"Oh Calcuttá" とトットちゃん
トットちゃんこと黒柳徹子さんが、ご自身の著書『トットの欠落帖』の中で、オペラグラスにまつわるエピソードを語っておられます。
音楽学校の学生だった黒柳さんが母親にねだって買ってもらったオペラグラス。安いチケットでは遠目の席しか取れなかったため、オペラ鑑賞にはそれが必要だったわけです。真新しいオペラグラスを学校の友達に見せびらかすためそれを鞄に入れて出かけた日の朝、電車の中で何となくそれを取り出し景色なんかを眺めていると、3メートルくらい離れたところに狐の襟巻きをしたおばさんの姿を発見したのでした。それでついつい、狐が自分のしっぽを噛んでいるタイプの襟巻きが珍しくて、そのオペラグラスでじい〜っと見入ってしまい、そのおばさんに「何、見てんのよ!」と怒鳴られてしまったとか。

その「電車襟巻き事件」から何年経ったかはわかりませんが、NYのブロードウェイで「オー・カルカッタ!」というショーを観る機会に恵まれた黒柳さん。
これはオムニバス形式の5つのストーリーをミュージカル形式に仕立てたお芝居なのですが、出演している俳優・女優すべてがフルヌードになる、ということで公開時は大変な話題になったそうです。
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当時、この超人気演目はチケットを取るのも大変だったそうですが、とにかくトットちゃんはリアルタイムでご覧になることが出来たわけです。
「どうせ行くのなら、ちゃんと見た方がいい」と考えた黒柳さん。ちょうどいい具合にお友達が大きな双眼鏡を貸してくれました。
しかし、彼女の席は前から3番目。別に双眼鏡など必要ないぐらいの至近距離なのですが、何事にもしっかり見ておくのが好きな彼女はそれを持って行きました。
彼女曰く、振り付けが素晴らしく、男性はイタリア彫刻のようであり、女性は一歩間違うと大変なことになりそうなのをスレスレのところで芸術にして「人間の体って何て美しいのだろう!」と思わせる出来であったとか。そして、舞台の終わりの方で、彼女は双眼鏡を取り出しました。

その双眼鏡というのが、まるで東郷元帥が持ってるような大きいのだったけれど、とにかく、それで、男性を見てみた。あまり大きく、その部分が見えたので、はじめはびっくりしたけど、若い人もいれば中年の人もいるので、私は関心を持って見ていた。時々、その人が動くと、その部分しか見てないので、突然、何も見えなくなり、顔を上げても、いまの人が、どの人だったのか顔では分からない。また双眼鏡で、あっちこっち探して見る、という、はっきりいって、あまり品がいいとはいえないことを私はしていた。そんな時、ふと私が顔を上げると、舞台の俳優が、私を見ていた。目が合ってしまった。その若い男の俳優は、ちょっと笑った。そして、それから、自分の下のほうを、チラリと見た。

その日、彼女は、後でパーティがあるため、振り袖姿だったそうです。
和装というだけでもかなり目立ったと思うのですが、前から3列目で、しかも顔が隠れるぐらい大きな双眼鏡を覗いているというのはさぞかし異様な光景だったに違いない、と黒柳さんご自身は述べています。そして実際、NYの友人達の間で後々の語り草になったそうです。

この「オー・カルカッタ!」、10年以上前に日本でも来日公演がありました。
当時の日本はまだヘア解禁ではなかった為、出演者はなんと剃毛し、Tバックをはいてプレイしたことが大きな話題になってたような気がします...。
しかし、あのトットちゃんがその演目にまつわるこんな仰天エピソードをお持ちだったとは知りませんでした。

You Tube Oh Calcuttá

1972年作品、ということですが、音楽もダンスもなかなかイケてると思います。
70年代のカルチャーって、今見てもカッコいいものが多いですよね。

裸つながり、と言えば、一昨年のNY旅行の時に日程が合わなくて断念した「NAKED BOYS SINGING」
You Tube で検索したらいくつか出て来ました。
成人指定でありましたが、こんなのを現地で見なくて良かった、とつくづく思いました。まだまだ修行が足りない(?)自分には無理でしたわ。
とか何とか言いながら、ついつい目で追ってしまいましたけど。ハイ。
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by marikzio | 2008-05-07 23:53 | Other Music | Comments(5)
Commented by Rimbeau at 2008-05-08 05:32 x
marikzioさん、こんにちは!

まぁ!トットちゃんたら、またぶっ飛び行動を。。。
相変わらず、お茶目ですね☆

ところで最後のNakedなのですが、たぶん「ウルルン・・・」で
密着取材していた・・・かも。

最後に「あら、大変」な展開になるので、ド肝抜かれました。
私もまだまだ修行が足りんワ・・・。
Commented by Rimbeau at 2008-05-08 08:04 x
あ、なぜか先ほど食器洗ってて思い出したんですけど
「ウルルン・・・・」で密着していたのは「フル・モンティ」関連だったかも。
Commented by marikzio at 2008-05-08 16:56
Rimbeauさん、こんにつあ☆
そーなんです、お茶目なトットちゃん...。わざわざそんなモノに見入らなくても、と思いつつどこか微笑ましいのが彼女の魅力♪

ところで、その「ウルルン...」、誰が出演してたのですか?
ええっ、その出演者も最後の方でお脱ぎになるの?あらあらあらら~っ、大変だわっ。(「徹子の部屋」風)
Commented by Rimbeau at 2008-05-08 20:40 x
marikzioさん、こんにちは♪

「ウルルン」に出ていたのは俳優の勝村政信さんでした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%9D%E6%9D%91%E6%94%BF%E4%BF%A1

彼のお名前をすぐ忘れてしまうんですけど
「ウルルン」「フルモンティ」って調べたら
ブログでお書きになっている方がいて思い出しました。

最後ねぇ、ホントに脱いじゃってあらら~とトットもビツクリ!

でもね、一緒にパフォーマンスしたお兄さんたちや
街の人々ととっても仲良くなって毎度のこと涙涙なエンディングで
すごく微笑ましい内容でしたよ~。
Commented by marikzio at 2008-05-09 10:46
Rimbeauさん、情報ありがとうございます。
フルモンティに参加したのはラッパのマークの勝村さんだったのですね。
でも彼なら爽やかキャラで嫌みがなさそうですね。
その後で「徹子の部屋」に出演してトットちゃんにいろいろ突っ込まれて欲しかった。でも、「オー・カルカッタ」のことを思い出して、暴走しちゃったりして...。
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