケーションは山中ですがトラムも走っているし、競技場の周りは商業施設になっていてIKEAを始めとする大型店やレストランなども色々入っていて開場待ちの客達も食事や買い物など時間を潰すのに困らないようになっていました。なぜか馬に乗った警官が。でも風情ありますな。
クオリティーはあまり良くないし、他のサイトでもっと良い写真や動画が見れますが、一応雰囲気だけでもお伝えするべく私の拙い写真をお届け。私の席はステージから1番遠い位置でした。これでもほとんどの席が売り切れ状態の中、立ち席ではなくシートをゲット出来たのは幸運だったのです。私は長時間立ちんぼで平気でいられる自信もなく、コンサートの後も旅行は続くのでどんなに遠くてもちゃんと座れる席を確保したかったのです。6:30に開場したのにコンサートが始まったのは9:15頃。2時間近く待たされるのはもう驚きませんがそれはそれで待つのも楽し。会場では80年代の英米ポップミュージックやフレンチポップが流れ、大半が40代、50代の層のミレーヌファンにとってはど真ん中の選曲。ダンスフロアよろしく音楽に合わせて踊り狂う素敵マダムの姿があったり、わけもなく奇声をあげて走り回る若い子達もいたり、立ち席には立ち席なりの楽しみ方があるようです。ステージが始まる直前に先日亡くなったジャン・ルイ・ミュラとコラボした「Regrets」のビデオクリップが。ミレーヌもミュラもお若い。このビデオクリップは遠い所に行った片割れと墓場で逢瀬を重ねるという内容でしたが、本当に遠いところ旅だったミュラへのオマージュということでしょう。しかしミレーヌ、このネタを他のアーチストさんともやってますよね。
アルバムの中でコラボしていたAaRONのお二人も今回のツアーに参加。全日程出演していますね。2ヶ月の長いツアーに同行するなんて珍しいことです。ひょっとしてボーカルの人とミレーヌ、デキてるのでは?と思ってしまいました。かなり年齢差あるんですが、ミレーヌだったらアリそうですね。
Setlist (non modifiée)Prologue
Du TempsPeut-être toi
Libertine
Optimistique-moi
À tout jamais
C'est une belle journée
Tristana
Nevermore Medley
Rayon vert (avec AaRON)
Rêver
L'autre
Que l'aube est belle
Sans contrefaçon
Oui mais... Non
Interlude (Ode à l'apesanteur - Instrumental)
Que je devienne
XXL
Désenchantée
Rallumer les étoiles
Épilogue
髪型やコスチュームの中には初期の、1番最初のツアーで使われたものを想起させるような、というかわざとそれに寄せているようなものが散見されました。カラスもミレーヌの世界ではど定番アイテムですし。「やはりミレーヌと言ったらコレ!」という期待に応えるというかオールドファンに媚びてる感じに正直ちょっと辟易。昔からのファンだっていい加減大人になってるんだから、新しい今のミレーヌを見せたっていいのに。でも確か、この舞台のコンセプトを手掛けたのは今回のアルバムで一番多く曲を手掛けたWoodkidだったような。彼はミレーヌの昔からのイメージをリスペクトした上でのこの路線だったかも。これまでの集大成的でありながらもそこに新しい解釈を加えたような仕上がりに感じました。巨大なカラスのオブジェとその胎内で歌うミレーヌ、カラスの仮面を被ったダンサー陣。後半なんて秘密結社か妖しい新興宗教の儀式のような演出、背後のインスタレーションの素晴らしさにやはり唸ってしまいました。今回はグッズは1つも購入しませんでした。混んでいたというのもあるけど、サイトでチェックしても欲しいと思えるようなものがなかったので。
それにしても会場全体がミレーヌに対する愛というかみんな彼女が好きで好きで堪らないっ!という熱気に包まれていました。幅広い年齢層の老若男女、そして大勢のスタッフたちが今、ミレーヌと同じ空間にいるこの一瞬を最高のものにしようという思いに溢れかえっておりました。大変残念なことに6月末にパリ郊外で17歳の移民の男の子が警官に撃たれ命を落としてしまいました。それに抗議するためのデモがフランス全土で起こって暴動的なものにまで発展、1週間ほど炎上していました。その煽りを受けて6月30日、7月1日のパリ公演の取り止めが発表。このニュースを聞いた時はニース公演も中止か?ならフランスへ行く意味などない(中止される時点で相当ヤバいって事だって!)と危惧しました。パリ以外の日程は予定通りに開催されて良かったです。キャンセルされたパリ公演2日間は来年の9月末に決定していますね。1年以上延期になるのは来年パリオリンピックも控えていて予約が取りにくかったり色々な事情があったのでしょう。ところが更にもう1日追加公演が10月1日に予定されており、すでに立席しかないようですね。ほんと商魂逞しいっつーか。あ、ミレーヌじゃなくて興行主がね。その為、今年末に発売される予定だったライブ盤(音源・ビデオ)も来年末になるそうですね。うーん、それはそれ、これはこれで別に今年末でも良いんじゃないかと思うんですが。席が遠かったので近いアングルからのを早く観たいんです。パリ公演が1年以上先になるということで、その間に新曲出るかも知れないし演出とかセトリとか変更されると2023年に行われたツアーの記録は残らずパリ公演で上書きされたものが発売されることになるというのはちょっと切ない…。でも、パリ公演が来年無事に開催されることをお祈りしております!今回諦めちゃってた人も復活戦があります。是非!!
