混み女?
2005年 12月 27日
お店に着くと、駐車場はガラガラ、店内もお客さんが二人ぐらいしかなく、従業員さんたちも手持ち無沙汰の様子です。
その美容院は私が行くと、いっつも混んでいて、昼過ぎに行ったのに、終わる頃はいつも外が薄暗くなっている、というのがお約束のパターン。担当の方も、いつもハガキに「この間はお待たせしてすみません。」というようなメッセージを書いてくるぐらいです。
しかし、今日は違う。
今日はイヴの翌日のクリスマスだから、美容院なんかに行ってる人はあまりいないのかも知れません。ラッキー♪(古っ)、今日こそは早く終わるゾ、と思いつつ、シャンプー台の方へ案内される私...。
の、はずが、いつの間にか店内が賑やかになっていました。
美容師さんたちも忙しそうに立ち回っている中、私はいつものように、頭にヘナ(植物性の染料。ふつう毛染めは髪や頭皮にダメージを与えますが、インド産の薬草から抽出したヘナはトリートメント効果があり、使う毎に髪が丈夫になっていく、と説明されている)をベチャッとつけたまま、1時間ぐらい放置プレイ...。
担当の美容師さんがやって来て、「すみません。また遅くなってしまって。marikzioさんが来ると、いつも、次々とお客さんがやってきて、結局、お待たせすることになってしまうんですよね。」
「え?そうなんですか。確かに私が来た時は空いてましたよね。」
「そうなんですよ。そういう人っているんですよね。”この人”がやって来ると、急に忙しくなったり、逆に来るとパタ!と客足が途絶える人もいたり...。どうですか?ご自分でも他の所でそう感じたことないですか?『自分が来ると人が混んでくるな』とか。いつも、いつもお客さんをいっぱい連れてきて下さってありがとうございます!」
よくよく考えて見ると、この美容院に来た時に「おっ、今日は空いてる。この前より早く帰れるわ。」と思ったことが何度かありました。でも、結局、自分が終わる頃は夕方になってしまっていたような気がする。
「う~ん、どうだろう?あ、ひょっとして、時間帯にもよるんじゃないですか?」
「それも、あるかもね。」
それから更に1時間。
時計は5時近くを指しており、今や客足も落ち着いていました。
他のレストランやショップで、自分が行くといつも待たされる、とあまり感じたことはないのですが、少なくともこのサロンにとっては私は”混み女”のようです。
帰りの際、次の予約を入れましたが、土曜日の午後2時なので、また混むことになるでしょう。