KATE BUSH "Aerial"
2005年 12月 04日
それから、1ヶ月くらいたってから、このレビューを書いてたりしてるのですが...。
本作はオリジナル・スタジオ盤ながら2枚組、という大作。日本国内盤は先行発売だったのですが、邦盤は高いので輸入盤を買いました。
17歳の少女の頃から、独創性の高い音楽を創り続けてきた彼女、結婚・出産を経験している間に12年間の時間が流れてしまったわけですが、本作はやや落ち着いた感じがしました。
かと言って、かつての華やかさが失われてしまったわけではなく、相変わらず少々エキセントリックで魅惑的なブッシュ・ワールドは健在です。
アイリッシュ風味の旋律は私好みだし、時々裏返るブッシュの歌唱、「これは結構手間がかかってるな〜」と思わせる音環境、やはり何度も聴きたくなってしまう魅力があります。
CD2枚と言っても、一枚一枚がなんかアッと言う間に終ってしまう、という感じで、ボリューム過多にならない感じが中ダレしなくてちょうどいいくらいです。
大大大傑作!!!というほどではないけれど、初めて聴く者には新鮮、昔から彼女を知るファンにとっても十分満足のいく出来映えじゃないでしょうか。
ブックレットに愛息らしい男の子の写真があります。かわいい。
目元とか笑った感じがケイトにそっくりです。本作でもちょこっと顔(声)を出して、親子共演してます。
PVではプレスリーのステージ衣装らしい白い服が空中を飛び、雪の降る山中まで旅をする、という奇抜なもの。
そのヴィデオ・クリップ、期間限定で11月30日まで、ということだったのですが、今日、私は見ることができました。興味のある方は今すぐにでも行って見てくださいな。
PVが見れるページ TOSHIBA EMI INTERNATIONAL 「KATE BUSH特集」
画像元 公式サイト Kate Bush -Aerial
そういえばRoger Watersの新譜(オペラ作品らしい)も出ているのですが、注文するの忘れました。次のまとめ買いのときに買おう。
私は話題になっているRENATO ZEROもちょっと気になるけれど、最近CD買いすぎなので、もうしばらく時間を置こうと思います。