Le Best Of Helene Segara
2005年 01月 02日
彼女は今までに"Coeur De Verre''(1996)、 "Au Nom D'une Femme''(2000)、"Humaine''(2003)、そしてオリンピア劇場でのライブ盤、"Live A L'olympia''(2001)をリリースしています。今回のベスト盤は未発表の3曲を含む全18曲収録。
私は前にも紹介した"Humaine''しか持っていなかったので、今回のベスト盤"Le Best Of Helene Segara''はエレーヌの過去の曲にもとてもいい物があるということを知る機会となりました。
"Humaine''はオーケストレーションがとても豪華で聴き応えがあるのですが、濃過ぎて何度も繰り返し聴くにはちょっとつらい部分も正直ありました。しかし本作はベスト盤とあってどの曲も粒ぞろいで聴きやすく、全体的によくまとまっていると思います。
特に印象に残ったのは"Vivo Per Lei''。これはBocelli Andreaというテノール歌手?とのデュエットで歌っているのですが、Andreaの美しい声にエレーヌは全然ひけをとりません。とても壮大でドラマチックな楽曲に仕上がっています。これはデビュー・アルバム"Coeur De Verre''から。この他にも"Vivre''(『ノートルダム・ド・パリ』のテーマ。彼女はこのミュージカルに出演していました。)、"Loin Du Froid De Decembre''(映画『アナスタシア』のテーマ)などがあり、彼女にとってこの1stアルバムはとても意義のある作品であったことがうかがえます。他の収録曲にも好きだ、と思えるものがありました。
"Humaine''からは私の好きな"On Ne Dit Pas''、そしてイタリアのスター、ラウラ・パウジー二とデュエットした"On N'Oublie Jamais Rien''も収録。
もちろんブックレットの写真も美しい。私のようなエレーヌ初心者にとって、ツボを得た1枚だと思います。
そして「Vivo per lei」ですが、この曲の作者のひとりがまもなくイタリア・フェスティヴァルで来日するGatto Panceriなのよん。ちなみに曲自体のオリジナルはORO(Onde Radio Ovest)というグループのものです。
申し遅れましたが、おかえりなさい。そして今年もよろしくお願いいたします。