]]>
ご無沙汰してました
http://marikzio.exblog.jp/33370739/
2023-07-30T14:21:00+09:00
2023-08-06T17:20:43+09:00
2023-07-30T14:31:16+09:00
marikzio
Mylene Farmer
昨夜、ニースの競技会場で行われたMylène Farmerのコンサート、NEVER MIRE TOUR 2023公演を観て来ました。
やっぱりミレーヌ、還暦を過ぎても可愛いしパフォーマンスも素晴らしい。演出や美術、背後のインスタレーションも凝りに凝ってて完璧なものを見せて頂き幸せな瞬間でした。
取り急ぎご報告はここまで。
旅行記なども後日アップしますね。
]]>
巴里よ、a bientôt…
http://marikzio.exblog.jp/33077600/
2023-03-16T19:44:00+09:00
2023-03-16T19:44:36+09:00
2023-03-16T19:44:36+09:00
marikzio
未分類
コンセプトは「Taking elegance to new heights」(エレガンスを新たな高みへと導く)。美しいパリの一角から一転、パリを象徴するエッフェル塔が登場。
女優のMargot Davyが真紅のドレスに身を包み鉄の階段を駆け上がる。ドレスの長い裾が長い旗のように翻ってとても幻想的でエレガント。
絵的にも秀逸で眼福ものなんですが、あんな長い裾翻してあんな高い所登るなんて危険だなぁ….って思いましたが、メイキング見たらやっぱり合成みたいです。
でも制作スタッフの熱量が感じられて良きデス。フランスのエレガンスとやらを見せつけてやるっ!的な意気込みを感じます。
しっかし、まだまだ高くてエアチケ買えないっす。
新型コロナの禍根は根深いものがありますね。でも2024年はパリ・オリンピックだからもっと手が届かなくなりそう…。でも、いつかまた会おう、Paris!
]]>
特集☆ミナモトカズキ
http://marikzio.exblog.jp/33017853/
2023-03-04T19:18:00+09:00
2023-03-05T20:24:31+09:00
2023-03-04T19:18:29+09:00
marikzio
Bande dessinee
ミナモト先生はご自分のプロフィールに「男女、男男、女女、恋愛ならなんでも美味しいですし、なんでも描いています」と書かれているとおり、作風が多彩で男性向けのゲイ漫画、女性向けの異性愛漫画、そして腐女子向けのBL漫画を発表されてきています。(百合漫画は描かれていないと思いますが)作品によって読者層が違ったりするのでしょうか?男性の作家さんですが、この方の描く絵は男の方にしては線が太くないので女性にとっても読みやすいですし、作品によっては可愛いキャラも描かれます。また女子受けしそうな綺麗めな絵もあります。
私がここで紹介するのは4作品です。
「怪獣になったゲイ」
主人公は高校生の男の子、安良城くん。地方から東京の高校に転校してきた彼はなぜかクラスメイト達からイジメの対象にされてしまいます。地元ではイジメを受けたこともなかったのに、ここでは特に理由もなく勝手に「いじめてもいい奴」認定されてしまい壮絶な日々を送ることに。それでも不登校にもならず自殺もしないでやってこれたのは担任の黒田先生の存在に救われていたから。しかし、ある日、その黒田先生の口から「男が男を好きっつーのは生理的に厳しい」という発言を偶然聞いてしまいショックを受けます。「黒田先生でさえ、こんな自分を受け入れてはくれないんだ。僕はゲイであるこの自分が嫌だ」そう思った瞬間、彼の姿は怪獣に。騒然とするクラスメイトや黒田先生。しかし安良城くんはいつも通り登校し続けます。毎日いじめられ続けていたので、怪獣になってからの方がかえって心安らかでいられることに気づいたから。イジメの主犯格である成瀬くん。彼は家が代々医師という裕福な家庭の子でしたが成績が振るわず、そして実はゲイ。負い目をたくさん抱えていたところに地方からやって来た安良城くんに何故か苛立ちを覚えて集中攻撃していましたが、怪獣になった安良城くんが黒田先生に向かって「僕はゲイなんです」と宣言したことで余計同族嫌悪を掻き立てられるのでした。優秀な医師である父が「この家の後継ぎは兄さんに任せたからお前はお前の生きたいように生きていいんだよ」と言われたことで彼も怪獣になってしまいました。自分自身を受け入れられず違う存在になりたい、または一番認めてもらいたい人に認めてもらえない、ということで怪獣に変身するメカニズムが発動するらしい。安良城くんは自分のことを理解し受け入れて欲しいと思っていた黒田先生が上っ面だけの薄っぺらい人物だったことに気づき自分は自分のままで良かったんだということに着地して無事に人間の姿に戻り、田舎に帰ります。成瀬くんもゲイであることがクラスメート達にバレてしまいますが人間の姿に。しかし、黒田先生の同僚である女教師が黒田先生のある一言で怪獣になってしまうというシュールなラストでした。黒田先生ってどこか問題あるようです。しかもそれを本人が気づいていない。
「俺の花婿はお前じゃない」
