さて、新年の幕開けを飾る初記事はNajoua Belyzelが登場。 "Entre deux mondes"(2006)から昨年の11月、3年ぶりにリリースされた新作"Au Féminin"についてレビューしたいと思います。
"Au Féminin" 1. La Bienvenue (Radio) 2. Ma Vie N'est Pas La Tienne 3. La Treve De L'Amour 4. Ma Sainte-NiTouche 5. Quand revient l'été 6. Jeremie 7. Née De L'Amour (Acte 2) 8. M (Hey Hey Hey) 9. Denis 10. Combien De Fois 11. Viola (Duo Avec Marc Lavoine)
12. Quand Revient L' Été (Intermezzo) 13. L'Ame Exilée 14. Au Féminin 15. Fille D'Orient Ou D'Occident 16. Tout Va Bien 17. Viola (Najoua Belyzel Solo) 18. Combien De Fois (Acoustique) 19. Viens Viens
ナジュアの音楽の特徴と言えば、何と言っても80年代回顧的な打ち込み系サウンドと拳の効いた抜群の歌唱力。この声が1度聞いたら耳から離れない粘り気のあるボーカルで日本の演歌歌手に通じるものがあるといいましょうか。まさにナジュア節健在。 今回は Marc Lavoineとのデュエット"Viola"やMarie Laforêtの曲"Viens Viens"をカバーして、内容に幅が出ています。 とは言うものの、前作同様にダンス・ミュージックが中心。アイドルのようなポップでドラマチックなチューンが1曲目から延々と炸裂してます。彼女の曲って、特に何ということもないのに、時々無性に聴きたくなるんですよね。どこか懐かしくて胸がキュンとするメロディーと微妙な格好良さ。彼女のビジュアルも天使ルックだったり妖精風だったり、どこか幻想めいたイメージをコンセプトにしているようで、Ysa Ferrer同様、ゲイ層の支持が高いことでも有名。 私はトラック2の "Ma Vie N'est Pas La Tienne"(私の人生はあなたのものじゃない)が特にカッコよくて好きです。骨太なベースサウンドがカイリー・ミノーグを思わせるようにクール。先行シングル(?)になった" Quand revient l'été"なんて、日本人のツボをぐっと押さえるぐらいとってもラブリー(笑)。 前半まではノリノリで突っ走って行きますが、中盤からややバラードっぽく様相が変わります。アコースティックだったり、民族風だったり、彼女は力のある歌い手なので、実はどんなジャンルの曲でもそつなく歌えるのではないかと思います。"Viens Viens"を聴いた時は、これまでのイメージを大きく覆すようなバラードで驚いたのですが、これカバー曲なんですよね。新境地開拓の予感?
"Au Féminin"から、ビデオクリップが2本出ていますので、それをご覧頂きましょう♪
Najoua Belyzelは1981年、12月15日生まれの28歳。フランス、ナンシー出身。 モロッコ人の父とエジプト人の母を両親に持つ美貌の混血児。姉3人、兄が2人という大家族。 曲を書き始めたのは14歳の時。ナンシー大学で法学を学んでいましたが、音楽活動のためパリへ。 2005年、ファースト・シングル"Gabriel"が本国でスマッシュヒット。彼女の歌のテーマは同性愛に触れるものがあるとされ、Mylene Farmerと比較されることも多いです。 ビデオクリップ Gabriel を見れば納得?全体の雰囲気が Je Te Rends Ton Amour に似てるし、ちょっとおゲイなテイスト。 ファン層としては、ミレーヌ・ファルメール、ロベール、そしてイザ・フェレーのそれと被ります。 それでも、やはりNajouaはNajoua。音楽やビデオクリップに彼女独特の美意識と世界観が広がって、決して似非ではない確固とした存在感を持っていると思います。 彼女の最大の魅力はエキゾチックな容姿と親しみやすい音楽で、浮き世離れした世界を体現しているところでしょうか。 西洋でも亜細亜でもない"血の濃さ"を感じます。