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イスラエル脳内トリップ (その1)

「現在多忙」と言っておきながら、こんなことを書いているアタクシ。
今日から新カテゴリ、『いや〜ん、VACANCE』を設置することにしました。紀行文とは別に、旅に関する自分の思いやエピソードなんかを綴ってみたいと思います。過去ログでそれにあたるような記事や国内小旅行もこれにカテゴライズすることにしました。

さて、旅と言えば、最近の自分は無性にイスラエルが気になっております。
それと言うのも、NHK 「探検ロマン世界遺産」 9月23日放送の 『スペシャル 〜 エルサレム・34億人の聖徒』 を見て、この地に横たわる数々の世界遺産の神秘的なパワーにすっかり魅了されてしまったからなのです。
エルサレムはユダヤ教、キリスト教、そしてイスラム教という三つの宗教の聖地であることで有名ですね。なんで異教徒なのに、聖都が同じなのか?と言えば、それぞれの宗教で絶対的な者とされる存在(ユダヤ教の"ヤハウェ"、キリスト教の"神"、イスラム教の"アッラー")は実は同一のものであり、キリスト教やイスラム教はユダヤ教を起源としているからなんですね。
世界史の教科書にも登場する地名なので、漠然とした憧れみたいなものは抱いてたと思うんですが、放送を見てからと言うもの、私の心は、一気にググッとイスラエル(というかエルサレム)に吸い寄せられてしまったわけです。

参考ページ
NHK 「世界遺産の旅」
「エルサレム旧市街とその城壁」

『スペシャル 〜 エルサレム・34億人の聖徒』は再放送が決定。
放送日 11月23日(木)  総合10:10〜11:23


しかし、しかし、しかし。
イスラエルと言えば、真っ先に懸案されるのが治安、社会情勢。ついこないだも何やらゴタゴタしていましたよね。早速、 外務省ホームページ イスラエル で安全情報をチェックしてみたところ、ご覧のようにエルサレムは「航行の是非を検討してください」となっておりました。
イスラエル脳内トリップ (その1)_b0069502_205316100.jpg

「探検ロマン世界遺産」では、あれほど、わんさか観光客で溢れかえっているというのに。リアル世界で足を運ぶほどの度胸もないので、とりあえず仮想ヴァカンスをしてみることにしました。どうぞ、marikzioの妄想旅に最後までお付き合いくださいな。

日本からテルアビブ空港までの直行便はありません。なので、エール・フランスを使って、パリ経由で行くことにしました。
実は直行便しか利用したことないのですが、乗り継ぎで、自分の荷物がどっか行ってしまわないか心配。でも、イスラエルでの移動手段はほどんどがバスだったりするので、ゴロゴロスーツケースだと、かなり不便らしい。それとあまり大きい荷物は怪しまれることもあるので、ここは思い切って荷物削減。バックパッカー・デビューをキメることにしました。これなら、機内に持ち込むこともできるし、こうやって私はどんどん身軽な女になって行くのだろうか...。
テルアビブからエルサレムまで、バスで1時間30分。
やっぱり長時間フライト+時差ボケ攻撃は体にこたえる〜。それに無事にホテルまで辿りつけるんだろうか?エルサレムのタクシーは"ふっかけ"が多いと聞いてるし...。
しかし、何とか無事にホテルに到着、チェックインし、神の地エルサレムでの朝を迎える。

何故か、中近東女性のように、顔と肩を布で覆うスタイルのmarikzio。
まずは、オリーブ山に登って、エルサレムの街並みを一望よっ。
金色に輝くドームは神殿の上に建つ岩のドーム。イスラムの預言者ムハンマドが天使を従え、天馬に乗って昇天したと言われる伝説が残っています。
イスラエル脳内トリップ (その1)_b0069502_2054286.jpg