これは女性向けBL作品ですね。絵も綺麗ですし、水色を基調とした装幀も美しい。制作に関わった人達の愛が伝わってくるようなデザインです。私的にはこれが一番オススメです。
大手ホテル会社の御曹司として生まれた仙堂渉。跡取り息子として妻を娶り子供をもうけて経営者としてこの家を守っていくのが我が宿命。学生の頃から自分のセクシャリティには気づいていたし、散々男遊びを重ねてきたが、結婚したらゲイは完全に封印。自分の運命に抗う気などさらさらない。良き夫、良き父親として墓場まで演じ切ってやる。
そんな心構えで臨んだお見合い。美人で感じの良いお見合い相手の女性の横には怖〜いお兄様が。大事な大事な妹の結婚相手がどんな奴か俺がしっかり見極めてやる!とばかりに鋭い眼光で自分を睨みつけてくる羽柴正宗。物々しい奴だが、見た目は自分のタイプだ。こんな刺すような目つきをベッドでやられたらたまんないだろうな。このお嬢さんと結婚したら、このイケメン兄貴とも家族になるんだな。しかし、渉の笑顔や言動に胡散臭いものを感じた正宗は私立探偵を雇って渉の身辺調査をしていたのでした。「お前、ゲイだよな。なぜ俺の妹と結婚したい?」自分の素行を突き止められ、こんな面倒くさい身内がついてくるんじゃかなわんと思った渉はあっさりそれを認めます。結婚するまでは思う存分男達と遊び、結婚したら完璧な夫、父親として幸せな家庭を築くつもりだ。それが御曹司として定められた人生だから。同性愛者として生きることなど自分には許されない。「なんでそうなるんだ?ゲイなら男と付き合えばいいじゃないか。恋愛は本能に従ってするものだぜ。親のために生きるのはやめて自分の人生を生きてもいいんじゃないか?」と言う正宗に「お前は何も知らないくせに!」と反発する渉。「じぁあ、本能って何なんだよ!クソ野郎が!」早々に羽柴家との縁談を断った渉。しかし、自分の本能を殺してまでも親のために跡取り息子としての務めを果たそうとしている彼の悲痛とも言える決意に正宗はグッと来てしまいます。自分は1ミリもゲイではないが、渉の無理して生きている感じとか危なっかしいところが癖に刺さるものがある。しかもお見合いした妹が「私とのお見合いだってのに、相手は兄貴のことばっかりじーっと見て。私は私のことしか目に入らない、私に服従してくれる人がいいのよ!」というのを聞いてますます渉のことが気になってしまいます。これはちゃんと確かめねぇと、とばかりに正宗は渉のことを追い回すようになるのです。この作品のテーマは男同士の結婚。しかし本編は渉が正宗をパートナーとして受け入れ、本当の運命に向かって2人で歩いて行こうと決意するところで終わっています。時代は変わりつつあるといっても同性婚はまだ日本では一般的ではないし、渉の実家が2人の結婚を受け入れて完結するには尺が足りな過ぎるでしょう。でも、希望を持たせる終わり方で良かったと思います。
「メルヘン課長とノンケ後輩」
青年誌「コミックリュウWeb」に連載されました。(現在シーズン2は休止中?)ミナモト先生がデビューする前から抱いていた夢に「一般青年誌で男同士の恋愛ものを描いてみたい」というのがあり、それが本作で叶えられることになったという記念すべき作品で彼の代表作でもあります。ドラマ版「壁こじ」劇中でも猫屋敷くんの机の上に置かれてました。ちなみに「壁こじ」もコミックリュウで絶賛連載中です。
まるでゲイバーのママのような喋り方とキャラで女性社員に慕われる犬飼課長34才。恋愛指南をし、自らもロマンスのお相手には事欠かないようなリア充感を振り撒く犬飼課長に「この人は本当の愛を知らないのではないか?」と感じたノンケ男性の高木22才は自分がこの人に本当の愛を教えてあげたいと思うようになるというお話。個人的には20歳そこそこのノンケが二回り近い年上のゲイ男性にガンガン行くというのが現実味なさすぎてちょっとピンと来ないというものがありました。BLっていわゆるファンタジーとか夢を楽しむものなんですけど…。しかし、課長は実は山形の出身で実家が農家の次男坊なこと、東京では周りに隠すことなくゲイライフを謳歌しているように見える彼も因習的な田舎ではゲイであることをひたすら隠している、というエピソードでストーリーに厚みが出て来ました。高校生だった課長が自分の部屋に隠していたBL漫画を長男に見つかってしまい、「俺は自分の家族が大好きだから、この事は墓場まで持って行ってやる。だから誰にも言うな。この家は自分が守るからお前が家族の迷惑になるようなことをしたら絶対許さないぞ」という場面があるんですね。LGBTQの概念がかなり浸透してきて、多様なセクシャリティがあることが理解されるようになってきてはいますが、「当事者が身内の者である場合はそんな簡単には受け入れられるもんではないのよ」という課長の言葉には重みがあります。
連載している媒体が一般青年誌なので、男同士の性描写はさすがに描けないなぁと作者自身も思っていたそうですが、課長と高木の関係が親密になっていけば男女の恋愛と同じように性愛に行き着くのは自然な成り行きであり、その辺のところで悩んで担当者に相談したそうです。担当者は「物語に必要なら描くべきだ」と言ってくれて描くことになったそうですが、「あまりにエロ過ぎる表現は難しい」と言われ、性器は描かない、擬音も考慮するなどの制限が出てそれはそれで苦労だった、とあとがきに書かれていました。
