ふぇぐえん
2005年 02月 24日
その○○商店に行くと、おばあさんが出てきました。そのおばあさんの特徴とかは忘れてしまいましたが、"ほっかむり''をした、津軽の典型的なお婆さんだったと思います。
「永谷園のお茶漬けください。」
無愛想なおばあさんはおもむろにお茶漬けを私に指し出します。
「いくらですか?」お茶漬けなんて自分で買うこともなかったので、値段がわからなかったのです。
するとそのおばあさんは答えました。「ふぇぐえん」
当時小学生だった弟の話によると、そのおばあさんは子どもたちに「ふぇぐえんババ」と呼ばれていたそうです。
そして、小学生たちが部活を終えて立ち寄っていた、その○○商店は「ふぇぐえんババの店」で通っていたそうです。
もう遠い昔のことになってしまったお話。(汗)
あの"ふぇぐえんババ''はもう他界してしまったのでしょうか?それとも、まだ達者でいるのでしょうか?
時々、ふっと思い出しては吹き出したり、ノスタルジックな気分になるエピソードなのです。
ふぇぐえん。フランス語っぽい感じもします。
ふぇぐえんは100円。200円なら「にふぇぐえん」、500円なら「ごふぇぐえん」と発音していたのではないでしょうか?
何でも100円で売ってたということはないと思いますよ。ま、当時の子どもの買い物ならほとんど100円で済んでしまってたのではないでしょうか。
そう言えば幼い頃は駄菓子やとか、文具屋に入るととてもわくわくしました。今はそのお店はなくなってしまいましたけどね。