Cathy Claret "Gypsy Flower"
「そう言えば、以前好きで聴いてたキャシー・クラレ、今どうしてるんだろう?」
先日、突然思い立ってググッてみたら彼女、最近新作を出したばっかりだったんですね。
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CATHY CLARET "GYPSY FLOWER"

彼女の公式サイトやMY SPACE で何曲か視聴はできるものの、HMVやアマゾンではまだ入手できないみたいです。スペインかどこかのネット通販では買えるらしいのですが、スペイン語は全くわからないので手を出すのは不安。ダメもとで 日本のiTunes storeを見てみたら、最新作がアップされておりました。ヽ(^0^)ノ

全編通して聴いてビックリ!
キャシーのアルバムは全部聴いたわけではないけれど、自分が知ってる中では一番の出来じゃないかと思うほど粒ぞろいで捨て曲がありません。
3枚目の"La chica del viento"(日本盤「エスペランザ」)から強くなっていたボサノヴァ色は相変わらずですが、いろんなジャンルの音楽性を随所に盛り込んでこの手の音楽にありがちな「お洒落だけど、どこから聴いても同じ曲」的平坦さはありません。
年齢不詳のウィスパー・ボイス、素朴で甘美なメロディー、哀愁を帯びたギターなど彼女のキャシー・クラレの音楽は「フレンチ・ボッサ」と形容されたりもするんですが、彼女の音楽を一番的確に表現する言葉は『ジプシー的サウンド』に尽きると思います。
南フランスに生まれるも父親とともに30箇所以上の地を放浪して育ったキャシー。彼女の歌声には「この人はどこから来てどこへ行くのだろう」というフワフワして現実離れした感じがあります。これでもかっ!というぐらい甘くて切ないメロディー、地中海の太陽を思わせるようなポカポカした歌声、というふうに形容すると耳触りがいいだけの子どもっぽい音楽と誤解されそうですが、彼女の奏でる音楽の水準は決して低くはありません。アルマンド兄弟らとともにフラメンコなど伝統的な音楽をポップスやロック、ジャズなどの現代的なものとブレンドさせて独自のスタイルは時に前衛的でワイルド。1999年には「スペインのベスト作詞家/作曲家賞にノミネートされています。今度のアルバムにはバラード調のもの、ソウル、ラップ風のボーカルが入っている楽曲もあります。また3stの"La chica del viento"の表題作を2007年ヴァージョンとしてセルフカバーもしてます。これ、前作の時もやってました。
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私が歌手、Cathy Claret の存在を知ったのはフランス映画『サム・サフィ』のテーマ曲に彼女の曲が使われていたのを聞いたのがきっかけです。あの映画の中ではキザイア・ジョーンズも特別出演していたのですが、自分が気になったのはスパニッシュ風味の旋律に乗せて歌うキャシーのウィスパー・ボイスでした。当時はインターネットなんてものはなかったので、彼女の情報もCDも手に入れることができずに終わったのですが、その数年後、青森県十和田市にあるレコード店で彼女の日本盤CDを偶然見つけることが出来ました。

b0069502_21573055.jpg"Soleil y locura"(1991)
「太陽と狂気」という意味だったような気がしますが邦題は「風に抱かれて」。
映画で聴いた曲は"Tango"。確かにタイトルそのままの曲でした。"Titulari"や"Bolloré"が大好きです。この頃は今ほどボッサ色が強くなく、可愛らしい曲が多かったと思います。
このアルバムは日本でも非常に人気があったようで、数年前、M...IN FRANCE さんで16,000円のプレミアがついていました。



b0069502_2274389.jpgCATHY CLARET(1989)
順序が逆になりますが、これは1st アルバム。日本盤をブックオフでゲットしました。
" Loli-Lolita"、自分の中では名曲です。
しかし、やはり2st の方が中身が濃い。次作へのステップのための作品という感じでしょうか。


b0069502_22151450.jpg"La chica del viento"(2000)
"Soleil y locura"からほぼ10年の空白を置いてリリースされた3stアルバム。
それまでの沈黙は何だったのでしょうか?結婚したり、出産したり、彼女にとって人生の大きな過渡期にあったのかも知れません。
日本盤のタイトルは『エスペランサ』。ボサノヴァが主体になって大人っぽくなってます。


その後、"Sussurando"(2003)、"Sambisarane"(2005)と比較的短いスパンでアルバムを発表してますが、自分は全然知りませんでした。
iTunes store からも買えるようになっていたので、"Gypsy Flower"をもう少し聴き込んでからダウンロードしたいと思っています。
キャシー・クラレは非常に日本人好みのアーチストだと思いますが、「日本では人気だけど本国では無名」というわけではなくスペインでの評価も高い。写真を見ると、それなりに年齢を重ねている感じになってますが、でも、やっぱり少女みたいに可憐でキュートですよね。
来日ライブなんてやってくれないかなぁ。ブルーノート東京なんかでやってくれると、なかなかいい感じなんじゃないかと思うんですけども。
MY SPACE にフレンドリクエストしたら、「Hello!Thank you for being my friend!!
Saludos,Cathy」とキャシー直々(?)のメールをもらいました。
このフレンドリーさ、やっぱり素敵!
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オフィシャルサイト

Cathy Claret en MY SPACE

ファンによる日本語ページ Cathy Claret JP

You Tube Somos libres - Cathy Claret
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by marikzio | 2007-09-26 21:50 | Other Music | Comments(4)
Commented by JUNKAPA at 2007-09-27 11:52 x
ご無沙汰してます。 懐かしいですね。忘れてました。
CATHY CLARET(1989)と"Soleil y locura"(1991)を
コレクションしてるはず。当時は微妙に可愛くて、ヘビーに聴いてたと
思います。その後出逢うことなく(当時良くあるパターン)、それ切りになってました。引っ張り出してみます。またmahさんに刺されちゃったかな?
その後にも突入してみます。いつもツボ情報有難うございます。

Commented by marikzio at 2007-09-27 23:43
JUNKAPAさん、こんばんは!
なんと、JUNKAPAさんもお気に入りだったのですね!
この記事にもあるとおり、キャシーは10年くらい活動を停止してた時期があったので忘れてた人もいると思います。
今は短いスパンでアルバム出してるので是非是非!

いきなり話題と関係ないですが、シトロエン・ライフは楽しんでますか?
私も今度、クルマ新調します。おそらく国産車になるでしょうけど。
Commented by ワンダー獅子狗 at 2007-09-28 00:05 x
marikzioさん、こんばんは☆
キャシー・クラレ、わたしも大好きです。
>この手の音楽にありがちな「お洒落だけど、どこから聴いても同じ曲」的平坦さはありません。
この表現に深く頷きました!やはり、キャシー自身も演奏家であり、作詞作曲も手がけていることが大きいのではないかなと思います♪歌わされているアーティストではなかなかここまで自分のスタイルを一貫できないですものね!10年のブランクがあっても、全く錆びついていないわけですから♪本物はやはり本物。長持ちするんです~(笑)。
Commented by marikzio at 2007-09-28 08:33
ワンダー獅子狗さん、おはようございます。

>やはり、キャシー自身も演奏家であり、作詞作曲も手がけていることが大きいのではないかなと思います♪歌わされているアーティストではなかなかここまで自分のスタイルを一貫できないですものね!

まさにその通りですよね。ちゃんと自分の世界というものを持ってるから、人に愛される歌を歌うことが出来るんですよね。
キャシーもまた生き様がかっこいい女性だと思います。おおらかで型にはまった価値観にとらわれないような感じがするんですけども。


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