「漫画を描く人は全員敵だと思っていました」
「壁こじ」最新刊(6巻)に収録されている読み切りコミックエッセイ。「壁こじ」はフィクションではあるものの、主人公猫屋敷くんは自分自身を投影させたものであるとご本人は語られており、この作品にも壁こじの原点となる要素が伺えます。
専門学校の同級生が商業誌デビューを果たしたと聞いた時は「自分がトップバッターになるはずだったのに」とピリピリし、アシスタント時代も同僚の子がデビューしたと聞いては嫉妬でギスギスしたと語られています。晴れてデビューした時も他のもっと売れている作家がいなくなってしまえ〜と祈ったり、アシスタントを雇う立場になっても、お弟子さんが漫画家デビューして自分より売れるようになったらどうしようと殺伐としたり、そういうわけでプロアシ(漫画家を目指さずアシスタントに徹する)しか雇わなくなったそうです。今や毎週のように締め切りに追われ、作品もドラマ化され、ラジオ番組にも出ている人気作家さんでありますが、過去はそんなだったなんて意外です。そんな拗らせ精神が今の彼の原動力となっているのかも知れませんね。ミナモト先生のアシスタントを経てプロデビューすることになった漫画家さんを心から応援し祝福できるようになった自分に「少しは成長したのかな」と思っていたところ、その人から「私、自分がデビューしてから他の作家に嫉妬する先生の気持ちがわかりました。私、ミナモトイズムの後継者です」と言われます。作中の「ミナモトイズム」と「漫画家は拗らせてなんぼ」は名言です。
承認欲求って実は大事なんですね。自分自身の根源からくるエネルギーなのでそこを否定したり、フタしちゃいけないんだな、って思いました。]]>
黒いカーディガンに取り憑かれた女
http://marikzio.exblog.jp/32963593/
2023-02-23T17:54:00+09:00
2023-02-23T18:58:53+09:00
2023-02-23T17:54:45+09:00
marikzio
n'importe quio!
タイトルにある『黒いカーディガンに取り憑かれた女』と言うのは何を隠そう、この私のことです。気がつくと黒いカーディガンをよく購入していることがわかりました。まぁ、さすがに黒ばっかりではないのですが、私のワードロープはカーディガン率高いです。ジャケットよりカーディガン。
なぜかって、カーディガンは何かと便利なんです。春先とか秋口とかちょっと肌寒い時は軽いアウター代わりになるし、真冬はコートの下に重ねると暖かい。暑ければ脱げばいいし温度調節もしやすい。(この「温度調節しやすい」と言うところが微妙にババ臭い)。
そして黒が多い理由は何にでも合わせやすい、そして締め色としての役割も果たす。そりゃジャケットに比べたらカジュアルだけど、デザインによってはブラウスと合わせればきちんと感も出せたりするので便利なんですよね。
私が数年前に購入したKate Spade の襟元にスワロフスキー(もどき)があしらわれた黒カーディガンはちょっとお高めだったけれど、お気に入りで何年も使い倒し、毛玉がついてしまいました。それでも継続して愛用中ですが、他にも使い勝手が良さそうなのはないかな〜とZARAやH&Mのサイトを覗いてカーディガン類をチェックし、届いてみてサイズ感がミスマッチでイメージと違ったものは返品してました。海外サイトでアルパカニットの黒いカーディガンがとても素敵に見えてポチったものの、いざ届いて袖を通して見ると野暮ったいデザインで後悔。返品したかったけど海外からのものだったので泣く泣く断念しました。ちょっと南米風味?のデザインでモデルさんのような洗練された方だったら上手に着こなせるのかも知れませんが、私が着ると芋くさいおばさんでしかありませんでした。
「あれ?私ってば黒いカーディガンに取り憑かれてないか?」と気づいたわけです。まるで伊藤潤二氏のホラー漫画並に自分が怖い。
それでもまだ懲りていないのか「自分にぴったりハマるカーディガン」を求めてふと思い出したのがagnès b.。女子学生か?私は。
アニエス・ベーと言えば、20年以上前、日本の若い女性の間でとても人気のあるブランドでした。フレンチカジュアルと言いますが、パリの女の子を体現したかのようなお洋服が日本人女性のツボにハマったのでしょうね。(実際現地ではどうなんかな〜。フランス人の女の子がみんなアニエス・ベーが好きとは思えないんだけど)
私が10年以上前の夏に旅行でパリに寄った時に泊まったホテルがサンジェルマン・デ・プレでそのホテルの近くにアニエス・ベーの路面店がありました。旅先で日光湿疹にやられた私は羽織物が入用になり、ZARAでも良かったのですが、「アニエス・べーか。懐かし〜」と思ってそこで黒いポリエステル素材のショートカーディガンを購入。触ると冷やっとした肌触りで真夏にぴったりな羽織もので未だに愛用し続けています。そして全然くたびれていない。だからモノは確かなんですね。
ここ数年、東京にアニエス・ベーの直営店がオープンし、人気が復活しているとか。20代30代の若い世代はもちろん、昔アニエスべーが大好きだった大人世代の間でも再び目を向けられているようです。アニエス・べーの服はシンプルでタイムレス、質が良く安っぽくないので幅広い年代に愛されるのではないでしょうか?