この岩のドームが建っている神殿はかつてはユダヤ教の神殿。バビロン捕囚より帰還した人が建てた神殿をヘロデ王が改修し、70年、ローマのティトス将軍によって崩壊されてしまいました。その時、部分的に残った外壁が"嘆きの壁"と呼ばれ、ユダヤ教徒にとって、最上級に神聖な場所。地元のユダヤ人はもちろん、世界中のユダヤ教徒が巡礼にやってきて、壁の前で祈りを捧げます。
marikzioも嘆きの壁でこんなふうに嘆いてみたいです。
イスラエル脳内トリップ (その1)_b0069502_2192992.jpg


ヴィア・ドロローサ。イエス・キリストが十字架を背負って歩いた悲しみの道。
自らを「神の子」と称し、数々の奇跡を起こした青年は、次第に民衆の心を捉えて行きますが、その力を脅威と感じた者たちによって、結果的に死刑を宣告されてしまいます。十字架を背負ってゴルゴタの丘へと向かって歩いて行った道がヴィア・ドロローサ。そこは旧市街で世界遺産にも登録されています。
丘へと続く道ということで、建物のない寂しい道だとイメージしていたのですが、当時も今も繁華街、というのが意外でした。イエスが処刑・復活・昇天したゴルゴタの丘があったとされる場所には聖墳墓教会があって、"悲しみの道"はそこに辿り着くのです。
聖墳墓教会はユダヤ教徒の嘆きの壁と同等にキリスト者にとって神聖な場所。毎週金曜日にはフランシスコ会の修道士が十字架を担ぎながら行進するのだそうです。
ヴィア・ドロローサはピラトの官邸から始まり、聖墳墓教会まで14のステーション(留)があります。それぞれのステーションにイエスの身に起こったエピソードがあって、観光客がガイドブック片手にそれを辿って行くのは至難の技らしいです。
で、この旧市街には"自称ガイド"なる者たちがいて、キョロキョロしている観光客とあらば駆け寄ってくるらしいです。中には親切なガイドさんもいるけれど、やたら高い料金の割にお粗末な案内だったりする、いかにも観光客相手に荒稼ぎしてやろう、っていう輩もいるらしいから要注意。しかも、押しが強くてしつこいのなんの。
旅行会社のツアーに参加するのが得策なんでしょうけれど、ここはひとつ、武士の情け、ってことでだまされたつもりでお願いして見るのも、また一興なのかもしれない。

そんなこんなで、ついに聖墳墓教会に到着。
長くなったので、今日はこのへんで。
イスラエル脳内トリップ (その1)_b0069502_2245176.jpg


画像元 シオンとの架け橋 -イスラエル情報サイト
※ 画像はフリーで「ご自由にお使いください」と明記されていたので、使わせて頂きました。

参考文献  地球の歩き方 イスラエル

(その2) へつづく
Commented at 2006-11-09 09:54 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Rimbeau at 2006-11-09 19:29 x
私もこの番組チラリと見て、面白そうだったけど
少し難しかったから後日ゆっくり見ようかと
ビデオを撮ったのだけれど、まだ見てませんわ。

再放送をするのだったら、すべてビデオに撮り&TV画面に
かぶりつこうかな!
でもホントのとこ、イスラエルよりエジプトの方が
惹かれるんだけども。。。

あんなセックスィ~な格好で嘆かれたら神もタジタジですね♪
(その前に捕まっちゃうよ・・・)

いずれにしろエジプトもイスラエルも当分の間
「渡航の延期をオススメ」されそう・・・。

こうなったら、ブッシュにF**k them all よん!
(でももうすぐ崩壊???)
Commented by marikzio at 2006-11-09 20:43
>鍵コメのもあさん
ご指摘ありがとうございます。ガイドブックをよく見たら、"ゴルゴタ"でした。

Rimbeauさん
そうなんですよ、実は私も途中で混乱してついていけなくなってました。なので、自分も再放送をチェックして、もう一度見たいと思います。

偏見を持ちたくはないけれど、中近東圏の国は行くのに勇気要りますね。文化的にも歴史的にも魅力たっぷりなのに。
大統領が変わったら、向こうの情勢はどんなふうになるんでしょうね。
by marikzio | 2006-11-08 17:28 | いや〜ん、VACANCE | Comments(3)

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