アニエス・ベーのカーディガンと言えばPression。日本ではスナップ・カーディガンと呼ばれていましたね。
自分は購入したことなかったのですが、このブランドを代表するアイコニックな商品。何と40年間売られ続けているという名品。
定番中のド定番なんですが、裏起毛のしっかりした生地でわりと大きめなので自分が着ると地味でモサッとした印象。こんなシンプルコーデが様になるのは若くてスタイルがいい方に限られますね、実は。
そして私は冬はダウンコートを着ることが多いのでダウンの下に着ると微妙に嵩張る。下に合わせるものを薄手のニットにするなど工夫が必要。でも暖かくて着心地がいいので寒い日はついつい着てしまいます。
このお姉さん、キマってますね〜。生地もボリュームがあるお洋服なので黒だと重くなり過ぎるのかも。このオレンジ色、綺麗です。
今ひとつ定番pressionに満足しきれなかった私は懲りもせず、このタイプも購入してみました。
薄手のコットンニットのpression。ボタンがシルバーで筆記体で「b」の文字が書かれてるんです。そして fabriquée en France (そこ重要)。
これは買ってみて大正解でした!
裏起毛のpressionより薄手で丈も短め、伸縮性があるので程よくフィットして野暮ったくなりません。薄手なのでカットソーのように着ることもできるし、羽織ものとして重ね着コーデも出来ます。ダウンの下に着てもモコっとならないし、私は職場で上着を着ることも多いので、このカーデなら嵩張らずしかも暖かいです。
しかもこれの良いところは真夏以外、ほぼフルシーズン活用できるところです。真夏であってもトートバックに忍ばせて旅行中の新幹線の中とか空調でガンガンに冷えた劇場の中とかお助けグッズとして役立つこと間違いなしです。これぞ「痒い所に手が届く」アイテムと言いますか。
ところで、このお嬢さん、めっちゃ可愛くないですか?
年齢的にも体型的にもこれを再現するのは難しいですが、この繊細な雰囲気は参考にしたい。
アニエス・ベーのスナップカーディガンの秀逸なところは、ボタンの開け閉めによって襟元の開き加減や着こなしを自分好みにアレンジできるところ。他のカーディガンは閉じた場所によってはボタンに生地が引っ張られてかわいそうな状態になりがちなのに、スナップカーディガンはそのような状態にならない。ボタンを開けた場合もスナップだと両側に金属がついているので視覚的にも華やかに見せる効果があるなど良く出来ていると思います。
下にリボン付きブラウスを合わせて途中までボタンを外し、そこからリボンを出してみても可愛い感じになりますね。
ここらで私のカーディガン探しの旅はいい加減終わってもいいはずなのですが、Le petitも気になってしまいました。定番Pressionを一回り小さくしたバージョンと言いましょうか。
「もし大人が子供向けのカーディガンを着たら?」と言うコンセプトで作られたものだそうです。
定番より肩幅も着丈も袖丈も短いLe Petit。定番がややモサっとした印象になって少し不満だったので、これなら私のモヤモヤを解消してくれるかも知れない。(我ながら呆れる)これまで黒ばっかり買ってたのでネイビーを選んでみました。で、これも大正解!ネイビーが顔周りを明るくしてくれ、生地も定番より薄めだったのでスッキリ着ることができました。これだとダウンの下に着てもモコっとならないし、定番と同じように裏起毛なのでそこそこあったかい。これも「痒い所に手が届く」ものでありました。
と言うわけで後半から「黒いカーディガンに取り憑かれた女」というより「アニエス・べーに取り憑かれた女」になってしまいましたが、ようやく私のカーディガン欲が満たされました。ああ、それにしても散財しちゃったな…。
]]>
フランスで愛されてる Cabaïa
http://marikzio.exblog.jp/32824841/
2023-01-29T14:24:00+09:00
2023-01-29T14:28:45+09:00
2023-01-29T14:24:55+09:00
marikzio
n'importe quio!
ひっそりと呟きのように続けているささやかなブログですが、ビジターの皆様、今年もよろしくお願いいたします。
初投稿は珍しく物欲系です。
フランスで何店舗も展開されている「Cabaïa」というブランド。
これを昨年秋、BUYMAで「パリジェンヌ、パリジャンの2人に1人は持ってるCabaïaのバックパック」と紹介されているのを見て思わずポチちゃったんですよねー。いくつになってもこのフレーズに弱い。いい年こいても「フランスで、パリで」というワードに惑わされてしまう。もう良い加減に卒業したい。
そう言えば、Longchampのル・プリアージュも「パリを歩けばプリアージュ持ってる子で必ず出くわす」という触れ込みで日本でも人気ですよね。まぁ、お値段お手頃で軽くて持ちやすいというのもありますが。ええ、私も持っていますよ。ピカチュウコラボバージョンまで持ってます。
とにかく、Cabaïaは現時点で日本には上陸していないようなのでちょっとレビューしてみたいと思います。
Cabaïaは機能的なデザインとサスティナブルでエコな素材、豊富なカラーバリエと素材でフランスでブームとなっているバックのブランド。バックパックと旅行鞄がメインのようでその他にはポーチとかペンケースとか。
私が購入したのはこのモデル。バックパックはSMLと3つのサイズが展開されていて私が購入したのはSサイズです。
このCabaïaの面白いところはバックを1つ買うと、全面のポケット部分のポーチが2つついて来て、気分に合わせて付け替えることができるのです。私は替えのポーチはできたら花柄とかもっと可愛らしいものが良かったのですが、この組み合わせで買うしかなかったんだよなー。
でも、現地の店舗ではこの替えのポーチも別売りでたくさん並んでいるので好きなものを選べます。なんとサイド用のポーチもあります。しかしサイドにまでポケットをつけるのはあまりカッコ良くないし、収納があまり多いとどこに入れたかわからなくなりそうです。
私は予備のポーチにはモバイルバッテリーや充電器を入れて使ってます。
中の裏地もポップで可愛い。iPadや小さめのラップトップが収納できるようにもなってます。クッション仕様になっているのでケースなしでも大丈夫。私の購入したSサイズでもiPad Airや身の回り品は収納できます。私は語学のレッスンの教材を入れたり、カフェでiPadを持っていくと言う目的で1番コンパクトなサイズにしました。
内側の底面にはこんなメッセージが。「T ‘AS D’BONS GOUTS, TU SAIS?」「YOU KNOW,YOU HAVE GOOD TASTE!」フランス語と英語で「あなた趣味が良いよね?わかってる?」みたいなことを言ってます。
使い心地はどうかと言うと、ちょっと生地も硬めで数年愛用しているmarimekkoのメトロの方がはるかに使いやすいかな?と言う印象。marimekkoのバックパックも何年使い倒してもヘタレないという優れモノです。もっと何度も使っているうちにこなれてくるのかな?それともMサイズだったらもうちょっと使いやすかったのかな?でも大きめのバックパックは苦手なんですよね。
]]>
「不幸くんはキスするしかない」+「高良くんと天城くん」
http://marikzio.exblog.jp/32698092/
2022-12-29T17:46:00+09:00
2022-12-29T18:06:40+09:00
2022-12-29T17:46:22+09:00
marikzio
Television
『不幸くんはキスするしかない』
通称「ふこキス」。主人公、福原幸多はそのおめでたいネーミングとは裏腹に行く先々であり得ないようなハプニングに遭遇するという不幸呼び寄せ体質の大学生。3年生になり同じゼミになった篠宮直哉が超絶イケメンな上に常にラッキーなことが起こる幸運体質であることを知ります。そして篠宮と行動を共にすることで自分の不幸体質が相殺されることに気づいた福原はこの特性を利用してやる〜とばかりに篠宮に近づくことに。
「付き合って欲しいなぁ〜って。(友達として)」と申し出た福原に篠宮はいきなりキスを…。「恋人ならキスぐらいするだろ?」そんな意味じゃなかったのに〜。でも事故だらけの不幸ライフから抜け出すには恋人のフリをするしかないのか?果たして福原の運命は…?
BLが苦手な人でも一風変わったラブコメとして楽しめます。
主演の曽田陵介さん、佐藤友佑さん(lOlーエル・オー・エル)が2人ともキュートで癒されました。特に曽田さんはBL作品と相性が良いのか?それ関連の作品の参加が続いていますね。
劇中ではオネェ系YouTuber、2すとりーとのゆうきさんが占い師キラリ様役でカメオ出演しているのも制作者側のこだわりを感じます。
あと子役出身の松田洋治さんが大学教授の役で出演されているのも驚きました。ジブリ作品に声優として活躍もしていましたが、今やすっかりベテラン俳優ですね。永遠の少年といいますか年齢不詳なイメージでしたが味のある大学教員役をこなされていました。
『高良くんと天城くん』
主演はジャニーズJr.の佐藤新(IMPACTors)と織山尚大(少年忍者)。クラスの1番目立つグループに属する高良と目立つタイプじゃないけど明るくて可愛い天城が隠れてお付き合いするというDKもの。原作も子どもっぽいお話だし、どうせジャニ系じゃたいしたことはせんだろう(笑)、どうなんかな〜と思ってましたが、1つだけ期待してみたいことが。監督が「ふこキス」を手がけた吉野主氏なんですね。「ふこキス」では演出が繊細で男の子を可愛く撮るのが上手い人だなとお見受けしましたが、この「高良くん〜」でも私、まんまとハマってしまいました。吉野マジック、怖るべしです。正直「ふこキス」よりBL度高く、意外と攻めた内容でした。全体的にほのぼのしてるので油断してるといきなりとんでもないストロークが来るというか。この監督さん男性なんですがBLと言うものをわかってますね。「魅せ方」を心得ているというか。
主演の佐藤くんと織山くんはジャニーズ入所の同期だそうです。佐藤くんの役は感情をほとんど表に出さない棒読み口調な子、織山くんの役柄はやたらテンション高めなキャラで戸惑うこともあったようですが、2人で何度も話し合ってどのタイミングでお互いの体に触れるか検討したりしたそうです。本ドラマのED主題歌を担当するのはジャニーズの大先輩、中山優馬さん。「あの優馬さんが僕たちの為に」と嬉しそうでした。
MVでは織山くん含む少年忍者のメンバーがバックダンサーとして参加しています。途中で一瞬ふらっと姿を現すのが織山くん。ドラマの中ではゆるふわだった彼がガラリと空気感を変えてキレッキレにパフォーマンスしてます。見事、別人物に成り変わってますね。
しかしジャニーズと言えば、滝沢氏の退所ニュースはショッキングでしたね。ジャニーさん亡き後の新たな舵取り役としていい線いってると思ってたんですが。主要グループのメンバー脱退などこの老舗大型芸能事務所が揺らいでいるのは心配ですね。佐藤新くんは特にタッキーが推していた人材でIMPACTorsのメインボーカルでもあるしドラマなど露出も増えていたんですが先日、IMPACTorsもジャニ退所したっていうじゃないですか!これからどーなってしまうのでしょ?
「高良くんと天城くん」、素敵なドラマだっただけに今後もこの2人には何とか頑張って欲しい。
と言うわけで、今年最後のブログをここで締めたいと思います。
遊びに来てくださった皆様、良いお年を!来年もゆる〜く、つらつらと書いて行きたいと思います。よろしかったらお付き合いくださいませ。
]]>
「美しい彼」
http://marikzio.exblog.jp/32696906/
2022-12-29T14:21:00+09:00
2023-01-07T06:17:32+09:00
2022-12-29T14:21:41+09:00
marikzio
Television
2019年末にオンエアされかなり反響があったようですね。映画版も制作され2023年4月に公開予定となっています。このドラマ版もつい最近BSで再放送されていますし、なんと劇場公開用に再編集された『美しい彼〜special edit version〜』も3月に控えているとか。映画版公開に向けて大々的なプロモーションが展開されていますね。
「美しい彼」ってタイトルがいかにもベタで安直だな〜と思ったものの、自分がこれまで観た実写BLドラマの中ではこれがダントツだなと思います。映像も美しいし、ストーリーも続きが気になる展開だったし、役者さん達の演技も繊細で、よくぞここまで!という素晴らしい出来栄でした。
主人公の高校生、平良一成は幼い頃から吃音症を抱えコミュニケーションに問題を抱えている少年。他人と意思疎通がうまく図れない為、学校生活ではいつも一人ぼっち。クラス内のヒエラルキーのピラミッドの中では自分は最下層に位置すると決めつけ、できるだけ自分の影を消して透明な存在として生き続けることに努めていました。そんな彼の唯一の趣味は写真。と、いうより両親が平良の重度の吃音症を心配して一眼レフのカメラを買い与えただけで平良はカメラに収めたいと思うほどの美しい物や人物に出会ったことはありません。ただカメラのファインダーを通して物を見ると自分とこの辛い世界から切り離されたような気がして心が落ち着く。そういうわけで彼はお守りのようにいつもカメラを持ち歩いていました。
そんな平良に人生を大きく揺るがすような事件が。
高校3年の新学期を迎えた日、彼は同じクラスになった清居奏に目が離せなくなってしまいました。その姿のあまりの美しさ、近寄りがたくて冷淡な雰囲気に激しく心を動かされるのです。今まで経験したことがなかった慟哭。
一方、清居は自己紹介の場面で激しく吃りまくっている平良を一目見て「価値なし」のジャッジを下します。しかも伸びすぎの前髪の間からいつも自分を凝視してくる目が気持ち悪い。ふと、この平良をパシリとして使ってやろうと思いつき、「おい、そこのお前」と彼に声をかけます。その日から平良は清居と彼のグループの従順なスレイブに。
透明な存在から清居とその仲間達の奴隷というポジションになった平良。例えどんな形であれピラミッドの最下層の平良が一軍の王者清居と繋がるのは彼にとっては奇跡のようなもの。これまでは学校に行かなくて済む夏休みが平良にとっては安息でしたが、清居と会えなくなる長期の休みが辛いとさえ思えてしまう。
清居御一行様が平良の家に押しかけ良い様に利用されているだけとわかっていても、あの清居が自分の家に来て、自分の寝室に入って来たという喜びの方が勝ってしまう。
側から見ると「うわぁ、痛々しくて見てられない」と目を覆いたくなりますが、平良にとっては幸せの絶頂で昇天しそうな勢いなのです。
「お前、いつも俺のこと見てるよな?何故なんだ?」
清居の問いに「きっ、清居くんが綺麗だから…」と平良は答える。
「は?お前、男が好きなのか?」
「他の男にも女にも綺麗だと思ったことはない。清居だけが特別なんだ」
「お前、キモ…」
平良はコミュ力が低いので適当な言い訳で取り繕うことが出来なかったのかも知れません。それと、平良は清居とどうこうなりたいとか1ミリも思ってないので普通の人だったら恥ずかしくて口に出来ないようなことも言えたのかも知れません。信者が崇め奉る神に対して「愛しています」と言うのと同じ。尼僧のように清居を、ただただ崇めていたい。その一種独特とも言える平良のスタイルが清居を苦しめることになっているとは彼は知る由もありませんでした。清居を一心に見つめる盲信的な平良の視線は彼らの間に回路を作ってしまいました。他者が決して入り込むことが出来ない2人だけが繋がるパイプ。しかし平良は自分がしたことが何を意味するか全く気づいていなかったのです。
幼少の頃からアイドルになることを夢見ていた清居。芸能人になるチャンスを掴んだ彼は高校卒業後、駆け出しの俳優として活動をスタートさせます。
一方、平良も大学に進学し新たな生活を迎えます。手が届くはずのない相手を思い続けることはさすがに辛かったので、清居との連絡網もキッパリと断ち、遠い存在として画面の向こうの彼を応援することにしました。(どこかで聞いたことある話だな)
大学生として新たなスタートを切った平良。ぼっちを極めていた彼の生活は一変することに。
写真サークルで一緒になった小山和希と一緒に過ごすことが多くなり、自分と似たような雰囲気のサークル部員達とも自然と溶け込むようになっていました。小山はいつも平良に寄り添い思いやりのある言葉をくれる。実は小山は平良に恋愛感情を抱いていました。高慢な清居とは大違いの、心優しい小山との関係を大切にしていかなくてはならないと感じた平良は「ベルトコンベアーに乗せられているような」気がしつつも小山との交際を考えかけていました。
だが何の因果か?
小山と一緒に観劇しに行ったカフェで清居が俳優として出演していたのです。突如目の前に現れた生清居は平良の心の中で山嵐を起こし、せっかく膨らみかけていた幸せの蕾を一瞬にしてもぎ取ってしまうのでした。必死に蓋をしていた平良の心が決壊し、もはや清居しか目に入らない。小山と付き合おうとしていた決意もどこへやら、誘蛾灯に引き込まれる虫のようにフラフラと劇場へ通い詰める平良。
しかし、この再会劇こそが清居が陰で仕組んでいたのだということを平良は知りませんでした。
主役の2人、平良役に萩原利久、清居役にFANTASTICS from EXILE TRIBEの八木勇征。
劇中で平良の写真を見た劇団員達が「目に力のある子だね。こういう子は本気出すと凄いことになるよ」と言ってましたが、萩原さん自身もそのようなポテンシャルを持っている人だと思います。言葉での不自由さを抱える人物が視線で多くの感情を描写すると言う演技が印象的でした。八木さんはいかにもLDHらしい華やかでオラオラな雰囲気が個人的には苦手ですが、清居奏という役は彼でないと成立しなかったと思います。2人ともぴったりな役を掴んだというよりは、役の方が2人を呼び寄せたという気がします。
しかし、私が「この子誰だろう?」と気になったのが小山役の高野洸さんです。
芸能界活動はかなり長く、歌手でありダンサーであり、2.5次元俳優として舞台にも立っている活動の幅が広い方のようです。歌もダンスも超絶巧い高野さんは小山くん役のほんわかさとはうって変わって纏う空気感がまるで別人なので、その振り幅の広さにびっくりさせられます。私、もはや推しでは?
原作での小山の設定は「小柄で小動物っぽい青年」ということだったので高野さんじゃちょっとカッコ良すぎではないかと思ったのですが、彼の笑うと人懐っこい笑顔も小動物的と言えなくもないし、彼が演じた優しくてフレンドリーでボディタッチが多いキャラというのはゲイの男性に結構多い典型的なものらしくて、その辺の特徴をよく研究されて演技している、とあるYouTuberさんがコメントされていました。
ドラマの中では思いやりがあって健気なキャラの小山ですが実はかなりの曲者で腹黒なのでは?という解釈もあります。だって、平良の心に「寒い日に差し出されたホットココアのように」すーっと入ってくるスキルを持ってるんですよ、小山くんは。そして「来週、僕の誕生日だからその日付き合ってよ」といとも自然に自分の領域に引き摺り込む巧みさ。清居でさえ平良との距離を縮められなくて苦しんでいたのに。(何度も清居がサインを送っているにもかかわらず、それをキャッチしようともしない鈍ちんの平良!)
拘りが強くて自閉的な平良でさえ「小山の気持ちに応えてやらないと」という気持ちにさせられてしまう。私だってそう思った。「平良、小山とくっついてしまえ」そう思った視聴者は少なくないはずである。原作者の凪良先生によると「小山は健気なだけでなく計算高くて腹黒いところもある」らしいので、腹黒キャラという解釈はあながち間違ってないようです。
写真の中で平良と一緒に笑っている小山に清居は「なんだこの地味な男は?平良の奴、俺とは音信普通になってるくせに、こいつとは付き合ってるんだ」と嫉妬の炎を燃やします。
それでも小山くんは優しくて思いやりのある子に違いない。平良は小山くんと相性がいいし、一緒になればきっと幸せになっていたと思うのですが、平良はやっぱり清居が良かったのでしょうね。そして何よりも、清居が、平良でなければダメだったのです。
それにしても、これまで紹介してきた「HERTSTOPPER」といい、「壁こじ」といい、この「美しい彼」といい、地味な子と華やかな側にいる子の組合わせというのがBLの定番設定なのでしょうか?チャーリーはまだポジティブでしたが、猫屋敷も平良も自己肯定感が極端に低くて目の前の幸せに気づけない。これって日本人独特の気質なのかしら?
]]>
https://www.excite.co.jp/
https://www.exblog.jp/
https://ssl2.excite.co.jp/